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『黒岩重吾(文芸・小説、実用)』の電子書籍一覧

1 ~55件目/全55件

  • 1,200(税込)
    著:
    黒岩重吾
    レーベル: ――
    出版社: PHP研究所

    いまだに解明されない古代史の8つの謎に、古代史小説の第一人者・黒岩重吾が大胆に迫る。

    物部氏の正体、藤ノ木古墳の被葬者、古代出雲の実像、継体大王の謎、聖徳太子の謎、藤原鎌足の謎、葛城氏の興隆と衰亡、古代統一国家の形成……いまだに解明されない古代史の8つの謎に、練達の作家が大胆に迫る。
  • 鉄剣から浮かびあがるヤマトタケルの真の姿とは。大化改新が起こった本当の理由とは。独自の歴史観で、古代史九つの謎に大胆に迫る。

    古代史が多くの人々を魅了してやまない理由――それは、発掘による新たな発見がさらなる謎を呼び、その正体がまた謎を呼ぶからである。本書は、ロマン溢れる古代に思いを馳せてやまなかった古代史小説の第一人者・黒岩重吾が、ダイナミックな古代日本の謎に、大胆に迫ったものである。「銅鐸発見が物語る“出雲神話”のルーツとは」「大和王権はいかに成立したのか」「“任那日本府”は実在したのか」「鉄剣から浮かびあがる英雄ヤマトタケルの真の姿とは」「大化改新が起こった本当の理由とは」……など、三世紀から七世紀にかけて残存する、古代史のなかでも最もミステリアスとされる九つの謎を、精緻な推理と奔放なイマジネーションで解明していく。独自の歴史観をもつ著者ならではの仮説は、我々の想像を超えた、まさに古代史の常識を一変させるものであり、古代史ファンならずとも読んでおきたい一冊である。『謎が謎を呼ぶ古代を解く』を改題。
  • 文豪たちが描いた日本の「名城紀行」が復刊。

    1977~78年に小学館より発刊された「探訪日本の城」シリーズに掲載された作家の紀行文の復刊。

    第1巻は森敦、藤沢周平、円地文子、杉浦明平、飯沢匡、永岡慶之助、奈良本辰也、北畠八穂、杉森久英の9名の文豪たちが個性豊かに描く日本各地の名城紀行である。

    視点も作家により様々で、ガイドブックとはひと味もふた味も異なる城案内。史料をベースにまとめる作家もいれば、自分や家族とのかかわりから展開していく作家もいて、実にバラエティに富んでおり、時間が経っても色あせない名文揃いで、城マニアにもお勧めの一冊。
  • シリーズ7冊
    770990(税込)
    著:
    結城昌治
    レーベル: 光文社文庫
    出版社: 光文社

    東京の千川上水沿いで連続する“通り魔”事件。いずれも若く太った女性が臀部を切りつけられ、被害者は数を増すばかり。だが、警察の捜査は捗らず、ついには婦警を囮に犯人を誘き寄せたが……。法の抜け穴をついた巧みな構成が光る表題作を始め、著者の記念すべきデビュー作「寒中水泳」、国際情勢を加味したスパイ小説「風の報酬」など、名手の腕が冴える傑作集!
  • 770(税込)
    著者:
    黒岩重吾
    レーベル: ちくま文庫
    出版社: 筑摩書房

    飛田の旅館に出入りする私は、かつて亭主といきさつのあった娼婦・芳子と一晩をともにするが、そこで泥沼から這い上がろうとする女の狂おしくも悲しい復讐心にふれ――(「飛田残月」)。過去を秘めながら雑草のように身を寄せ合い生きる娼館の女たち。水面下で互いを守ろうとする静かな想いの正体は……(「雑草の宿」)。酷薄さとやさしさの溶けあう筆致で淪落の者たちへの愛を描き切った、直木賞作家による傑作8篇。
  • 660(税込)
    著:
    黒岩重吾
    レーベル: 講談社文庫
    出版社: 講談社

    妻に裏切られ、さらに部下の背信で、破滅に追い込まれた中小企業経営者の悲劇をえがき、人間の絆を主題にした表題作。金策に行きづまり、ついに占いに頼る「女予言者」。女がある計画を秘して、猛烈に事業に打ち込む「同伴者」。ほか、苛酷なビジネスマンの世界を扱った4編を収録。初期短編から精選して編んだ傑作短篇集。現代人の孤独と都会生活の非情!
  • 660(税込)
    著:
    黒岩重吾
    レーベル: 講談社文庫
    出版社: 講談社

    月に一日だけ、仕事とも家庭とも縁を切って、のんびりしたい――この夫の提案を、妻は諒承したはずだったが、やがて疑惑がめばえ、それはしだいにふくれあがっていく。企業の最前線に立つ夫と平穏な家庭内にいる妻との人間関係を追求した表題作。ほかに、ビジネスマンの愛と欲望と挫折をミステリアスに描いた7編を収録。
  • シリーズ2冊
    715(税込)
    著:
    黒岩重吾
    レーベル: 講談社文庫
    出版社: 講談社

    若き皇子、革命に燃ゆ。ほとばしる情熱と欲望を見よ! ――吾(われ)の裡(うち)には、鬼が棲みついている! 新しい律令国家を建設するために必要なことは「革命」。それを邪魔する者は、心を鬼にして殺さなければならない、と、若き皇子は、蘇我入鹿の首に刀を突き刺した……。数々の禁忌を打ち破り、大化の改新の立役者となった中大兄皇子。その常人離れした野望を描いた歴史大作。<上下巻>
  • シリーズ2冊
    825(税込)
    著:
    黒岩重吾
    レーベル: 講談社文庫
    出版社: 講談社

    不遇から甦った男の知謀と野望! 天皇に疎(うと)まれながらも不屈に生きる、中臣鎌足の子・不比等の凄烈な生涯――天智天皇と中臣鎌足(なかとみのかまたり)が築いた近江朝は、壬申の乱により大海人皇子(おおあまのみこ、後の天武天皇)に倒される。鎌足の子・不比等(ふひと)は山科で戦乱を逃れたが、中臣氏を疎む天武天皇は、不比等に出世の機会を与えなかった。だが彼は、知謀と強運を武器に昇進をとげ、律令国家の基礎を作っていく。古代史小説の第一人者が描く、凄烈な男の実像。<上下巻>
  • 660(税込)
    著:
    黒岩重吾
    レーベル: 講談社文庫
    出版社: 講談社

    旧満州の曠野に見棄てられ、死を待つばかりの重症結核患者。その幽鬼ただよう悲憤を、反戦の気するどく追求した処女作「北満病棟記」。看護士相手におどける俺を嘲笑う、女の冷やかな眼。肉体に欠陥をもつ男が過去を暴かれ、おのれの全存在を否定される恐怖を描いた表題作。ほかに、「相場師」「天穴は見えず」など7編を収録。
  • 突然襲った、原因不明の全身麻痺。その日から、生への執念と奇病との格闘が始まった。芋虫のようにのたうつ我が身の惨めさ、意のままにならぬ入院生活、看病してくれる妻とのいさかい、絶望的になる日々の中で、作家になることを心の支えにして、ついに難病を克服。強烈なバイタリティがほとばしる、自伝的長編。
  • 釜ヶ崎に接する西成海道町。かつては人間的な体臭に満ち、庶民の哀歓が溢れていた街は、今やその面影を失い、陰湿な街に変貌していた。一時、この街に落魄の身を寄せていた著者が、現地取材し、古ぼけたアパートの住人を中心に、愛憎にうごめく底辺社会の人間像を活写。失われたものへの愛惜をこめて描いた力作。
  • 660(税込)
    著:
    黒岩重吾
    レーベル: 講談社文庫
    出版社: 講談社

    儲けた株の大暴落と小児麻痺罹病で陥った、どん底生活。釜ケ崎での、その日暮し。占い商売でみた客の、数奇な人生。キャバレー勤めで見聞した、ホステスの哀歓――社会の底辺にいて、その生存を脅かされる人々と生活をともにしながら、小説家をめざす強固な意志と執念で、苦境を脱出した著者の、苦難時代の体験記である。
  • 660(税込)
    著:
    黒岩重吾
    レーベル: 講談社文庫
    出版社: 講談社

    日本国籍だが、済州島出身のコールガール・那江子は、一昨年も昨年も、クリスマスイブの夜、街をさまよった。そしてその度に、彼女の人生を変える出来事が起った。初めの年のイブ、彼女は韓国人の暴力バーのマスターと知り合った。次の年のイブの夜、拘置所に入っている彼に、妻子が居ることを知った。そして今年のイブ……。夜の大阪を背景に、体を張ってたくましく生きていく女たちと、周辺にうごめく男たちを描く傑作短篇集。
  • 715(税込)
    著:
    黒岩重吾
    レーベル: 講談社文庫
    出版社: 講談社

    一枚の辞令が、エリート社員の人生をかえた。納得できぬ左遷に憤激した早見は、情報新聞に転職。復讐の鬼となって、配転の秘密を探る。暗躍する二人の謎めいた美女を追跡。早見は遂に、会社の致命的な秘密を握る――。大阪の鉄鋼業界を舞台に、巨大な資本力と一サラリーマンの欲望との激しい闘いを描いた、長編力作。
  • 660(税込)
    著:
    黒岩重吾
    レーベル: 講談社文庫
    出版社: 講談社

    部下との浮気でノイローゼになった課長代理が入院。そこで、神経障害者や精神病患者たちの必死の形相にぶつかる。病いに蝕ばまれた心と体の苦悩と、〈健康な生〉への凄まじい執着を追った表題作。ほかに、「さ迷える魂」など、生きること、愛することの苦しみと悲しみを、極限に追いつめられた人間群像のうちに見た6編を収録。
  • 660(税込)
    著:
    黒岩重吾
    レーベル: 講談社文庫
    出版社: 講談社

    堅実な生活設計を立て、誘惑に負けない決意を固めて、女ひとり、大都会での生活を始めたが……。という、聡明な娘の転落を、都会の非情さにからめて描いた、表題作。華やかなネオンの海で送る男と酒を相手の虚飾の日々。したたかに泳ぐ女、辛酸をなめる女、傷つく……。運命に翻弄される薄倖の女たちの哀歌をうたった8短編。
  • 660(税込)
    著:
    黒岩重吾
    レーベル: 講談社文庫
    出版社: 講談社

    妻子ある男の巧みな罠に翻弄されながら、真実の愛を求めて生きる女性を描くロマン小説──建設会社の上司の技師長によって、順子は性の喜びを知る女になった。だがその上司は、汚職に関係しているらしい。旅先で自殺を図った同僚の妙子を救う、青年・桂との遭遇。順子の心は、いつしか彼に傾斜していく。愛と性の桎梏に悩んだすえ、上司と訣別、桂への愛を貫こうとする。装飾のない一途な愛を求める、若い女性を描いた力作。
  • 660(税込)
    著:
    黒岩重吾
    レーベル: 講談社文庫
    出版社: 講談社

    澄子を見たとたん、欲望が爆発した。なんのために、わしは生きてきたんや……。黒い肌に清潔さを匂わせ、妖しい魅力を発散する、アルサロの女。戦後の落し子という、暗く佗しい運命に訣別し、新しい朝を待ちながら、男を狂わせずにおかない「悪女」の肖像を描く表題作、ほか5編。黒岩重吾の才腕を示す、多彩な異色短編集。愛とサスペンス。
  • ドヤ街に住む男女の、たくましい生き方を描く、傑作短編集。西成の遊戯場に勤める八城は、別れた妻・広美を探すため、キャバレーに通ううち、妻にそっくりの女・奈緒子に会った。八城は、やもめ暮らしの自分の部屋に、奈緒子を誘うが、トイレから出た彼女は、八城の顔を見て大声で悲鳴を上げる。奈緒子の隠された秘密とは……。という表題作ほか5編を収録。人生の谷間に垣間見た、男の地獄と女の業。
  • 770(税込)
    著:
    黒岩重吾
    レーベル: 講談社文庫
    出版社: 講談社

    酒と相場と男と女 黒岩文学の原点がここに! 荒廃の青春を生きた著者の魂の叫びと明日への希求を描く自伝的小説──昭和23年、株式ブームの渦中にあった大阪・北浜で、相場の変動に我が身をすり減らす若者たち。華麗な虹を夢見たり、暗黒の深淵をのぞき見しながら、緊張の果てにたどりつく、酒と女の夜。荒廃の日々から得たものは、創作への決意だった。作家・黒岩重吾の原点を形成した動乱の時代と魂の叫びを描く、自伝的長編小説。
  • 660(税込)
    著:
    黒岩重吾
    レーベル: 講談社文庫
    出版社: 講談社

    学生運動に熱中し、中小企業に就職後も労働運動をしてクビになり、会員制クラブのマネージャーになった津村の前に現われた悠子は、悲しい運命の女であった。男から男を転々としながら彼女が求めていたものは、いったい何であっただろう。美女の奇妙な行動に秘められた悲劇。両親から受けついだ自分の血を呪いながら……。という表題作など、傑作6編を収録。現代社会をたくましく生きる庶民の男と女のバイタリティを描いた、興味尽きない1冊。
  • シリーズ2冊
    660(税込)
    著:
    黒岩重吾
    レーベル: 講談社文庫
    出版社: 講談社

    友人に紹介された津野木の助力を得て、斎田章子は女実業家に転身した。野心家の男たちに伍して燃えあがる熱意と自信。その美貌と魅惑的な肉体を武器に販路を拡張していく。一方、酷薄で計算高い津野木は、ある陰謀を胸に秘め、協力者の面をかぶって章子を煽る。章子は津野木の思いどおりに変貌していくのだが……。<上下巻>
  • 高松塚古墳の壁画、出雲で出土した358本の銅剣、藤の木古墳、吉野ヶ里遺跡――このような発掘が相次いだにもかかわらず、古代史は相変わらず霧の中にある。古代史ブームの火付役であり、第一人者である巨匠が、曖昧模糊とした霧中に想像力の光を照射し、これまでの学説から1歩踏み込んだ、古代への浪漫紀行。
  • 660(税込)
    著:
    黒岩重吾
    レーベル: 講談社文庫
    出版社: 講談社

    恋人のまりが、殺された。いまや、美しい思い出となった、たった一夜の契り。夜の紳士・宝木は、恋人に対する愛と犯人への怒りに燃えて、自力捜査を決意する。彼の危険をおそれぬ追及で、事件の輪郭は、徐々にあらわにされる。悪徳と情欲の渦まく大都会を舞台に、女を縛る謎のフィルムをめぐって展開する、ハードボイルド推理。
  • おれを左遷したヤツはだれだ? 左遷を画策した「犯人」を追う、長編サスペンス。D薬品の有能なプロパーである立槍は、創業者会長の縁戚の娘と見合したが、愛人の存在を理由に破談の上、九州転任を命じられる。辞表を出した彼は、総会屋の部下になり、見えない敵に復讐を誓う……。サラリーマン社会に渦巻く、飽くなき人間の欲望と闘いを鮮やかに描く、サスペンス力作。
  • シリーズ2冊
    660(税込)
    著:
    黒岩重吾
    レーベル: 講談社文庫
    出版社: 講談社

    洋装店を開く金を稼ぐため、ホストクラブに勤める古城の前に、謎めいた上客の園子とその義理の娘でレスビアンに耽ける晶子が現われる。客から受ける屈辱も金のためと割り切る古城だが、憎みあう二人に挾まれ、園子への征服欲、晶子への屈折した愛に心は揺ぎ、彼の将来に向けた精緻な計算も、少しずつ狂い始める。<上下巻>
  • 660(税込)
    著・その他:
    黒岩重吾
    レーベル: 講談社文庫
    出版社: 講談社

    夫婦のかすかな欲求不満に仕掛けられた甘美な罠は、しだいに獲物を追いつめる。巧みに仕組まれた汚職に巻きこまれ、家庭の崩壊を招く「砂の巣」。殺人事件に関わり、夫の秘密を知ってしまう妻。夫婦の破滅をミステリアスに描いた「煮えた欲情」。鋭く深い人間凝視で、欲望の魔力に蝕ばまれる悲劇を描出した、佳編2作。
  • 660(税込)
    著:
    黒岩重吾
    レーベル: 講談社文庫
    出版社: 講談社

    東京で金をつくっては、パリで若い男と恋愛する、麻由子。アメリカ帰りのデザイナー・美香。銀座でクラブを経営する、真紀とまどか。女たちの生活は、自由で華やかだ。物語は、麻由子の5度めのパトロン探しから始まるのだが、華やかさの陰に滲む孤独を追って、人生の表裏を描く。ほかに、不気味な味の短編「木枯しの女」を併録。
  • 660(税込)
    著:
    黒岩重吾
    レーベル: 講談社文庫
    出版社: 講談社

    大阪の施療院で、殺害未遂事件が起こった。被害者は、憑かれたように女をあさる、背徳産婦人科医だった。彼を憎み、うらむ者は多い。犯人追及の過程で浮び上がる、彼や容疑者たちの暗い過去……。戦争で青春を失い、宿命ともいえる業を背負って、吹き溜りにうごめく、人間の生きざまを描いた、社会派ミステリー。直木賞受賞作。
  • 770(税込)
    著:
    黒岩重吾
    レーベル: 講談社文庫
    出版社: 講談社

    突然、女から受ける毒。それは男の宿命なのか? 女たちに潜む妖しい情念と官能、性愛と人生の交錯を描く現代小説集――女という生き物から、不意打ちのように受ける毒。動けば動くほど絡まる蜘蛛の巣のように、甘美な世界は、一瞬のうちに底知れぬ絶壁に変わり……。雨の日に限って訪ねてくる女の、心と身体に潜む奇妙な官能と深淵をえぐる表題作ほか、男女関係の妙味と人生の交錯、女たちの妖しい艶と煌きを描く、現代小説作品集。
  • シリーズ2冊
    1,2571,485(税込)
    著:
    黒岩重吾
    レーベル: 中公文庫

    大化の改新のあと政権を保持する兄・天智天皇の都で、次第に疎外される皇太弟・大海人(おおしあま)皇子。悲運のなかで大海人の胸にたぎる想いは何か。額田王との灼熱の恋、鬱勃たる野心。古代日本を震撼させた未曾有の大乱の全貌を雄渾な筆致で活写する、小説壬申の乱。吉川英治文学賞受賞作。
  • 社会の落伍者が集まるアパート「飛田ホテル」。刑期を終えたヤクザ者の有池が戻ると待っているはずの妻がいない。有池は妻の足取りを追うが、思いもよらなかった彼女の姿を知ることになる(表題作)。昭和の大阪、光の当たらない暗がりで悲しく交わる男女の情と性。自身も大阪のどん底を経験した直木賞作家が「人間の性」を抉り出す、傑作ミステリ短篇集。
  • シリーズ2冊
    509540(税込)
    著:
    黒岩重吾
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    皇帝になって政治を支配したい。さらに大王となって祭祀も支配したい。その両方の権威を併せ持つ座に上ろうと、蘇我入鹿は野望を燃やし、夫を亡くして間もない、年上の皇極女帝に迫る。三十歳を過ぎたばかりで、肌は茶褐色に近く、目が異様に大きいこの男は、骨太の体躯に加え、黒く太く吊り上った眉を生やし、張った顎には強い意志と生命力がみなぎり、蘇我本宗家・蘇我蝦夷の長子としての存在感を強く主張している。歴史ロマンの第一人者・黒岩重吾の傑作歴史小説が遂に登場!
  • 政財界の黒幕・有田川と関係のあるというみどりを追う有川は、正体不明の三人の男に襲われる。

    雪の降る夜、有川恭が経営するクラブに、矢川みどりと名乗る女がやってきた。彼女は、自殺した有川の恋人・大峯八重の友人らしい。有川は謎めいた彼女の美貌に惹かれはじめる。政財界の黒幕・有田川と関係のあるというみどりを追う有川は、正体不明の三人の男に襲われる。男女の交錯した愛をミステリアスに描く長編傑作。
  • 女と夜を描き、現代のエゴイズムを鋭く抉る自選傑作集。

    カメラマンの国立敏夫は、ヨーロッパの裏町を写しまわり、強引な売りこみで海外で成功していた。日本を思い出させるものといえば、離婚した妻との間の娘・江利の面影だけだ。孤独なパリでのひとり暮らしをなぐさめるのは、娼婦のミレーヌ……。 女と夜を描き、現代のエゴイズムを鋭く抉る自選傑作集。
  • 卑弥呼から天智・天武天皇まで。古代史小説の第一人者が「記紀」を読み込み、幅広く考古学の成果を踏まえて語る古代史案内の決定版!(講談社文庫)
  • シリーズ6冊
    616880(税込)
    黒岩重吾
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    激動の四世紀末、数奇な宿命を背負い、ヤマトタケルの青春は幕を開けた――。日本最古の英雄を描く壮大な歴史ロマン

    大和王朝の王子でありながら、権力よりも自由を求めて生きようとする若き英雄、倭男具那。重臣たちの人望を集めながらも、その勇猛さゆえに、父王、兄王子から疎まれ、王権を奪取しようとする士族たちに命を狙われる。台頭した大和王朝と、それに反発する士族たちの争いが繰り広げられる激動の四世紀末、数奇な宿命を背負い、ヤマトタケルの青春は幕を開けた――。血を分けた兄との確執と兄弟愛、刺客との壮絶な闘い、日本最古の英雄を描く壮大な歴史ロマン。
  • 天智天皇、天武天皇の時代を通じ、物部連麻呂は最下級役人だった。壬申の乱では大友皇子の側に立ったこともあり出世は望めなかった。しかし天武の没後、石上の氏族名に変わり、持統天皇、元明天皇の時代には徐々に位は上がっていった。和銅元年(西暦七〇八年)には、臣下の最高位である正二位左大臣にまで上りつめた。なぜ麻呂はそこまで出世できたのか。闇の部分に迫る古代史長編小説。著者絶筆。
  • 現代社会は、人間らしく生きていけないのか!? 過酷な販売競争に生命を削ってきた製薬会社のプロパー・隅高志は、妻を亡くし息子とも断絶してしまった。定年前に退職をし、自由の身になった後、パリを訪れる。そこで一夜を共にした南本恵。交通事故で意識不明になり、そのまま帰国をしたことを聞いた隅高志は、異国に来ても心を癒せなかった恵と自らをダブらせ、探し始めるのだが――。生身の人間の葛藤を、正面から描く長編サスペンスの傑作。
  • 1,045(税込)
    著者:
    黒岩重吾
    レーベル: 集英社文庫
    出版社: 集英社

    久保木は不当な人事から閑職におかれ、ある日突然、きな臭いにおいのする香港出張を命ぜられた。謎めいた女エリカと共に、連続殺人事件に巻き込まれた久保木は、己を守るため姿の見えない敵に立ち向かっていく。権力欲と巨大商社の裏金工作がからむ醜い関係を暴く長編ミステリー。
  • 935(税込)
    著者:
    黒岩重吾
    レーベル: 集英社文庫
    出版社: 集英社

    出生の秘密と、忌まわしい強姦事件から男に対する憎悪と、性の喜びを失った神立麻由加は、大学を中退して夜の世界に飛び込んだ。翳りのある美貌と才能を発揮して彼女はナンバーワンのホステスにのし上がる。そんなとき同僚のホステス、仲間圭子の死に疑惑を抱き、燃えぬ肉体を武器に事件の真相に追う……。虚飾に彩られた夜の世界の表裏を暴きながら、女性の哀しい性(さが)を流麗な筆致で描く異色サスペンス。
  • シリーズ2冊
    550594(税込)
    著者:
    黒岩重吾
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    裕福で美しい姉妹を通して語られる現代の愛の物語

    今は亡き虚栄的な母の下で育った芦屋の美しい姉妹――妹の梨江は、父の会社と家を継ぐことを前提に結婚を考える堅実な娘。逆に、姉・須磨子は、青年実業家の長い求愛を受けながらもフリー・カメラマンとの交際に深く惹かれていた。そんなある日、突然知らされた継母・京子の妊娠。それは、家と会社に新しい後継者が加わることを意味していた。突然押し寄せてきた運命の波の中で梨江は、自分の青春を賭けてある計画を練り、須磨子は、外国から帰国したかつての恋人に遭遇する。黒岩重吾が、芦屋姉妹の哀愁を華麗に描く長編ロマン。
  • 418(税込)
    著者:
    黒岩重吾
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    製薬会社の熾烈な生存競争と暗部、長編サスペンス

    11月末のある日、兵庫県の山中で男の首吊り死体が発見される。男は大阪丸木製薬の元営業部長・松崎と判明、警察は社内の左遷人事による自殺と判定したが、泉田製薬青年社長・泉田の疑惑は大きい。泉田は松崎の不明な過去を探る。次第に明かされる、終戦直後の米軍諜報機関暗黒組織。事件の謎はにわかに社会的様相を帯びた……。
  • 594(税込)
    著者:
    黒岩重吾
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    人間の宿業の深淵を悽愴な筆致で描いた、傑作6篇

    夜の墓地に雪が降り始めた。積った雪を手にすくうと、それは妻の浪江が流す涙のように溶けていった。飛田ホテルの貧しい部屋で、刑期を終える有池の帰りを心待ちにしながら、ただ一度の誤ちを犯し、自ら死を選んだ妻…。有池の頬を熱い涙が濡らし続けた。大阪飛田を舞台に哀しい男女の宿業を描いた名作「飛田ホテル」他5篇収録。
  • 550(税込)
    著者:
    黒岩重吾
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    デビュー作にして直木賞候補となった傑作長編推理

    大阪駅を20時30分、東京行特急〈出雲〉で発った石原工業営業部長・十川は、翌朝、新和歌の浦断崖で転落死を遂げていた。自殺説に傾く県警。だが十川の友人・川草の疑惑は深まる。奇怪な事件を追って、ネオンの陰に妖しい欲情が渦巻く夜の飛田界隈に真相をさぐる快男児の活躍と黒い魔手…。直木賞候補作となった著者のデビュー作。
  • 924(税込)
    著者:
    黒岩重吾
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    秀逸な人物造形と刺激的な展開、痛快な現代小説

    大阪梅田の東運商事渉外次長・当舎は、東京から訪れた親会社西東貿易第一営業部長から密命を受けた。内容は、大日化学との業務提携をはかるべく2万株を譲り受けよ。東京本社への栄転を賭けた当舎の働きで交渉は成立するが、その裏に行なわれていた意外な買占め…。企業のロボットとして操られるビジネスマンの悲痛な咆哮を描く力作。
  • 550(税込)
    著者:
    黒岩重吾
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    愛の深層をミステリアスな構成でいきいきと描く傑作

    世界金属工業社長秘書・真月葉子は、ある日社長から事業本部長・榊原の不意の失踪を告げられた。六甲山ホテルで榊原と過した一夜、その翌朝手渡された300万円の金。彼女の心は俄かにその行動に隠された謎への深い疑惑に包まれていった。巧みな推理的構成のうちに、成熟した一独身女性の心のさ迷いを大阪の昼と夜に描く力作。
  • 396(税込)
    著者:
    黒岩重吾
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    悪に魅入られた男のグロテスクな野望を描く長編

    伊勢崎のズベ公・奈美江が、ある夜会った男・香本。この男の登場の瞬間から、奈美江のすべてが狂った……。金、欲望、暴力、悪魔的なセックス……幾多のテクニックを使って女を縛りつけ、悪の理想へと走るファッション・クラブの経営者・香本。夜の街に暗躍する謎の外国人ラウジー。政界、経済界の人間の欲望の渦巻く中で、謎・謎・謎につつまれた香本の本心を追い求めてゆく奈美江の行方に待つものは……。救いのない泥沼でうごめく人間達のはかない業を描いた、黒岩重吾の長編傑作!
  • 770(税込)
    著者:
    黒岩重吾
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    バレエ界を舞台に人間の「欲望」を戯画的に描く長編

    関西バレエ研究所の若手バレリーナ足達由紀子は、秋の公演に≪ジゼル≫の大役を望んだ。が、教師・大倉はそれを許さない。ある夜、彼女は漁色家の辣腕マネージャー板戸を喫茶店に呼んだ。白蝋の光沢を見せる由紀子の顔に板戸の眼が光った……。華やかなバレエ界の裏に名声と富と色をめぐって渦巻く人間の欲望を冷徹に描き出した野心作。
  • 506(税込)
    著者:
    黒岩重吾
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    医療現場に展開するエゴイズムの極限。直木賞受賞

    夜は非人間的な女たらし、昼間は正義の医師。二つの顔を持つ男・植秀人。大阪の阿倍野を舞台に、デカダンス、ニヒリズム、無気力、情欲、犯罪が百鬼夜行する異常空間を描いた、ハードボイルド的長編推理の傑作。第44回直木賞受賞作品。
  • 462(税込)
    著者:
    黒岩重吾
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    復讐に燃える女の過去…豪快な作風を堪能されたし

    エキゾティックな顔、すらりと伸びた肢体、褐色に輝く肌――宮内産業に勤める美貌の社長秘書・佐伯加津子にはふり返りたくない冬の過去があった…。大阪の昼と夜を舞台に、社長の謎の急死、コールガール業者の暗躍、最後の幸せを奪われた女の青白く燃えあがる復讐を描いて、迫力と魅惑にみちた傑作ミステリー。
  • 550(税込)
    著者:
    黒岩重吾
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    西成を舞台とする代表作。ドヤ街の猥雑な精気、5篇

    大阪のカスバ、西成山王町は、灰色のスモッグと通天閣の下に拡がる汚れた町である。その町の底に生臭い欲望をむき出しに生きる住人たち。浮気な養母への見せしめにその情夫とつきあう女、恋人を憎むやくざの兄を刺殺する美少女、非情のチンドン屋に純愛を捧げる売春婦等…著者の眼は人間の哀しい業を見つめ、あくまでも冷徹である。
  • 770(税込)
    著者:
    黒岩重吾
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    著者が一時期を過ごした「株屋」の世界を活写する

    大阪北浜の八代証券調査部員・仲田浩は、映画会社“明昭興業”の株買占めの情報をつかむ。ある日、キャバレーのホステスとの情事を楽しんで会社に戻った彼は、“明昭”の株5万株を買いたいという一人の女をみかける。名和雪子という和服姿の美女だった……。大阪の相場を舞台に、色と欲の人間葛藤を鮮烈に描く社会小説。
  • 594(税込)
    著者:
    黒岩重吾
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    産学癒着と陥穽、醜悪な人間たち。傑作社会派推理

    3月初めの土曜日深夜、堺南方の国道13号線路上に男の死体が発見された。警察は轢き逃げ犯人として大京大学工学部助教授・雨森を逮捕したが、旧友の弁護士・萩原によって明かされる、そのアリバイと謎の行動。企業競争の渦中に巻き込まれ、色と欲の誘惑に象牙の塔の地位を失墜する一学者の悲劇を描く社会派推理の力作。

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