セーフサーチ設定を変更しました
ページの先頭です
KADOKAWA作品コイン50%還元キャンペーン

『文芸・小説、亜紀書房』の電子書籍一覧

1 ~60件目/全65件

  • 〈 迷い、悩み、疲れているあなたへ 〉

    NHK「100分de名著」の人気指南役が贈る、目まぐるしい日々を生きるあなたに寄り添う言葉。

    ---------
    〈 自分を支える言葉は、実は自分自身の中にすでにある 〉

    生きていくうえで、何が大切なのか。どこを目指して進めば良いのか。
    迷いのなかから再び立ち上がり、前を向いて歩き始めるために、「自分だけの一語」を探す心の旅の導きとなる一冊。

    ---------

    年齢を重ねると自然に生活の幕は開く。勉強の期間を終え、仕事に従事するようになれば、生活との格闘はいやでも始まる。

    だが、人生の扉が開く時期は人それぞれだ。早ければ早いほどよい、というのではない。ただ、どこかでその扉にはふれなくてはならない。
    人は、自分の人生を生きない毎日を送り続けることはできないからである。

    生活は水平的な方向のなかで広がりを求めて営まれるのに対して、人生は一点を掘り下げるようにして深まっていく。
    生活のなかで人は、多くの言葉を知る。そうすることで会話も読書も執筆もできるようになる。

    だが人生の一語は、そうした場所では出会わない。それはいつも切実な経験とともにある。
    その言葉とは、広がりのなかではなく、深みにおいて遭遇する。

    〈「人生の一語」より〉

    ---------

    【目次】
    ■人生の一語
    ■自分を愛する
    ■人生の羅針盤
    ■かなしみの国
    ■願いと祈り
    ■ひとりの時間
    ■メモと「書く」
    ■沈黙を感じる
    ■言葉と食べ物
    ■生きがいとは何か
    ■見えない涙
    ■似て非なるもの
    ■眼のちから
    ■五つの眼
    ■黄金の言葉
    ■心の水
    ■時を取り戻す
    ■拙いものと切なるもの
    ■最期の言葉
    ■人生の土壌
    ■尊い姿
    ■よろこびの花
    ■いのちのコトバ
    ■いのちの使い方(一)
    ■いのちの使い方(二)
    ■見えない手
    ■言葉のひびき──あとがきに代えて 
    ■探していた言葉に出会うためのブックリスト
  • シリーズ12冊
    1,7602,420(税込)
    著:
    チョン・セラン
    レーベル: ――
    出版社: 亜紀書房

    痛くて、おかしくて、悲しくて、愛しい。

    50人のドラマが、あやとりのように絡まり合う。
    韓国文学をリードする若手作家による、めくるめく連作短編小説集。

    ものがたりの楽しさに満ちた、韓国小説の新シリーズ創刊!

    (訳者あとがきより)
    家族のように近い関係ではなく、すれ違う程度の人々、良き隣人たちの存在が社会においてどんなに重要かを著者は描きたかったのだろう。
    還暦を前にした母親である訳者にとっては、お嫁さんのけがに心を痛めるチェ・エソン、
    初の就職でダメージを受けた娘を思いやるイム・チャンボクの二人はまさに同僚、
    もう一歩進んで同志のように感じられたし、読む人の立場によってそれぞれに、
    忘れられない「人生の同僚」を見つけることができるだろう。
  • 詩人、騎士、政治家、外交使節、流浪の食客……。
    ──ダンテとは、いったい何者だったのか?

    イタリアを代表する歴史家が、中世という激動の時代を生きたダンテの人生を徹底的に分析した一級評伝。

    ---------

    イタリア最大の詩人ダンテ。
    地獄篇、煉獄篇、天国篇の三部構成から成る叙事詩『神曲』は世界の文学史に燦然と輝く不滅の傑作だ。

    本書はイタリアを代表する歴史家が、フィレンツェに保存された文献を丹念に読み解き、これまで言及されてこなかったダンテの人生をつまびらかにしていく。

    ---------

    ──もし、あの日の朝、ダンテが騎士として出兵していたなら、彼の運命は変わっていただろうし、私たちもおそらく『神曲』という作品を持つことはなかっただろう。

     * * *

    中世という激動の時代の社会や文化を背景に、権力、金、戦争、復讐、家族、友情、そして愛の観点から初めて分析し、〈人間・ダンテ〉を浮かび上がらせた本格評伝。

    ---------

    【目次】
    1……聖バルナバの日
    2……ダンテと高貴さ
    3……カッチャグイーダとその他の人々
    4……ダンテ一族
    5……子供時代と隣人たち
    6……愛と友人
    7……教育
    8……結婚をめぐる謎
    9……ダンテと事業
    10……政治──豪族と平民
    11……政治──白派と黒派
    12……追放
    13……亡命者の家族
    14……資産の行方
    15……悪い仲間
    16……ヴェローナの謎
    17……改悛
    18……「他人の家の階段」
    19……ハインリッヒ七世
    20……他人のパン
    21……ラヴェンナ

    訳者あとがき
    索引
  • 2,200(税込)
    著:
    若松英輔
    レーベル: ――
    出版社: 亜紀書房

    色んな人に
     あいさつをする
     会社でも道端でも
     手紙を書くときも

     相手と そっと
     つながりたいから
     丁寧に

     でも わたしは
     近ごろ
     自分に
     あいさつをしていない
     
      ──「あいさつ」

    ---------

    〈 自分にそっと 優しく 声を掛けてください 〉

    ──ことばがこころを包む時がある。
    かなしみと共に歩むための、詩という姿をまとった贈り物。
    NHK「100分de名著」指南役としてお馴染みの批評家・詩人による第7詩集。

    ---------

    【目次】
    ■言葉とことば
    ■あいさつ
    ■言えないことば
    ■常識
    ■現実
    ■言葉の壁
    ■ことばの抱擁
    ■二つの理由
    ■涙の石
    ■ことばの光
    ■旅することば
    ■高貴な人生
    ■ノヴァーリス
    ■愛しみを産む
    ■愛の秘義
    ■美神のおとずれ
    ■言葉を溶かす
    ■孤独の意味 I
    ■孤独の意味 II
    ■ある詩人への手紙
    ■亡き者のつぶやき
    ■天使
    ■啓示
    ■なぐさめ
    ■四十六億年の果て
    ■永遠の日
    ■痛み
    ■休日
    ■沈黙の声
    ■言葉を生きる
    ■火花
    ■ことばのありか
    ■光であることば
    ■時間の壁
    ■ことばの翼
    ■奇蹟のことば

    ■あとがき
  • シリーズ2冊
    2,0902,420(税込)
    著:
    キム・エラン
    訳:
    古川綾子
    レーベル: ――
    出版社: 亜紀書房

    韓国文学の新シリーズ〈キム・エランの本〉刊行スタート!

    《第一弾は、BTSのRMさんも愛読、韓国で17万部の大ベストセラー小説集》

    --------------------------------------

    タクシー運転手のヨンデは、車内で、中国語のテープを聴いている。
    数ヶ国語を話せた、死んだ妻が吹き込んでくれたものだ。

    何をしても長続きせず、「家族の恥」と周囲に疎まれ、三十六歳で逃げるように上京した彼は、中国の地方から出稼ぎに来ていた親切な女ミンファと出会い、結婚し、貧しいながらも肩を寄せ合うように暮らしていた。

    だが、やがて彼女はがんを患って……(「かの地に夜、ここに歌」)。


    裏切り。罪。喪失。悲しみ。
    韓国文学の旗手が贈る、哀切な8つの物語。

    ——この空の向こうに、幸せはきっとある。

    --------------------------------------

    【目次】
    ■日本の読者の皆さんへ

    ■そっちの夏はどう?
    ■虫
    ■水中のゴリアテ
    ■かの地に夜、ここに歌
    ■一日の軸
    ■キューティクル
    ■ホテル ネアックター
    ■三十歳

    ■あとがき
    ■訳者あとがき
  • シリーズ2冊
    2,2002,420(税込)
    著:
    チェ・ウニョン
    訳:
    古川綾子
    レーベル: ――
    出版社: 亜紀書房

    〈大きな悲しみが、私を守ってくれる〉

    『ショウコの微笑』<a href= https://www.akishobo.com/book/detail.html?id=949" >『わたしに無害なひと』</a>の気鋭のベストセラー作家、初の長編小説

    ----------------------

    夫の不倫で結婚生活に終止符を打ち、ソウルでの暮らしを清算した私は、九歳の夏休みに祖母と楽しい日々を過ごした思い出の地ヒリョンに向かう。

    絶縁状態にあった祖母と二十二年ぶりに思いがけなく再会を果たすと、それまで知ることのなかった家族の歴史が明らかになる……。

    家父長制に翻弄されながらも植民地支配や戦争という動乱の時代を生き抜いた曾祖母や祖母、そして母、私へとつながる、温かく強靱な女性たちの百年の物語。

    ----------------------

    日が昇る前に大切なあの人に伝えておきたいことがあった。
    明るくなったら、言えなくなりそうだから……。

    2021年〈書店員が選ぶ“今年の小説”〉、第29回大山文学賞受賞。

    ----------------------

    【目次】
    ■明るい夜
    ■あとがき
    ■日本の読者の皆さんへ
    ■訳者あとがき

    ----------------------

    「ものがたりを読む」ことの楽しさや喜びをお届けする新シリーズ〈ものがたりはやさし〉第1弾。
  • シリーズ6冊
    1,7601,980(税込)

    韓国文学の新シリーズ〈チョン・セランの本〉刊行開始!『フィフティ・ピープル』の若き旗手が放つ、奇想天外な物語。

    この学校には、何かがいる——
    養護教諭のアン・ウニョンが新しく赴任した私立M高校。この学校には原因不明の怪奇現象や不思議な出来事がつぎつぎとまき起こる。霊能力を持つ彼女はBB弾の銃とレインボーカラーの剣を手に、同僚の漢文教師ホン・インピョとさまざまな謎や邪悪なものたちに立ち向かう。はたしてM高校にはどんな秘密が隠されているのか……。
    斬新な想像力と心温まるストーリーで愛され続けるチョン・セランの魅力が凝縮した長編小説。

    「私はこの物語をただ快感のために書きました。一度くらい、そういうことがあってもいいんじゃないかと思いました。ですから、ここまで読んできて快感を感じられなかったとしたら、それは私の失敗ということになります。」(「あとがき」より)

    ドラマ化決定!
  • 2,200(税込)
    著・イラスト:
    目黒雅也
    レーベル: ――
    出版社: 亜紀書房

    ランチするなら、ハシゴするなら、
    骨董買うなら、本屋へ行くなら……
    ──“ニシオギ” という手がありますよ。

    吉祥寺の隣でにぎわう素敵な小道の光る街・西荻。
    西荻生まれの著者が綴る偏愛イラストエッセイ。

    ---------

     最近ふらふら街を歩いていると、開店準備中のお店をよく見かける。
     閉店するより明らかに、新たにはじまるお店のほうが多いのだ。
     西荻は死なず。
     期待をこめて見守っていきたい。(「おわりに」より)

    ---------

    【紹介するお店】
    ポモドーロ、萬福飯店、ハンサム食堂、シタル、とらや、はつね、欧風料理 華、酒房高井、戎、よね田、ぷあん、ビストロフェーヴ、山ちゃん、西荻ポルカ、SWAMP、それいゆ、村田商會、物豆奇、甘いっ子、ノースウェストアンティークス、今野書店、古書 音羽館、BREWBOOKS、FALL、文具店タビー、ぺぱむら、どんぐり公園、大けやき、荻窪八幡、善福寺川、乙女ロード……(他無限)
  • 〈女性作家たちの生涯から読み解く〉
    少女だけでなく、大人の読者も魅了してやまない三人の少女小説作家──オルコット、バーネット、モンゴメリ。

    栄光に包まれた彼女たちの道のりは、決して平坦なものではなかった。
    彼女たちが闘ったジェンダーの壁を、その作品と生涯から読み解く。

    ----------------------

    【目次】
    ■はじめに

    ■第1章 『若草物語』
    反抗の叫び──ルイザ・メイ・オルコット

    ■第2章 『小公子』『小公女』から『秘密の花園』へ
    野ブドウを摘んだ少女──フランシス・ホジソン・バーネット

    ■第3章 「アン」と「エミリー」
    光と闇のはざまで──ルーシー・モード・モンゴメリ

    ■註
    ■おわりに
    ■作家たちが生きた時代
    ■略年表
    ■主な参考図書
  • 「仮免に合格した日はうれしくて、お赤飯を炊いた」──ますます充実するクルマと、猫と、私の毎日。

    ---------

    『五十八歳、山の家で猫と暮らす』に続く名エッセイ・第二弾 〉

    「その歳で」と言われそうな、還暦の少し前、運転免許を取得した。
    最初はおっかなびっくり公道に出ていたが、少しずつ行動範囲は広がり、ホームセンターや道の駅、いままで自転車とご近所さんに頼っていた場所へ、いつでも行ける。
    五年を過ぎた山での暮らしは、水の確保と排水と、スズメバチの巣の退治や、書庫づくりと、さらにはじんわり忍び込むコロナ禍と、用事には事欠かない。

    ---------

    「運転を始めて三年経つのにまだ慣れないし、どうも得意ではない。かといって、運転が嫌でたまらないかというと、そんなこともない。山並みが見渡せる見晴らしのいい道路を走っていると、さすがに気分がいい。とくに、背後にも対向車線にも車のいないときは、心おきなく運転できて、ああ、車の運転も悪くないなあ、と思うのだ」(本文より)

    少し不便だからこそ、一日一日が、季節の巡りが、いとおしい。
    ますます充実するひとり暮らしを綴る珠玉のエッセイ。

    ---------

    【目次】
    ■まえがき
    ■一………自動車運転免許取得報告
    ■二………山のインフラストラクチャー
    ■三………キイロスズメバチ営巣事件
    ■四………あずさ55号に乗り遅れるな
    ■五………動物さんこんにちは
    ■六………発作的真夏の早朝散歩
    ■七………アイ・ドライブ・マイ・カー
    ■八………「ヨゲンノトリ」COVID-19@ 小淵沢
    ■九………花苗を買いに
    ■十………屋根裏部屋を片付ける
    ■十一……年越しアバラ骨折り損日記
    ■あとがき
  • シリーズ4冊
    9901,089(税込)
    著:
    近藤聡乃
    レーベル: ――
    出版社: 亜紀書房

    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    異国で暮らす驚きや戸惑い、そして喜び…つれづれニューヨークライフ

    漫画をはじめ、絵画やアニメーション、エッセイなど幅広いジャンルで活動するアーティスト・近藤聡乃。2008年の秋に単身ニューヨークへわたり、初の海外一人暮らしをスタートさせました。

    エネルギッシュな大都市の中でもまれながらも、少しずつ自分の居場所を築いてきた6年間。アパートでの暮らし、恋人や友人たちとの会話、レストランやカフェのメニュー、道行く人々のファッション……書き留めておかなければ、いずれ忘れてしまうふとした日々のあれこれを、見開き2ページ、一話完結のスタイルで描きます。現在進行形のニューヨークがここに!
    たんたんと、だんだんと、これが私のニューヨーク
  • シリーズ3冊
    9901,089(税込)
    著:
    コマツシンヤ
    レーベル: ――
    出版社: 亜紀書房

    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    毎日がちょっとフシギ。毎日がきっとステキ。

    ヘンテコなことがあぶくのように湧いてくる、ここは白玉町。
    この街に住むOLのひび野あわこさんの“うたかたの日々”を綴った、 心にすっとしみこむ、キュートなショートマンガです。

    「PHPスペシャル」での人気連載が単行本化!
    描き下ろし作品4話に加えて、おまけマンガ「Panna & Cotta のんびりな一日」も収録。
  •  名古屋の人はなぜ小倉トーストが好きなのか?
     カレーの元祖が大阪に多いのはなぜ?……

    〈”県民食”に風土と歴史あり〉
    日本全国の土地土地で人々のおなかを満たしてきた22の食べものを深掘り。
    ”あの美味しいもの”への理解と愛が深まる、食文化・教養エッセイ。

    ----------------------

    【もくじ】
    ◆はじめに

    01……道東ではなぜ牛乳豆腐が生まれたのか?
    02……岩手ソウルフードにはなぜ、三つも麺類があるのか?
    03……忘れられない、十和田湖のきりたんぽ
    04……山形の食文化は、なぜ特別なのか?
    05……信州蕎麦は冷たいのが正解?
    06……金沢の醬油はなぜ甘い?
    07……東京人はなぜ讃岐うどんを愛するのか?
    08……東京と紅茶は相性が悪いのか?
    09……浦和はなぜウナギが名物なのか?
    10……名古屋人はなぜ小倉トーストが好きなのか?
    11……なぜ、名古屋の喫茶店は特別なのか?
    12……大阪人はなぜミックスジュース好きなのか?
    13……歴史の中心地、関西を物語る淡口醬油
    14……カレーの元祖が大阪に多いのはなぜ?
    15……神戸っ子のハード系パン好き
    16……広島市にはなぜパン屋が多いのか?
    17……広島のお好み焼きはなぜおいしいのか?
    18……博多ラーメンの出汁はなぜ、豚骨なのか?
    19……カステラはなぜ、江戸時代の日本に根づいたのか?
    20……長崎に和菓子屋が多いのはなぜか?
    21……海に囲まれて暮らす沖縄ケンミンは肉ラバー
    22……沖縄のおやつ。ポーポーとサーターアンダギー

    ◆あとがき

    ----------------------
  • 《ジジイだって、歳を取るのは初めての経験なのだ。許してあげてほしい。》

    男の「定年」は「諦念」なのか?
    還暦を過ぎた男の気分や期待や虚栄や子供っぽさをオダジマ節で軽快につづったコラム集。

    ----------------------

    〈2022年6月、惜しくも亡くなられた小田嶋隆さんの幻の連載を1冊に。〉

    「人生で前向きだったことなどは一瞬もない。加えて、人生で継続したことはアルコール依存くらい」
    齢60にして、そばを打ったり、ギターに再挑戦したり、ジムに通って逆三の体を手に入れようとしたり、体当たりの取材をこなす……。はたして新しい境地は?
    定年後の男の身の持っていき場所、ヒマのつぶし方、諦念と満足などを軽やかに綴るコラム集。

    ----------------------

    老後で大切なのは、単純作業に身を投じることだ。なんとも凡庸な教訓だが、凡庸でない教訓など信じるには値しない。なんとなれば、男がトシを取るということは、自分が積み上げてきた凡庸さと和解することだからだ。──本文より

    ----------------------

    【目次】
    1………定年後のオヤジたちは、なぜ「そば打ち」をするのか?
    2………定年男はギターを買ってみた。非モテだったせい青春時代を取り戻すために。
    3………逆三角形の体の自分になりたくて、スポーツジムに通ってみた。
    4………過去を清算しようと思って、「断捨離」をしてみた。
    5………立派な死に方だったと言われたくて、「終活」をしてみた。
    6………卒業後40年を経て、同窓会に出席してみた。
    7………ひまつぶしのために麻雀を打ってみた。
    8………職人を志して、鎌倉彫をやってみた。
    9………しがらみから逃れられなくて選挙に出てみる。
    10……植物の魅力に目覚め、盆栽をはじめてみた。
    11……バカな虚栄心とわかりつつ、大学講師をやってみた。
    12……自分は永遠に健康だと思っていたら、脳梗塞で入院してしまいました。
    13……実りある無駄話をするためにSNSをやってみた。
    14……定年後、何歳まで働けばいいか考えてみた。
    15……「がん」での死に方に思いを巡らせてみた。

    あとがきにかえて──小田嶋美香子
  • 〈自分を大事にしないと、誰かを大切にすることはできない〉

    日々の暮らしのこと、これからやりたいこと、大切な思い出、人。
    50代を迎えた著者が、楽しく生きるコツを考えるエッセイ集。

    ----------------------

    家族は大切で、家族と過ごす時間は何より楽しい。
    でも、自分を大切にすることを一番にして、これからは生きていきたい。
    ──さあ、楽しくやろう。

    ----------------------

    【目次】
    ■Ⅰ……家族のことをがんばらない
    ■Ⅱ……暮らしを穏やかにする
    ■Ⅲ……なつかしい人と味
    ■あとがき
  • 《お金とか名誉とか才能とかではなく、すべては「やってみたい!」から始まる。》

    これからの月研究をリードする天文学者がつづる、宇宙、仕事、そして子育て……。
    好奇心にあふれ、好きなことに夢中になり、日々の仕事や生活に立ち向かう人たちへ贈る応援歌。

    ----------------------

    ■エイリアンは実在する?
    ■なぜ明け方に三日月は見られないの?
    ■月に住むならどこがお勧め?
    ■火星で水を探すには?
    ■「星の王子さま」は日没を見学するためにどこに椅子を置けばいい?
    ■なぜNASAは宇宙飛行士のためのBGMにBTSの「134340」を選んだ?……

    夜空を観るのがぐっと楽しくなる、話したくなる宇宙や星にまつわる話題が満載。

    ----------------------

    「天文学者って何をしてるんだろう?」
    宇宙研究の現場をわかりやすく紹介すると同時に、キャリアを築くことの難しさや働く母親の本音を織り交ぜた軽妙な文章で、本国韓国で幅広い読者に大きな共感を呼んだベストセラー。

    ----------------------

    【目次】
    プロローグ
    いったい何なのあれは? というようなことに夢中になっている人たち

    1.大学の非正規職 惑星科学者
    ■時間を飛んできたカッシーニ
    ■博士なんですね
    ■僕らだけのユニバース……宇宙の理解①
    ■『実録』バリエーション……宇宙の理解②
    ■詩的許容は許されない……宇宙の理解③
    ■Re:教授へ……宇宙の理解④

    2.理系人間です
    ■楽しんでください
    ■けしからん宇宙散策
    ■100%の流れ星
    ■最高の宇宙飛行士
    ■感情のふり幅
    ■地球は星じゃない
    ■観測日和
    ■インタビュー受けてもらえますか?
    ■蒼い点
    ■日が暮れるのを見にいくんだ

    3.プチ天文学授業
    ■宇宙とのランデヴー
    ■宇宙を愛する1万の方法
    ■空のどこかに
    ■受粉する旅行者
    ■広く知られている天文学史
    ■あまり知られていない天文学史

    4.私たちは皆、太陽系の人たち
    ■バイバイ、ゴリロン
    ■フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン
    ■火星で会おう
    ■冥王星が消えた
    ■季節が過ぎる時間
    ■旅の音楽
    ■私たち、太陽系の人たち

    エピローグ
    訳者あとがき
  • 2,420(税込)
    訳編:
    茨木のり子
    レーベル: ――
    出版社: 亜紀書房

    「いい詩は、その言語を使って生きる民族の、感情・理性のもっとも良きものの結晶化」

    詩的世界の多様さ、現実に根ざしつつ生み出された作品の面白さは、時代を超え、今もなお心に響く。
    豊潤で余韻に満ちた茨木のり子の名訳で贈る珠玉の詞華集。


    【解説】若松英輔さん、斎藤真理子さん

    ----------------------

    隣国の多彩な現代詩人十二人の、発想豊かな六十二篇を、日本を代表する詩人・茨木のり子が編み、翻訳した。

    刊行から三十余年。
    韓国文学の真髄ともいえる簡潔で奥行き深い言葉できざまれた詩的世界は、時代を超えて心に鮮烈に響く。

    ----------------------

    まったく一種のカンだけを頼りに、五十冊ぐらいの詩集のなかから選びとったものだが、みずから選んだ六十二篇の詩には深い愛着を覚える。
    訳す過程で、ハングルにはハングルの豊かさがあり、日本語には日本語の豊かさがあると痛感させられた。(「あとがき」より)
  • 《俺たちのアイドルは、レーニンじゃない。レノンだ!》

    ソ連時代、ロック少年だった画家スラバと結婚し、ロシアに暮らし始めて5年。
    そこに暮らす人々は破天荒でやけくそに明るい。

    戦争が始まって、ロシアの人々は何を思う?
    ──ロシア暮らしの「いま」をリポートする。

    ----------------------

    著者は、無類のビートルズファンである画家のスラバと結婚し、2018年からイルクーツクに暮らす。

    西側の情報が入らないソ連下で、ロック少年として暮らしたスラバは、ペレストロイカをくぐり抜け、激変する社会を生き抜いてきた。


    彼の波乱に満ちた人生と、自らの人生を重ねながら、別の価値観で動く社会のなか、人々はどのように暮らしているのか、アートや音楽や文学は、彼らをどのように支えているのか。

    〈イルクーツクの人々の本音や生き方に寄り添う、海外事情エッセイ集〉

    ----------------------

    スラバの数奇な半生を主旋律とし、そこに私の半生を対旋律のように織り交ぜつつ、両者が響き合うよう試みた。ドラムやベースの響きも聴こえてくるように、社会背景も適宜盛り込んだ。曲の合間には、個性あふれるスラバの友人たちの物語も、間奏のように挟み込まれている。──「はじめに」より

    ----------------------

    【目次】

    ■はじめに

    01.スラバの部屋
    ■1……シベリア、イルクーツク、Z通り一番地
    ■2……ビートルズで結ばれたきずな
    ■3……愉快でマイペースな仲間たち

    02.ソ連に生まれ、ロシアに生きる
    ■4……サバイバルの時代
    ■5……ペレストロイカ・ノスタルジー
    ■6……夢見がちな野心家たち

    03.二一世紀のビートルズ
    ■7……自分らしい表現を求めて
    ■8……遠ざかるソ連ロック・ビート
    ■9……過去との出会い
    ■10……戦争の暗雲

    ■あとがき
  • 1,650(税込)
    著:
    若松英輔
    レーベル: ――
    出版社: 亜紀書房

    〈暗闇にあるとき人は、一つの言葉を抱きしめるようにして生きることもあるだろう〉
    ──確かな杖となる言葉を味わうエッセイ集。

    ----------------------

    舟越保武、 志村ふくみ、石牟礼道子、吉本隆明、池田晶子、神谷美恵子、北條民雄、宮﨑かづゑ、井筒俊彦……。
    言葉にならないものの波打ち際に立って言葉を紡いできた人々の、珠玉の名言と対話するように紡がれるエッセイ集。

    ----------------------

    本当の誇りとは、誰かの役に立っていると感じることではおそらくない。
    それは愛される者であるよりも、愛する者であることを真に望む、自己への信頼なのである。(本文より)
  • さよなら、「繊細すぎ」のわたし!

    「どうせ無理」なんてもう言わない。
    読めばじんわりと温もりが広がり、元気がどんどん湧いてくる、
    ZINEで大人気の作家が贈る自転車エッセイ集。

    ----------------------

    ふとしたきっかけで乗った自転車が、生活を、心を、大きく変えた。

    心に怯えた犬を抱えて生きている著者が、電動アシスト自転車と出会って、小さな冒険を重ねていく。

    横浜の街へ、鎌倉へ。
    そしてロードバイクを手に入れて、真鶴へ、ついには海を越えて北海道へ。
    ──自分の「できない」を乗り越えた女性の、勇気の物語。

    ----------------------

    【目次】
    ■はじめに

    ■第一話……電動自転車との出会い
    ■第二話……街場の自転車レッスン
    ■第三話……いつだって行ける場所にはいつまでも行かない
    ■第四話……「変化」がはじまった──夜のみなとみらいライド
    ■第五話……いざ鎌倉
    ■第六話……ロードバイク記念日
    ■第七話……本当にロードバイクがやってきた
    ■第八話……ツール・ド・真鶴(前編)──大冒険への扉
    ■第九話……ツール・ド・真鶴(後編)──往復百五十キロの旅、時々雨
    ■第十話……ライド・オン・北海道──苫小牧・支笏湖の旅

    ■おわりに 未知なる道へ
    ■あとがき
  • 1,980(税込)
    著:
    イリナ・グリゴレ
    レーベル: ――
    出版社: 亜紀書房

    『雪国』を読んだ時「これだ」と思った。
    私がしゃべりたい言葉はこれだ。
    何か、何千年も探していたものを見つけた気がする。
    自分の身体に合う言葉を。

    --------------------------------------

    社会主義政権下のルーマニアに生まれたイリナ。
    祖父母との村での暮らしは民話の世界そのもので、町では父母が労働者として暮らす。

    川端康成『雪国』や中村勘三郎の歌舞伎などに魅せられ、留学生として来日。
    いまは人類学者として、弘前に暮らす。

    日々の暮らし、子どもの頃の出来事、映画の断片、詩、アート、人類学……。
    時間や場所、記憶や夢を行ったり来たりしながらつづる自伝的なエッセイ。


    《本書は、社会にうまく適応できない孤独な少女の記録であり、社会主義から資本主義へ移っていくルーマニアの家族三代にわたる現代史でもある》

    --------------------------------------

    五歳の娘は寝る前にダンテ『神曲』の地獄の話を聞いてこう言った。
    「でも、今は優しい地獄もある、好きなものを買えるし好きなものも食べられる」。
    彼女が資本主義の皮肉を五歳という年齢で口にしたことにびっくりした。
    ——本文より

    --------------------------------------

    【目次】
    ■生き物としての本 上
    ■生き物としての本 下
    ■人間の尊厳
    ■私の遺伝子の小さな物語 上
    ■私の遺伝子の小さな物語 下
    ■蛇苺
    ■家
    ■マザーツリー
    ■無関心ではない身体
    ■自転車に乗っていた女の子
    ■天道虫の赤ちゃんは天道を見ることができなかった 上
    ■天道虫の赤ちゃんは天道を見ることができなかった 下
    ■なんで日本に来たの?
    ■シーグラス
    ■ちあう、ちあう
    ■透明袋に入っていた金魚
    ■社会主義に奪われた暮らし
    ■トマトの汁が残した跡
    ■冬至
    ■リボンちゃんはじめて死んだ
    ■毎日の魚
    ■山菜の苦味
    ■優しい地獄 上
    ■優しい地獄 下
    ■パジャマでしかピカソは描けない
    ■紫式部

    ■あとがき
  • 1,760(税込)
    著:
    牟田都子
    レーベル: ――
    出版社: 亜紀書房

    《本を愛するすべての人へ》

    人気校正者が、書物への止まらない想い、言葉との向き合い方、仕事に取り組む意識について——思いのたけを綴った初めての本。

    --------------------------------------

    〈本を読む仕事〉という天職に出会って10年と少し。
    無類の本読みでもある校正者・牟田都子は、今日も校正ゲラをくり返し読み込み、書店や図書館をぐるぐる巡り、丹念に資料と向き合う。

    1冊の本ができあがるまでに大きな役割を担う校正・校閲の仕事とは? 
    知られざる校正者の本の読み方、つきあい方。

    --------------------------------------

    校正者にとっては百冊のうちの一冊でも、読者にとっては人生で唯一の一冊になるかもしれない。誰かにとっては無数の本の中の一冊に過ぎないとしても、べつの誰かにとっては、かけがえのない一冊なのだ。
  • 《世界のどこかで密やかに、出逢いとドラマが、生まれている》
    14人の写真から広がる、せつなく、謎めいた14の小説。

    国籍も性別も様々な写真の中の14人は、どんな物語を秘めているのか?
    レンズ越しに見つめているのはだれか?
    見ること、ふれること、出会うことの現在を、鋭く映し出す小説集。


    奇妙で、せつない、人間たちの営みを写しとる、小説×写真の競演。


    --------------------------------------

    【目次】
    ■オニグルミのような
    ■幸運ケーキ
    ■失踪
    ■上塗り
    ■ピアノレッスン
    ■橋の上の男
    ■どこかで見かけたあの人
    ■まぶたの裏側
    ■右半分
    ■似ているかしら?
    ■やってきた写真
    ■中毒
    ■生きなかったもう一つの人生
    ■ポーズする彼女

    ■あとがき

    --------------------------------------
  • シリーズ3冊
    1,9802,090(税込)
    著:
    ヴァージニア・ウルフ
    編訳:
    西崎憲
    レーベル: ――
    出版社: 亜紀書房

    〈 じつに、ウルフ的、もっとも、実験的。〉

    イマジズムの詩のような「青と緑」、姪のために書かれたファンタジー「乳母ラグトンのカーテン」、園を行き交う人たちの意識の流れを描いた「キュー植物園」、レズビアニズムを感じさせる「外から見たある女子学寮」など。

    短篇は一つ一つが小さな絵のよう。
    言葉によって、時間や意識や目の前に現れる事象を点描していく。
    21世紀になってますます評価が高まるウルフ短篇小説の珠玉のコレクション。
    ――ウルフは自在に表現世界を遊んでいる。


    ウルフの短篇小説が読者に伝えるものは緊密さや美や難解さだけではない。おそらくこれまでウルフになかったとされているものもここにはある。 たぶんユーモアが、そして浄福感が、そして生への力強い意志でさえもここにはあるかもしれない。(「解説 ヴァージニア・ウルフについて 」より)



    【目次】

    ■ラピンとラピノヴァ……Lappin and Lapinova
    ■青と緑……Blue & Green
    ■堅固な対象……Solid Objects
    ■乳母ラグトンのカーテン……Nurse Lugton's Curtain
    ■サーチライト……The Searchlight
    ■外から見たある女子学寮……A Woman's College from Outside
    ■同情……Sympathy
    ■ボンド通りのダロウェイ夫人……Mrs Dalloway in Bond Street
    ■幸福……Happiness
    ■憑かれた家……A Haunted House
    ■弦楽四重奏団……The String Quartet
    ■月曜日あるいは火曜日……Monday or Tuesday
    ■キュー植物園……Kew Gardens
    ■池の魅力……The Fascination of the Pool
    ■徴……The Symbol
    ■壁の染み……The Mark on the Wall
    ■水辺……The Watering Place
    ■ミス・Vの不思議な一件……The Mysterious Case of Miss V.
    ■書かれなかった長篇小説……An Unwritten Novel
    ■スケッチ
     ・電話……The Telephone
     ・ホルボーン陸橋……Holborn Viaduct
     ・イングランドの発育期……English Youth

    ■解説 ヴァージニア・ウルフについて——西崎憲
    ■年表


    ___________________

    《ブックスならんですわる》
    20世紀の初頭、繊細にしてオリジナルな小品をコツコツと書きためた作家たちがいます。前の時代に生まれた人たちですが、ふっと気づくと、私たちの隣に腰掛け、いっしょに前を見ています。
    やさしくて気高い横顔を眺めていると、自分も先にいくことができる、そんな気がします。いつも傍に置いて、1篇1篇を味わってみてください。

    ___________________
  • 1,540(税込)
    著:
    太田和彦
    レーベル: ――
    出版社: 亜紀書房

    《80歳への積極宣言》

    明るい色の服を着る。
    いい音楽や芝居をめでる。
    ひとりで小さな旅に出る。
    ——かけがえのない「ひとり時間」を縦横無尽に楽しむ方法

      残りわずかな人生を消化試合にしてしまっては面白くない。
      生きる実感も持ちたい。日常を離れて冒険したい。
      幸いまだ元気な身ならできそうだ。
      大好きな〈焼油揚〉で一杯やりながら。
      ——「おわりに」より

    《居酒屋作家の楽しい老年案内》


    --------------------------------------


     豆腐は食べ物の大発明と思う。大豆を茹でて絞り、にがりを打って固まった、ゆるやかにして純白、自在にどんな形にもなる清浄無垢な姿は、もともとを想像できず、料理の脇役、ときに主役として、懐の深さをみせる。
     融通無碍、毎日でも飽きない、栄養もある。村にも町にも豆腐だけをつくって売る専門店があり、自転車でラッパを吹いて売りに来る日常に欠かせないものとなった。人も年齢を重ねたら、このように在りたい。
     その豆腐を油で揚げた油揚は、姿も食感も味も一変。新たに生まれた独自の個性は、煮てよし、焼いてよし、包んでよし。稲荷神社に供えられて手を合わされ、トンビにさらわれる品にまでなった。これは豆腐の劇的進化、いや昇華だ。
     人生にも進化や昇華はあるだろうか。経験が昇華して新たな境地に至るのなら、長く生きる価値がある。そうなれるか。そうありたいか。

    ——「はじめに」より


    --------------------------------------

    【目次】
    はじめに
    Ⅰ……いまの自分を楽しもう
    Ⅱ……続けたら見えてきた
    Ⅲ……生きる実感を求めて旅へ
    おわりに——私の徒然草

    --------------------------------------

    【おすすめ】
    ■<a href=https://www.akishobo.com/book/detail.html?id=991" target="_blank">太田和彦『70歳、これからは湯豆腐』</a>
    高望みどころか望みなし。もうひとりでいい。
    夜一杯飲めればじゅうぶん。これは楽だ。——本文より
    居酒屋作家のうたかたエッセイ。豊かな「ひとり時間」の過ごし方。

    ■<a href=https://www.akishobo.com/book/detail.html?id=873" target="_blank">太田和彦『酒と人生の一人作法』</a>
    70すぎたら愉しくなった!「老後」を受け入れて初めて、大切なものが見えてくる。
    粋と喜びに彩られた“オオタ式”享楽人生論。
  • 1,760(税込)
    著:
    安田登
    レーベル: ――
    出版社: 亜紀書房

    《いとうせいこうさん、推薦! 》
    「心」のなかった古代にまで飛んでゆく少年少女たちの冒険。
    エンデが読んだらきっと喜んだだろう。
    私たちエンデの子供たちも、読めばそのわけがよくわかる。

    --------------------------------------

    《著者初となるファンタジー小説!》

    小学5年生のたつきは、ある日、迷い込んだ町で「見捨てられた店」という不思議な骨とう店を見つける。

    そこで手にした「オラクル・ボーン」(魔法のほね)は、3300年以上前の古代文字が刻まれた、未来を予知するものだった!

    祖父の助けを借りながら読み解くうちに、そこには、生贄にされる羌族(きょうぞく)のことが記されているとわかる。

    たつきは友だちふたりとともに、古代中国へタイムスリップ!
    三人は力を合わせて羌族の人たちを助けようとするが……。

    --------------------------------------

    不安になるということは、何かを変えなければならないというメッセージなんだ。
    死にたくなるほど不安になるということは、それだけ大きな変化がこれから起こるという予兆なんだよ。

    〈人一倍弱虫だった少年が、試練を克服することで強くなる〉


    イラスト:中川学

    --------------------------------------

    【目次】
    1 見捨てられた店
    2 オルオルじぃじ登場
    3 魔法のほねの数字を解読する
    4 なんだ! 算数なんて簡単だ
    5 茶々丸登場
    6 霊獣たちの出現
    7 風の声を聞く
    8 羌の人たちのこと
    9 四つの文字を教わる
    10 残りの二文字のうち、最初の文字の解読
    11 羌の人たちの歴史を教わる
    12 「心」という文字に笑ってしまう  
    13 羌の人たちのことを夢に見る
    14 魔法のほねの解読成功
    15 見捨てられた店を探す
    16 目を覚ましたら殷の時代に
    17 殷の女王と王に会う
    18 まずい約束をしてしまった
    19 いのしし王亥を鎮める
    20 魔法の本・漢和辞典
    21 白虎とまたたび
    22 龍、風になる
    23 幸せをもたらす朱雀
    24 婦好・武丁との別れ
    25 羌の人たちと「心」
    26 帰還

    --------------------------------------
  • いつまでも終わらない物語のはじまり
     
     
    世界を旅してきた写真家が十年の時をまたぎ、
    フォークランドと広東省で経験した驚くべき偶然とは……
    (「スルメと空豆ご飯」)
     
     
    職を失ったホステスとバンドマンがバーで出会い、
    店長の話をきっかけに、町に団子屋を復活させようと動き出す……
    (「これでいくほかないのよ」)
     
     
    ふとした会話と、少しのつながりから生まれる八編。
    今なお斬新、最新短編集。


    --------------------------------------

    【目次】
    ■六十四年インパラ
    ■人生は野菜スープ
    ■スルメと空豆ご飯
    ■「今日は三月十二日です」
    ■エスプレッソ
    ■銀座化粧
    ■夜景が見えます
    ■これでいくほかないのよ

    ■あとがき

    --------------------------------------
  • 《ささやかだけど、かけがえのないことが、世界を変えていく》

    環境問題の先駆者として名高い科学者レイチェル・カーソンが、愛する甥に遺した『センス・オブ・ワンダー』。
    その小さな本には、危機の時代を生きるための大きなヒントが詰まっている。

    仕事や人間関係など身近な生活のレベルから気候変動までを貫く不滅のメッセージを、批評家・若松英輔が読み解く。


    --------------------------------------

    私たちは確かに自分に必要なものを、自分で見つけることができます。ただ、 そのときの「自分」とは他者に開かれた「自分」なのです。

    「よろこび」が先にあれば、必ず「学び」は起こる。本当に、深いところでよろこびを経験すると、私たちのなかで「学ぶ」というもう一つの本能が開花する、そうレイチェルは感じています。


    ――「ただ、相手と共にいて、一緒に驚き、よろこぶこと」が育む、未来を切り開くちからとは。

    --------------------------------------
  • 《推薦!》

    もがいて見つけたものを私は信じる。
    それが世の感覚からズレていたとしても
    ――こだまさん


    一読、自分へのこだわりが半減し愛が倍になった。
    幸せとはこれか!と膝を打ちました。
    ――吉村萬壱さん

    --------------------------------------

    長いこと、「もっと愛されたい」と苦しんできた著者。
    でも、「愛すること」、まずは自分自身で自分をいたわり、愛することが、幸福の始まりなのではないか。


    自分をどうしたら愛せるのか。
    他者とどう関わればいいのか。
    ――そんな悩みに苦しむ、名前も顔も知らない仲間たちへ。

    他者との関係に悩み、心細さを抱えている人たちへ贈るエッセイ集。
  • 1,980(税込)
    著:
    若松英輔
    レーベル: ――
    出版社: 亜紀書房

    あなたといるとき
     わたしは
     自分のことを
     忘れていられる

     懸命に
     生きようとさえしないまま
     今だけをじっと
     味わっている

     しあわせか
     どうかも 考えず
     ただ 今
     このときだけは
     美しいと 感じている
     
     ――美しいとき



    悲しみとは 何かを愛した証し

    悲しみ、祈り、愛すること。
    暗闇で手探りするように、一語一語、つむがれた言葉の捧げ物。
  • 1,540(税込)
    著:
    村井理子
    レーベル: ――
    出版社: 亜紀書房

    何度も手痛く裏切られたけれど、それでも愛していた。


    舞台は昭和40年代、港町にある、小さな古いアパート。
    幸せに暮らせるはずの四人家族だったが、父は長男を、そして母を遠ざけるようになる。

    一体何が起きたのか。
    家族は、どうして壊れてしまったのか。

    ただ独り残された「私」による、秘められらた過去への旅が始まる。
    謎を解き明かし、失われた家族をもう一度取り戻すために。


    『兄の終い』『全員悪人』の著者が綴る、胸を打つ実話。
  • おとなは誰でもはじめは子どもだった――。
    《あなたの心の中に王子さまを取り戻そう。》

    職場や学校、恋愛、人間関係の悩みの中で消えてしまった「子どもの頃の自分」をもう一度見つけて、本当の幸せを手に入れるためのヒントが「星の王子さま」にはあふれている!


    星の王子さまのように……
    ■子どもの頃のものの見方で世界を見るためには?
    ■自分のことを大切にするためには?
    ■「急ぎのしごと」と「重要なしごと」を区別するためには?
    ■他人から理解されないことを受け入れるには?
    ■人生の新しいページをめくるためには?
    ■愛することを学ぶためには?


    おとなになった今こそ読み直したい、サン゠テグジュペリの不朽の名作。
    自分らしく生きるために大切な、目には見えない宝物が、そこにはきっと詰まっている。
  • 何かを偶然共有するというよりも、手を繫ぐようにして、私たちは同じものを持つ。
    言葉が違っても、国が違っても。――最果タヒ


    太宰治や宮沢賢治、茨木のり子、最果タヒ、崔実などの作品を手がける韓国の人気翻訳家が「日本の恋の歌」をめぐって綴る情感ゆたかなエッセイ。

    小野小町、紫式部、清少納言、伊勢、和泉式部……が詠んだ熱烈で芳潤な65首をモチーフに、二つの言語の間を行き来しながら日々の生活や仕事について描く。



    君がため 春の野にいでて 若菜摘む わが衣手に 雪は降りつつ
    그대 위하여 봄 들판으로 나가 어린 순 뜯네 나의 옷소매에는 눈송이 흩날리고

    〈百人一首や古今和歌集の三十一文字の世界を日本語と韓国語の両言語で併記〉


    千年の時と国境を超え、〈恋の歌〉が今もなお瑞々しく響く。
    韓国の人気翻訳家による65首の和歌をめぐる情感ゆたかなエッセイ。




    【目次】
    ■序文 二つの言語を行き来する旅
    ■一章 言の葉の森で
    ■二章 翻訳家の仕事場
    ■三章 孤独を応援します
    ■四章 悲しみではなく、愛

    ■日本の読者の皆さんへ
    ■訳者あとがき
  • 昼の光の届かない深みに広がる「魂の風景」

    同人誌に批評を発表するのみで著作を遺さなかった越知保夫(一九一一~一九六一)は遺稿集『好色と花』により、遠藤周作、島尾敏雄、平野謙らに絶賛され脚光を浴びた。
    理性の光を超えて実在の風景へと手を伸ばした彼の精神の軌跡を若松英輔が縦横に論じた傑作批評に、新原稿を加えて編む決定版。


    人間と「死者」との交わりを探究したその精神の軌跡を、小林秀雄、井筒俊彦、須賀敦子、池田晶子、そしてキリスト教との連なりの中に描き出す日本精神史の試み。



    【目次】
    ■はしがき

    ■信仰の実践と逮捕まで
    ■詩と愛
    ■批評家の誕生
    ■聖者論――越知保夫と小林秀雄
    ■実在論――越知保夫と井筒俊彦
    ■死者論――越知保夫と二人の劇作家、チェーホフとマルセル
    ■異端論――越知保夫と須賀敦子
    ■あとがき

    〈増補〉
    ■遅れてきた遺言
    ■驢馬の仕事
    ■悲しみの神学――近代日本カトリック感情史序説
    ■増補新版 あとがき
  • 1,430(税込)
    著:
    若松英輔
    レーベル: ――
    出版社: 亜紀書房

    言葉にならないものを「心の耳」で聴くために


    いくら華麗な言葉を並べても、本当のおもいが伝わるとは限らない。
    うまく語ってはならない。
    文字にならない、消えない熱を伝えなければならない。

    ――詩を書くこと、耳を傾けること、祈ること。


    自らの体験に照らしつつ、言葉の向こう側に広がる沈黙の意味に迫るエッセイ集。
    かつてないほど言葉が軽んじられる時代に、批評家が問う「沈黙の秘義」。



    【目次】
    Ⅰ.詩について
    Ⅱ.言葉の終わるところで
    Ⅲ.信じるということ
  • 1,540(税込)
    著:
    村井理子
    レーベル: ――
    出版社: 亜紀書房

    翻訳家、エッセイストの村井理子さんの相棒は、黒ラブラドール・レトリバーの「ハリー」。
    とにかくやんちゃだった彼も、最近はすっかり落ち着いて、成犬としての貫禄が出てきた。黒々とした毛並みと隆々とした筋肉をたたえて眠るその姿は、なんというか、まるで近江牛!?

    一方、ハリーとも大の仲良しの双子たちは、中学生になって思春期真っ盛り。難しいお年頃の彼らに手を焼くことも多いが、わが家にはハリーがいる。ハリーがいるから大丈夫。
    だが、平穏に思えた村井家の暮らしも、コロナ禍で一変し……。


    体重50キロ、デカい。とにかく食欲、止まらない。
    大型犬であるラブラドール・レトリバーの飼い主には覚悟が問われる。

    ――それでも、パワフルだけど優しくて、そしてチャーミングな犬との暮らしは最高だ! 村井さんちの“イケワン”、ハリーまみれのエッセイ集。



    【もくじ】
    はじめに
    1……ぼくはここにいる
    2……足元に眠るお宝
    3……留守のあいだに
    4……きゅうり砲
    5……大人の階段
    6……今日は三歳の誕生日
    7……かけがえのない時間
    8……香りが悩ましい
    9……愛の挨拶
    10……不安な日々に
    11……動物だってコロナ疲れ
    12……近江の守り神
    13……安心してはいられない
    14……薬の時間
    15……ダイエットの秘訣
    16……ギルティ・ドッグ
    17……きみがいてくれるだけで
    18……今夜はどこで?
    19……大好きな秋
    20……ハリーは枝師
    21……引っぱり力
    22……ベッド戦争
    23……ハリーくんのバースデープレゼント
    24……ヘルパーのハリーさん
    25……幸福という仕事
    26……毛が辛い
    27……愛犬と愛車と
    おわりに
  • 1,870(税込)
    著:
    安田浩一
    著:
    金井真紀
    レーベル: ――
    出版社: 亜紀書房

    タイ、沖縄、韓国、寒川(神奈川)、大久野島(広島)――
    あの戦争で「加害」と「被害」の交差点となった温泉や銭湯を各地に訪ねた二人旅。


    ジャングルのせせらぎ露天風呂にお寺の寸胴風呂、沖縄最後の銭湯にチムジルバンや無人島の大浴場……。
    至福の時間が流れる癒しのむこう側には、しかし、かつて日本が遺した戦争の爪痕と多くの人が苦しんだ過酷な歴史が横たわっていた。

    ■タイ…………ジャングル風呂と旧泰緬鉄道
    ■沖縄…………日本最南端の「ユーフルヤ―」
    ■韓国…………沐浴湯とアカスリ、ふたつの国を生きた人
    ■寒川…………引揚者たちの銭湯と秘密の工場
    ■大久野島……「うさぎの島」の毒ガス兵器


    嗚呼、風呂をたずねて四千里――風呂から覗いた近現代史

    【もくじ】
    ■はじめに
    第1章 ジャングル風呂と旧泰緬鉄道…………タイ
    第2章 日本最南端の「ユーフルヤー」…………沖縄
    第3章 沐浴湯とアカスリ、ふたつの国を生きた人…………韓国
    第4章 引揚者たちの銭湯と秘密の工場…………寒川
    第5章 「うさぎの島」の毒ガス兵器…………大久野島
    ■特別対談・旅の途中で
    ■おわりに
  • 1,650(税込)
    著:
    吉本由美
    レーベル: ――
    出版社: 亜紀書房

    年をとるって、かくも愉しく忙しい――。

    スタイリストとして70~80's『アンアン』『オリーブ』『クロワッサン』の草創期を駆け抜けた半生と、熊本ではじめた62歳からの仕事と暮らし。


    映画と雑誌が大好き、夢は自分好みの部屋に暮らすこと――。
    18歳で始めた東京暮らし。初めて就職した『スクリーン』編集部での映画三昧の毎日。
    憧れの大橋歩さんのアシスタントを経て、『アンアン』の編集見習いに。
    そして流行発信の最前線でインテリア・スタイリストの草分けとして目まぐるしく駆け巡った日々……。

    人生ってなんだか偶然と突然の連続。

    還暦過ぎて地方暮らしを思い立ち、熊本へ帰郷。
    転がり着いたこの地で新しい仕事もいざ始動。猫の世話、庭仕事も忙しい。


    73歳となった一人暮らしの達人が、人生折々に見つけた“年をとる愉しみ”について綴るエッセー。


    【目次】
    ■ はじめに

    Ⅰ 転がる石のように
     1 住みたい部屋を思い描いて
     2 東京の街 みちくさ歩き 60's
     3 映画が教えてくれた 70's
     4 スタイリストになる 70's~80's
     5 暖簾を下ろして筆一本 90's

    Ⅱ あたらしい土のうえで
     ■ 家に帰って
     ■ 揺れる日々
     ■ 街をされく
     ■ 始まり
     ■ よりどころ
     ■ 私の朝は猫仕事から
     ■ 家を繕う
     ■ 我が家の庭のささやかな歴史
     ■ 母の器たち
     ■ 真夜中の新聞
     ■ 70歳の夜のひらめき
     ■ 老後の仕事 私の場合
     ■ ヒルデガルトの長いお話
     ■ 人生は小さな愉しみのつづれ織り

    ■ あとがき
  • 老い、病、性のきらめき、言えなかった秘密、後戻りのできない人生の選択。
    「世界最高の短篇作家」による珠玉の10作品。



    人生には完璧な絶望も、澄みきった希望もない。
    パールマンの短篇集にちりばめられた無言の種は、あなたのなかで芽吹いて、やがてぞっとするほど優雅な花を咲かせるだろう。
    ――松家仁之(作家)


    愛おしさ、愚かしさ、優しさ、酷たらしさ、善意と悪意、救済と断罪etc.
    人間のすべてを知り尽くした作家、それがイーディス・パールマンだ。
    ――豊崎由美(書評家)


    なにかを諦める。苦く、みじめで哀しい一瞬――それらひとつひとつを柔らかい布で磨きあげ、息を呑むほど美しい宝石に変えてしまう。人生の粋を極めた短篇集。
    ――倉本さおり(書評家)



    本書は、原書Honeydewのうち『蜜のように甘く』(亜紀書房、2020年刊行)に未収録の10篇を訳出した日本オリジナル版です。



    【目次】
    ■ 介護生活
    ■ 救済
    ■ フィッシュウォーター
    ■ 金の白鳥
    ■ 行き止まり
    ■ 斧が忘れても木は忘れない
    ■ 静観
    ■ 花束
    ■ 坊や
    ■ 幸いなるハリー
  • 1,430(税込)
    著:
    平野恵理子
    レーベル: ――
    出版社: 亜紀書房

    『五十八歳、山の家で猫と暮らす』で随所に登場した、かわいいけど、気まぐれなキジ白仔猫の〈ドレミ〉。
    ——ドレミの目を通した、人間との生活、自然とのかかわり、二人暮らしの毎日を丁寧に描くイラストエッセイ。


     わたしの名前はドレミ。この夏で五つになるキジ白猫です。
     三週間前からエリーと一緒に住んでます。
     それまでは、東京のリリーさんのところで可愛がってもらってました。
     リリーさんのおうちには仲間がたくさんいて、いつも一緒に遊んでもらってた。
     そして夏の終わりのある日、わたしはエリーのところへやってきたっていうわけ。
     一人暮らしのエリーのところに来たので、今は母一人子一人って感じ。
     ――本文より


    賢いけど怖がりで、自分勝手だけど寂しがり屋で……。
    猫の目から、世界はどんなふうに見えるんだろ?
    猫の気持ちは、猫にしかわからない?



    【目次】
    ■ わたしはドレミと申します

    ■ 大寒の朝
    ■ 日めくり
    ■ 朝のブラシ
    ■ 体重測定
    ■ ごはん
    ■ おやつ
    ■ 怖い顔
    ■ 期待には応えない
    ■ 回覧板の手さげ
    ■ わたしの寝場所
    ■ 眠り猫
    ■ わたしのトイレ
    ■ お引っ越し
    ■ お客さん
    ■ 雪
    ■ エレガントな足取りで
    ■ プレイ
    ■ たかいたかい
    ■ 京壁のキズ
    ■ キーボード
    ■ テンブクロ
    ■ 脱走
    ■ プリンセス天功事件
    ■ ムンちゃん
    ■ お医者さん
    ■ 包帯服
    ■ お留守番
    ■ 夢中なエリー
    ■ 不思議なソファー
    ■ シッポでお返事
    ■ 待ってなんかないもん

    ■飼い主のつぶやき
     ▶ ブラシ
     ▶ 呼ばれても
     ▶ メインクーン
     ▶ 瞳でアッピール
     ▶ 猫激突
     ▶ 小鳥狙い
     ▶ 自分で快適に
     ▶ だんだん声が小さくなる
     ▶ 邪魔することが生きがいさ

    ■ 飼い主日記

    ■ 飼い主によるあとがき
  • 1,430(税込)
    著:
    村井理子
    レーベル: ――
    出版社: 亜紀書房

    ヤンチャないたずらもしながらぐんぐん成長していく黒ラブラドール・レトリバーの「ハリー」と、中学生になった双子の息子たちとのかけがえのない日常。

    うっかり食べ過ぎて近江牛みたいに太った「イケワン」ハリー。
    丸くなって眠るさまは、まさに恵方巻。
    愛されバディを取り戻すその日まで、飼い主・理子さんは今日も奮闘する!

    『犬がいるから』に続く、村井家とハリーの爆笑と涙を誘うエッセイ集。
    巻末に、ライター青山ゆみこさんとの対談も収録。

    「私は犬を通して、繰り返す平凡な毎日の、かけがえのない美しさを理解している。変わらないことは、実は尊いのだと教えられている。そして、犬がただそこにいてくれることが、幸せを運ぶのだと知った。このままずっとこんな時間が続けばいいと強く願っている。犬と過ごすことで、日々感じているわずかな痛みを癒やしている。犬を抱きしめることで、ふとした瞬間、心に開いてしまいそうな穴を、なんとかして塞いでいる。」(本文より)
  • 北京でも上海でもない、中国の奥深さを行く。

    国を挙げて大開発が進む中国。地方都市には高層ビルが建ち並び、人々の生活は豊かになっている。しかし同時に数百年単位で続いてきた「暮らし」が一瞬で消えていく。
    天空に浮かぶ村「窯洞」、昔日の繁栄を今に残す城壁の街、伝統劇や伝統武術を継承する人たち、変わりゆく水郷、その地方ならではの味……。
    独特な文化が残る町や村の変わりゆく姿を丹念に描いた味わい深い紀行エッセイ。

    【目次】
    はじめに
    1章 キャラバンの通った道
    2章 埠頭でつながる港町
    3章 脈々と続く伝統文化
    4章 商人たちの汗と涙
    5章 開発と保護の狭間
    6章 今と昔の交差点
    7章 信仰が支えた町
    8章 消えがたい戦の記憶
    あとがき
  • 1,980(税込)
    著:
    若松英輔
    レーベル: ――
    出版社: 亜紀書房

    亡くなったのは
    わたしが愛した
    あの人で
    千人の中の
    一人ではないのです

    たった
    ひとつの
    いのちを喪った
    わたしのような
    人間がいるのを
    忘れないで下さい

     ――「いのち ひとつ」


    先に逝ってしまった大切なあなたへ。

    残された者にできるのは言葉を贈ること。
    悲しみと祈りを込めて紡がれる、34の言葉の捧げもの。
  • いつもの風景が、その姿を変える

    単なる偶然、でも、それは意味ある偶然かもしれない。
    世界各地へ出かけ、また漱石『夢十夜』や三島『豊饒の海』、芭蕉など文学の世界を逍遥し、死者と生者が交わる地平、場所に隠された意味を探し求める。

    能楽師・安田登が時空を超える精神の旅へといざなう。


    私たちには、「見えないもの」を見る力が備わっています。
    「目」を使わないでものを見る力です。(まえがきより)
  • 1,650(税込)
    著:
    太田和彦
    レーベル: ――
    出版社: 亜紀書房

    70すぎたら愉しくなった
    「老後」を受け入れて初めて、大切なものが見えてくる。
    粋と喜びに彩られた“オオタ式”享楽人生論

    「ながく生きてきて、ものごとが見えてきた。社会的地位が高い・低いなどという価値観はとうに消えた。そういうことにこだわる人はつまらん人だとわかってきた。立身出世をはたした、経済的に成功した、それがどうした。頭がいいとか、リーダーシップがあるとかも、どうでもよいことになった。人生の価値観が変わったのだ。」(本文より)

    【目次】
    まえがき
    1 酒場で飲む
    2 酒を味わう
    3 旅に出る
    4 古い映画を見る
    5 一人を愉しむ
    6 私の東京物語
    あとがき
  • 1,760(税込)
    著:
    吉田亮人
    レーベル: ――
    出版社: 亜紀書房

    いしいしんじさん推薦!
    「ろうそくの灯を手のひらに包むような読書。ことばにも、写真と同じように、吉田さんのなかの「人間の光」が、さやかに溢れだしている。」



    「今の仕事をこのまま続けるつもりなの?」——妻の一言が僕の人生を変えた。

    バングラデシュのレンガ工場や皮なめし工場の労働者、ふたり暮らしの老女と青年——〈働く人〉や〈生と死〉をテーマに撮影し、国内外で注目されている吉田亮人。

    しかし、もともと写真家を志していたわけではない。

    妻の一言から教員という仕事を捨て、無謀にもこの道を選んだ。
    専門的に学んだことのない男が、右も左もわかないまま踏み出し、挫折し、傷つき、そして国際的に評価を受けるようになるまでの10年を振り返る。


    ——「働くとは何か」「生きるとは何か」について考えた渾身の一冊。



    【目次】
    プロローグ

    1.写真家になる
    ■ 始まり
    ■ 選択
    ■ 願い
    ■ 約束
    ■ 別れ
    ■ 船出
    ■ 振り出し
    ■ インド行き
    ■ 更紗
    ■ 情けない人
    ■ 銭がなけりゃ
    ■ 鳥葬
    ■ 厳しい人
    ■ 持ち込み
    ■ 初個展
    ■ 弟
    ■ 働くとは何か
    ■ レンガ工場
    ■ はじめての賞
    ■ 何も知らない
    ■ 修業
    ■ 再び

    2.大切な出会い
    ■ ただならぬ出会い——矢萩多聞さんのこと
    ■ Brick Yard
    ■ パリフォト
    ■ 皮なめし工場
    ■ Tannery
    ■ 行商人
    ■ 退蔵院方丈襖絵プロジェクト——村林由貴さんのこと
    ■ まだ見ぬ世界を求めて——近藤雄生さんのこと
    ■ シプさんの言葉
    ■ 代を継ぐ仕事——松林豊斎さんのこと
    ■ 続けていく覚悟——堀部篤史さんのこと
    ■ 写真を現場に返す

    3.写真をおくる
    ■ 老女と青年
    ■ 悲しみ
    ■ 向き合う
    ■ 森
    ■ 京都グラフィー
    ■ 葬送
    ■ 誕生
    ■ 写真家になる

    エピローグ
    あとがき
  • ふれる、聞く、愛する、憎む……

    悲しみの先に広がる
    25の風景

    『悲しみの秘儀』に続き魂の思想家が贈るエッセイ集!

    生きていればときに闇の中を歩かなくてはならないことがある。そうしたとき、私たちは、内なる言葉を、ともしびにしながら歩くことができる。言葉など、と思ってはもったいない。たった一つの言葉にも闇にある人を光へと導く力が宿っている。
    (「祈る」より)

    25の「生きていくうえで、かけがえのないこと」
    眠る 食べる 出す 休む 書く 
    ふれる 悲しむ 喜ぶ 嘆く 老いる 
    読む 見る 聞く ときめく 忘れる 
    働く 癒す 愛する 耐える 念ずる 
    待つ 憎む 見つめる 壊す 祈る
  • 悲しいと感じるとき、亡き愛する人を感じたことはないだろうか。
    悲しいのは、亡き人が近くにいるからだ、そう思ったことはないだろうか。

    西田幾多郎、鈴木大拙、田辺元、井筒俊彦、小林秀雄、柳田國男、池田晶子、須賀敦子……。
    日本思想史に連なる人々との「対話」を通過して、「死者の哲学」が立ち上がる。
    若松英輔のエッセンスが詰まった初期の代表作に三篇の新原稿を加えて編む。


    2011年の3月11日、君は大切な人を亡くした。
    ——その前年2月7日、ぼくも妻を喪った。
  • つましく、図太く生きてゆこう。

    外に出て四季をめでる。本屋と酒場をはしごする。
    ——自分だけの場所を探して。


    高望みどころか望みなし。
    もうひとりでいい。
    夜一杯飲めればじゅうぶん。
    これは楽だ。(本文より)
    ——居酒屋作家のうたかたエッセイ。豊かな「ひとり時間」の過ごし方。
  • ひとりの楽しさも、心地よさも知っている。
    もう恋愛に振り回されたくない。
    いや、ぶんぶん振り回されてみたい。
    ——行ったり来たりのわたしの心!

    恋愛なんてもう卒業。
    花や草や虫を愛で、気の合う仲間を思い、心穏やかに暮らしていたい。
    そう嘯きながらも、恋に恋する気持ちが捨てられない。
    恋愛は甘く美しく、しかし時に猛毒ですらあることだってもちろん知っている
    というのに——
    人と人との間で交わされる、恋と愛のエピソードを渉猟する日々を丹念に綴った、メレ山メレ子的恋愛フィールド雑記帳。

    穂村弘さんとの特別対談を収録!

    ブックデザイン:服部一成
  • 1,430(税込)
    著:
    若松英輔
    レーベル: ――
    出版社: 亜紀書房

    本を読むことは、書き手との対話である。
    だが、誰と対話するかは慎重に選ばなくてはならない——

    恩師・井上洋治、遠藤周作、須賀敦子、神谷美恵子、池田晶子、柳宗悦……。
    著者自身の「危機」を救ってきた言葉を紹介し、「確かに生きる」ヒントを探る。


    知識ではなく、人生の手応えを与えてくれる「生涯の一冊」に出会うための方法も記す、読書をめぐるエッセイ集。
  • 2,530(税込)
    著:
    志樹逸馬
    編:
    若松英輔
    レーベル: ――
    出版社: 亜紀書房

    曲った手で 水をすくう
     こぼれても こぼれても
     みたされる水の
     はげしさに
     いつも なみなみと
     生命の水は手の中にある
     指は曲っていても
     天をさすには少しの不自由も感じない
     (「曲った手で」)


    大きな困難の中にあって、生きることの喜びと光を求め続け、言葉を紡ぎ続けた伝説の詩人。
    キリスト教信仰に裏打ちされたひたむきで純粋なことばたち。長く入手困難だった詩作品が、ついによみがえる。

    これまでに刊行された二冊の詩集『志樹逸馬詩集』(方向社、1960年)、『島の四季』(編集工房ノア、1984年)に収録された全詩に加え、遺稿ノートから未公刊の詩を選んで編む。

    付録の投げ込み栞(若松英輔、込山志保子執筆、8ページ)を電子版では巻末に収録しました。

    【もくじ】
    詩集『島の四季』
    詩集『志樹逸馬詩集』
    未公刊詩選
    解説(若松英輔)
    年譜(込山志保子)
    栞(若松英輔、込山志保子)
  • 1,650(税込)
    著:
    佐々木幹郎
    レーベル: ――
    出版社: 亜紀書房

    「窓から入っていいよ」

    姓は「ツイラク」、名は「ミー」ちゃん。
    半野良猫生活を送るメスの三毛猫との、
    かけがえのない時間を日本を代表する詩人がつづる。
    古今東西の「猫詩」も紹介。

    臆病で、どんくさい。
    でも、たまらなく、愛おしい。

    「ツイラク・ミーちゃん」との、のんびりとした日々の暮らし。

    電子版では写真をカラーで掲載しています。

    【もくじ】
    姓はツイラク、名はミーちゃん。
    ノリと妹と
    猫語と全身言語
    猫と山について
    猫が教えてくれること
    足音は風
    そもそも猫とのつきあいは
    繭猫作り
    ツイラク・ミーちゃんの災難
    ツイラク・ミーちゃんの冒険
    僧侶となったミーちゃん
    女王のご帰還、完全回復!
    大家さんと猫
    アイルランドの猫
    バンガー・バーンという猫
    それは恋なのか?
    うちの「大猫」の物語
    駄猫ミーちゃんの幸福
    夏の猫
    猫の記憶
    その手を嚙むよ!
    台風と猫とカトマンズ
    朔太郎の猫
    犀星の猫
    ノラ、ノラ、ノラ
    図書館と猫——あとがきに代えて
  • 1,430(税込)
    著:
    若松英輔
    レーベル: ――
    出版社: 亜紀書房

    弱さを肯定するところから、生まれるもの——

    強くあるために勇気を振り絞ろうとする。
    だが、そうやって強がろうとしても、勇気は湧いてこない。

    勇気は自分の「弱さ」と向き合いつつ、大切な人のことを思ったとき、どこかから湧出してくる——。

    弱さを克服し、強くなることが善とされてきたが、それは本当だろうか?
    自分と他者の弱さを見つめ、受け入れることから、信頼やつながりを育む真の強さが生まれるのではないか?

    現代に鋭い問いを投げかけ続ける批評家が、
    危機の時代を生き抜くための叡智を、やさしく語る。

    【目次】
    はじめに


    ・天耳(てんに)
    ・弱い自分
    ・おそれと向き合う
    ・弱さに学ぶ
    ・見えないものの復興
    ・賢者と「時」の感覚
    ・無常と情愛

    ・言葉のともしび
    ・遅れてきた新学期
    ・「弱さ」において「つながる」社会
    ・弱さの彼方にある光——敬意と愛と正義
    ・闇を照らす言葉

    ・いのちを守る
    ・いのちと経済をつなぐもの
    ・愛に渇く
    ・言葉に渇く
    ・言葉の護符
    ・仕事
    おわりに
  • 本は
    ぜんぶ読まなくていい
    たくさん読まなくていい

    多読・速読を超えて、人生の言葉と「たしかに」出会うために。
    NHK「100分de名著」常連の本読みの達人が案内する読書の方法。

    本が読めなくなったのは、内なる自分からのサイン。
    だから、読めないときは、無理をして読まなくていい。
    読めない本にも意味があるから、積読でもいい。

    知識を増やすためではなく、
    人生を深いところで導き、励ます言葉と出会うためにする読書。
    その方法を、あなたと一緒に考える。

    【もくじより】
    ・読めないときは、読まなくてもよい
    ・「正しい」読み方など存在しない
    ・「書く」ことから始める「読書」
    ・本は、最初から読まなくてもよい
    ・言葉の肌感覚を取り戻す
    ・ゆっくり読む
    ・情を開く
  • 神戸在住のライター・青山ゆみこ、
    東京で働く校正者・牟田都子、
    琵琶湖のほとりで暮らす翻訳家・村井理子。

    いろいろありながらも平和に生きてきた3人を(そして世界中を)疫病の影が覆い、生活は一変。

    さあ、たいへん。めっちゃ辛い。
    ——そうだ、交換日記をやろう。きっとみんな、同じ気持ちを抱えているだろうから。

    仕事、急に増えた家事、家族やペットのこと、必死で探したほっとする時間。
    人生を揺るがす出来事を前に、戸惑い、恐れ、苦しむ。
    でも、おいしいものを食べて、みんなで話せば何とかやっていけるかも。
    日々のモヤモヤを3人でつづるエッセイ集。

    不安だらけだけど、おしゃべりしてひと息入れよ?

    電子版では写真をカラーで掲載しています。

    【目次】
    ・人物紹介
    ・まえがき


    1 小さくなった世界
    2 猫だけが変わらない
    3 ひとりぼっち
    4 絶望しても生きている
    5 こわくてたまらない
    6 記憶の鍋のフタ

    2 おこもり生活を支えた美味しいもの
    ・暑苦しいほどの焼きそば愛
    ・エンゲル係数が止まらない
    ・15年ぶりのパンケーキ


    7 良いニュースは小声で語られる
    8 途方に暮れる
    9 三人から始めよう
    10 できれば機嫌よくいきたい
    11 みんなどうしてるんだろう
    12 紙一重


    13 わたしの初めての猫
    14 最後かもしれない
    15 当たり前を取り戻す

    5 なくて困った!
    ・災い転じて!?
    ・なくて困った事務用品
    ・図書館が閉まった

    6 緊急事態宣言が解除されて
    16 モヤモヤとともに
    17 小さきものの呟き
    18 コロナ、その後

    ・あとがき1
    ・あとがき2
  • 沈黙を抱える者たちの視線が交差し、気高い光を放つ。胸に刻まれたその残像が、今も消えない。 ——小川洋子さん推薦!

    戦争で夫を亡くし、足のケアサロンを営むペイジ。
    斜向かいに住む大学教師ボビーの密かな楽しみは、ペイジの生活の一部始終を観察することだった。

    ある日ボビーは、意を決し初めて店を訪れる。
    足を洗ってもらっているあいだに、ひとり語りを始め、忘れ得ぬ事故のことを打ち明けるボビー。
    悲惨な体験を通して、孤独な二人の心は結びつくのだが……(「初心」)。

    79歳の作家が贈る、全10篇の濃密な小説世界。

    「世界最高の短編作家」(ロンドン・タイムス)
    「現存する最高のアメリカ作家による、最高傑作集」(ボストン・グローブ紙)
    ——なんとまあ大袈裟な、と思う方は、是非とも本書を読んで確認していただきたい(古屋美登里)


    【目次】
    ・初心
    ・夢の子どもたち
    ・お城四号
    ・石
    ・従妹のジェイミー
    ・妖精パック
    ・打算
    ・帽子の手品
    ・幸福の子孫
    ・蜜のように甘く
    ・訳者あとがき
  • 母を亡くしたあと、両親の家の片づけが手に付かない。涙で思い出が曇る——

    一時避難のつもりで八ヶ岳の麓の家に暮らして2年がたった。
    山での四季があまりにも美しくて、離れられない。

    それでも暮らしに不便はつきまとう。買い物難民、ご近所付き合い、越冬。
    それらをひとつひとつ乗り越えながら、山の家での暮らしを作っていく。

    ここに一人でいると、なにからも自由な、すっかり解放された感覚と、内側へ深く入っていく自分の両方を強く感じた。——本文より

    母の思い出と不在をともに嚙みしめながら、
    ひとりで暮らす深い豊かさを綴る珠玉のエッセイ。
  • 1,980(税込)
    著:
    若松英輔
    レーベル: ――
    出版社: 亜紀書房

    電車で
    並んで座り
    だまったまま
    風景を
    見つめていた
    あの日

    あれが
    わたしの
    ずっと
    探していた
    幸せだった
    (収録作品「車窓」より)


    愛する人への想いに心を揺さぶられる、珠玉の36篇
    「いなくなってしまった大切な人」への想いを綴る、詩集として異例の売行をみせる著者の最新詩集。
  • 1,430(税込)
    著:
    森まゆみ
    レーベル: ――
    出版社: 亜紀書房

    初めてなのに なんだか懐かしい東京。

    猫を追いかけて古い路地を進んでいけば、小さな商店街にたどり着く。
    そこは、鴎外や漱石も暮らし、今や外国からの観光客にも人気が高い東京の町〈谷中・根津・千駄木〉。

    弥生式土器が発掘された弥生町、江戸将軍家の菩提寺・寛永寺と上野、鷗外や漱石が暮らした千駄木、遊郭があった根津と権現様……。
    幸田露伴、岡倉天心、高村光太郎、三遊亭圓朝……。

    なつかしい街並みが残る谷根千を歩き、ゆかりある人々も取り上げながら、
    古代から現代まで通して語る、小さな町の愉快な歴史読本。

    【もくじ】
    序文 次の世代に伝える
    1 古代から江戸時代までの谷根千
    2 明治時代の谷根千
    3 大正時代の谷根千
    4 昭和の谷根千
    あとがきにかえて

・キャンペーンの内容や期間は予告なく変更する場合があります。
・コインUP表示がある場合、ご購入時に付与されるキャンペーン分のコインは期間限定コインです。詳しくはこちら
・決済時に商品の合計税抜金額に対して課税するため、作品詳細ページの表示価格と差が生じる場合がございます。

ページ先頭へ

本を予約しました

※予約の確認・解除はこちらから

予約済み書籍

キャンセル及び解除等

発売日前日以降のキャンセル・返品等はできません。
予約の確認・解除、お支払いモード、その他注意事項は予約済み書籍一覧をご確認ください。