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『笹本稜平(文芸・小説)』の電子書籍一覧

1 ~37件目/全37件

  • 847(税込)
    著者:
    笹本稜平
    レーベル: 徳間文庫
    出版社: 徳間書店

    氷点下40度×放射能極限サバイバルが今始まる! 核実験に巻き込まれた7人の調査員。北極海で孤立した彼らの運命は――資源探査会社に勤める郷田裕斗は、海底油田の探査のために北極の基地にいた。仲間は同僚や、アメリカ人の準石油メジャーのオブザーバー、海洋学者、そしてカナダ系イヌイットたち。ある日、北極海の水中で核実験が行われる。だが、郷田たちはまだそのことを知らず、いつの間にか孤立していたのだった。通信機器の故障により外部との連絡は取れず、リード(氷の割れ目)は増え続け、燃料と食料も刻一刻と減る中、ついに精神を追い詰められる者まで現れて……。大国の思惑と駆け引きに巻き込まれた郷田たちは、氷の世界で生き残ることができるのか。
  • 924(税込)
    著者:
    笹本稜平
    レーベル: 徳間文庫
    出版社: 徳間書店

    唐沢龍二は、恋人の吉村久美子に誘われて大学の奇妙な会に入る。会の名は「グループ・アノニマス」。一見映画論を語っているようでいて、唐沢の理系の知識を利用して爆弾テロを目論む活動組織のようだった。1年後の1998年。東京都西神田のビルで自爆テロが発生した。死亡者でもある実行犯は久美子だという。真実を暴くため、公安捜査官となった唐沢だったが、アノニマスのスパイという風評や、危うい捜査はいくつもの敵をつくってしまい……。
  • シリーズ7冊
    726990(税込)
    著者:
    笹本稜平
    レーベル: 双葉文庫
    出版社: 双葉社

    迷宮入り事件を追う警視庁捜査一課の鷺沼は、パチンコ業界の雄・飛田を訪ねていた。事情を聴取したのは、飛田の甥・川端について。川端は、ある電子部品会社の社長を殺した殺人容疑で勾留中に自殺を図っていた。捜査を開始した鷺沼に声をかける男がいた。神奈川県警の刑事・宮野。はからずも再びコンビを組むことになった2人にたちはだかる飛田の影。前作を凌ぐ長編警察小説。
  • 1,012(税込)
    著:
    笹本稜平
    レーベル: 小学館文庫
    出版社: 小学館

    警察小説と山岳小説の完璧な融合!

    「山はおれたちが護らなければならない聖域だ」
    長野県警山岳遭難救助隊に所属する桑崎祐二は、鹿島槍北壁からの下山途中、谷あいに倒れている人物を発見する。すでに死亡していたその女性の首には、索条痕と吉川線があり、他殺死体だと認められた。しかし桑崎らをヘリコプターに収容する直前、雪崩が発生し、死体は飲み込まれてしまう。
    桑崎は、死体を発見する前日、同じ場所で不審な三人組を目撃していた。さらに、三月の気温の上がる時期にも関わらず、死体は完全凍結していた。三人組と女性との関係は? なぜ死体は凍ったまま発見されたのか。
    吹雪の北アルプスでの壮絶な捜索行。その果てに明かされた真実とは──。
    山岳小説と警察小説の面白さを融合した著者新境地の長編ミステリ-。

    ※この作品は単行本版『山岳捜査』として配信されていた作品の文庫本版です。
  • シリーズ5冊
    814924(税込)
    著者:
    笹本稜平
    レーベル: 徳間文庫
    出版社: 徳間書店

    女性の絞殺死体が公園で発見された。特別捜査本部が設置され、所轄の城東署・強行犯係長の葛木邦彦の上役にあたる管理官として着任したのは、なんと息子でキャリア警官の俊史だった。本庁捜査一課から出張ってきたベテランの山岡は、葛木父子をあからさまに見下し、捜査陣は本庁組と所轄組の二つに割れる。そんな中、第二の絞殺死体が発見された。今度も被害者は若い女性だった。
  • 935(税込)
    著:
    笹本稜平
    レーベル: 光文社文庫
    出版社: 光文社

    汚職(サンズイ)事件担当の警視庁捜査二課刑事・園崎省吾は、ある大物政治家のあっせん収賄容疑を追っていた。事件の鍵を握る海千山千の秘書・大久保から、彼の元に情報提供の申し出が。だが、約束はすっぽかされ、その間に妻と息子が何者かに轢き逃げされる! さらに園崎に殺人未遂の容疑がかけられて――。園崎と彼を支える仲間たちは巨悪に逆襲できるのか!?
  • 2,035(税込)
    著者:
    笹本稜平
    レーベル: ――
    出版社: 双葉社

    12年前、富豪一家3人を惨殺し20億円もの資産とともに国外逃亡した男が横浜市内で目撃された。さっそく警視庁捜査一課で継続捜査を担当する鷺沼が捜査に乗り出すが・・・・・・。昨年11月に急逝した著者の代表的シリーズ「越境捜査」、その最新刊にして最終刊。
  • 1,870(税込)
    著:
    笹本稜平
    レーベル: ――
    出版社: 光文社

    伊予ヶ岳の山頂付近で発見された若い女性の死体。事故死あるいは自殺と思われたが、彼女が最近までストーカー被害に遭っていたことがわかる。千葉県警生活安全捜査隊の山下正司は、彼女の死との関与を疑うが、ストーカー加害者は名家の御曹司で、事情聴取にも妨害が入る始末。さらに、その家族が銃撃されたという通報が入り、混迷は極まる。次に狙われるのは、そして、事件の中心にいるのは、誰なのか? 山岳×警察小説の傑作!
  • 1,782(税込)
    著者:
    笹本稜平
    レーベル: ――
    出版社: 徳間書店

    氷点下40度×放射能
    極限サバイバルが今始まる!
    核実験に巻き込まれた7人の調査員。
    北極海で孤立した彼らの運命は――

    資源探査会社に勤める郷田裕斗は、海底油田の探査のために北極の基地にいた。
    仲間は同僚や、アメリカ人の準石油メジャーのオブザーバー、海洋学者、そしてカナダ系イヌイットたち。
    ある日、北極海の水中で核実験が行われる。だが、郷田たちはまだそのことを知らず、いつの間にか孤立していたのだった。
    通信機器の故障により外部との連絡は取れず、リード(氷の割れ目)は増え続け、燃料と食料も刻一刻と減る中、ついに精神を追い詰められる者まで現れて……。
    大国の思惑と駆け引きに巻き込まれた郷田たちは、氷の世界で生き残ることができるのか。
  • シリーズ2冊
    805868(税込)
    著:
    笹本稜平
    レーベル: 幻冬舎文庫
    出版社: 幻冬舎

    落としのプロと呼ばれた刑事・樫村は、マネロン室に異動になる。そこは、捜査手段もキャリアも異なる寄せ集め刑事の巣窟だった。ある日、巨額の資金洗浄の疑いで取調べ中だった信用金庫職員が死亡。解決の糸口を失い捜査が難航する中、ある有力な情報が寄せられる。提供者は樫村が過去に自殺に追込んだ被疑者の関係者。これは罠か、それとも――。
  • シリーズ3冊
    9571,980(税込)
    著者:
    笹本稜平
    レーベル: 祥伝社文庫
    出版社: 祥伝社

    数々の難壁に初登攀の足跡を残してきた新進気鋭のアルパインクライマー奈良原和志。彼が初めて目指す八〇〇〇メートル峰は世界第四位のヒマラヤのローツェ、しかも最難関の南壁ルートだった。そこは伝説的登山家トモ・チェセンの“疑惑の登頂”の舞台、因縁の壁でもあった――名もなき日本人がいわれのない妨害にも屈せず、世界屈指の大岩壁に単独登攀(ソロ)で挑む本格山岳小説。
  • 1,782(税込)
    著者:
    笹本稜平
    レーベル: ――
    出版社: 徳間書店

    あの男に、極刑を含む可能な限りの刑罰を与えてやる――。
    唐沢龍二は、恋人の吉村久美子に誘われて大学の奇妙な会に入る。会の名は「グループ・アノニマス」。
    一見映画論を語っているようでいて、唐沢の理系の知識を利用して爆弾テロを目論む活動組織のようだった。
    怪しげなアノニマスから距離を取る唐沢はやがて久美子と破局し疎遠となる。
    1年後の1998年。東京都西神田のビルで自爆テロが発生した。
    死亡者でもある実行犯は久美子だという。
    アノニマスのリーダー・ハンクスこそ真の実行犯で、久美子は利用されただけだと唐沢は気付くが、
    いち大学生に地下に潜ったハンクスを捕まえることは容易ではなかった。
    やがて、警視庁公安部の捜査官から唐沢に声がかかる。
    地下に潜った組織壊滅のための切り札として、公安捜査官にならないかというのだ。
    公安捜査官となった唐沢だったが、アノニマスのスパイという風評や、
    危うい捜査はいくつもの敵をつくってしまい……。
    警察小説の旗手が放つ公安物語!
  • 児童ポルノサイトの捜査をしていた国枝刑事が何者かにひき殺された。車の所有者である生活安全部長の鹿野は、車は盗難されたものでアリバイもあると主張。鹿野には児童性愛趣味の噂が尽きないのだが――。警視庁監察係の本郷と仲間は、国枝の部下らとともに、上級官僚が握り潰そうとするおぞましい秘密に迫ってゆく。警察内部の巨悪を討つ、好評シリーズ第4弾!
  • 968(税込)
    著者:
    笹本稜平
    レーベル: 双葉文庫
    出版社: 双葉社

    警視庁捜査一課で継続捜査を担当する鷺沼友哉は14年前に起きた12億円を搾取した男が失踪後、死体となって発見された未解決事件の捜査に乗り出すが難航する。真相解明を拒むかのような圧力。それは一体誰が? 神奈川県警の”不良刑事”宮野裕之とともに真実を抉り出す大ヒット警察小説、伝説のシリーズ第一弾。
  • 804(税込)
    著:
    笹本稜平
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    立ちはだかる世界最大の壁……。緊迫の山岳小説
    ヒマラヤで“魔の山”と畏怖されるナンガ・パルバットで友を亡くした立原。決着を付けるべく、再び難攻不落のその頂に挑むが……。
    解説・市毛良枝(俳優)
  • 1,733(税込)
    著者:
    笹本稜平
    レーベル: ――
    出版社: 徳間書店

    葛木邦彦と俊史の親子刑事は、贈収賄事件を追っていた。しかしあと一歩のところで黒幕の国会議員が射殺されてしまい、首相の犯罪は闇に葬り去られてしまう。それによって、警察に政治家から様々な圧力がかかるなか、東砂二丁目で轢き逃げ事故が起こる。目撃者の証言により犯人はすぐに捕らえられるはずだったが、容疑者が大物衆議院議員の息子と判明。捜査はまたもや警察VS政治の様相を呈してきて……。葛木たちは正義を貫くことができるのか!
  • 1,980(税込)
    著者:
    笹本稜平
    レーベル: 角川書店単行本
    出版社: KADOKAWA

    検察、公安、捜査一課が一丸となって、国際社会の闇を暴く!

    ODAコンサルタントに従事する三人の日本人が殺された! 密命を受けた特捜検事の芦名は、アフガニスタンへ飛ぶ。公安、捜査一課とともに捜査を進めると、日本政府を揺るがす裏金システムの存在が発覚し――。

    ※初出「小説 野性時代」2017年4月号~2018年5月号 単行本化に際し加筆修正しています。
  • シリーズ3冊
    770880(税込)
    著:
    笹本稜平
    レーベル: ――
    出版社: 光文社

    元探偵の本郷は、警視庁監察係。警官の不正や不品行を取り締まる、いわば警察の中の警察だ。旧友の伝手で裏口入庁した彼の初仕事は、公安刑事と中国人女性の不倫調査。ところが、女性の妹が殺害されたことから、捜査は思わぬ方向へ。背後に見え隠れする蛇頭と大物警察官僚。本郷と仲間は、警察内部の底知れぬ闇に迫れるのか? 白熱する異色警察小説シリーズ第1弾!
  • 一人の会社員が巨大組織の陰謀に立ち向かう! ソフト開発会社社員・石黒悠太は、目の前で変死を遂げた友人から、1枚のディスクを託された。中には、スーパーコンピュータを駆使しても解読に50年はかかる、世界最強の暗号ソフトが。国際的謀略組織〈ビッグブラザー〉の魔手が、悠太と家族に迫る――。 圧倒的なリアリティ! 冒険小説界の大器、衝撃の処女長編!(『『暗号』(阿由葉稜名義)』改題)
  • 935(税込)
    著:
    笹本稜平
    レーベル: ――
    出版社: 光文社

    警視庁組織犯罪対策部の刑事・秋川は、自殺とされた旧友の死に不審を覚える。彼の妻から「夫を殺した連中に狙われている」との電話が――。直後、彼女は謎の失踪を遂げた! 独自の捜査を始めた秋川の前に立ちはだかる検察の影、背後で暗躍する暴力団組織……。さらに浮かび上がってきた、4年前の殺人事件の真相とは? 一刑事が巨悪に迫る、警察小説の新たな傑作!
  • シリーズ2冊
    550605(税込)
    著:
    笹本稜平
    レーベル: ――
    出版社: 光文社

    “おれ”は、東西の指定広域暴力団と地場の組織が鎬を削る街に事務所を開く私立探偵。やくざと警察の間で綱渡りしつつ、泡銭を掠め取る日々だ。泣く子も黙る組長からは愛犬探しを、強面の悪徳刑事からは妻の浮気調査を押しつけられて……。しょぼい仕事かと思えば、その先には、思いがけない事件が待ち受けていた! ユーモラスで洒脱な、ネオ探偵小説の快作!
  • 990(税込)
    著:
    笹本稜平
    レーベル: ――
    出版社: 光文社

    エベレスト山頂近くにアメリカの人工衛星が墜落! 雪崩に襲われた登山家の真木郷司は九死に一生を得るが、親友のフランス人が行方不明に。真木は、親友の捜索を兼ねて衛星回収作戦に参加する。ところが、そこには全世界を震撼させる、とんでもない秘密が隠されていた。8000メートルを超える高地で繰り広げられる壮絶な死闘――。大藪賞作家、渾身の超大作!!
  • 935(税込)
    著:
    笹本稜平
    レーベル: ――
    出版社: 光文社

    桐村彬は、南極で物資輸送に携わるパイロットだ。チリ有数の富豪である日系実業家シラセが南極基地で負傷。救助に向かうが、帰路、謎の双発機に襲われる。背後には黄金伝説を巡る陰謀があるのか。独裁者ピノチェト将軍の元部下、南米に巣くうナチス残党とネオナチ、見え隠れする超大国の影……真の敵の正体は? 極限に命を懸ける男たちの姿が胸に迫る冒険小説の金字塔!
  • 734(税込)
    著者:
    笹本稜平
    レーベル: 祥伝社文庫
    出版社: 祥伝社

    遺骨の入ったケースを胸に、それぞれに事情を抱える橘裕也と戸村サヤカ、勝田慎二の三人は、ヒマラヤ未踏峰に挑んでいた。彼らをこの挑戦に導いたのは登山家として世界に名を馳せ、その後北八ヶ岳の山小屋主人になった〈パウロさん〉だった。ビンティ・チュリ=祈りの峰と名づけた無垢の頂に、はたして彼らは何を見るのか? 圧巻の高所世界に人間の再生を描く、著者渾身の長編山岳小説。
  • 869(税込)
    著者:
    笹本稜平
    レーベル: 祥伝社文庫
    出版社: 祥伝社

    ニュージーランドの名峰アスパイアリングで起きた遭難事故が、森尾正樹を奈落の底に突き落とした。登山ガイドの彼は悪天候のなか瀕死のツアー客を救出し一躍英雄となるが、突如、保険金殺人の容疑で逮捕されたのだ。冤罪を主張するも検察の取り調べはあまりに作為的で――眺望絶佳な山の表情と圧巻の雪山行、そして決して諦めない男の法廷対決を描く愛と奇跡の感動作。
  • 880(税込)
    著者:
    笹本稜平
    レーベル: 祥伝社文庫
    出版社: 祥伝社

    急逝した父の遺志を継ぎ、山岳写真家として生きることを誓う風間健介。父の愛した厳冬の大雪山で撮影中、絶滅したはずのオオカミに命を救われたという田沢保と出会う。風間は、田沢が亡き父と交流のあったこと、殺人罪で服役していたことを知るが、極寒の中、田沢と共にオオカミを探すにつれ、彼の人間性に惹かれていく。やがて、二人の真摯な魂が奇跡を呼ぶ―。
  • 717(税込)
    著:
    笹本稜平
    レーベル: 幻冬舎文庫
    出版社: 幻冬舎

    最愛の兄の自殺から六年、ライター深沢の前に兄の妻と名乗る女性・朱実が現れる。そして、自殺の三日前に結婚していたこと、多額の保険金がかけられていたことを知る。保険金の受取人だった実父、朱実を連れてきた弁護士、担当刑事だった元同級生……。ひとり真相を探り始める深沢の元に、死んだはずの兄から一通のメールが届く。長編ミステリ。
  • 897(税込)
    著:
    笹本稜平
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    飽くなき挑戦の果てに辿り着いた奇跡とは!? 感動の超大作

    厳冬のマッキンリーを単独登攀中に消息を絶った津田悟。
    最愛の妻は出産直前、アラスカを舞台にした新規事業がようやく端緒につくという大事な時期に、
    彼はなぜ無謀ともいえる単独行に挑んだのか。
    親友の吉沢ら捜索隊は壮絶な山行の末に津田が全てを賭けた挑戦の真実を知る。
    山岳小説の最高峰がここに!
  • シリーズ2冊
    726792(税込)
    著:
    笹本稜平
    レーベル: 講談社文庫
    出版社: 講談社

    捜査一課を出された刑事が挑む警察捜査小説。警視庁捜査一課から青梅警察署水根駐在所長に。取り調べ中の容疑者の自殺で左遷された江波敦史警部補。組織から裏切られた彼は、自らを取り戻すための捜査する!
  • シリーズ2冊
    781(税込)
    著:
    笹本稜平
    レーベル: 小学館文庫
    出版社: 小学館

    カリブの海賊も慄くスペクタクル冒険小説!

     柚木静一郎は、四十年近い船員生活の掉尾を飾る航海に出ていた。船長として乗り込んだのは、船齢二十四年の不定期貨物船パシフィック・ローズ。パシフィックローズは生ゴム一万二千トンを積んでスマトラ島中部のドゥマイ港を離岸した。目的地は横浜。そこが柚木の船乗りとして最後の寄港地となる。パシフィックローズは、娘の夏美を初めて乗せた船でもあった。
     パシフィックローズはマラッカ・シンガポール海峡を航海中、ビンタン島沖合で船火事に遭遇する。要請を受けて救難に向かった柚木たちを待っていたのは、手痛い裏切りだった。パシフィックローズは、アララトと名乗る男が率いる集団にハイジャックされてしまう。船を乗っ取ったアララトは、北へ向かうよう指示する。彼らの目的は、積荷は身代金ではなかった。パシフィックローズは、世界規模のテロに巻き込まれようとしていた。
     太平洋、ロシア、アメリカ、アルメニア……世界中を舞台に究極の生物兵器をめぐる攻防戦が始まる!
  • 被疑者に甘い奴が、特殊班では切り札になる。

    東京都葛飾区在住の有村礼次郎という一人暮らしの資産家老人が失踪した。捜査すべき“特異家出人”であるかを探ることになった警視庁捜査一課特殊犯の堂園晶彦は、老人と唯一交流があったという少女・加藤奈々美から、老人と電話で話した際「変な音」を耳にしたことを知る。有村邸の玄関からは血痕が検出され、預金通帳や証書、有価証券、不動産の登記書、時価二億と推定される根付のコレクションが消えた。目撃証言により、彼を拉致したのは鹿児島の元指定暴力団員・中俣勇夫であることが判明。中俣の消息を追い鹿児島に飛んだ堂園は、自身の祖父と有村老人が県立鹿児島第一中学校で同級生だったことを知る。二人は高等学校の替え玉受験が発覚したことを機に、故郷・鹿児島を追われていた。県警の刑事・大迫らとともに中俣の潜伏先を特定した堂園は突入をはかるが、その直前、錯乱に陥った中俣が相棒に射殺されてしまう。しかし、拉致されたはずの有村老人は、その場に居合わせていなかった。有村の拉致には、彼と堂園の祖父の過去が大きく関わっていた……。
  • シリーズ2冊
    715759(税込)
    著:
    笹本稜平
    レーベル: 小学館文庫
    出版社: 小学館

    水中考古学者VS.トレジャーハンター。

     興田真佐人には、熱い船乗りの血が流れている。祖先である興田正五郎はおよそ400年前、メキシコのアカプルコとフィリピンのマニラを結ぶスペインのガレオン船「アンヘル・デ・アレグリア」の筆頭航海士として、太平洋の大海原で活躍していた。1620年8月7日、アカプルコに向かう二度目の航海中に「アンヘル・デ・アレグリア」は遭難し、正五郎は船と運命をともにしたという。水中考古学を専攻する真佐人は、太平洋のど真ん中に沈んだままの「アンヘル・デ・アレグリア」を引き揚げることに、人生を賭けていた。スペインを代表するリゾートビジネスグループのオーナー、アントニオ・バルデスをスポンサーに、恩師の田野倉賢治教授、同僚の片岡亞希らとチームを組み、沈船引き揚げプロジェクトが始まった。
  • 641(税込)
    著:
    笹本稜平
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    主人公の長嶺亨は大学院卒業後、サラリーマンをしていたが、父親の訃報をきっかけに奥秩父の山小屋を継ぐことになった。そんな亨をサポートしているのが「ゴロさん」。父親の大学の後輩で、ひょんなことからホームレス生活をしていたが、亨の父親と再会。父親の死後は亨を手伝い始めた。ある日、年配の刑事がゴロさんそっくりの指名手配のチラシを持って亨の家にやってきた。あまりにも謎に包まれたゴロさんの過去。亨の心にうまれた疑いの灯――。奥秩父の山小屋を舞台に、山を訪れる人々が抱える人生の傷と再生を描く、感動の山岳ヒューマン小説。監督・木村大作、主演・松山ケンイチで感動の映画化!
  • 692(税込)
    著者:
    笹本稜平
    レーベル: 徳間文庫
    出版社: 徳間書店

    ヨーロッパを舞台に活躍する武器商人の戸崎真人は、ある日突然、盟友ラファエル・ポランスキーの娘であるジャンヌに命を狙われる。ブリュッセル近郊の自宅で、父が車内で喉を掻き切られ、惨殺されたのだ。それを戸崎の仕業と勘違いしたジャンヌは、真犯人を探し出すべく、戸崎と行動を共にすることにしたが――。伝説の元傭兵・檜垣耀二(『フォックス・ストーン』の主人公)も登場する、本格国際冒険謀略小説。
  • 785(税込)
    著者:
    笹本稜平
    レーベル: 徳間文庫
    出版社: 徳間書店

    砂礫に投げ出された体、傍らにある突撃銃AK47、残骸となった軍用ヘリUH‐1ヒューイ…一体、何が起こったのか? RASDのポリサリオ戦線に軍事訓練を施すため招聘された傭兵の檜垣耀二は、敵対するモロッコ秘密警察に拉致され、訊問を受けたらしく記憶を失っていた。機体に残されたアタッシェケースの中身……政治的にも軍事的にも機密情報とは見えぬ謎の書類を巡り、闘いが始まる。
  • 660(税込)
    著者:
    東直己
    著者:
    冲方丁
    著者:
    貴志祐介
    著者:
    中山七里
    著者:
    狗飼 恭子
    著者:
    中田永一
    他7名
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    あの人気シリーズの、あの話題作の、もうひとつの物語

    『天地明察』『探偵はバーにいる』『鍵のかかった部屋』『さよならドビュッシー』『百瀬、こっちを向いて。』『ストロベリーナイト』『まほろ駅前多田便利軒』など、人気作のサイドストーリーが読めるアンソロジー。
  • 1,005(税込)
    著者:
    笹本稜平
    レーベル: ――
    出版社: 徳間書店

    陸上自衛隊輸送トラック襲撃、連続過激派殺害。公安と刑事部の捜査線上に浮かんだのは、テロ計画〈Nプラン〉関与で自衛隊を退職となった折本敬一。一体〈Nプラン〉とは何か? いま折本が企む謀略とは? ひとりの男が超大国に挑む! 長篇冒険小説。

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