『文藝春秋、佐藤愛子(文芸・小説、実用)』の電子書籍一覧
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「十一月がくれば私は満六十七歳になる。」――妊娠中の娘から2羽のインコを預かったのが受難の始まり。けたたましく啼くわ人の耳は齧るわで、平穏な生活はぶちこわし。一難去ってまた一難。今度は娘が持ち込んだ仔犬に安眠を妨げられる。揚句の果てに、孫のお守りだと? もう、ええ加減にせえ! ああ、我が老後は日々これ闘いなのだ。
2024年映画公開の『九十歳。何がめでたい』に連なる、痛快抱腹老後エッセイシリーズ第1弾。
※この電子書籍は1997年3月に文藝春秋より刊行された文庫版を底本としています。 -
2023年11月でめでたく100歳を迎える
作家・佐藤愛子の魅力と情報が詰まった完全保存版!
<作家対談>
又吉直樹 小池真理子 田辺聖子
<直木賞受賞作>
直木賞選評 +「戦いすんで日が暮れて」全文掲載 + 受賞ドキュメント
<自薦傑作小説+自作解説>
「ソクラテスの妻」
「オンバコのトク」
「沢村校長の晩年」
<交友録&グラビア> 遠藤周作・北杜夫・川上宗薫
<抱腹絶倒エッセイ> <生涯年譜> etc…
※この電子書籍は2021年7月に刊行された文春ムック「佐藤愛子の世界」の文庫版を底本としています。 -
親しい知人だけに送った“伝説の年賀状”全記録。
真面目くさった挨拶を年賀状に書くのは億劫だ。文言代わりに私らしい写真を送れば楽でいい――そう思った結果、書くよりも何倍もメンドくさいことに! 孫・桃子相手の扮装写真は、その成長と共にトトロ、幼稚園児、コギャル、泥棒、生首となぜか過激になるばかり。やがて反抗期を迎えた孫の運命は……。
解説・阿川佐和子氏「佐藤家の孫に生まれたかった!」
汗と涙の20年を振り返る、母娘三代の座談会付き。
娘・響子 「桃子、この二十年間の記録を今、客観的に振り返ってみてどうなの?」
孫・桃子 「これを客観的には見られないよ」
娘・響子 「あんたトラウマになってるの? ひょっとして(笑)」
孫・桃子 「これに関する記憶があんまりない(笑)」
祖母・愛子「だから、いま見てどう思うのよ!」
(本文「年賀状 鼎談講評」より) -
「面白中毒」ともいうべき性癖ゆえに自ら災難に突進し、波乱の人生を歩んできた作家・佐藤愛子。そんな彼女の、読めばなせだか元気がでるエッセイ41篇を収録。93年の人生の軌跡をたどる、秘蔵写真館、人生年表も入った、とってもお得な詰め合わせの一冊です!※本書は文春文庫『お徳用 愛子の詰め合わせ』に所収されたエッセイを再録、さらに「九十三歳のお正月」「私の覚悟」の二篇、グラビア、対談を加え再構成したムックです。
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佐藤愛子九十歳・奇跡の話題作、待望の文庫化!
老作家・藤田杉のもとにある日届いた訃報――それは青春の日々を共に過ごし、十五年間は夫であった畑中辰彦のものだった。
「究極の悲劇は喜劇だよ」
辰彦はそういった。
それにしても、どうして普通じゃ滅多にないことばかり起るのか。
当時の文学仲間たちはもう誰もいない。
共に文学を志し、夫婦となり、離婚の後は背負わずともよい辰彦の借金を抱え、必死に働き生きた杉は、思う……。
あの歳月はいったい何だったのか?
私は辰彦にとってどういう存在だったのか?
杉は戦前・戦中・そして戦後のさまざまな出来事を回想しながら、辰彦は何者であったのかと繰り返し問い、「わからない」その人間像をあらためて模索する。
枯淡の境地で、杉が得た答えとは。
『戦いすんで日が暮れて』『血脈』の系譜に連なる、かつて夫であった男と過ぎし日々を透徹した筆で描く、佐藤愛子畢生の傑作長編小説。 -
佐藤愛子九十歳・奇跡の話題作、待望の文庫化!
老作家・藤田杉のもとにある日届いた訃報――それは青春の日々を共に過ごし、十五年間は夫であった畑中辰彦のものだった。
「究極の悲劇は喜劇だよ」
辰彦はそういった。
それにしても、どうして普通じゃ滅多にないことばかり起るのか。
当時の文学仲間たちはもう誰もいない。
共に文学を志し、夫婦となり、離婚の後は背負わずともよい辰彦の借金を抱え、必死に働き生きた杉は、思う……。
あの歳月はいったい何だったのか?
私は辰彦にとってどういう存在だったのか?
杉は戦前・戦中・そして戦後のさまざまな出来事を回想しながら、辰彦は何者であったのかと繰り返し問い、「わからない」その人間像をあらためて模索する。
枯淡の境地で、杉が得た答えとは。
『戦いすんで日が暮れて』『血脈』の系譜に連なる、かつて夫であった男と過ぎし日々を透徹した筆で描く、佐藤愛子畢生の傑作長編小説。 -
人から見たら悲劇かもしれない人生。
しかし、正々堂々、力いっぱい生きた私はいま、満足だ
――こんな佐藤愛子は、どうしてできた?
ワガママ盛りの6歳で聞いた乳母の言葉は、思えば初めての人生の教訓だった。以来、父・佐藤紅緑、母、先輩や友の影響を受けて出来上がったのは、「他人から理解されないばかりでなく、自分でも何かわけのわからない、ヘンな佐藤愛子」。
そして二度の結婚に失敗、夫の借金に巻き込まれ、それでも人は幸福に生きられる!
93歳、初の語り下ろし人生論。
佐藤愛子を作った言葉
「なんぼお嬢ちゃんやかて、大きゅうなったらどうしてもせんならんということが、世の中にはおますのやで」(乳母)
「豆腐屋のオッサンかて校長先生かて、おんなじ人間ですがな」(母)
「カネカネという奴にろくな奴はいない」(父・佐藤紅緑)
「女に小説は書けないよ。女はいつも自分を正しいと思っている」(師・吉田一穂)
「君はね、平林たい子さんのような作家になりなさい」(師・北原武夫)
「苦しいことが来た時にそこから逃げようと思うと、もっと苦しくなる」(師・臼井栄子)
「君は男運が悪いんやない。男の運を悪くするんや」(友・遠藤周作) -
生来の「面白中毒」ともいうべき性癖ゆえ、自ら災難に突進し、波乱の人生を歩んできた作家・佐藤愛子。なればこそ書ける、真に心に染みる幸福論、皇室と愛子さまに寄せる思い、旅や家族についてのエッセイ。そして津村節子さん、小沢昭一さん、藤原正彦さん、北杜夫さんら親友・珍友との縦横無尽な語り合い。歯に衣は着せぬが涙もろい暴れ猪・佐藤愛子の多彩な魅力が満載!
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コドモの給食代を払わぬ親、些細な身体の不調で救急車をよぶ人、プライドばかりが高い草食系男子、必然性のないコンカツに励む女子……今の日本人はここまで甘ったれになった! 理不尽な世相を嘆きつつ、生きるおかしみと哀感を描くアイコ先生。86歳にして抱く現代の世相への怒りと違和感は、実は根底に「人間好き」の性(さが)があればこそ。爽快愉快、お馴染みエッセイ集。
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30年間苦闘を繰り広げてきた花粉症が、この春はどうしたことか、やってこない。ついに私も「完老」したのである――皆さん、さようなら!? 「悟る」ことなく爽快な愛子節を20年続けてきた「我が老後」シリーズもいよいよ最終巻か? タイガーウッズの浮気問題から、「知的人間」のメンド臭さまで、冴え渡る社会考察とユーモアで人間のおかしみをしみじみと堪能させる、元気がでる名物エッセイ!
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腰巻、褌、どら息子におぼこ……どこ行った?我々の祖先は、恥の文化を持っていたのだが。かつて庶民が共有したあのモノと情景を、一流のユーモアで綴る爆笑絶滅風俗事典
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『血脈』登場人物たちのセピア色のアルバム破天荒な佐藤家一族を描く大河小説『血脈』を振り返り、作品世界の紹介と関連エッセイや対談を収録。当時の貴重な写真も多数掲載
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話題騒然の大河長篇、待望の文庫化! NHKTVドラマ化!それは佐藤紅緑が新進女優を狂おしく愛したことに始まった。大正から昭和へ、因縁の炎が佐藤家を焼き尽くす……圧倒的迫力と感動
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楽隠居になるはずが――どうしてこうなる?楽隠居を目指したはずが「楽」のつかないただのばあさんになったという佐藤愛子さん。3・11以後の世相を鋭く考察したエッセイ集。
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