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『蒲池明弘(新書、文芸・小説)』の電子書籍一覧

1 ~5件目/全5件

  • 神社は神道よりも先にあった。出雲、熊野、伊勢、諏訪――交通の要衝ではなかったり、都から離れていたりする場所になぜ巨大な信仰圏があるのか。古代の勢力圏と神話、および朱やメノウ、黒曜石、翡翠などの産地(火山地帯)との関係を研究してきた著者が現地に赴いて見て感じたこと。また、数多くの文献を渉猟して得た、自説を補強する卓見の数々を文中で紹介。目下の定説では日本にホモサピエンスが暮らし始めたのはおよそ4万年前とされているが、出雲の砂原遺跡の12万年前の地層から石器が見つかるなど、新しい地平も見え始めている。宝玉(鉱石)、温泉、噴火、断層、神話――様々な角度からロマンある古代史の世界に大胆に斬り込む一冊。読めば納得!
  • 馬が日本の歴史を動かした!

    もともと馬がいなかった日本列島に、馬が持ちこまれたのは五世紀ごろ。
    古墳時代の中期である。それを期に、この国は大きく変貌を遂げた。
    「馬」という補助線をひいて、日本の歴史を考えると、これまで謎とされてきた事象が説明できる。

    ○なぜ世界最大の古墳は、ヤマト王権の中心地であった奈良ではなく、大阪・河内地方にあるのか。
    ○なぜ東日本最大の古墳は群馬県にあるのか。
    ○なぜ九州最大の古墳は宮崎県にあるのか。
    ○なぜ前方後円墳がもっとも多いのは千葉県なのか。
    ○なぜ武士政権は東日本に誕生したのか。


    こうした謎を解く鍵が「馬」なのである。
    山がちでありながら、じつは日本列島には馬の飼育に適した草原が広がっており、東アジア随一の巨大な馬の生産国だったのだ。

    おもな馬の生産地は北東北、千葉、山梨、伊勢、河内、九州南部。
    すなわち奥州藤原氏、平将門、武田信玄、平清盛を輩出した伊勢平氏、源頼朝のルーツ河内源氏、島津家と、日本史に輝く武将の地盤と重なっているのだ。
    徳川家康の生まれた三河も馬産地である。

    古代から近代以前、馬は重要な輸送機関であり、軍事兵器だった。
    だから高値で売買され、莫大な富を馬産地にもたらした。その馬産地から、馬の活用にたけた武力集団が誕生し、彼らが権力を奪取した。

    この国のかたちを決めたのは「馬」なのだ。
  • 古代日本は朱の輸出で繁栄した「朱の王国」だった。
    「朱」という視点で日本の神話と古代史を読みなおすと、目からウロコが!
    長年、続く邪馬台国論争に一石を投じる画期的な論考の誕生。

    日の丸、神社の鳥居や社殿、漆器、朱肉……と日本には朱色があふれており、この国のシンボルカラーといってもいいだろう。
    朱の成分は火山地帯で産出される硫化水銀。火山国の日本では赤みをおびた石や砂として全国のいたるところで採掘できた。
    朱は顔料・塗料として、防腐剤・防虫剤として、さらには不老不死をねがう薬品に欠かせない水銀の原料として、大変な価値をもっており、古代日本の重要な輸出品だった。

    朱の産地が集積しているのは九州・奈良・伊勢。
    そして神話、古代史には、これらの地が、いくどとなく登場する。

    ・なぜ神武天皇は九州南部から近畿(奈良)へ向かったのか。
    ・なぜ世界的にも巨大な墳墓(古墳)が奈良周辺で多く造られたのか。
    ・邪馬台国の候補地は、なぜ奈良と九州が有力なのか。
    ・なぜ八幡宮の総本社は大分県宇佐市にあるのか。
    ・なぜ伊勢に国家的な神社が鎮座しているのか。
    ・なぜ奈良・東大寺の「お水取り」は火祭りなのか。

    こうした疑問も「朱」を補助線にすると、定説とは異なる解が浮かび上がる。
    半世紀もの間、埋もれていた仮説を手がかりに、日本の古代を探る。
  • 神話の舞台を歩くための無料ガイド!

    「九州、出雲、熊野の火山活動によって形成された風土が古事記神話の背景にあるのではないか」
    こんなアイデアから文春新書『火山で読み解く古事記の謎』は始まります。

    著者は火山の現場を歩きながら古事記神話の謎ときに挑みました。このガイドでは、その取材の過程で撮りためたカラー写真をふんだんに用いて、火山活動が生み出した雄大な光景や、奇妙な風景などご紹介します。
    それにくわえて実際に著者と同じ場所への旅行を企画している方に向けて、役に立つ情報をお届けします。鹿児島の離島・硫黄島や霧島・高千穂、出雲地方、隠岐諸島、熊野までのアクセス、現地の交通や宿泊事情、さらには事前の情報収集に役立つウェブサイトをご案内。

    文春新書『火山で読み解く古事記の謎』を読んだ方はもちろん、まだ読んでない方も神話の謎に引き込まれます。
    このコンテンツをスマホにおさめて、神話の舞台を実際に歩いてみませんか。
  • なぜ古事記は火山地帯をおもな舞台としているのか?

    古事記における大きな謎のひとつは、九州南部と出雲の二か所が神話の舞台として繰り返し登場することです。
    その謎をとく鍵は、その二か所が日本列島で有数の火山エリアであるというシンプルな事実から見出されるのではないでしょうか。

    縄文時代の半ばごろの今から7300年前、鹿児島県の南端の沖合いで「鬼界カルデラ大噴火」という、噴煙の高さが海抜43キメートルにもおよんだと推定される、すさまじい規模の噴火がありました。日本史上、いや、この一万年間では地球上で最大の噴火ともいわれる規模でした。

    その巨大な火山噴火に遭遇した縄文時代の人々の、驚きや畏怖の感情が、古事記神話の「種」になったのではないか? そう思い描いてみると、神々の物語はまったく違った相貌を見せてくれます。

    地質学データ、文献、足で集めた情報をもとに古事記神話の謎に挑戦する意欲作!
    火山と古事記を結びつける本や論文を紹介するガイドブックであり、九州、出雲、熊野という古事記神話の舞台への旅にいざなうガイドブックです。

    <目次>
    第一章 アマテラスと縄文時代の巨大噴火
    第二章 出雲――八雲立つ火山の王国
    第三章 縄文時代に出現した天孫降臨の山
    第四章 女神イザナミ――黄泉の国は火山の国か
    第五章 熊野――謎の巨大カルデラの記憶
    第六章 大地を鎮める王――永遠に遍歴するヤマトタケル
    終章 日本列島における火山の記憶

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