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『渡辺賢治(実用)』の電子書籍一覧

1 ~3件目/全3件

  • 感染症を予防する・重症化させない・後遺症を軽くする
    ……それ全部、漢方の守備範囲です!

    パンデミックに対して、
    漢方治療を一次予防として活用することが
    理に適っている理由は以下の通りである。

    ① 漢方の薬理作用は、生体防御能を引き出すのが主であり、
    病理微生物が不明の時点から使える。

    ② 耐性菌、耐性ウイルスを作らない。

    ③ 細菌に対しては抗菌薬の開発、
    ウイルスに対してはワクチン製造までの時間を稼げる。

    ④ 重症化が予防できれば、医療崩壊を防ぐことができる。

    こうした利点をもっと広く理解してもらうためには、
    感染症に対する漢方治療の基礎・臨床研究を
    積み重ねていく必要があるのだが、
    パンデミックに対して「漢方が使える」ことは
    もっと知られるべきだと強く思う。

    ・・・・本書「序章」より・・・・


    新型コロナを乗り切っても感染症問題は今後も続く――

     本書は漢方の基礎知識から中国・韓国などの
     感染症に対する伝統医療の最新事情、
     感染症に罹りにくい体づくりまで、
     日本漢方医学の第一人者である現役医師が、
     感染症と対峙した画期的な一冊です!
  • 頭が痛い、体が重い、寝つきが悪い、ずっと腰が痛い、肩が凝る、肌が荒れる、やる気が出ない......。
    こんなふうに、病院に行くほどじゃないけれど、調子が悪くて、いつも悩まされている......そんな 「なんとなく不調」はありませんか?
    一時的にではなく、いつまでもそのような不調を抱えたままなら、それは、東洋医学でいう「未病」 の状態にあります。
    未病とは、その字が表すとおり、「未だ病になっていない状態」=「健康と病気のあいだ」を意味し ます。
    そもそも人の体や心には「健康」か「病気」か、その明確なボーダーラインがあるわけではありません。未病とは、「健康とも病気ともいえない状態」のことです。

    これから病気になるかもしれないし、健康になれるかもしれない。

    どちらにも転ぶ可能性があります。
    そして未病を改善しないままでいると、病気にどんどん近づいていきます。
    「『なんとなく不調』だけど、寝込むこともないし、毎日働いていられるのだから、これくらいはまあ いいや」 「よくわからない不調は未病というけれど、結局まだ『病気ではない』わけでしょう? それならま だ安心だ」
    そうタカをくくっているかもしれませんね。
    けれども 、未 病 の ゾ ー ン に い る 限 り 、
    いつどこで 病 気 の 状 態 に 陥 っ て も 不 思 議 で は あ り ま せ ん 。
    「 なんとなく不 調」を抱えたまま放っている状態はじわじわとなんらかの病 気に近づいている状 態と言っていいでしょう。
    それどころか、どんなに健康に自信がある人、なんの不調もなく健康そのものと思っている人でも、 日々、知らず知らずのうちに、「病気」へと一歩一歩、近づいているかもしれません。

    この本では、「自分の力で未病を改善するための方法」をお話ししていきます。
    1章ではまず〝「未病」の正体〞や、未病状態にあることの危うさ(リスク)を明か していきます。敵を制するにはまず敵を知らなければなりませんね。
    また2章では未病を改善させるために、常日頃から具体的にどんなことを意識して実践していけばよいかを説明していきます。
    3章では、体や心の不調のなかでも比較的多くの方が抱えているものをとりあげ、そ れらの改善や予防をするための〝処方箋〞を解説していきます。
    そして章では、私の研究会に所属していた、「未病研究ゼミ」の学生たち自身の生 活体験の「実態」を、彼らの率直で正直な言葉を交えてご紹介したいと思います。学 生たちのリアルな考えや健康への取り組みを聞くことで、より未病改善を「自分ごと」 として考えられるでしょう。
    目まぐるしく動いていく社会にあって、現代に生きる人たちの多くは、仕事や家事・ 子育てのなかで、目の前にある「今やらなければならないこと」を最優先にして、自 分の体や心をついつい置き去りにしてしまいがちです。
    目の前の仕事も、家事や子育てもより良い未来の自分、家族、社会につながっていくことですから、確かに大事なことです。
    けれど、今の自分の心や体も、未来の自分の心や体につながっているのです。
    第一に、より良い未来の自分、家族、社会のどれも、今の自分の体や心の状態が土台になってこそ築かれていくものです。その土台が揺らいでしまっては、より良い未来をつくりあげていくことなんてできないでしょう。
    現在、そして将来にわたって、日々、はつらつと生活しながら最高のパフォーマンスで輝いて生きていけるよう、今、本当にあなたがやらなければならないことに気づき、未来をより良くしていけるよう、この本がいくばくかでもお役に立つなら、それに勝る幸いはありません。
  • 江戸時代に吉益東洞(一七〇二-一七七三)が礎をつくり、華岡青洲(一七六〇-一八三五)が西洋医学と融合させ、独自の進化を遂げた日本漢方医学。同じ病でも人次第で治療が変わる「同病異治」の哲学とは何か? 高齢化社会で多病を抱える患者への対応、200種を超える生薬を組み合わせ、がん治療の補助療法としての期待も高まる今、病との付き合い方を変える、東洋思想医学の可能性を考察する。漢方では関節リウマチであっても一人一人、また昨日と今日ではその性質が違うと考える。こうした極めて東洋的な考え方は、これからの医療を考える上で重要であろう。西洋の文化が直線的で四角定規であるのに対し東洋の文化は曲線であり、円である。わが国が担うべきは、単に薬という物質的なものだけでなく、文化的・精神的な考え方もひっくるめた、真の東西医学の融合ではないだろうか――「まえがき」より(本書は2013年、講談社選書メチエより『漢方医学』の題名で刊行されました。)

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