『神林長平(文芸・小説、マンガ(漫画))』の電子書籍一覧
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ロンバート大佐を介在させたジャムは、対人類戦に勝利し、地球侵入を果たした。それがFAF特殊戦の分析だった。機械知性らの次の対ジャム戦略を練るために、クーリィ准将は特殊戦にアグレッサー部隊を新設。雪風は地球連合軍の戦闘機との模擬戦に参加する
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パワーローダーによる無差別殺人が続発。鎮圧に向かった軍隊の動力甲冑も暴走し互いに殺し合いを始めた。ネット環境が破壊され、電子データも蒸発、金融システムも崩壊した。これは人類滅亡の予兆なのか? コロナ禍時代に世に問う、大災厄SF巨編。
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弱者排除主義や社会的怨嗟を動機とした犯罪が多発する、階級制が確立した近未来の日本──。〈地球の意思〉による世界同時多発テロでネット環境が破壊され、金融システムも崩壊し、人類社会はゆっくりと死に始めていた──。
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火星の古いコロニー、ラムスタービル。地球人が残した〈全地球情報機械〉を探索することが生き甲斐のナミブ・コマチは、火星人の寿命90歳を拒否する祖母に共感している自分に戸惑いつつ、子孫を残すこと=自らの性欲を自覚し、火星で初めての男児を産み落とす。「狐と踊れ」の鮮烈作家デビューから40年、神林SF、火星への帰還
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デジタルデータのみを破壊する「情報震」が地球上で頻発している。原因はおろか震源地すら特定できない。あらゆる情報が崩壊し、機能を失った大都市からは人の影が消えた。偵察のためトウキョウに進駐した日本情報軍機動観測隊は、想定外の「敵」と出会う……。円城塔、辻村美月、虚淵玄らが絶賛した渾身の長編が文庫化!
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二〇二八年市民皆武装立国法により各家庭には携帯型対空ミサイルが配備。その保守システム管理と故人となった市民のネット内人工人格を消去することが安曇平市役所電算課で働くぼくの仕事だ。家族を捨て出奔した父が孤独死して十数年。ぼくの目の前に現れたのは死んだはずの親父のアバター=ネットファントムだった。
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人工人格家電の自殺疑惑、非実在キャラクターを殺したと主張する被告人、雇用を迫る対人支援用ロボット。起こりえない事件を解決するため、男たちは燭台に火を灯す。それは「真実を映し出す」と語り継がれる、フォマルハウトの三つの燭台。
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長野県松本で暮らす作家のぼくは、連絡がとれない父・伊郷由史の安否を確認するため、新潟の実家へと戻った。生後3ヶ月で亡くなった双子の兄とぼくに、それぞれ〈文〉〈工〉と書いて同じタクミと読ませる名付けをした父。だが、実家で父の不在を確認したぼくは、タクミを名乗る自分そっくりな男の訪問を受ける。彼は育ての親を殺して死刑になってから、ここへ来たというのだが……神林長平、三十六年目の最新傑作にして、最大の野心作。
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30年以上SFを書いてきたぼくは、第一線をはなれたような気分になっていた・・・・・・ベテラン作家が、伊藤計劃『ハーモニー』と3・11後のフィクションの可能性を考察する表題作、深井零がパーソナルなコンピュータを追い求めた記憶を語る《戦闘妖精・雪風》シリーズのスピンオフ「ぼくの、マシン」、多世界解釈を巡る異色スペースオペラ「かくも無数の悲鳴」など、変遷し続けるコミュニケーションの様相を切り取った全6篇を収録
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体内の臓器崩壊現象が頻発する未来社会。かつて人工臓器市場を独占していた巨大メーカー・ライトジーン社なき今、臓器をめぐる奇怪な現象や犯罪が続発していた。都会の片隅で自由に暮らし、本とウィスキーを愛する菊月虹は、ライトジーン社が遺した人造人間。虹は市警の新米刑事・タイスと共に臓器犯罪を次々と解決するが、やがて虹と彼の兄・MJの出生の秘密に関わる陰謀が彼を襲う。傑作ハードボイルドSFの決定版!
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惑星ドーピアの戦闘車輛のなかで、もっとも長いパーソナルネームを持つ戦車、マヘル-シャラル-ハシ-バズ。その名づけ親である操縦士アイラと僚友ミンゴは、自らの新戦術論を立証すべく意気込む新しい車長を迎えるが……不条理な闘いのなか、不死身の宇宙戦車と兵士の奇妙な友情と連帯を描く戦争SFの傑作!
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おれは坂北天界、私立探偵だ。太陽光が原因の奇病・日陰症のせいで、愛する玲美とともに、ここヴァルボスへと移住してきた。そんなある日、ヴァルボス人の犯罪者ザークと、宗教団体教祖の家出した娘という2件の捜索依頼が舞いこむ。調査を始めたおれは“死後の世界に真実がある”という怪しい教義に触れて……
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地球連邦軍に所属する〈雷獣〉迎撃小隊、通称「脳天気小隊」が遭遇したのは、「?」や「!」や「恥ずかしいもの」に見える不審な物体だった。やがてそれは敵対する水星軍の平行宇宙移動探索機マーキュリーと思考装置・迷惑一番であることが判明するが、その影響で小隊の五名は平行宇宙へと飛ばされてしまう……
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仮想世界の動物園でキリンが鳩を食べたら、それは現実に住まう神の御業なのだろうか?あるいは、仮想世界で生涯を終えた者がいて、その魂はどこへ向かうのだろうか?人間の意識と神についての思索が、現実と仮想の間を往還する──二十年の歳月を費やした著者の原点にして到達点たる連作集。
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発掘された武器塚のなかで、二人の少年と一人の少女は、本物の戦闘を記録・学習した戦闘知性体にアクセスした――月面上空で敵と闘うパイロット、市街地で強襲を受ける陸軍歩兵などが、時空を超えて甦る。そして、軍情報規格の特殊プログラムMISPANが語りはじめた時、世界ははじまった――連作短篇集。
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おれが暮らす1967年の日本は、ただの夢でしかない。ほんとうのおれは脳に戦術情報プロセッサを組み込んだ兵士であり、遙か未来の火星で無機生命体と戦っているはずなのだ。覚醒を焦るおれは、2131年にいる戦友からのコンタクトを受けるが……現実と仮想の混濁を描く異色のハードボイルド。
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三名の首都圏情報防衛軍団兵士が帯びた特別任務は、首相の行方不明になった愛猫を捜し出せ、というもの。ただし、その猫は、脳に貴重な情報が入力された、人類の存亡を決する猫なのだ。しかし、三名は、コンタクトしようとして失敗。しかも、現在地不明のここは、すでに死後の世界なのか? 俊英が描くSF長篇
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5Uという薬を服用し続けなければ、体内から“胃”が逃げ出してしまうという未来社会。5Uの配給によって厳しく管理される日常に倦んだ男は、人間と胃が共生するというユートピアの存在を知る…ハヤカワ・SFコンテスト佳作入選の表題作、エントロピー理論を援用した異色の時間SF「忙殺」ほか5篇に加え、単行本未収録の「落砂」「蔦紅葉」「縛霊」「奇生」の連作4篇を増補した、記念すべきデビュー作品集の再編集版。
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泥棒やヤクザまで、すべての職業が認可制になったもうひとつの世界。ボランティア斡旋所を切り盛りする良子は、地元ヤクザからのアパート立ち退き要求に悩まされていた。そんなある日、参加した住民会議の場に奇妙な生物“マロくん”が迷いこんできて……“非日常”にも揺るがない強靱な“日常”を描く異色作。
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