『吉本由美(文芸・小説)』の電子書籍一覧
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花と猫を愛する日々を綴った「熊本暮らし」随想集。 【村上春樹さんお薦め】
8 歳で上京、64 歳で帰郷した吉本由美さんが綴る熊本は、かつての記憶と未知の魅力が併存する街。他界した親から譲り受けた「実家」での庭造りや多くの猫との暮らし、新たな友人たちと展開するイベントや市政への参加などに、老いの問題をまじえて、リズム感とユーモア溢れる筆致で記す。
熊本で生まれ、市内で書店を営む田尻さんは最近、祖父母が暮らしたエリアに住まいを移した。子ども時代を過ごした山や池が残る地域での新しい暮らしを軸に、ほろ苦い思い出、保護猫たちとの出会い、季節の花々や近隣の人びととの触れ合いを、精緻かつ上質な描写で綴る。
互いが持つ友情や敬意によって「かわりばんこ」に紡がれたエッセイには、地方都市での暮らし(移住)や老後の生活、女性が積極的に参加するコミュニティづくり、潔い生き方の実践など、さまざまな示唆もある。エッセイ好きだけではなく、社会的な問題や女性の自立に関心のある層にも届けたい一冊。
*『熊本かわりばんこ』を読んでいると、「ひさしぶりにまた熊本に行きたいな」という気持ちにじわじわとなってきます。吉本さんの個人的ガイドで巡る熊本の街は、ことのほか素敵なところです。それから田尻さんの「橙書店」の白玉くんは元気にしているかなあ。 村上春樹 -
年をとるって、かくも愉しく忙しい――。
スタイリストとして70~80's『アンアン』『オリーブ』『クロワッサン』の草創期を駆け抜けた半生と、熊本ではじめた62歳からの仕事と暮らし。
映画と雑誌が大好き、夢は自分好みの部屋に暮らすこと――。
18歳で始めた東京暮らし。初めて就職した『スクリーン』編集部での映画三昧の毎日。
憧れの大橋歩さんのアシスタントを経て、『アンアン』の編集見習いに。
そして流行発信の最前線でインテリア・スタイリストの草分けとして目まぐるしく駆け巡った日々……。
人生ってなんだか偶然と突然の連続。
還暦過ぎて地方暮らしを思い立ち、熊本へ帰郷。
転がり着いたこの地で新しい仕事もいざ始動。猫の世話、庭仕事も忙しい。
73歳となった一人暮らしの達人が、人生折々に見つけた“年をとる愉しみ”について綴るエッセー。
【目次】
■ はじめに
Ⅰ 転がる石のように
1 住みたい部屋を思い描いて
2 東京の街 みちくさ歩き 60's
3 映画が教えてくれた 70's
4 スタイリストになる 70's~80's
5 暖簾を下ろして筆一本 90's
Ⅱ あたらしい土のうえで
■ 家に帰って
■ 揺れる日々
■ 街をされく
■ 始まり
■ よりどころ
■ 私の朝は猫仕事から
■ 家を繕う
■ 我が家の庭のささやかな歴史
■ 母の器たち
■ 真夜中の新聞
■ 70歳の夜のひらめき
■ 老後の仕事 私の場合
■ ヒルデガルトの長いお話
■ 人生は小さな愉しみのつづれ織り
■ あとがき -
たいしたもんじゃないけれど、くちゃくちゃ噛んでいるうちに味が出てくるのでは……なるコンセプトをもとに結成された「東京するめクラブ」。村上春樹隊長、以下、都築響一隊員、吉本由美隊員の3人が好奇心のおもむくまま、「ちょっと変な」ところ見てまわる。魔都・名古屋で名物喫茶メニューに挑戦し、熱海のホテルショーに潜入、江ノ島でローマ風呂を体験、清里でペンションをめぐり、さらに日本を飛び出してハワイ、サハリンにまで……。驚天動地のトラベルエッセイ!
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「わびしい地方」への旅で、女は楽になれる日本中を旅した人気エッセイストがたどり着いた「わびしき日本」「はしっこ日本」の味わい深い魅力。見栄と無理を捨てたい女性にはこの上なく快適なニッポン旅。 ※本書は2003年3月、日本放送出版協会より刊行された『日本のはしっこへ行ってみた』を改題し、加筆・再編集したものです。
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