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『梓林太郎(文芸・小説)』の電子書籍一覧

1 ~60件目/全72件

  • シリーズ5冊
    605(税込)
    著者:
    梓林太郎
    レーベル: 徳間文庫
    出版社: 徳間書店

    世界遺産に登録された白神山地の秋は美しい。調査員の岩波惇哉をリーダーとする一行は、日本一のブナを求めて原生林を歩く予定だった。出発前夜、東京に降った黒い雨。それは不吉な事件の前兆だった!赤石川と滝川の合流地点で、一行は女性の死体を発見した。軽装だったことから、岩波は同行者の存在を疑う。被害者は東京の資産家の娘。しかも父親も二年前に行方不明になっているという…。長篇山岳推理。
  • シリーズ19冊
    550836(税込)
    著者:
    梓林太郎
    レーベル: 徳間文庫
    出版社: 徳間書店

    北アルプス常念岳(じょうねんだけ)に通じる林道沿いの小屋から身元不明の男女の変死体が発見された。死亡日時が二~三日違うという。女の財布から、奈良正倉院展や銀閣寺のチケット、男の所持品の中に東京の酒屋の名刺が見つかった。やがて明らかとなった二人の関係と人間模様。家族全員の消失、殺された男の親友だった警察官の失踪……。安曇野署・道原伝吉が辿り着いた事件の真相は!? 会心の長篇旅情推理。
  • シリーズ5冊
    8911,078(税込)
    著者:
    梓林太郎
    レーベル: トクマノベルズ
    出版社: 徳間書店

    五歳の子供を残して失踪した女の自宅に一億五千万円の現金が!? 
    松本署刑事・道原伝吉は、女の妹が暮らす諏訪を訪ねたが…。
    ストーカーは五歳の男の子!?
    殺された母親の自宅から発見された現金一億五千万円!
    謎が謎を呼ぶ傑作長篇!

    小さな子供に後をつけられる、という通報が松本署にあり、道原伝吉が事情を聞いたところ、古谷智則5歳と判明。
    母親古谷未砂子は二年前に離婚して二人暮らし。その母親が一週間以上行方がわからないという。
    やがて諏訪湖畔で自殺を装った他殺体で発見される! 
    しかも自宅から現金一億五千万円が見つかり捜査本部は色めき立った! 
    捜査が進むにつれ、その大金は離婚に際して資産家の夫と両親から受け取ったものと判明するが…。
    しかも三人の男が借金の申し込みに来ていたというのだ。
    謎が謎を呼ぶ会心の書下ろし長篇旅情ミステリー!
  • 682(税込)
    著:
    梓林太郎
    レーベル: ――

    夏が終わりを告げる頃、北アルプス・赤岳ヒュッテの管理人が遺体となって発見された。山を熟知している管理人が遭難するはずがなかった。人が良い彼がなぜ、殺されなければならなかったのか。そこには、山小屋で起きていたあることが、源流だった――『遭難遺体の告発』。全7篇。アルプスの山々を舞台にした殺意と刑事の活躍を、熱量高く、切れ味鋭く描ききった短篇集。
  • 名古屋で空襲に遭い、機銃掃射を受け記憶を失った少女・七恵は、指物職人の坪倉夫妻に引き取られて小布施へ移った。6年後に縁談が舞い込むが、折悪しく彼女に降りかかった不幸のために破談となってしまう。その後、坪倉が建て替えの仕事を請けた酒蔵で一人の男が殺された。いったい誰が、何のために――? 度重なる不幸に見舞われた七恵の失われた記憶はよみがえるのか!? 葛飾北斎ゆかりの地を舞台に描く傑作ミステリー!
  • シリーズ30冊
    586902(税込)
    著者:
    梓林太郎
    レーベル: 祥伝社文庫
    出版社: 祥伝社

    信州・梓川のほとりで、旅行作家・茶屋次郎は屈辱的な思いを味わった。
    通りがかりに偶然、女の絞殺死体を見つけて通報したのだが、地元警察に容疑者扱いを受けたのだ。
    疑いを晴らすべく、彼は自ら真相究明に乗り出した。被害者の女性は老舗の旅館で働く女性だったが、彼女の父も、さらには祖父も梓川で変死している事実が明るみに出た。偶然の一致なのだろうか?
    一族の家の奇怪な過去が浮かび上がるにつれ、茶屋は事件の奥深さに慄然とする――。
  • 下町人情探偵、奔る!

    いじめ「駆け込み寺」と女性撲殺事件のつながりは!? 東京・亀有で探偵事務所を開く小仏太郎。かつての警視庁の同僚・安間善行から受けた依頼は、調布市にある謎の家の主・宇堂忠次の正体を調べてほしいというものだった。〈予修寮〉と呼ばれるその家は「駆け込み寺」と呼ばれ、いじめで学校をやめた少年少女数人が住んでいるらしい。部下の下地に聞き込みをさせたところ、寮で家庭教師を務める女は北海道・旭川の出身だという。そんななか、その旭川に近い大雪山の麓にある層雲峡温泉で、ホテル従業員の内村京子が殺される事件が発生。しかも彼女はかつて予修寮に勤務していた過去が。事件と謎の家とのかかわりは…!?
  • 682(税込)
    著:
    梓林太郎
    レーベル: ――

    親友と思っていた出世が早い同期入社の男に蔑まれ、侮辱の言葉を投げつけられたら、サラリーマンはどうしたらいいのか?
    上司の策略で左遷させられても、黙って従うのがサラリーマンなのか?
    地方に飛ばされている間に、妻に浮気されたサラリーマンは、子どもや家庭のために見て見ぬフリをすべきなのか?
    本書の中編4本に、それらの答が描かれている。
    悔しさと悲しみを堪えるばかりが正しいことではない。不誠実な者たちに、冷徹に鉄槌を下す。怯まずやり抜くその胆力と正義感が、正しいサラリーマン人生に導く――。
  • シリーズ46冊
    660682(税込)
    著:
    梓林太郎
    レーベル: ――

    ちょうどその日、冬の上高地で、カラマツの木に寄りかかるようにして立つ、氷に閉じ込められた遺体が発見された。いったい誰が、手間をかけた遺体をつくったのか。警察官の妻の射殺と関連ははたしてあるのか。稀にみる難事件に、長野県警豊科署の道原伝吉が挑む!一月下旬の朝、警視庁刑事の妻射殺事件のニュースで持ちきりだった長野県警豊科署に「妙な遭難者を発見」の通報が入った。現場は上高地の小梨平。遭難者は若い男性で、氷柱の中に閉じ込められた形で木の幹に添って立っていた。所持品から身元は割れたが、脇腹を二か所刺されていたため他殺と断定、殺人事件へ。手がかりも殺害動機も掴めず、捜査は難航。担当の道原伝吉刑事も、これだけ犯人像が浮かばない事件も珍しい―と。山岳ミステリーの第一人者・梓林太郎の渾身作。
  • 上高地の横尾山荘に宿泊中の女が失踪した。翌朝、同じ山荘近辺でテント泊をしていた男が刺殺体で発見される。二つの事件に関連性はあるのか? 松本署の道原伝吉は複数の可能性を視野に入れ、捜査を開始する。その過程で、女の交際相手の許へ赴くが、直後に蒸発。時を同じくして、七里ヶ浜で事件の関係者が殺された。不気味に連なり続ける事件を食い止めるため、道原は江の島に向かうが……。凶事の真相に刑事・道原が鋭く迫る!
  • シリアスさを保ちつつ、軽妙かつ洒脱をふんだんに織り込んだ、梓林太郎の初期の意欲作だ。
    大手総合商社の課長であり、東京調布の大地主でもある松代小弥太は、土日になると身分を隠し、新宿歌舞伎町あたりでヒッピーごとき姿形となる。「ヒッピ」と呼ばれる松代のそばにはいつも、真冬という名の年端もいかない女の子がいて、彼女がトラブルや事件、厄介事を持ち込んでくる。全6話の連作。クセになる面白さを秘めた珍作!
  • シリーズ26冊
    440825(税込)
    著:
    梓林太郎
    レーベル: 光文社文庫
    出版社: 光文社

    北アルプスの常念岳に向かっていた会社員・重村保輔が、「不帰ノ谷(かえらずのたに)」の異名を持つ一ノ俣谷で行方不明になった! 懸命な捜索のなか、今度は捜索隊に加わっていた重村の友人・柿沼達行が刺殺されるという惨劇が発生! さらに、相次いで死に追いやられる重村の知人たち……。殺人鬼の正体、そして動機は? ご存じ道原伝吉刑事が、真相に鋭く迫る長編山岳ミステリー。
  • 南アルプスの仙丈岳に登っていた2つのパーティの計5人が、激しい吹雪のなか、仙丈小屋にたどり着いた。
    両パーティの食料は底をつきかけていたが、天候の回復は見込めず、足止めをくっていた。そんな状況のなか、新たに雪男と見紛うような大男が、小屋に避難してきた。
    大男は、リュックを失い、なにも持っていなかった。5人はその大男のために、食料を供出するばかりか、寝袋まで貸すことになったが、大男は当然の顔で、感謝の言葉すら口にしなかった。
    大男さえいなくなれば、生きながらえるのではないか。追い詰められていた両パーティの5人は、思いもかけない決断をする――。
  • 682(税込)
    著:
    梓林太郎
    レーベル: ――

    大規模な建設工事着工前に行われる環境調査を主業務とする会社社長の松宮達行は、寝汗をかくほどの不吉な予感に襲われていた。
    予感が的中したかのように、家族が食中毒で入院することになる。その数日後には、松宮自身が交通事故に遭ってしまう。運転者はわからずじまい。轢き逃げだった。
    いくら考えても、生命を狙われる覚えはなかった。それだけに、不幸な偶然が重なっただけとも思えたが……。
    悪意をぶつけられた者は、どうやって切り抜けるのか。スリルに満ちた長編推理!
  • 682(税込)
    著:
    梓林太郎
    レーベル: ――

    夫婦仲が険悪になって別居生活をはじめた刑事は、家出少女を保護するうちに一緒に暮らし始めてしまった。
    少女はしだいに、刑事にとって辛い現実を忘れさせる大切な存在になっていく。だが、刑事の生活を告発する手紙が署に送りつけられ、立場を悪くする。そんな折、幼児誘拐事件が起きる。悪いことは重なり、保護した少女の行方も分からなくなる。
    残された少女の荷物から行き先の手掛かりを見つけ追っていくが、そこで事件が起きていた――。
    刑事の職を棄ててまでも、少女への愛を貫こうとする男の純粋な執念の追跡が始まる。異色山岳ミステリー!
  • シリーズ3冊
    605990(税込)
    著:
    梓林太郎
    レーベル: ――
    出版社: 光文社

    北アルプス・蝶ヶ岳で死体が発見され、静岡市清水区在住の碓井公章と判明。公章は3日前にパーティーに出たきり行方不明となっていた。また、公章に付き添う石本はつ子も姿を消していた。刑事・道原伝吉は捜査を進めるが、上高地のホテルの宿泊者・白石英和が岳沢登山路で殺害される事件も発生。白石もまた清水在住だった。2つの事件の真相を追い、道原は清水へ飛ぶ!
  • 大手商社に勤める今泉は、ガンで妻を亡くして間もなく、常務の紹介で渋々見合いをした。断れば、出世はなくなる。常務はそんな難しい性格の人とわかっていながら、色よい返事ができずにいた。このとき、今泉には不倫関係の女性がいたのだ。
    見合いを進めるには、愛人が邪魔だった。常務から返事を聞きたいといわれればいわれるほど、愛人が疎ましくなった。そこで今泉は、この愛人を北アルプス常念岳の登山に誘った……。
    出世と新しい幸福を掴むために暴挙にでたごく普通のサラリーマンは、いったい何を掴めたのか。作者渾身の作!
  • シリーズ3冊
    671682(税込)
    著:
    梓林太郎
    レーベル: ――

    警視庁捜査一係の白鳥刑事、同じく一課の河津貴子、第十交通機動隊の月村修の3人は、中央アルプスの宝剣岳に登っていた。
    4月ではあったが、山には雪があった。
    登っていた者たちの耳に、空気を裂く音が届いた。その直後、雪が動き、雪崩が発生した。
    警視庁の3人は危うく難を逃れたが、4人が死亡した。
    空気を裂く音は、銃声ではなかったか? その振動が雪崩を引き起こしたのではないのか。
    雪崩被害の当事者となった捜査一係の白鳥刑事は、月村修をしたがえ、地道な捜査に乗り出す――。
    白鳥、月村の絶妙コンビが追う、長編山岳ミステリー。
  • 大手食品メーカーにかかってきた突然の脅迫電話がかかる。「明日の二時までに十億円を用意しなければ、菓子を食べた人が死ぬ」
    現金を輸送するため者として、犯人に指名されたのは、営業部員の三崎だった。
    三崎と社長室員の小舟春美は、東京から山形の月山へ現金を車で運ぶことになった。
    途中、同行していた小舟春美が姿を消してしまう。彼女の捜索のさなか、地元警察は出羽三山神社裏で男の死体を発見する。
    事態は脅迫事件に殺人が加わったことで混沌とし、三崎までもが疑われてしまう。
    三崎は自らの潔白を証明しようとするが、彼には後ろめたい過去があった。
    東北の霊山で、過去と現在が交錯し、欲と裏切りが入り組む。息詰まる展開がつづく長編山岳ミステリー。
  • 682(税込)
    著:
    梓林太郎
    レーベル: ――

    霞沢岳、大滝山、天狗ノコル、涸沢、帝国ホテルにほど近い上高地などを舞台にした、山岳の臨場感、醍醐味に溢れる6篇からなる短篇集。
    「凍る沢」では、霞沢岳で拾ったカメラがきっかけとなって、隠されていた事件があぶり出される。
    「暗い谷への接近」は、大滝山の麓に集まっていたカラスの群れから死体が発見されたことから事件が発覚する。
    ほかに、「潜伏」「刺殺」「春の弾痕」と、いずれも山岳を舞台にした、切れ味するどいミステリー。
  • この女、一体、何人殺ったんだ!?
    札幌・飛騨高山・上高地…流行作家とその秘書がたどり着いた真相!
    長篇旅情ミステリー。

    小森甚治は流行作家・野山遊介の秘書だ。
    野山が書き散らした原稿を整えたり、
    作品に必要な取材をして資料を準備したりするのが仕事である。
    ある日、野山は偶然新宿で知り合ったホームレスの男から興味深い話を聞き、作品にしたい欲求にかられる。
    小森はその男からさらに話を聞くことを依頼されるが、
    男は失踪し、やがて上高地の梓川で死体で発見された!?

    調査を進めるうちに、男が経営していた札幌のクラブのホステスで、高山出身の女がいることが判明する。

    飛騨高山で交差する連続殺人事件の真相は?
  • 探偵の岩波がリーダーの冒険グループの女性メンバー真那津が、阪神淡路大震災で母を亡くした少女を連れて帰京した。唯一の肉親は父だったが、数年前に妻子を棄てて愛人とともに沖縄に逃げてしまったようだった。
    成り行きで捜索をはじめた岩波は西表島に向かったが、父親は3年前から行方不明になっていた。
    なぜ、姿を消したのか。捜索を進めるうちに、思いがけない真実が浮き上がったきた。父親は無事なのか? 肉親を亡くした少女に安寧は訪れるのか――。
    南の島を舞台にした、異色ミステリー!
  • 残業で帰宅が遅くなったときのために、自宅とは別にアパートを持つ――。
    妻の承諾のもと、遠距離通勤しているサラリーマンにとっての夢のひとつを叶えた銀行マンの相原亮介だったが、一本の恐ろしい脅迫電話がかかってきた。その電話の主は、相原が別宅でもあるアパートに部下の女子工員を連れこんでいた秘密を知っていたのだ。
    バラされたくなければ山に登れ。脅迫者はなぜか、山に登れと命令してきた。相原は銀行マンとしての立場を守るため、平和な家庭を守るため、脅迫者に従ったが……。
    エリート銀行マンの夢が、どこで悪夢となったのか。人生の破綻にスポットを当てた異色の山岳ミステリー!
  • 重度の腎機能障害で苦しんでいる若い女性・麻也子は、幸運にも移植手術をすることができた。
    麻也子は友人の弓子にその幸運について話すうちに、臓器提供者・ドナーが気になりはじめる。そのうちに、どうやら腎臓バンクから得られたものではなく、父親の財力による闇ルートによって得られた腎臓を使った生体移植ではないかと疑いを持つ。罪悪感も日増しに強くなる。
    白馬の別荘で静養する麻也子は、弓子の勧めで、私立探偵を頼みドナー探しを始める。すると間もなく、探偵・出雲が鹿島槍ヶ岳で死体で発見され、その遺志を継いで調査を始めた探偵や病院スタッフも他殺遺体で発見される。
    臓器移植を巡る異色の山岳ミステリー!
  • 小学生が遠足で訪れ、カップルがデートにやってきていた大雪山系旭岳では、チングルマ、エゾコザクラなどが咲き誇っていた。
    霧が深くなる中、熊が突然現れ、女性を襲った。霧が晴れると、女性は無惨な姿で発見された。
    事故と思われたが、解剖の結果、殺人の可能性が高いことがわかった。
    容疑者として北海道警が睨んだのは、当然、一緒に登山にやってきた婚約者だった。
    だが、彼には崩せそうもないアリバイがある。
    北海道警の刑事たちは、アリバイを崩せるのか。忍耐の捜査がはじまった。
  • 山の魔物が死を招く!

    登山客で賑わう山には死を招く魔物が棲んでいる! 東京・葛飾の小仏探偵事務所を訪れた男性中学教師は教え子の女生徒との関係を知られたことで脅迫されているという。脅迫相手である女は自らを警視庁の刑事と称していた。偽刑事と睨んだ小仏は、教師、教え子と相談の上、脅迫金の受取り現場で待ちぶせするが、女は現われなかった。その頃、都心に近い高尾山の森林で死体が発見され…下町探偵が活躍する傑作ミステリー!「高尾山 魔界の彷徨」改題。
  • 霧ヶ峰の自然が好きで、東京から何度も登っていた北村真由子が行方不明になった。
    宿泊を予定していた山荘では、経営者の五代芳昭を先頭に、合宿をしていた多くの大学生らも加わって捜索がはじめられた。
    同時期に、霧ヶ峰を大々的に開発しようと、地元民と交渉をつづけていた東京の業者の責任者が殺害され、遺体で見つかった。
    自然を破壊し開発を強引に進めようとする業者と、地元民との軋轢が殺害理由なのか?
    そして、北村真由子は無事なのか。
    帰還を願って捜索をつづけたが、山荘の近くのカラマツ林の中で、北村真由子は遺体が発見された。その近くからは、山荘の経営者・五代芳昭が愛用していた登山ナイフが見つかった。
    警察では当然、五代を容疑者として取り調べることになったが……。
    開発したい者と保存を願う者との思惑が絡んだ、長編山岳ミステリー。
  • 682(税込)
    著:
    梓林太郎
    レーベル: ――

    悲劇ともいえる高校生の冬山遭難。この遭難は、なぜ、起きたのか――。
    山岳部の女子生徒が、先生に色目を使ったことが原因なのか。
    部員の父親に愛人がいたからか。
    それとも、顧問の先生が絶対に明かすことのなかった秘密によるものなのか。
    はたして、遭難は事故か、事件か。
    冬の北アルプス山中、過酷な吹雪の中、生徒と先生が生きのびるために生命を賭ける。
  • 木曽駒ヶ岳、宝剣岳がくっきりと眺められた晴天の駒ヶ根市の銀行に、強盗が押し入った。
    犯人は逃走の途中で人質を取る。偶然通りかかった三十三歳の三奈子だった。
    翌日には無事解放されるが、三奈子の人生は大きく変わっていくことになる。(表題・アルプス冬物語)。
    ほかに、「無名沢」「赤い崩壊地」「下山近道」「地獄への縦走」「奥又白谷」「魔性の尾根」など全7編からなる山岳推理短編集。
  • この女、一体、何人殺ったんだ!?
    札幌・飛騨高山・上高地…流行作家とその秘書がたどり着いた真相!
    書下ろし長篇旅情ミステリー

    小森甚治は流行作家・野山遊介の秘書だ。
    野山が書き散らした原稿を整えたり、作品に必要な取材をして資料を準備したりするのが仕事である。
    ある日、野山は偶然新宿で知り合ったホームレスの男から興味深い話を聞き、作品にしたい欲求にかられる。
    小森はその男から話を聞くよう命じられるが男は失踪し、やがて上高地の梓川で死体で発見される。
    調査を進めるうちに、男が経営していた札幌のクラブのホステスで、高山出身の女がいることが判明し…。
  • ニュージーランド南島のクック山の登攀に挑戦していた綾部峻に、緊急帰国の報が届いた。友人の北条が後立山連峰鑓ヶ岳での墜死したというのだった。ところが北条の山行計画は北アルプスで、場所も山も違っていた。なぜ、彼は死ななければならなかったのか。なぜ、彼は古くから知られている山行記のコピーを持参していたのか。疑問が渦巻く中、新たな殺人が起きた。綾部は独自に調べる決意をした!
  • 新宿行きスーパーあずさの車内で男性の変死体がみつかった!? 人情山岳刑事・道原伝吉が調査に乗り出すが―― 南小谷発新宿行きの「スーパーあずさ」車内で、ペンション経営者が殺害される事件が起きた。被害者の遺体は新宿到着前に松本でおろされ、豊科署所属の道原伝吉刑事が捜査に乗り出すことに。被害者の男性・宮沢は社内で若い女性と話していたという情報を入手し、その怪しい女の行方を追う道原。しかし、彼女が宮沢を殺したという決め手となる証拠がつかめない。あと少しで何かがつかめそうな予感がしつつも、捜査が行き詰ってしまった。そんな折、道原は宮沢の同級生が二年前に常念岳で不審な死に方をしていることを知る。この不審死が今回の宮沢殺害と繋がりがあると考えた道原は、あくまでも偶然の事故として処理されていた過去の事件を再び洗い直すことに決めるが――。遠い過去と現代まで、一本の糸が悲劇を引き寄せた――!? 男たちの怨讐と謎の女が隠す胸のうちに、事件解決のヒントがあるのか……。人情山岳刑事よ、走れ! 「修羅の断崖」、「北安曇 修羅の断崖」改題。
  • 山岳ミステリーの巨匠・梓林太郎の初の合本全3冊。
    人気の人情刑事道原伝吉が管轄署内で起きた殺人事件の解明をすべく出張した作品を集めたもの。
    「北海道雨竜殺人湿原」(諏訪署刑事 道原伝吉 出張捜査長編)
    「蔵王高原殺人事件」(長野県警豊科署 道原伝吉刑事 動機不明連続殺人捜査長編)
    「吉野山・常念岳殺人回廊」(豊科署刑事 道原伝吉 哀切苦悶捜査長編)
    いずれも、心の機微を感じ取りながら捜査していく道原伝吉ならではの物語で、心に迫ってくる。
  • 山で遭難した人を助けたい、素早い救助ができれば助けられる命が増えるはずだ──。
    純粋な想いに衝かれて動き出した、北アルプスでの私設の遭難救助隊・岳人隊。
    数人の規模ながら、着実に実績を積み上げていき、マスコミで取り上げられ、知名度があがった。
    だが、有名になるにつれて妬まれ、予想もしない激しい妨害工作をされるようになる。
    はたして彼らは、純粋な想いを貫けるのか、岳人隊は多方面からの圧力に押し潰されてしまわないか。
    山岳小説の第一人者となった著者が、初めての書き下ろした記念碑的力作。
  • 北アルプスで起きた2件の遭難死亡事故は、殺人ではなかったかとの投書が、長野県警刑事部「特殊犯罪捜査室」に寄せられた。
    捜査をはじめてみると、明らかにおかしな点が出てきた。
    同じ人物のパートナーが遭難していた。
    彼らは、親しいつきあいをしていたわけでものに、北アルプスに向かったのだ。
    これは事故なのか、事件なのか。刑事たちの地道な捜査がつづき、少しずつ真実が明らかになっていく。
    驚愕の結末は、予想できないものだった。
  • JR亀有駅北口交番に、「幼い頃、おもちゃ屋からダッコちゃん人形を盗んでしまった。二十数年経ったが、後悔は消えない。お詫びのしるしにお金を返したいが、かつてのおもち屋はないので探してほしい」との手紙と1万円が届いた。
    心温まる美談として新聞記事になった途端、殺人が起きた。
    作者によると、「この作品は、新聞に出ていた小さな記事がヒントになった」のだそうだ。
    そして、次のようにつづける。
    「私は毎朝、あるいは深夜、新聞を読んでいるが、ふと思考が、記事とはべつの方向へ流れてゆくことがある。映画を観ていても同じで、目はスクリーンを向いているが、脳は別の映像を映している。いずれも記事なり、映画の1シーンから起爆剤のようなショックを受けたためで、その一瞬が、長編小説の結末のヒントになる場合がある」。
    いくつものどんでん返しがつづくが、驚きだけでなく、悲しくせつない想いにもさせらる超一級の作品だ。
  • 682(税込)
    著:
    梓林太郎
    レーベル: ――

    厳寒の2月末、中央アルプス空木岳で女性2人を含めた7人のパーティが遭難した。
    テントの中で天候の回復を待ちつづけるが、天候は回復しない。
    食糧は少なくなっていく。猛吹雪はつづき、捜索隊は近づくこともできない。
    飢えと寒さに1週間、10日と晒されるうち、彼らの精神は少しずつ異常をきたしていく──。
    山岳小説の第一人者梓林太郎の長編小説第4作目となる、みずみずしい迫力に満ちた力作だ。
  • うら若き雑誌記者の行方不明から事件ははじまった。
    彼女の足跡を導くのは湖の畔に佇む謎の美女、その果てに中央アルプスで山男がつづけて殺害される。
    思わぬ人間模様が明らかになるにつれ、姿を見せぬ殺人者が徐々にその正体を現していく。
    信州の大自然を汚す人間の欲望を描いた長編山岳ミステリー。
  • 660(税込)
    著:
    梓林太郎
    レーベル: ――

    山岳ミステリーの第一者の作家人生、充実期の山岳ミステリー集だ。意表をつく見事な展開を繰り広げる3つの中編からなり、いずれの作品も筆が冴え渡っている。表題の『虚線の山』は、槍ヶ岳から戻るはずの夫を待っていると、深夜、見知らぬ女から、衝撃の知らせを受けた。夫は、女の部屋で急死したという。夫の死の原因は何か、本当にその死は病死だったのか。悲しみに暮れる中、妻は動き出す。
    『氷の密室』は、生活苦からやむなく自分の臓器を売ろうと決めた男にもちかけられた怪しいバイト。「臓器を売る気になったんだから」、どんなことでもできるはずだといい、100万円を振り込んできた。男はそれが罠と気づいたが、すでに抜けられなくなっていた……。
    『殺人・クリヤ谷』は、母が亡くなる寸前、一人娘の浩子は金を貸していたと教えられる。その額、1500万円。借金をしている、下町で印刷会社を営む東川は、小狡かった。
    返済する気がないとわかり、浩子はある危険な申し出を東川にしたのだった……。
  • 札幌・ススキノで中年男性が少女に刺される殺人未遂事件が発生。私立探偵・岩波惇哉のもとに、知己の女性・真那津からこの事件を目撃してしまったと連絡があった。北海道にかけつけた岩波だが、恐怖で被害者を置き去りにした真那津のことを、警察は容疑者として疑っていた。現場を走り去る謎の少女を見たという目撃者が複数いるにもかかわらず、なぜか肝心の真那津は少女の存在について証言をしたがらないのだ。そればかりか、目を覚ました被害者は、自分を刺したのは二十代前半の背の高い女だったと話しはじめ――。
  • 12月の豪雪が、白魔となって八方尾根を襲った!――その日折りしも、海智学園山岳部のメンバーが登山中であった。冬山登山をしたことがない山岳部顧問の大森信太郎教諭が、大森と寝た非行少女・富永ら、高校生五人を率いて彷徨する。風雪の牙に晒される彼らの結末は? 虚栄や嫉妬など、人間心理を鋭くえぐりつつ、極限の逆境を描いた、長編山岳サスペンス!
  • 新進作家・沢地十糸子は南アルプス北岳登山に清田修三を誘った。彼を殺す目的で――! 自分という愛人がありながら妹を犯した清田に恨みをこめ、ナイフを振り上げた十糸子から、清田は逃げ去った。それなのに、後日、清田は遺体となって発見された!? あの日、彼を狙う別の人物がいたのだ。だが、警察は十糸子を追及しはじめる。恐ろしき心理劇の結末とは?
  • 殺意は平凡な生活に萌した! 「お互い一人になれたら一緒になろう」と約束し、松崎三千絵との不倫を解消した向田幹也。ところが、末期ガンと知った彼の妻が失踪する。向田は行方を探す一方で三千絵との生活を夢みるが……若き取締役である向田の後妻の座を狙い、早くも接近する女性がいた。殺人、そして脅迫事件! 哀しい人間心理を描く傑作長編。
  • 880(税込)
    著:
    梓林太郎
    レーベル: 光文社文庫
    出版社: 光文社

    中堅衣料メーカー「ロバートソン」は営業部の接待役として美人ゴルファー・花川可津子を採用した。早速、可津子は接待ゴルフに駆り出されたが、プレイ中、得意先の専務が失明の危機に瀕する事故に遭う。そして、新企画がライバル会社に漏れるという事件が……!? 産業スパイが暗躍する衣料業界の熾烈な企業戦争を鮮やかに描く!
  • 660(税込)
    著:
    梓林太郎
    レーベル: 光文社文庫
    出版社: 光文社

    警視庁捜査一課の白鳥完市は、桑名留未子から、長野へ行ったまま消息を絶った恋人・宮岡将勝を探してほしいと頼まれた。このところ、宮岡は、情報サービス会社を秘かに調べていたらしい――ところが、長野ではなく、なぜか奥多摩山中で、彼は死体となって発見された! さらに、今度は留未子が……。連続殺人の驚愕の結末とは? 現代の恐怖を描く力作長編!
  • 770(税込)
    著:
    梓林太郎
    レーベル: 光文社文庫
    出版社: 光文社

    針持天八、48歳。勘がすべての誇り高き迷探偵。酒と女が大好きでひたすらマイペース。奇想天外な頭脳を持った彼には、これまた摩訶不思議な依頼が持ち込まれる。 マンションに一人住まいの女性から、いたずら電話の調査依頼があった。電話の内容は、針持が大好きな“あの最中”の女の声。そして、ことは殺人事件にまで発展……!?
  • 660(税込)
    著:
    梓林太郎
    レーベル: 光文社文庫
    出版社: 光文社

    はるかな尾瀬、遠い空……『夏の想い出』を聞き、尾瀬に向かった槇未弥子が失踪。必死の捜索により、発見された。首のない無惨な死体で! 変質者の犯行? 彼女の元恋人の不可解な死、同じ場所の別の死体……深まる謎が、警視庁の荒竹十三・白鳥完市コンビを攪乱する。 初夏にはミズバショウ咲き乱れる大湿原も、苛酷で冷徹な貌を持つ。異色の長編推理小説!
  • 登山に出かけた父の安志(やすし)が、下山日になっても帰ってこない。娘の佳奈子(かなこ)は、上高地に向かい、捜索隊も出動するが、その中の一人が、不審な死を遂げた。父と同行した女性は何者か。そして、安志の痕跡が西穂高独標直下の岩棚から忽然(こつぜん)と消えているのはなぜなのか。安志の隠されていた過去に向き合いながら、佳奈子は、事件の真相を追う! 胸を打つ哀切のミステリー。
  • 660(税込)
    著:
    梓林太郎
    レーベル: 光文社文庫
    出版社: 光文社

    北アルプス・西穂高で、警官二人が相次いで転落死! 捜査一課・白鳥完市刑事は、白バイ隊の月村修を強引に引き入れ捜査を始めた。難航する捜査線上に浮かんだ怪しい男。だが、彼には「鉄壁のアリバイ」が……。やはり事故か、完全犯罪か? 異色コンビの推理が冴える。 山岳ミステリーのワクを越えた、著者渾身の傑作長編!
  • 「夫を殺して」。愛人の穂波(ほなみ)の言葉に、宮島(みやじま)は身を震わせながらうなずいた……。八ヶ岳山中で崖から突き落とし、事故に見せかけようとするが、失敗。逆に自分が大怪我(おおけが)をしてしまう。ところが、殺しそこねたはずの穂波の夫が、その直後から行方不明に! いったい何が? 二人はお互いを疑い始めて……。息詰まる展開、迫真の心理描写で描く山岳ミステリの傑作!
  • 660(税込)
    著:
    梓林太郎
    レーベル: 光文社文庫
    出版社: 光文社

    信じられない事故が起きた! 登山中にアイゼンが折れ、大学生の井能哲也が転落死したのだ。しかも一年前、彼の先輩・菅も、冬の穂高で転落死していた。二つの事故に隠された謎がある? ――警視庁の白鳥完市は、菅に恨みを持つ三輪に疑惑を抱くが、彼にはアリバイがあった。事件当日、東京の会社にいたのだ。 大胆なトリックの連続殺人に挑戦! 鍵(キー・ワード)は「氷」と「火」‥‥。
  • 440(税込)
    著:
    梓林太郎
    レーベル: 光文社文庫
    出版社: 光文社

    山仲間二人と現金強奪事件を起こし、八千万円の現金を手にした青野。だが、待っていたのは、いつ終わるとも知れない暗く淋しい逃亡生活だった。そんな時に出会った、二十歳以上も年下の女・真弓。彼女もまた過去から逃げる女だった。名前と経歴を偽り、真弓と一緒に暮らし始める青野だったが……。“逃亡者“の心理をリアルに描いた犯罪小説の白眉!
  • 660(税込)
    著:
    梓林太郎
    レーベル: 光文社文庫
    出版社: 光文社

    四十半ばをすぎた鵜ノ木は、年に二回欠かさず山に登る。彼が横尾山荘で知り合った青年安西は、北アルプスの経験は浅かった。鵜ノ木は、連れを欲しがっている彼と蝶ガ岳を目指すことになった。天候の急変とともに二人の間には異様な空気が……!?〈光文社・「小説宝石」エンタテインメント小説大賞受賞作「九月の渓で」〉 傑作山岳ミステリー七編収録!
  • 770(税込)
    著:
    梓林太郎
    レーベル: 光文社文庫
    出版社: 光文社

    冬の北アルプス・焼岳(やけだけ)で、稜線上に張られたツエルトから首を出し、頭を割られて死んでいる男が発見された! 横には血糊のついた岩が……。一緒のパーティの他の二人は行方不明になっている。現場は、西穂山荘まで二時間。山での事故死とは思えなかった。 大自然を舞台に、巧妙なトリックで織り成す会心の山岳ミステリー!
  • エリート銀行マン・相原のもとに突然かかってきた脅迫電話。“醜聞(スキャンダル)を公表されたくなければ、山に登れ――” 。奇妙な指示に従うと、山には女性の全裸死体が! 電話の主は? 目的は? やがて第二、第三の事件が相原にふりかかる。 雪景美しい黒部山系を舞台に、山岳ミステリーの第一人者が仕掛けた巧妙な謎とサスペンス!
  • 605(税込)
    著:
    梓林太郎
    レーベル: 光文社文庫
    出版社: 光文社

    単独行にも馴れた鵜ノ木は、横尾山荘で知り合った青年と蝶ヶ岳を目指したが、天候が急変し、二人は遭難する。救助を求めて、別行動をとった二人の明暗を分けたものは何か?(表題作) ほかに、男との過去を抹殺するためにナイフを握った女の哀切を描く「月光の岩稜」など、事件の真相に迫って、人生の深淵を描く著者が自ら選んだ珠玉の6編。作家生活30周年記念企画。
  • 恵まれない生い立ちの青年にとって、女子大生との同棲生活は夢のような日々だった。しかし、嫉妬から恋人を絞殺。あてもなく部屋を飛び出した彼の足は、いつしか駒ヶ岳へと向かっていた。そこに待ち受けていたさらなる悲劇の連鎖とは? 母が「鬼畜」と罵る父への憎悪が、人生の歯車を狂わせたのか? 逃亡者の心理に深く切り込んだ傑作クライムノベル!
  • シリーズ10冊
    440660(税込)
    著:
    梓林太郎
    レーベル: 光文社文庫
    出版社: 光文社

    安曇野で開催された山岳オリエンテーリングで、一組の男女が遭難死。彼らは何者かに偽のコース図を渡されていた! 北アルプス山岳救助隊員・柴門一鬼の調査もむなしく、いっこうに容疑者が絞れない。そんななか、松本市内で凄惨な事件が発生、以後も次々と起きる残虐事件に捜査陣は翻弄される。一連の事件に共通する驚愕の事実とは? 山岳推理の傑作!
  • 715(税込)
    著者:
    梓林太郎
    レーベル: 祥伝社文庫
    出版社: 祥伝社

    「その女の人生を、めちゃめちゃにしてやりたい」竹村千草は会うなり、そう切り出した。私立探偵・岩波惇哉への依頼は、札幌に単身赴任中の彼女の夫を調査し、その浮気の証拠を見つけてほしい、というものだった。さっそく現地北海道に飛んだ岩波は、夫の竹村定輝がある女と道西のハイキングの名所・雨竜沼(うりゅうぬま)湿原に向かう姿を確認。だが、下山したのはなぜか竹村一人きりだった。女は一体どこへ……?(表題作『湿原に消えた女』)。一匹狼の探偵・岩波の推理が冴える、異色の連作短編集!
  • 「少女のころ、おもちゃ屋からダッコちゃんを盗んでしまいました。お詫びがしたいのですが」新聞記事を飾った美談はおもちゃ屋の家人が名乗り出て落着したかに見えた。だが直後、名乗り出た男が多摩川で、ついでその息子も北アルプスで変死。さらに娘までが蒸発。これは偶然か、それとも仕組まれた罠なのか…?

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