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『山口恵以子(文芸・小説、実用)』の電子書籍一覧

1 ~24件目/全24件

  • 980(税込)
    著者:
    山口恵以子
    レーベル: ――
    出版社: 潮出版社

    「食堂のおばちゃん」「婚活食堂」が大人気の著者が
    渾身の力で描く熱き人間ドラマ!!

    昭和30年、映画監督を目指す主人公の五堂顕(ごどう・あきら)は
    太平洋映画の助監督試験に落ちてしまう。
    だが、諦めきれずアルバイトを探しに来た撮影所で小火(ぼや)を消し止めたことから、
    照明部にスカウトされる。照明部のいちばん下の見習いからスタートした顕は、
    失敗を繰り返しながら現場で経験を積むうちに照明の魅力に引き込まれていく。
    まじめだが臨機応変で勉強熱心な顕は、徐々に監督や他のスタッフたちに好かれ、
    照明技師としての腕を上げていった。
    活気があり、エネルギーに満ち溢れていた映画の世界は、まさに娯楽の王様だった。
    しかし、映画の栄光は長くは続かなかった。「電気紙芝居」とバカにされていた
    テレビがカラー放送を開始し、東京オリンピックで爆発的に売れたのだ。
    映画会社の衰退は著しく、スタッフたちは事実上解雇されてしまう。
    顕は、照明技師たちは、映画界はこの先どうなってしまうのか──。
    もう一人の主役ともいえる女優の衣笠糸路(きぬがさ・いとじ)や
    初の女性脚本家、監督や俳優など、誰がモデルになっているのかを
    想像しながら読むのも楽しい。
    ただならぬオーラを放つ俳優、そして名監督たちが綺羅星のごろく存在した時代。
    そして、刻々を移りゆく時代のなかで、それでも変わらない心揺さぶるもの、
    人が懸命に生きる姿を、松本清張賞受賞作家の著者が描く。

    ──本作は誰にでも楽しめる極上の娯楽小説だと思います。
    読めば元気が湧いてくる物語に仕上がっています。
    本作が映画化・ドラマ化された暁には、衣笠糸路の役は、ぜひ私に演らせてください!
    糸路に魂を吹き込んでみせますので。(高島礼子/女優)

     ──「娯楽の王様」を支えた光当たらぬ技師たちの日々の研鑽と苦楽を照らし出し、
    映画スターが光り輝いていた時代の、明るく開放的な物語。
    (東えりか/書評家/「週刊現代」より)
  • 【ご注意】※この電子書籍は紙の本のイメージで作成されており、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。

    「ご飯のおとも」が小説になるなんて。

    食堂と酒をテーマにした『食堂のおばちゃん』『婚活食堂』『ゆうれい居酒屋』など、シリーズベストセラーを生み出した小説家の山口恵以子さん。このたび、「ご飯のおとも」が登場する10編の新作を書き上げました。東京の片隅で夜だけ営業する「めしのせ食堂」。今宵も元デパート勤務の女将が用意するアツアツのご飯に味噌汁、そして全国から取り寄せた自慢の「ご飯のおとも」を目当てにお腹と心を満たそうとさまざまな客が訪れます。小説に登場する40品は「ご飯のおとも」専門家の長船クニヒコさんが取り寄せも含めて詳しく紹介しています。

    小説の一例
    第二話[ふりかけ]二十五年の逃亡
    第三話[海の幸]女の分かれ道
    第五話[佃煮]ハートと胃袋
    第六話[海苔と昆布]ハッピーの兆しはすぐそこ
    第七話[おかず味噌とラー油]心変わり
    ほか全10編

    「ご飯のおとも」の一例
    [ふりかけ]ぶっかけ海苔めし/しそわかめ
    [海の幸]鮭ルイベ漬/さばのドライカレー
    [佃煮]磯くるみ/ピリカラ青のりの佃煮
    [海苔と昆布]邦美丸の塩海苔/えびすめ
    [おかず味噌とラー油]ごぼう肉みそ/サクサクしょうゆアーモンド
    ほか全40品

    ※この作品はカラーが含まれます。
  • シリーズ15冊
    660748(税込)

    焼き魚、チキン南蛮、トンカツ、コロッケ、おでん、オムライス、ポテトサラダ、中華風冷や奴……。佃にある「はじめ食堂」は、昼は定食屋、夜は居酒屋を兼ねており、姑の一子と嫁の二三が、仲良く店を切り盛りしている。心と身体と財布に優しい「はじめ食堂」でお腹一杯になれば、明日の元気がわいてくる。テレビ・雑誌などの各メディアで話題となり、続々重版した、元・食堂のおばちゃんが描く、人情食堂小説。(著者によるレシピ付き)。
  • シリーズ4冊
    711750(税込)
    著:
    山口恵以子
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    「食と酒」小説の名手が贈る、心温まる居酒屋の物語
    新小岩の居酒屋・米屋は気の利いたつまみとおかみの人柄で悩みを抱えたお客も癒されるのだが、じつはとんでもない秘密があって……。
  • シリーズ10冊
    660740(税込)
    著:
    山口恵以子
    レーベル: PHP文芸文庫
    出版社: PHP研究所

    名物おでんと絶品料理が並ぶ「めぐみ食堂」には、様々な恋の悩みを抱えた客が訪れて……。心もお腹も満たされるハートフルストーリー。

    「王様のブランチ」で話題! 「食堂のおばちゃん」で人気の著者、新シリーズ第1弾。心もおなかも満たされる幸せの食堂、開店です。牛スジ、葱鮪、トマト、蟹面といった名物おでんや牡蠣のカレー煮、蒸しイチジクの甘味噌かけなどの美味しい小料理……東京・四谷の「めぐみ食堂」は、女将の恵が一人で切り盛りするおでん屋だ。元・人気占い師の恵は、ある事情があって今は“見る力”を失っていたが、結婚のさまざまな悩みを抱える常連客と接するうちに、“男女の縁”が見えるようになって――。ときにほろ苦くも心あたたまる連作短編集。
  • 「ママ、ケーキを売ろう。人生リベンジしよう」熟年離婚した母と恋愛下手の娘が洋菓子店を始めようと奮闘するハートフルストーリー。

    いつも穏やかでお菓子作りが上手な母・茜と、法律事務所に勤めるしっかり者の娘・七。ある日、茜は医師である夫から突然離婚を言い渡されてしまう。夫の身勝手さに傷つき、離婚成立後もショックを引きずる茜。七と商店街のメンバーは茜を励まし、手作りのパウンドケーキの販売をすすめる。「人生へのリベンジ」をかけて、母娘二人のケーキ販売が始まった! 奮闘する母娘の絆をケーキと共に温かく描く感動作。
  • ミートソース、トリッパ、赤牛のロースト、鶏バター、アンチョビトースト……美味しい料理で人気の目黒の小さなイタリアン「食堂メッシタ」。満希がひとりで営む、財布にも優しいお店だ。ライターの笙子は母親を突然亡くし、落ち込んでいた時に、満希の料理に出会い、生きる力を取り戻した。そんなある日、満希が、お店を閉めると宣言し……。続々重版の大人気シリーズ「食堂のおばちゃん」の著者が放つ、料理と愛の物語。
  • 836(税込)
    著者:
    山口恵以子
    レーベル: 徳間文庫
    出版社: 徳間書店

    名門私立女子校で英語教師として働いていた篠田十希子は、突然母の死を知らされる。勤め先である高級料亭の客の商社の男と心中したというのだ。同僚との結婚も間近。娘の花嫁姿を楽しみにしてくれていた母が死ぬはずがない――。死の謎を解くため、十希子は母の勤めていた高級料亭で仲居として働き始める。謎多き客たちに探りを入れるうち見えてきた、驚愕の真相とは。昭和三十年代を舞台に描く愛と復讐のサスペンス!
  • 元演劇青年でデリヘルのバイトをしている希の元に、デカくて筋骨隆々の女性・イングリが会いに来た。希のお客である桐畑敦子が、イングリが経営している金融会社の金庫から一億円を持ち逃げしたという。自分が共犯でないことは納得してもらったが、何の因果か、希はイングリの捜索を手伝うことに……。実は正義漢が強く、人情に厚いイングリといると、希は、いろいろな事件に巻き込まれて――。涙と笑いのノンストップエンターテインメント小説、待望の文庫化。
  • 1,430(税込)
    著:
    畠山健二
    著:
    山口恵以子
    レーベル: ――

    【内容】
    『本所おけら長屋』シリーズの畠山健二と『食堂のおばちゃんシリーズ』の山口恵以子
    ふたりの人気小説家がタッグを組んだ類稀なるエッセイ集の誕生です!

    畠山健二と山口恵以子。
    今をときめく人気小説家が〝なぜか〟連むようになって早数年…。
    全国各地の書店を訪問し、細々とトークイベントを展開。
    作風は異なれど、話芸も違えど、ふたりはおもしろい、いえ、おかしい。
    そんな両氏は、
    いかにベストセラー小説家になったのか?
    いかに〝人の心〟をつかむのか?
    いかに書店さんへ足を運ぶのか?
    そうした理由が解き明かされる「至極のエッセイ集」が本書『猿と猿回し』なのです。

    【著者】
    小説家
    畠山健二
    1957年東京生まれ。大学卒業後、家業の鉄工所に勤めるかたわら笑芸作家として数々の演芸の台本執筆や演出を手がける。
    2012年『スプラッシュマンション』(PHP 研究所)で小説家デビュー。
    翌年から『本所おけら長屋』(PHP 文芸文庫)がスタート。
    2022年3月に最新刊である十八巻を刊行し累計150万部を突破。
    月刊『旅行読売』でエッセイを連載中。

    小説家
    山口恵以子
    1958年東京生まれ。早稲田大学卒業後、会社勤めをしながら、脚本家を養成するスクールに通いプロット作成を手がけるように。
    2007年『邪剣始末』(廣済堂出版*現・文春文庫)で小説家デビュー。
    2013年『月下上海』(文藝春秋)で松本清張賞を受賞。
    当時、社員食堂に勤めながら執筆活動をしていたことが話題となる。
    2015年~『食堂のおばちゃん』シリーズ(角川春樹事務所)、2018年~『婚活食堂』シリーズ(PHP文芸文庫)、2021年『ゆうれい居酒屋』(文春文庫)ほか著書多数。
  • 最愛の母を自宅で看取った、泣き笑い回想録。

     直木賞作家・桜木紫乃さんが大絶賛!
    <一緒にお母様を看取らせてもらったような錯覚は、わたしがこれから行く道を照らしてくれるだろう。本書は、親をなくすという大切な儀式のテキストだ。>(文庫解説より)

     元「食堂のおばちゃん」山口恵以子さんが松本清張賞を受賞して実質的な作家デビューを果たしたのは55歳の時。お見合いは43連敗、ずっと実家住まいの山口さんをいつも傍らで見守り、励ましたのが母・絢子さんでした。

     そんな最愛の母が認知症になってから、自宅での介護、看取り、そして葬儀のことまでを温かな筆致で克明に綴った『いつでも母と』は、単行本発売時に大反響を呼びました。

     文庫化にあたり、絢子さんの主治医でしろひげ在宅診療所院長の山中光茂先生との対談や山口さんの書き下ろしエッセイ、桜木紫乃さんの解説を新たに加えています。

     山口さんは「はじめに」でこう綴っています。
    <介護を体験した方や、現在介護中の方、大切な人との別れを経験した方にとって、この作品が少しでもお役に立てれば、あるいは何の役にも立たなかったけど「あまりのアホさ加減に思わず笑ってしまった」なら、大変幸せに思います。>

    ※この作品は単行本版として配信されていた『いつでも母と』の文庫本版です。
  • 801(税込)
    著:
    山口恵以子
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    6歳から96歳まで、歴史に翻弄された二人のヒロイン。
    伯爵家の令嬢・燈子と、遊び相手に選ばれた使用人の娘、美桜子。

    ふたりはトコとミコと呼び合い、友情を育みながら、大人への階段を上っていく。
    だが、終戦を境に伯爵家は没落、才気煥発な美桜子は実業界で成功し、燈子とその家を支えていく。
    時に慈しみ、時に妬み傷つけ合いながらともに歩んだふたりの90年を描く、感動の大河ロマン!

    ※この電子書籍は2016年12月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 16歳で両親が事故死し孤児となったりつ子は、絶縁状態だった父の生家・財閥の玉垣家に引き取られる。贅沢な生活を送りながらも常に〈よそ者〉でしかない孤独感を紛らわすかのように勉強に励み、東大に合格。卒業後は名家の御曹司と結婚し、双子を出産する。すべてを手に入れたりつ子が次に欲したのは、子どもたちの成功だった――。永遠にわかりあえない母娘を克明に描き出す圧巻の長編!(解説・斎藤環)
  • 出張料理人さち子が、依頼者の悩みを料理で解決していく笑いあり涙ありの痛快ストーリー。
    大御所の小説家を喜ばせた意外なレシピ、
    依頼者の老いた母を元気にした魔法のスープ、
    異国の来客に戸惑う両親とその息子を救った言葉……。
    そんなさち子は老舗料亭「花菱」の一人娘だったが、
    花板である父の死によって事態は最悪の展開に。
    大好きだった父の味は滅んでしまうのか──。

    食堂小説で大人気の著者が、料理、そして家族を愛する
    全ての人に捧ぐ、渾身の連作短編小説。
  • 1,683(税込)
    著者:
    山口恵以子
    レーベル: ――
    出版社: 徳間書店

    ページを繰る手が止まらない! 
    昭和30年を舞台に、美人英語教師の復讐と愛を描く長篇小説!
    昭和30年。社会が大きく変化しつつある時代。女手ひとつで十希子を育てた母が男と死んだ。
    心中死として処理された母の事件。だが、十希子には信じられない。あんなにも十希子の花嫁姿を楽しみにしていたのに。
    スキャンダラスな事件の結果、英語教師の職も、婚約者の愛も失った十希子は、真相を探るべく、母が働いていた格式ある料亭「千代菊」で仲居として働き始める。
    政治家、ブローカー……。謎多き客たちを接待しながら事件の背後を探る十希子を待ち受けていたものは…。
  • 700(税込)
    著:
    山口恵以子
    レーベル: PHP文芸文庫
    出版社: PHP研究所

    江戸の町で次々と起こる凄惨な殺人事件、そして驚愕の結末! 男と女、親と子の葛藤が渦巻く、一気読み必至の長編時代ミステリー。

    眉目秀麗、将来有望な蘭学医の卵・真吉。その心中事件に秘められた衝撃の真相とは……。親思いで優しく、蘭学所からの信頼も厚い彼は、長崎への留学を控えていた。そんな折、女を狙った凄惨な連続殺人が起こり、真吉が先生役を務める寺子屋の少女も犠牲になってしまう。彼は自ら犯人を捕まえようと立ち上がるが、その直後、真吉自身にも思わぬ容疑がかけられる。息も抜かせぬ展開、そして待ち受ける衝撃の結末。嫉妬と愛憎渦巻く、一気読み。
  • シモの世話、食欲低下に緊急搬送――元「食堂のおばちゃん」作家、ただいま要介護2の母を老老介護中! DV猫3匹にも振り回されつつ、笑いと愛情たっぷりの“朗朗”介護な毎日を綴った、新感覚ガス抜きエッセイ。

    シモの世話、食欲低下に緊急搬送――元祖「食堂のおばちゃん」作家、ただいま要介護2の母を老老介護中! DV猫3匹にも振り回されつつ、笑いと愛情たっぷりの“朗朗”介護な毎日を綴った、新感覚“ガス抜き”エッセイ。 〈著者紹介〉山口恵以子(やまぐちえいこ)1958年東京都生まれ。早稲田大学文学部卒。会社勤めのかたわら松竹シナリオ研究所で学び、ドラマの脚本のプロットを多数手掛ける。その後、丸の内新聞事業協同組合の社員食堂に勤務しながら小説の執筆に取り組み、2007年に『邪剣始末』でデビュー。2013年、『月下上海』で第20回松本清張賞を受賞。14年に食堂を退職して専業作家に。著作に『食堂のおばちゃん』シリーズ(ハルキ文庫)、『食堂メッシタ』(角川春樹事務所)、『毒母ですが、なにか』(新潮社)、『工場のおばちゃん あしたの朝子』(実業之日本社文庫)などがある。
  • 見合いの席で一目惚れ、没落華族の元に嫁いだ、豪商の娘・菊乃。しかしそこは地獄だった。妾の存在、隠し子、財産横領、やっと授かった我が子の流産――。菊乃は、欲と快楽を貪る旧弊な家の中で、自立することを決意すると、高慢な女中頭に暇を出し、傾いた財政を立て直す。激動の明治に鮮やかに華開く女の一生。
  • 「食堂のおばちゃん作家」が母をモデルに描いた、昭和の女一代記。泣き、笑い、心温まるあの頃の東京下町物語! 千葉・館山の老舗旅館の娘・朝子は、失恋をきっかけに新宿へ。ウェイトレスをやりながら声優を目指すも、突然、下町の鋏工場へ嫁いだ。舅との確執、夫の不倫、愛人との闘いなど、困難を乗り越えて、強く、楽しく、笑顔で生きていく。集団就職、初めてのテレビ、東京オリンピックなど、昭和の世相や風俗を鮮やかに描く、著者初の自伝的小説。母と娘の感動長編!
  • 1,400(税込)
    著:
    山口恵以子
    レーベル: ――
    出版社: PHP研究所

    元占い師の女将が営む「めぐみ食堂」には、今宵も人生や恋に悩む男女が訪れる。「食堂のおばちゃん」シリーズの著者が贈る婚活小説。

    人生、仕事、結婚に迷ったあなた、めぐみ食堂にいらっしゃい! 元占い師の女将による絶品料理で心も身体も癒やされる『食堂のおばちゃん』シリーズの著者最新作。お見合い43回全敗!? の著者が自戒を込めて贈る、渾身の婚活小説。牛スジ、葱鮪、トマト、蟹面といった名物おでんや牡蠣のカレー煮、蒸しいちじくの甘味噌だれなどの美味しい小料理……東京・四谷の「めぐみ食堂」には、今宵も常連客が訪れる。バツイチ、歳の差、国際結婚……様々な恋の悩みを抱える男女を優しく包み込む、ハートフルストーリー。
  • 737(税込)
    著者:
    山口恵以子
    レーベル: 徳間文庫
    出版社: 徳間書店

    十一歳のおけいは泣きながら走っていた。日本橋通旅籠(はたご)町の太物問屋・巴屋の長女だが、母は美しい次女のみを溺愛。おけいには理不尽に辛くあたって、打擲したのだ。そのとき隣家の小間物問屋の放蕩息子・仙太郎が通りかかり、おけいを慰め、螺鈿(らでん)細工の櫛(くし)をくれた。その日から仙太郎のため巴屋を江戸一番の店にすると決意。度胸と才覚のみを武器に大店に育てた女の一代記。(解説・麻木久仁子)
  • 693(税込)
    著:
    山口恵以子
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    『月下上海』の松本清張賞受賞で一躍スターダムに上り詰めた“食堂のおばちゃん作家”山口恵以子さん。彼女のデビュー作が待望の文春文庫化! 新内流しの門付け芸人おれんは、義父の刀匠・呉羽暁斎の遺言で、彼が呪いを込めて打ってしまった邪剣四振の行方を追っている。おれんは、辻斬りに襲われているところを救った貸本屋・文三の力を借りて邪剣を探し当て、邪剣に魅せられた者たちと死闘を繰り広げていく――。
  • 612(税込)
    著:
    山口恵以子
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    松本清張賞作家が満を持して放つ書き下ろし時代小説。新内流しを生業とするおれんは、旧知の清元の師匠・梅春の遺体発見現場に遭遇する。梅春は錦絵「艶姿五人小町」に描かれて人気だったが、その小指の先は切り取られていた。半月後、同じく錦絵に描かれた船宿の娘が殺された。これは連続殺人なのか? そんな折、おれんは錦絵の作者の弟子、玲泉と知り合うが……。
  • 652(税込)
    著:
    山口恵以子
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    第二十回松本清張賞受賞。スキャンダルを逆手にとり人気画家にのしあがった財閥令嬢・八島多江子。謀略渦巻く戦時下の上海で、多江子が愛する運命の男たち。昭和17年10月、八島財閥令嬢にして当代の人気画家・八島多江子は、戦時統制化の日本を離れ、上海にやってきた。そこで、招聘元である中日文化協会に潜入していた憲兵大尉・槙庸平から、民族資本家・夏方震に接近し、重慶に逃れた蒋介石政権と通じている証拠を探すように強要される。「協力を断れば、8年前の事件の真相をマスコミに公表する」8年前、多江子が夫・瑠偉とその愛人によって殺されかける有名な事件が起きた。愛人は取り調べ中に自殺し、瑠偉は証拠不十分で釈放されたものの、親元の伯爵家から除籍され、満州へ追われた。そして奇跡的に一命を取り留めた多江子は、スキャンダルを武器に人気画家へのし上がった。だが、その真相は、愛人と外地へ駆け落ちしようとした瑠偉を許せなかった多江子が、他殺に見せかけて自殺を図ったのだった。槙は何故か、その秘密を嗅ぎつけていた――。

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