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『小林エリコ(文芸・小説、実用)』の電子書籍一覧

1 ~8件目/全8件

  • はるな檸檬氏、感涙! 最初の自殺未遂から30年。誰よりも人付き合いが苦手だったあの頃。
    「大丈夫?」「大丈夫だよ」 湿った暖かい手を握り、私たちはそっと歩き出す。

    「孤独だったんですね」
    その言葉を耳にして、私は喉の奥に何かが詰まり、次の言葉をつなげなくなった。自分が孤独だということは薄々感じていたけれど、それを認めたくなかったのだ――
    いじめに遭っていた子供の頃、ペットのインコが友達だった。初めてできた恋人には、酷い扱いを受けた。たくさんの傷を負い、何度も死のうとしたけれど、死ねなかった。そんな私をここまで生かし続けたものは何だったのか。この世界には、まだ光り輝く何かが眠っているのかもしれない。そう思えた時、一歩ずつ歩き出すことができたのだ。
    どん底を味わった著者が、人生で出会った人たちとの交流を見つめなおし、再生していく過程を描いた渾身のエッセイ。
    「人生はクソだ。それでも生きてさえいれば、いつか必ず美しいものに巡り合う。そういうふうに、できている」――はるな檸檬氏
  • 機能不全家族、貧困、精神疾患、自殺未遂など、
    いくつもの困難を生き抜いてきた彼女が、
    フェミニズムにたどり着くまで。

    殴る父と耐える母、ハラスメントの横行、エロ情報の氾濫、あからさまな賃金格差、性犯罪におびえなければならない日常……。かつて1ミリも疑ったことがなかった「男女平等」は、すべてまちがいだったのか? もう黙ることはしない。体当たりでつかんだフェミニズムの物語。

    小林エリコさんは団塊ジュニア世代。団塊世代の私たちが育てた子どもだ。女の子からここまで自尊心を奪い、男の子がここまで自己チューにふるまう社会を私たちは再生産してしまったのか。でも、これは高い授業料を払ったけれど、「もう黙らない」ことを学んだ女性の闘いの記録。
    ──上野千鶴子

    俺たち男こそ耳を傾けるべきだ。ジェンダー格差と自己責任論が作り出した、この地獄に加担しないためにも。
    ──清田隆之

    「私は世の中が男女平等だと1ミリも疑っていなかった。しかし、それは全て間違いであり、それに気がつくのに私はとても時間がかかった。男女が平等でないと教えてくれたのはフェミニズムだった。フェミニズムを知った時の衝撃を例えるなら雷に打たれたような感覚とでも言えばいいだろうか。男女は平等でないというパラダイムシフトは私の中の壁を瓦解させた」(「はじめに」より)

    【目次】
    はじめに
    第一部
    1 父は王様、母は従順な家来
    2 脂肪よりも筋肉が欲しい
    3 母のようにはならない
    4 この国の男たちは狂っているのかもしれない
    5 平坦な地獄が待っているだけ
    6 彼らはなにもしてくれない
    7 男より弱いものになるということ
    8 この理不尽な怒りをどうしたらいい
    9 ノラのように
    10 エロとパチスロのハイブリッドな漫画雑誌
    11 母の幸せは私の幸せじゃない
    12 自宅とデイケアを往復する日々
    第二部
    13 寂しいから一緒にいるだけ
    14 最低で最悪のカップル
    15 世界で一番情けない生き物
    16 あなたは生活保護がいいと思う
    17 ただ一人で暮らしているだけなのに
    18 そこにはフェミニズムがあった
    エピローグ
  • 私は十代の頃から結婚なんてするもんかと思っていた。
    年中「誰のおかげで飯が食えると思ってるんだ」と怒鳴り散らす父と暮らしていると、
    結婚に対しての夢というものがなくなる。
    王子様と結婚したシンデレラだって本当に幸せだったかどうか怪しい。
    お世継ぎを産めと言われたり、王子が浮気をしたりしたのではないか。
    ――本文より

    酔って暴れる父、それを止めない母、父を学習して「私」を殴る兄…
    機能不全の家族なのに、愛着がないわけでもない。
    あんな父でも、会いたい。

    でも、共に生きていく人を家族と呼ぶならば、これからは一緒に生きていく人を自分で決める。
    そう決めた著者による、「家族」の枠組みを考え直すための胸をえぐられるようなエッセイ。
  • 世界中の誰もかれもが私のことを嫌っているみたいだ。

    クラスメイトからのいじめ、親との衝突、諦めた夢。
    満たされないまま大人になった「かつての十代」へ。
    『この地獄を生きるのだ』著者が綴る仄暗い青春の記憶。

    「学校はなんてつまらない場所なのだろう」。
    田舎の閉塞的な学校でいじめられている「私」に差した小さな光、それは絵を描くことだった。
    しかし、世界は「私」を受け入れてくれなかった。
    やりたいことがあるのに、できない。なりたいものがあるのに、なれない。
    未来を絶たれて絶望した「私」はやがて学校という社会の外へと飛び出していくが――。

    十代は遥か遠くにあるのに、今起きていることのように胸が痛い。
    そのたびに、私の十代はまだ終わっていないのだと自覚する。
    私の心と体は生きながら十代に埋葬されている。
    目を閉じれば私をあざ笑う同級生の姿が目に浮かぶ。
    全く幸せじゃない時代、あの時代に私は復讐がしたい。
    あの時代を乗り越えないと私はどうやっても大人になれない。(「はじめに」より)


    【目次】
    はじめに

    《第一部》
    一人ぼっちの世界
    学校という社会
    崩壊
    解離
    ジャニスの歌
    高校入学
    死にたい気持ち
    「ちゃんとできてるかな。役に立ってるかな」 
    なりたいものがあるのに
    学校の外で
    卒業

    《第二部》
    人との出会い
    クライ・ベイビー
    十代の私に百合の花を

    おわりに
  • マンネン鬱女子のギリギリ日記!
    鬱の真っ暗闇と,精神病院から生還したわたし。過去の「やらかし」を赤裸々に綴った失敗日記をご覧あれ。
  • うつ病、貧困、自殺未遂、生活保護、家族との軋轢、周囲からの偏見のまなざし……幾重にも重なる絶望的な状況を生き延びてきた著者。彼女のサバイバルの過程を支えたものはなんだったのか? 命綱となった言葉やひととの出会い、日々の気づきやまなびを振り返る体験的エッセイ。精神を病んだのは、貧困生活に陥ったのは、みんなわたしの責任なの?──苦難のフルコースのような人生を歩んできた著者が、同じ生きづらさを抱えている無数のひとたちに贈る「自分で自分を責めないで」というメッセージ。
  • 彼女を非難できる人は幸せかもしれない。
    自尊心を失い、喉を掻きむしる地獄を知らないからだ。
    精神障害を抱えても、自殺未遂をしても、生活保護を受けても、終わりじゃない。
    それでも人や社会と繋がることをあきらめず、生き直した人がここにいる。
    <主婦 / 『夫のちんぽが入らない』著者 こだまさん>

    うつ、自殺未遂、生活保護、親との軋轢、貧困ビジネス……。
    問題ばかりの人生を生き抜く、自伝的エッセイ!!

    月給12万、ボーナスなし、社会保険なし、休みなし。
    エロ漫画雑誌の編集者としてブラック企業で働いた結果、心を病んで自殺未遂。
    仕事を失い、うつ病と診断され、生活保護を受給することに。
    社会復帰を目指すも、やる気のないケースワーカーに消耗させられ、
    患者を食い物にするクリニックの巧妙なビジネスに巻き込まれる日々。
    自由もなく“ただ生きている”ことへのうしろめたさからよみがえる希死念慮。
    未来の見えない絶望の中、ふたたび巡り合った「漫画の編集」という仕事で運命を拓こうとするが……!?
    女一人、「再生」するまでの記録。

    普通に働いて、普通に生きたかった。
    その「普通」が、いかに手に入れるのが困難なものかを知った。
    宝石も高価な服も要らない。
    ただ、その日その日をつつましく生きたいと願っていた。(本文より)

    “生きづらさ”を感じる多くの方に読んで頂きたい一冊です。

    <目次>
    はじめに
    第1章 精神障害、生活保護、自殺未遂
    第2章 ケースワーカーとの不和
    第3章 「お菓子屋さん」とクリニックのビジネス
    第4章 漫画の単行本をつくる仕事
    第5章 普通に働き、普通に生きる
    第6章 ケースワーカーに談判、そして
    第7章 人生にイエスと叫べ!
    おわりに
    特別収録 コミック「女編集者残酷物語」
  • 月給12万、ボーナスなし、社会保険なし、休みなし。
    エロ漫画雑誌の編集者としてブラック企業で働いた結果、心を病んで自殺未遂。
    仕事を失い、うつ病と診断され、生活保護を受給することに。
    社会復帰を目指すも、やる気のないケースワーカーに消耗させられ、
    患者を食い物にするクリニックの巧妙なビジネスに巻き込まれる日々。
    自由もなく“ただ生きている”ことへのうしろめたさからよみがえる希死念慮。
    未来の見えない絶望の中、ふたたび巡り合った「漫画の編集」という仕事で運命を拓こうとするが……!?

    「普通に働いて、普通に生きたかった。
    その「普通」が、いかに手に入れるのが困難なものかを知った。
    宝石も高価な服も要らない。
    ただ、その日その日をつつましく生きたいと願っていた。」(本文より)

    うつ、自殺未遂、生活保護、親との軋轢、貧困ビジネス……。
    問題ばかりの人生を生き抜く、自伝的エッセイ『この地獄を生きるのだ』。

    本作は著者の編集時代を描いた特別版コミック『女編集者残酷物語』。

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