『吉田健一郎(実用)』の電子書籍一覧
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欧州共同体加盟から43年を経て、英国は「欧州」と袂を分かつ。EU28カ国全てが交渉の延長に合意しなければ、通告後2年でEU法の英国への適用は停止される。仮に英国とEUの間の協定が2年間で合意に達することが出来なければ、英国はEUの単一市場からは外れ、現在よりも高い関税率が英国からEUへの輸出品にかけられ、在英輸出企業の競争力に影響を与えるだろう。
筆者は、英国を6年以上にわたって分析してきたわが国で数少ない英国通のエコノミスト。EU離脱のインパクトを多角的に分析する。日本企業への影響分析については、ジェトロなどのデータも活用して豊かな内容。 -
世界経済、なかでも先進国は成長力を失っている。先進各国の中央銀行は景気浮揚のために積極的な金融緩和を行っているが、最近は効果よりも、株価がバブル気味になるなど副作用の方が懸念され始めている。米国、欧州、日本、さらに中国を加えた4極の今後の中央銀行政策とマーケットの動きを占う。
本書は週刊エコノミスト2015年11月10日号で掲載された特集「緩和中毒」の記事を電子書籍にしたものです。
目 次:
はじめに
・世界4極の果てしなき緩和 リーマン・ショックの再来も
・米国 利上げを阻む3要因
・欧州 限界に近づくECBの金融政策
・日銀 異次元緩和に出口は見えない
・中国 14年11月以降6度目の利下げ
・株式市場はどう反応するか
緩和マネーは株式に向かわざるをえない
市場予想以上の緩和なら2万1500円も
・年末の為替はどうなる 米利上げ開始は?
大統領選見据えドル安誘導
休止したドル高トレンドが復帰
正反対の日米金融政策で円安に
ECBの明確な緩和意思でユーロ安
FRB12月利上げでユーロ一段安 -
日米の金融政策や物価予想の違いが、2012年末からの円安・ドル高の流れを作ってきた。しかし、ここにきてこの流れに変調をきたし始めている。
中国、ギリシャ、米国利上げの危機連鎖で、マネーのリスク回避を徹底検証。専門家9人による「15年度下期為替大予想」などを掲載。
本書は週刊エコノミスト2015年7月21日号で掲載された特集「円高が来る」の記事を電子書籍にしたものです。
目 次:
はじめに
・中国、ギリシャ、米国利上げ 危機連鎖でマネーのリスク回避
「円安は日本経済にプラス」は本当か?
・円とドルの実力 主要通貨間で上位浮上の円 下位グループに沈む米ドル
・分岐点 15年が「最後の円安」の可能性も
・1ドル=102円も 過去3回の米利上げ局面は円高
・日銀の苦悩 追加緩和は景気悪化、円高・株安が条件
・専門家の大予想 2015年度後半の為替相場
日米の金利差拡大で円安へ=岩下真理
ドル高・円安基調の復活へ=植野大作
米利上げペースは緩やかに=斎藤裕司
中国減速が米政策の障害に=酒井聡彦
米利上げ後は円高=瀬良礼子
豪ドル 景気回復期待から底堅く=山田雪乃
トルコ・リラ 方向感欠けるレンジ相場=村田雅志
ブラジル・レアル 内政不安で安定せず=鈴木健吾
メキシコ・ペソ 米ドル高への抵抗力強い=秋本翔太
・日銀・黒田発言の真意 インフレ加速の潜在的不安への牽制
・欧州統合の後退か 借用証書がユーロを駆逐する
・中国が世界の銀行に 人民元がSDRに採用される日
・ミセス・ワタナベの今 3カ月で9割が撤退するFX -
日米欧がそろって歴史的な低金利状態にある。中央銀行からあふれるマネーが国債市場に向かっているためだ。さらに行き場を失ったマネーは、規制対象外のファンドを通じて、ハイリスク商品にも流入し始めている。世界マネー異変の最前線を追った。
本書は週刊エコノミスト2015年2月10日号で掲載された特集「世界金融不安」の記事を電子書籍にしたものです。
世界金融不安
・行き場を失い溢れるマネーが国際金融市場を不安定にする
・オイルマネー異変 原油下落がマネー逆流のリスクを高める
・コモディティー市場 投資銀行撤退でオーバーシュート
・FRB政策を読む 世界が注視する利上げの時期
・アンケート どう動くFRB・日銀・ECB
米景気は3%台半ばに加速 日銀の追加緩和は賃金次第
日銀は追加緩和見送り 金融抑圧は続くが国債購入減額も
米の利上げは2%程度まで 日銀は年前半の動きが勝負
・異常な日本国債 「出口」に関心が移った時に国債バブル崩壊
・バブル化する中国株 利下げ後に急騰する株式市場
・バーゼル3の問題点 規制強化がシャドーバンクを肥大化
・不動産マネー 過熱する各国REIT市場 緩和マネーが流れ込む
・揺れる通貨制度 通貨システムの持続性に疑問符
・ビットコイン人気の理由 主要通貨への不信と統制からの逃避
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