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『新書、保阪正康』の電子書籍一覧

1 ~39件目/全39件

  • シリーズ140冊
    5831,485(税込)
    著:
    塩田清二
    レーベル: NHK出版新書
    出版社: NHK出版

    認知症もガンも、いい〈香り〉で治療する
    時代がやってきた!

    視覚、味覚、聴覚などと並び、非常に身近な感覚でありながら、科学的にまだ謎が多く残る分野――それが「嗅覚」である。重度の認知症患者の症状を改善したり、がんの終末期の疼痛を和らげる〈香り〉。これまでの西洋医学では太刀打ちできなかった病状の治療方法として、いま注目されているメディカルアロマセラピーを、嗅覚のメカニズムや最先端の臨床例からわかりやすく解き明かす。

    ■目次
    第一章 嗅覚のメカニズム~ヒトはどのようにして<香り>を感じるのか
    第二章 <香り>が人体におよぼす作用~アロマセラピーのサイエンス
    第三章 治りにくい・予防しにくい疾患に効く<香り>~メディカルアロマセラピーの最新研究
    第四章 <香り>の効能を楽しむ~精油の使い方
  • 近代日本の失敗は「地下水脈」で読み解ける!

    なぜ日本は太平洋戦争を始め、敗戦に至ったのか。なぜ「玉砕」「特攻」といった無謀な作戦で多くの人命を失ってしまったのか?――
    著者が昭和史の研究に携わるようになったのは、こうした謎を解明したいとの強い動機からであった。今まで5000人近くの昭和史関係者にインタビューを重ねてきたのは、それはこの根源的な問いに対する答えを探す旅でもあった。そして、敗戦に至る道筋を調べれば調べるほど、昭和だけでなく、明治維新以降の歴史をもう一度つぶさに検証しなおす作業に迫られることになった。
    その結果、著者は「地下水脈」という歴史観にたどり着く。
    大日本帝国憲法ができるまでのほぼ20年間、「日本という国をこれからどのように作り変えていくか?」をめぐって、さまざまな勢力の“主導権争い”がおこなわれた。
    実際の歴史では、日本は「欧米列強にならう帝国主義国家」の道を歩み、すべてが軍事に収斂していくことになる。その結末が、昭和の悲惨な敗戦であった。
    では、残る国家像は、そのまま消えてしまったのか?
    そうではない。4つのそれぞれの思想やビジョンは、いったん日本社会の地下に潜りながら、いまも脈々と流れ続けている。そして歴史の重要なターニングポイントを迎えるたびに、噴出してくるのである。
    「地下水脈」という歴史観でとらえれば、現在の日本の窮状――経済の迷走も、終身雇用サラリーマン社会が変わらないのも、政治がダメなのも、エリート教育がダメなのも、150年以上繰り返されてきたことがわかってくる。
    本書は、「地下水脈」をあらためて見つめることで、日本の近現代史を再検証する。
  • 青年たちの「義挙」に民衆は拍手したーー。

    血盟団事件、五・一五事件、神兵隊事件、死なう団事件、そして二・二六事件……。
    なぜ暴力は連鎖し、破局へと至ったのか?

    昭和史研究の第一人者による「現代への警世」。


    【本書の内容】

    ・「安倍晋三銃撃事件」と昭和テロの共通点
    ・「正義を守るための暴力」という矛盾
    ・現代の特徴は「テロの事務化」
    ・ピストルではなく短刀にこだわった将兵
    ・「三月事件」と橋本欣五郎
    ・「血盟団」井上日召の暗殺哲学
    ・五・一五事件の「涙の法廷」
    ・昭和テロリズムの「動機至純論」
    ・愛郷塾の存在と「西田税襲撃事件」
    ・言論人・桐生悠々の怒り
    ・大規模クーデター計画「神兵隊事件」
    ・罪の意識がまったくない相沢一郎
    ・血染めの軍服に誓った東條英機
    ・「死のう団」のあまりに異様な集団割腹
    ・二・二六事件が生んだ「遺族の怒り」
    ・一貫してクーデターに反対した昭和天皇  ……ほか


    【本書の目次】

    序章:昭和テロリズムから見た安倍元首相銃撃事件
    第一章:残虐のプロローグ――三月事件から血盟団事件へ
    第二章:昭和ファシズムの形成――五・一五事件が歴史を変えた
    第三章:暴力の季節への抵抗者たち――ジャーナリスト・桐生悠々と政治家・斎藤隆夫
    第四章:「血なまぐさい渇望」のクロニクル――神兵隊事件から永田鉄山刺殺事件まで
    第五章:国家暴力というテロリズム――死のう団事件の異観
    第六章:テロから戦争への転換――二・二六事件の残虐さが意味すること
    不気味な時代の再来を拒むためにーーあとがきにかえて
  • 世界がウクライナ戦争で大きく揺らぎ始めている。再び戦争の時代に戻りそうな端境期にある今だからこそ、歴史から多くを学ぶべきだと主張する著者は、これまで軍指導者や兵士など延べ四千人に取材し、戦争と日本について五十年近く問い続けてきた。なぜ近代日本は戦争に突き進んだのか? 戦争を回避する手段はなかったのか? 明治・大正と昭和の戦争の違いとは? それらを改めて検証する過程で新たに見えてきたのが、これまでの「戦争論」を見直す必要性である。本書では、日本近現代の戦争の歴史から、次代の日本のあるべき姿を提言する。
  • 日清・日露戦争で日本は負け、アジア太平洋戦争では勝った! いま最も注目されている近現代史研究の第一人者が常識の裏側を照射し、歴史の真実を明らかにする。「新しい戦前」のなか、逆転の発想による画期的な戦争論。待望の一冊。
  • 日本は進路を誤ったのか。戦前は「暗黒」だったのか。ワシントン体制から戦争責任まで、現在にまで尾をひく諸問題を徹底討論する

    国を鎖していた小さな国が、急速な近代化をなしとげ、しまいには世界の“一等国”を自任するまでになった。しかし東亜の風雲はおさまらず、軍部は独走し、複雑な国際情勢の中で、ついに未曾有の大戦争に突入していく――。昭和日本はどこで誤ったのか? 戦争以外の進路はなかったのか? ワシントン体制から満州事変、二・二六事件、盧溝橋事件を経て、太平洋戦争、敗戦に至る過程を、昭和史研究の第一人者たちが、片寄った史観にとらわれることなく、徹底的に討論検証する。

    【※電子書籍版には収録されていない写真があります。】

    1:ワシントン体制(大正10年)
    2:張作霖爆殺事件(昭和3年) 
    3:満州事変から満州国へ(昭和6年) 
    4:国際連盟からの脱退(昭和8年) 
    5:二・二六事件(昭和11年) 
    6:盧溝橋事件から南京事件へ(昭和12年) 
    7:東亜新秩序生命(昭和13年) 
    8:ノモンハン事件(昭和14年) 
    9:日独伊三国同盟(昭和15年) 
    10:四つの御前会議(昭和16年) 
    11:ハル・ノート(昭和16年) 
    12:真珠湾攻撃(昭和16年) 
    13:大東亜共栄圏 
    14:餓死と玉砕 
    15:科学技術と戦略 
    16:原爆とソ連侵攻(昭和20年) 
    17:戦争責任と戦後補償
  • 950(税込)
    著:
    保阪正康
    レーベル: PHP新書
    出版社: PHP研究所

    昭和史の失敗は日本伝統の「実利主義」を放棄したこと――。令和の日本人が学ぶべき昭和史の教訓と昭和史秘史を語る。

    日本人の心情と生活の根底には、鎖国時代に培われた実利主義が延々と生きている。しかしその伝統的実利主義を放棄してしまった時代があった。勝つ見込みのない戦争に突入した、昭和前期である──。戦争の悲劇が生まれた根本的な原因に迫るほか、令和の為政者が昭和史から学ぶべきこと、「報道されなかった東南海地震」「ローマ字社会になりかけた日本」などの昭和史秘史を紐解く。さらに、東京帝大時代に100メートル走の未公認世界記録を出した外交官藤井実、翼賛政治会を議会で批判した中野正剛など、語り継ぎたい日本人についても取り上げる。 (目次より)●「抽象的理想」の蔓延が日本の危機 ●永井荷風の虚無 ●報道されなかった東南海地震 ●ローマ字社会になりかけた日本 ●スターリンの北海道出兵計画 ●台湾の指導者の日本観 ●昭和天皇の摂政時代 ●「昭和8年」の警告 ●あさま山荘事件――戦前と戦後 交錯の瞬間 ●特攻に反対した部隊長 ●議会人の誇りを示した中野正剛 ●驚くべき世界記録を出した藤井実 ●自衛隊を出動させなかった赤城長官――60年安保 ●「半藤史観」継承へ
  • ロシアのウクライナ侵攻は、第3次世界大戦となるのか? 日本はどうなるのか? 歴史にすべての答えがある! 戦争、格差、天皇、危機下の指導者──。日本を代表する二人のジャーナリストが厳正に読み解く「時代の潮目」。過去と未来を結ぶ熱論!
  • 恩賜の軍刀を与えられた秀才組に名将はいなかった
    責任感、リーダーシップ、戦略の有無、知性、人望……昭和の代表的軍人22人を俎上に載せて、敗軍の将たちの人物にあえて評価を下す。

    第一章 栗林忠道
    第二章 石原莞爾と永田鉄山
    第三章 米内光政と山口多聞
    第四章 山下奉文と武藤章
    第五章 伊藤整一と小沢治三郎
    第六章 宮沢繁三郎と小野寺信
    第七章 今村均と山本五十六
    第八章 服部卓四郎と辻政信
    第九章 牟多口廉也と瀬島龍三
    第十章 石川信吾と岡敬純
    第十一章 特攻隊の責任者 大西瀧治郎・冨永恭次・菅原道大

    *電子書籍版では掲載されていない写真があります。
  • 2.26事件の蹶起趣意書、三島由紀夫の「檄」など、昭和史に残る檄文に秘められた真実に迫る。象徴としてのお務めについての天皇(現上皇)陛下のおことば、亡くなった翁長前沖縄県知事の信念など、印象に残る平成のメッセージについても論じる。
  • 必敗の対米開戦を決定づけた「空白の一日」、ルーズベルトが日本に仕掛けた「罠」、大杉栄殺害の真犯人、瀬島龍三が握りつぶした極秘電報の中身──。歴史は陰謀に満ちている。あの戦争を中心に、明治以降の重大事件の裏面と人物の命運を検証し、真実を明らかに。
  • 最大野党として力を持ちつつも、激しい党内闘争と保守からの切り崩しによって消滅した社会党とは何だったのか。もうひとつの昭和史。
  • 「昭和」とは、いかなる時代だったのか? なぜ、どのように、泥沼の戦争へと突き進んだのか? 天皇、政治家・軍人、知識人、庶民らは、どう戦前・戦後を生き、時代を形づくったのか? 遠くなりゆく「昭和」を、局面ごとの図形モデルを用い、大胆に解説。豊富な資料・実例を織り込み、現代に適用可能な歴史の教訓を考える。
  • 昭和は、人類史の縮図だ。第一人者が歴史の転機となった戦争と事件を講義!

    昭和は、人類史の縮図である。
    戦争、敗戦、占領、独立。
    そして指導者、官僚、メディアの腐敗!

    「昭和」はいまも続いている――。
    無責任の体系とも言われた「昭和」の体質は、消えたのか?
    責任を取らない指導者と官僚、煽るマスコミに騒ぐ国民。平成を経て、令和となっても、それは健在だ。
    ゆえに、私たちは昭和の重大事件に常に立ち返らなければならない。
    五・一五事件、二・二六事件、太平洋戦争、新憲法制定、60年安保闘争、三島事件、ロッキード事件。
    昭和史研究の第一人者が、歴史の転機となった戦争と事件を「精神と行動からの分析」から解き明かす!!

    ※本書は2009年12月に小社より刊行された『太平洋戦争、七つの謎』と、2011年3月刊『日本を変えた昭和史七大事件』を合本にし、改題の上、加筆修正したものです。

    【目次】

    新版まえがき

    第一部 太平洋戦争、七つの謎
    はじめに
    第一章 誰が開戦を決めたのか?
    第二章 戦時下の国民は戦争をどう捉えていたのか?
    第三章 山本五十六はなぜ前線に行って死んだのか?
    第四章 なぜ人を武器にする戦術が生まれたのか?
    第五章 日本の軍事指導者たちの敗戦の理由
    第六章 誰が終戦を決めたのか?
    第七章 もし本土決戦が行われていたらどうなっていたのか?
    おわりに
    あとがき

    第二部 日本を変えた昭和史七大事件
    はじめに
    第一章 五・一五事件のもうひとつの顔
    第二章 青年将校たちの精神と二・二六事件
    第三章 太平洋戦争・「誤謬の東條首相」と閣僚
    第四章 占領初期・日本国憲法制定と日本の官僚たち
    第五章 戦後派世代の生理的嫌悪感と六〇年安保闘争
    第六章 三島事件と戦後社会の不可視空間
    第七章 田中角栄元首相逮捕という政争・ロッキード事件
    おわりに
  • 激動の時代を生き抜くために、これだけは言っておきたい――。

    私たちは、近現代史から何を学ぶべきか?
    ノンフィクション作家・保阪正康による、歴史の大局観を養うための迫真の講義。

    ★緊急書下ろし「コロナと近代日本」を収録!

    なぜ日本は「たった14年」で壊滅したのか?
    高度経済成長が「戦争の失敗」を繰り返したのはなぜか?
    明治日本はなぜ「帝国主義国家」以外の道を選べなかったのか?
    戦前の日本が軍事学を軽視した背景とは?
    「天皇がいるけれどいない」大正の5年間は私たちに何を教えるのか?
    日本のファシズム体制を形成するプロセス「三段跳び理論」とは?
    「コロナ危機」を前に歴史から学ぶべきこととは?

    私たちが必ず知らなければならない「歴史の教訓」が、ここにある。
  • 「これでは企業も国家も滅びる!」。新ウイルスの災厄に見舞われた世界情勢の中、日本の行方と日本人の生き方もまた、かつてなく混迷と不安の度を深めている。今こそ、確かな指針が必要だ。ともに傘寿を迎えた両者。経済と外交で体得した知見と、近現代史研究第一人者の卓見が待望の初顔合わせ。
  • 「国民の九割強は良心を持たない」――芥川龍之介の言葉を裏付けるかのように、時流におもねる偽善は、軍人にかぎらず政治家や知識人、多くの大人たちにも見てとれる。三百万を超える犠牲者を出したあの戦争、敗戦とともに始まった戦後民主主義……日本人は、いったいどこで何を間違えたのか。近現代の名作に刻まれた一文を手掛かりに多彩な史実をひもとき、過去から未来へと連鎖する歴史の本質を探りだす。
  • 権力中枢を狙った2・26事件、無謀と言われたアメリカとの戦争、世界史に類を見ない高度経済成長……令和になった今だからこそ、昭和史を見直す意味がある。首相から皇族、軍部の指導者、いち兵士まで4000人以上に取材した第一人者が著した昭和史入門の決定版。

    【常識を覆す昭和史の新しい読み方】

    ◎2・26事件で政治構造が変わった

    ◎無思想だった東條英機と軍幹部

    ◎対米開戦直後に生まれた「幻の世界分割計画」

    ◎真珠湾攻撃直後に株価は10%の急騰

    ◎戦後の歴代総理たちは8月15日に何をしていたか

    ◎昭和天皇が挑んだマッカーサーとの駆け引き

    ◎日本人の欲望の象徴だった田中角栄

    ◎「歴史修正主義者」の主張の背後にあるものは

    ※本書は、2007年に文春新書から刊行された『昭和史入門』の増補新版です。
  • 平成は終われど「昭和」は終わらず。私たちにとっての歴史の学びは、常に「あの戦争」が原点であり座標軸となる──著者の膨大な著作から次世代を照らす灯となる言葉、歴史証人の貴重な肉声を一冊に。東條英機、吉田茂、田中角栄らの真実に迫る保阪史観の集大成。
  • 昭和史研究者の第一人者が、はじめて石原莞爾論をまとめた。東條英機、瀬島龍三、吉田茂など本人や側近から「昭和の闇」を再検証する
  • 726(税込)
    著:
    保阪正康
    レーベル: 平凡社新書
    出版社: 平凡社

    〈平成〉は後世どのように総括されるか。天皇自らが示した象徴天皇の役割、バブル崩壊後の経済停滞、大震災、オウム事件……。昭和との因果関係も含め平成の歴史的意味を考察する。
  • 585(税込) 2024/5/2(木)23:59まで
    著:
    保阪正康
    レーベル: 新潮新書
    出版社: 新潮社

    お追従、お節介、しみったれ、臆病者、空とぼけ……時は流れて世は大きく移り変わっても、人の考えることやすることには、古来変わらない傾向がある。昭和史の第一人者が、『パンセ』『人さまざま』『徒然草』など東西の古典をひもときながら、軍人や政治家、財界人や文士たちの様々な言動をたどる。善悪のあいだでよろめき続ける人間の悲哀を歴史の断層の中から掘り起こす、大人のための人間学。
  • 21世紀の日本人は「あの戦争」から何を学ぶべきなのか?
    書籍の刊行から10年を経て、いまも読み継がれる名著、待望の電子化!

    対米戦争の目的は何だったのか? 陸軍エリートはどこで間違えたのか? 特攻、玉砕、戦艦大和……開戦から敗戦までの疑問を徹底的に掘り下げ、20世紀日本最大の失敗を最高のメンバーが論じた。その議論は戦略論、組織論、日本人論、エリート論など広範囲にわたり、戦後70年を過ぎたいまなお、輝きを失わない。

    議論された人物、歴史的な出来事などに詳しい注がついているので、近現代史の入門書としても最適。


    【目次】
    <第一部>座談会 あの戦争になぜ負けたのか
    1.対米戦争の目的は何だったのか
    2.ヒトラーとの同盟は昭和史の謎
    3.開明派・海軍が持つ致命的欠点
    4.陸軍エリートはどこで間違えた
    5.大元帥陛下・昭和天皇の孤独
    6.新聞も国民も戦争に熱狂した
    7.真珠湾の罠 大戦略なき戦い
    8.特攻、玉砕、零戦、戦艦大和

    <第二部>あの戦争に思うこと
    ●空しかった首脳会議(半藤一利)
    ●八月九日の最高戦争指導会議(保阪正康)
    ●私の太平洋戦争観(中西輝政)
    ●果たされなかった死者との約束(戸高一成)
    ●戦わなかった戦争から学ぶということ(福田和也)
    ●戦争を決意させたもの(加藤陽子)
  • 戦後六十年の間、太平洋戦争は様々に語られ、記されてきた。だが、本当にその全体像を明確に捉えたものがあったといえるだろうか――。旧日本軍の構造から説き起こし、どうして戦争を始めなければならなかったのか、引き起こした“真の黒幕”とは誰だったのか、なぜ無謀な戦いを続けざるをえなかったのか、その実態を炙り出す。単純な善悪二元論を排し、「あの戦争」を歴史の中に位置づける唯一無二の試み。
  • 本書は、昭和31年(1956)3月16日金曜日に開かれた「第24回国会 衆議院内閣委員会公聴会」の記録です。意見を聴いた案件は「憲法調査会法案について」(法案提出者は時の自由民主党幹事長・岸信介ほか60名)。改憲派、護憲派ともにガチンコの議論を展開。論旨はじつにわかりやすく、議場の緊迫した空気も伝わってきます。白熱の論戦を読みやすく編集し、昭和史研究の第一人者である保阪正康氏の解説を付しました。
  • 7000名に及ぶ特攻戦没者。長い間、政治的なバイアスがかかり、彼らの真意は伝えられなかった。志願か、命令か。英霊か、犬死にか。主導したのは海軍か、陸軍か――昭和史研究の第一人者が、残された遺書・日記を丹念に読み解き、特攻隊員の真意に迫る。
  • 最強メンバーは1万2000ページに及ぶ激動の記録をどう読んだか?初めて明らかにされた幼少期、軍部への抵抗、開戦の決意、聖断に至る背景、そして象徴としての戦後。天皇の視点から新しい昭和史が浮かび上がる。第一章 初めて明かされる幼年期の素顔第二章 青年期の栄光と挫折第三章 昭和天皇の三つの「顔」第四章 世界からの孤立を止められたか第五章 開戦へと至る心理第六章 天皇の終戦工作第七章 八月十五日を境にして第八章 “記憶の王”として
  • 激動の昭和と劣化の平成──二つの時代の因果関係を明らかにして「戦間期」の危機にある日本の真の姿に迫る。壮大な異端者・角栄と一強支配・安倍との相違、東条英機と岸信介との因縁、昭和天皇と今上天皇との対比など、現代史のキーポイントで解明する。
  • 日本がかかえる三つの領土問題はどうすれば解決するのか。

    北方四島、竹島、尖閣諸島。出口が見えない三つの領土問題は解決可能なのか?昭和史と外交交渉の専門家二人が、具体的かつ実行可能な解決策を大胆に提示する。
  • 「富田メモ」や『卜部亮吾侍従日記』をはじめ、昭和史における一級史料の発掘が相次いでいる。歴史史料は、どう読んだら理解が深まるのか。ノンフィクションとアカデミズムでは、史料の考え方、使い方はどう違うのか。側近たちが残した史料が語る昭和天皇の実像とは。昭和史研究の第一人者と、史料発掘の専門家が「史料の表裏」を縦横無尽に語り合う。※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、予めご了承ください。試し読みファイルにより、ご購入前にお手持ちの端末での表示をご確認ください。
  • 858(税込)
    著:
    保阪正康
    レーベル: 平凡社新書
    出版社: 平凡社

    昭和三十年代の「昭和史論争」を初め、これまで、昭和史をめぐっては様々な論争が繰り広げられてきた。今日でも、国を超えた歴史共同研究が進む一方、個別のテーマに関して、依然として対立点が存在する。これまでの論争は果たして本質的なものであっただろうか?15のテーマに関して、史実を整理し、より本質的な問題点を提示する。※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、予めご了承ください。試し読みファイルにより、ご購入前にお手持ちの端末での表示をご確認ください。
  • 昭和の時代は3人の首相で総括できる。東条英機、吉田茂、そして田中角栄だ。田中とは、いったい何者だったのか? 時代によってつくられ、時代をつくりかえた政治家。大衆の欲望を充足させた、悲しき代弁者。死したのちにも強力な「遺伝子」を残した絶対権力者――。昭和史研究の第一人者が異能宰相の軌跡を検証し、歴史のなかに正しく刻印する!!
  • 昭和20年の敗戦から6年8カ月間、日本は主権を失い、占領支配を受けた。この間、国民は何を失い、何を得たのか。今日の経済至上主義の社会とどう繋がるのか。あの体験から学ぶべきは何か。「ここで得た教訓を次代に伝えるのが私の使命だ」。昭和史研究の第一人者で、戦後民主主義教育第一世代の著者が鋭く迫る。好評『昭和史の教訓』『東京裁判の教訓』に続く昭和史「教訓3部作」完結!
  • 昭和史ノンフィクション作家の第一人者が、これまでの膨大な取材のなかから現代の日本人に学んでほしい教訓を引き出す。敗戦につながる昭和10年代の政治、経済、マスコミ……の諸相は、あまりにも現代の状況に酷似する。桐生悠々、斎藤隆夫、2.26事件、皇紀2600年、太平洋戦争など、多彩な素材から、えぐり出される教訓とは何か――。保阪正康氏の「自省史観」の神髄が、ここに結実。昭和10年代から教訓を学ばない者は、昭和10年代から報復を受ける。
  • 「デス・バイ・ハンギング」――。東京裁判(極東国際軍事裁判)でA級戦犯7名に絞首刑判決が下ってから60年。「日本の軍閥」は正しく裁かれたのか?! 「歴史の暗部」は明らかになったのか?! 裁かれた側と裁いた側が負う責務とは?! ――そして戦後ニッポンは、果たして変わったのか?! 壮大なる歴史ドラマに隠された数多くの教訓を、どう受け止め、どう伝えるか。昭和史研究の第一人者が新史料を得て、その歴史的意義と次世代の責務を問いなおす。好評『昭和史の教訓』に続く注目作。
  • 尖閣、竹島、北方四島――どう守り、返還させるか? 威勢のいい言葉だけでは進展はない。解決策は「歴史」の中に書かれている! 明治維新時の領土と、その後の戦争による拡大。敗戦での急激な縮小と、戦後の枠組み。それらの歴史の裏側までを厳正に検証する。21世紀の視点に立った日本の主張!
  • 新資料が解き明かす七つの謎

    太平洋戦争の開戦を決めたのは誰か? 山本五十六はなぜ戦死したのか? 近年発掘された新資料で七つの謎を解明する。
  • なぜ戦後日本は世界から嫌われるようになったのだろう…?

    太平洋戦争は各国の日本観及び日本人観にどのような影響を与えたのだろうか。連合国、枢軸国それぞれが見た「ニッポン」を手がかりに、あの戦争が戦後の国際社会に与えた影響を徹底分析。
  • 時代を変えた七つの大事件は何を私たちに教えるのか?

    五・一五事件、二・二六事件、太平洋戦争、占領、六〇年安保、三島由紀夫と楯の会事件、ロッキード事件。この七つの事件が私たちに教えるものは何か?

・キャンペーンの内容や期間は予告なく変更する場合があります。
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