『森真沙子(文芸・小説)』の電子書籍一覧
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しっとりとした筆致で、江戸に生きる人の綾を時代推理の俊英が描く
訳あって武家の娘・綾は、江戸一番の花街の入り口に建つ船宿の住み込み女中に。
そこで遭遇した思いがけぬ六つの謎と事件の行方……。
船宿『篠屋』の勝手口から端正な侍が飛び込んで来て、追われていると言う。予約客の寺侍・梶原だ。女将のお廉は梶原を二階に急がせ、まだ目見え(試用)の女中・綾に、あんたも急いで二階に上がり、湯文字ひとつで梶原様の床に入るんだ、と叫ぶ。追手の足音も迫る。同衾を装うための芝居をしろというのだ。綾は床で丸くなって考えていた。この船宿は断ろうと。だが……。
6つの謎と事件の行方新シリーズ第1弾! -
幕末を駆け抜けた鬼鉄こと山岡鉄太郎。剣豪の疾風怒涛の青春。
父は小野派一刀流の宗家。「着物はボロだが心は錦」の六尺二寸、天衣無縫の怪人。
幕府講武所の剣術世話役を務めて四年目の二十五歳。
父は浅草の御蔵奉行をつとめた六百石の旗本小野朝右衛門、小野派一刀流の宗家でもあった。その四男の鉄太郎は少年期、剣に天賦の才をみせ、江戸では北辰一刀流の千葉道場に通い、激烈な剣術修行に明け暮れた。父の病死後、二十歳で格下の百俵二人扶持の山岡家に婿入りし小野姓を捨てた。幕府講武所の剣術世話役をつとめて四年目の万延元年三月三日、桜田門外で……。
若き日の山岡鉄舟、新シリーズ第1弾! -
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死に装束を身にまとい、死の一歩手前で恐怖と性の愉悦を深める男女。しかしあの世への花魁道中の途中から、ひとり、引き返してきた男がいた-。夫に先立たれ、料亭「浮舟」を切り盛りする若おかみ、結のもとに、浮世絵の版元から3日間の独占予約が入った。使用する客は、中世の伝説的遊女である地獄太夫を描いて人気の絵師。しかし、その部屋からは、昼間から奇怪なうめき声ばかり聞こえてくるのだった。遊び人の舅とともに原因解明に乗り出した結は絵師の過去に刻まれた、ある遊女との哀しい性愛の過去を知ることになるのだった。 -
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ホラー小説の旗手が新機軸に挑戦。近未来巨大都市東京の盛夏に起こるヒートアイランド現象、超高温ビル街に人体自然発火はおこりうるか? 気象予報士の姉に襲いかかる天変地異の因果関係は? 清涼飲料水業界の奇怪な仕組み、原発事故、などが複雑に入り組んで、焼死した弟の死因に謎は深まるばかり…。 -
“あの人はエイズです”──平凡な主婦・啓子はマンション内に配られた悪質な中傷ビラに,精神的に追いつめられていた。身に覚えのないことだが,啓子を見る住人の眼は噂とともに冷たく変貌し,やがて,ビラを配っていた犯人の後ろ姿を見たと言うガードマンの墜死から,事件はもう一つ別の凶悪な相を見せ始めた。一見,単純な中傷ビラと思われたその背後の恐るべき真相と連続殺人の謎……。息づまるサスペンスと意表を衝くどんでん返し!
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天保の改革が断行される中、大奥で出火があり、焼け跡から男の死体が出たとの噂。それが人気歌舞伎役者の京之助では、と幼なじみの墨弥に相談された狂言作者の新八は岡っ引きの文蔵を訪ねる。二人が芝居町の周辺を調べ始めると、不審な影が付き纏いだした…。
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古びた西洋館で起きる怪事件…華麗なゴシック・ロマン
湘南海岸にある古めかしい西洋館。その館には幽霊が出るという。自動車事故で演奏活動を断たれたヴァイオリニスト霧生冴子は、この館の主人のひとり娘・美也のレッスンを頼まれる。破格なレッスン料、閉ざされた秘密の怪獣庭園、館の中でおこる数々の不可解な事件……。冴子の周囲は館につきまとう過去の亡霊とともに次第に暗い炎に包まれる。華麗なるゴシック・ロマン。 -
妖美なガラス器を巡る連続死の謎…大型サスペンス
チェコの国宝級ガラス器が、デパートで展示中何者かによって粉々に砕かれた。現場をスクープした女流カメラマン真木れい子。だが彼女の留守番電話には「ネガを焼き捨てろ」と脅迫の声が吹き込まれていた。しかも真相を求めてれい子がたずねた男たちが、次々と不審な死に方をしていった。破片になってもまだ妖しくきらめくボヘミアン・グラス。その向こうに見える闇にひそむものは? 東京―小樽―プラハを舞台に描く大型サスペンス。
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