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『新書』の電子書籍一覧

1 ~60件目/全19456件

  • 語学は絶対「勉強」するな!

    英語から、最難関のアラビア語まで12ヵ国語をたった5年で習得した著者が明かす、遊ぶように学んで外国語を習得する極意。

    日本で生まれ育ちながら、5年間で12ヵ国語(スペイン語、英語、フランス語、アラビア語、インドネシア語、ロシア語、ポルトガル語、ドイツ語、トルコ語、中国語、タイ語、韓国語)を習得。ほぼ独学で多言語話者となった著者が、英語やその他の外国語習得を目指すすべての人に教える、外国語学習の最短ルート。

    ※カバー画像が異なる場合があります。
  • 日本人は、在来の縄文人と渡来系弥生人の混血によって生まれた。「日本人の起源」の定説である。しかし、この縄文/弥生人モデルが二〇世紀後半に定着するまで、人種交替説、固有日本人説、混血説、変形説など、様々な説が唱えられてきた。研究の進展とともに、見え隠れするのは同時代の社会からの影響だ。近年はゲノム解析により、縄文/弥生人の図式もゆらぐ。起源を訪ねた研究者たちの足跡を辿り、日本人の自画像を描きだす。
  • 京都の真実を、まだ誰も知らない――。
    戦争、ことば、自然、民俗、芸能、寺社仏閣、食、酒、オーバーツーリズム…。京都で生まれ育って70年、カリスマ案内人が明かすこの街の嘘と現実。

    「京都という街は長い歴史によって育まれてきました。そしてその歴史のなかには、たくさんの物語があり、それらがあってこそ、京都は訪れるべき価値がある土地になったのです。(中略)作物とおなじように、京都という土地と水、そして空気によって醸しだされた〈ほんとうの京都〉。インスタントではない京都をじっくりと味わってください。」――「はじめに」より

    ※カバー画像が異なる場合があります。
  • 人生には締切がある。締切(ほとんど)守って40年。熱血漫画家が教えるスケジュール管理、ピンチを乗り切る方法、そして生き方。特別付録「カウントダウンbook傑作選」つき! 【目次】はじめに 人生には締切がある/第1章 締切ってかっこいい/第2章 漫画家と締切/第3章 スーパー島本和彦、降臨/第4章 ごまかしてるんじゃない、安心させてるんだ!/第5章 嫌な仕事こそ完璧に/第6章 自分の「面白い」を取り戻す/第7章 机で死んじゃダメだ!/第8章 俺が一緒に殴られてやるよ!/第9章 でもやっぱり、締切があると頑張れる/おわりに かっこよく負ければいい/付録 カウントダウンbook傑作選
  • 日本にも、終末期の人や重度障害者への思いやりとして安楽死を合法化しようという声がある一方、医療費削減という目的を公言してはばからない政治家やインフルエンサーがいる。「死の自己決定権」が認められるとどうなるのか。「安楽死先進国」の実状をみれば、シミュレートできる。各国で安楽死者は増加の一途、拡大していく対象者像、合法化後に緩和される手続き要件、安楽死を「日常化」していく医療現場、安楽死を「偽装」する医師、「無益」として一方的に中止される生命維持……などに加え、世界的なコロナ禍で医師と家族が抱えた葛藤や日本の実状を紹介する。
  • 1,485(税込)
    2025/11/19 (水) 配信予定
    著:
    鎌田浩毅
    レーベル: 講談社現代新書
    出版社: 講談社

    列島誕生以来、地震・噴火・津波・台風などの自然災害の脅威に絶え間なくさらされてきた災害大国・日本。いくつもの巨大災害が、日本史上にその名を残してきた。平安時代を揺るがした貞観の大津波、近世では宝永の富士山噴火や安政南海地震、近現代では関東大震災や阪神淡路大震災、そして東日本大震災……。歴史を大きく塗り替えた自然災害はなぜ発生し、日本人にどのような影響を与えてきたのか。浮かび上がる「歴史の法則」とは。地球史的スケールで日本史をとらえなおす。
  • 【読み始めたら止まらない!誰も知らない「戦争経済史」】

    植民地経営から戦費調達、敗戦後の「清算」まで――
    満洲、台湾、朝鮮、樺太、本土を、バンカーたちは決死の覚悟で駆けめぐっていた!

    驚きのエピソード満載!
    お金から「戦争のからくり」を解き明かす。

    国破れてバランスシートあり……
    銀行員たちの血と汗と涙の奮闘記!

    「本書では戦時銀行体制の中でも少し視点を変えて、「舞台裏」に焦点を当てる。
    この「舞台裏」は多岐にわたる。地理的な場合もあれば、制度的、さらには業務的な周辺部分もある。具体的には植民地や占領地での銀行業、硬貨の造幣や紙幣の印刷、また現金の確保や輸送、銀行店舗の閉鎖・避難などだ。道草として、戦後の占領軍経費負担にも目を向けてみたい。
    銀行員たちは勝利を信じて軍を支え、敵に追われながら軍の金庫番も務め上げた。そして終戦を迎えると、戦争で途方もなく膨らんだ有形・無形の負債の清算を余儀なくされる。彼らは敗北が明らかになっても、「信用維持」という銀行業に携わる者としての矜持を手放さなかった。さすがのアインチヒも、そこまでは思いもよらなかったであろう。
    あちらこちらに散在する断片的な物語を繋ぎ合わせると、戦時に「国力の水増し」を担った銀行体制の新しい輪郭が浮かび上がる。この姿を辿りながら八〇年前の戦争、そして戦後を振り返ってみることにする」――「まえがき――国力水増しの舞台裏」より

    【目次】
    序章 風雲高まる
    第一章 戦時の外地銀行――昭和一九年まで
    第二章 本土決戦と金融機関――昭和二〇年七月まで
    第三章 長い夏が始まる――昭和二〇年八月
    第四章 日本の一番長い日――昭和二〇年八月一五日
    第五章 戦争の後始末
    終章 諸行無常と万古不易
  • 1,078(税込)
    2025/11/17 (月) 配信予定
    著:
    先崎彰容
    レーベル: 新潮新書
    出版社: 新潮社

    トランプ2.0を機に世界秩序は急激に変わりつつある。協調から対立、自国のアイデンティティ再構築を目指す動きはロシアや中国も同様で、こうした歴史的変曲点は百年前、第一次大戦後の戦間期にも酷似する。戦後八十年のいま、政治家や政党はこぞって「保守」を掲げるが、社会の閉塞感は強まるばかりだ。混迷と不確実性の時代をこの国はどう乗り越えるのか――近代思想史を掘り下げ、令和日本への処方箋を示す。
  • 「島耕作シリーズ」作者
    待望の人生エッセイ最新刊 

    人生後半、楽しみの詰まった時間をポジティブに味わい、
    幸せを感じるための実践的生き方のヒント。

    弘兼流・人生訓が満載

    ・「中高年は人と比べてはダメ」
    ・「諦めて次へ、が近道」
    ・「幸せは自分が決めていい」
    ・「大人の恋愛ルールとは」
    ・「新しきを温ねて故きを知る」
    ・「世界共通、一流の10カ条とは」……
  • ゲームとして、競技として――多くの人が魅了され、勝利を目指して打ち込むトレーディングカードゲーム。ゲームの本質、確率的センス、認知バイアス、メタ読み、練習方法、言語化、デッキ構築の視点……どのTCGにも共通するセオリーがここにある。カードゲームの本質は「数理と心理」である――勝てると思ったのに勝てないのはなぜか。カードゲームはどのようなもので、その実力とは何か? プロプレイヤーとしての経験から得られたどのカードゲームでも充実して強くなれる理論をお伝えします。 【目次】第1章 カードゲームの本質/第2章 カードゲームの数理/第3章 カードゲームの心理/第4章 真に上達するための練習/第5章 デッキビルダーとして考える/あとがき――可能性への投資/後悔なく楽しむ/読書案内
  • ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    1964年の創刊以来、半世紀以上愛され続ける講談社現代新書。2025年6月現在の講談社現代新書シリーズ目録が電子化!
  • 1,100(税込)
    著者:
    二宮和也
    レーベル: 集英社新書
    出版社: 集英社

    二宮和也による初めての〈新書〉。あえて文字だけの表現に挑戦し、さまざまなテーマで縦横無尽に語る。40代になった著者二宮が、これまで考えてきたこと、いま考えていることを凝縮した一冊。最新の“ニノ流哲学”がここに!
    <著者コメント>
    「最初に“新書で”というお話をいただいたとき、単純に写真ナシで文字だけという形態が自分にとっては新しい試みで面白そうだな、と。また、学問やビジネス向けのイメージが強い新書そのものの枠を広げて、読者層を厚くしたいという意図もいいなと思いました。さまざまなテーマについて自由に話しています。ぜひ読んでみてください」
  • 秦が中華統一を成し遂げた理由は、始皇帝(嬴政)の人間力と、特異な登用方法にあった!
    始皇帝を支えた李信・王齮・桓齮ら将軍たちは、戦時でどう動き、何を成し遂げたのか。
    映画「キングダム」の中国史監修も務めた始皇帝研究の第一人者が、「史記」や近年出土の史料をもとに、統一戦争の実像を解説。
    李牧・龐煖(ほうけん)ら、秦に立ちはだかった英傑たちの史実にも迫る。
  • 歴史・文化・社会的に形成される男女の差異=ジェンダー。その差別には近年批判が強く集まる。本書は、実証経済学の成果から就業、教育、歴史、結婚、出産など様々な事柄を取り上げ、格差による影響、解消後の可能性について、国際的視点から描く。議員の女性枠導入=クォータ制が、質の低下より無能な男性議員排除に繫がる、女性への規範が弱い国ほど高学歴女性が出産するなどエビデンスを提示。旧来の慣習や制度を問う。
  • 783(税込) 2025/11/20(木)23:59まで
    著:
    大島隆之
    レーベル: 講談社現代新書
    出版社: 講談社

    真珠湾攻撃に加わった九百人の精鋭たち。彼らの八割は、その後の戦争で命を落とした。本人の手紙や遺族の証言が明かす隊員の生と死。
  • 茶や綿織物とならぶ「世界商品」砂糖。この、甘くて白くて誰もが好むひとつのモノにスポットをあて、近代以降の世界史の流れをダイナミックに描く。大航海時代、植民地、プランテーション、奴隷制度、三角貿易、産業革命―教科書に出てくる用語が相互につながって、いきいきと動き出すかのよう。世界史Aを学ぶ人は必読!
  • ブッダは、人生の「苦」から抜け出すには、出家して修行、すなわち瞑想を実践することで、煩悩を解脱した「悟り」に至らなくてはならないと説いた。
    では出家したくないのはもちろん、欲望を捨てたくない、悟りも目指したくない「普通の人」は、「苦」から逃れられないのか? 「普通の人」の生活にブッダの教えはどう役立つのか? 瞑想をすると何が変わるのか?
    タイで三十年近く出家生活を送る日本人僧侶と気鋭の仏教研究者が、スリリングな対話を通して「実践する仏教」の本質に迫る。
  • 構造主義という思想がどれほど難解とはいえ、それを構築した思想家たちだって「人間はどういうふうにものを考え、感じ、行動するのか」という問いに答えようとしていることに変わりはありません。ただ、その問いへの踏み込み方が、常人より強く、深い、というだけのことです。ですから、じっくり耳を傾ければ、「ああ、なるほどなるほど、そういうことって、たしかにあるよね」と得心がゆくはずなのです。(「まえがき」より)
  • 文章を一読して「わかった」と思っていても、よく検討してみると、「わかったつもり」に過ぎないことが多い。「わからない」より重大なこの問題をどう克服するか、そのカギを説いていく。
  • 批評理論についての書物は数多くあるが、読み方の実例をとおして、小説とは何かという問題に迫ったものは少ない。本書ではまず、「小説技法篇」で、小説はいかなるテクニックを使って書かれるのかを明示する。続いて「批評理論篇」では、有力な作品分析の方法論を平易に解説した。技法と理論の双方に通じることによって、作品理解はさらに深まるだろう。多様な問題を含んだ小説『フランケンシュタイン』に議論を絞った。
  • コメ高騰、気候危機、人手不足、値上げ地獄、トランプ関税……
    スーパーは日本社会の縮図だ!
    売り場に潜む疑問から、日本と世界の現在を読み解く。

    「令和のコメ騒動はなぜ起きた?」
    「食料品の値上げはいつまで続く?」
    「半額シールを貼るタイミングはどう決まる?」
    「トランプ関税の家計への影響は?」
    「売り場が『野菜→魚→肉→牛乳→パン』の順になっている理由は?」

    全国2万3000店舗、110万人が働く、25兆円の成長市場を徹底解剖!
    買い物だけじゃもったいない、賢く生きるためのスーパーマーケット論。


    【目次】
    第1章 なぜ野菜売り場は入り口にあるのか? ――スーパーマーケットの仕組みがわかる
    ・景気に左右されないビジネスモデル
    ・イオンが一大勢力、専業ではライフが首位
    ・「ゴールデンゾーン」の品揃えで店の実力がわかる
    ・客を奥まで誘導する「マグネット戦略」
    ・タイパ需要で売り場をアップデート ……ほか

    第2章「日本人の○○離れ」は本当に起きている? ――スーパーマーケットで暮らしの変化がわかる
    ・消費の中心は50~60代
    ・冷食市場が10年で4割近く拡大
    ・コロナ禍の「料理疲れ」で惣菜市場が復活
    ・コメへの支出は20年で4割減
    ・令和のコメ騒動が起こった理由 ……ほか

    第3章 ドラッグストアの食品が安い理由は? ――スーパーマーケットで日本経済がわかる
    ・小売業の低賃金、その背景
    ・セルフレジで焦ってしまう高齢者
    ・深刻化する地方の「買い物弱者」問題
    ・なぜ食費の高騰は止まらないのか
    ・高所得層はパスタ、低所得層はうどん・そばを買う ……ほか

    第4章 どうして余計なものまで買ってしまうのか? ――スーパーマーケットで消費者心理がわかる
    ・客の8割が「予定していなかったもの」を買う
    ・すべての商品で「安い」と感じさせる必要はない
    ・2割のお得意客で利益の8割を稼ぎ出す
    ・「無意識」に訴えるニューロマーケティング
    ・安いだけじゃない、プライベートブランド ……ほか

    第5章 食の「買い負け」が安全保障リスクに? ――スーパーマーケットで世界情勢がわかる
    ・ヴィーガン以外にも広がる「植物肉」
    ・7割の客が「袋いりません」
    ・資源インフレに加わった地政学リスク
    ・ウクライナ侵攻で深刻化したエネルギー問題
    ・トランプ関税と食料価格 ……ほか

    第6章 AI導入で「半額シール」が消える? ――スーパーマーケットで未来がわかる
    ・商品読み取りから決済までスマホで完結
    ・AIが惣菜の値引きを決める
    ・「培養肉」は食料問題を解決するか?
    ・終わらない「物流の2024年問題」
    ・「店に来てもらう」ビジネスモデルの限界 ……ほか
  • 戦場と政局を制した、秀吉の切り札。戦国屈指の「最強チーム」を徹底解剖!

    戦場と政局を制した、秀吉の切り札。戦国屈指の「最強チーム」を徹底解剖!

    豊臣秀吉の天下統一を支えた戦国最強の家臣団、その真の姿に迫る! 戦場を駆け抜けた武勇の将、政局を動かした知略の士――。2つの陣営から選び抜かれた精鋭たちを紹介する。増補新版では、秀吉の名補佐役・秀長の主要な家臣を加筆。筆頭家老の桑山重晴、小堀遠州の父・正次。さらに、茶道人脈で貢献した古田織部を新たに収録。豊臣家臣団の実像を描き出す。
  • ムダに考えることに時間を使うより、いい加減に生きましょう

    自分の健康、国の行く末、自然災害に環境問題……数え上げたらきりがない将来の不安がある一方、蔓延するのは精神論や、不合理な対策に妄想ばかり。どうしても心配が尽きぬというのなら事実とデータで解説しよう。

    【目次】
    1 明日の「自分」
    2 明日の「日本」
    3 明日の「地球」
    4 明日の「世間」
    5 今日の「生活」
  • 2026年NHK大河ドラマ『豊臣兄弟』の主人公、豊臣秀長の実像に迫る一冊。名補佐役として秀吉を支え、ナンバー2としての生涯を貫いた男。その政治力、統治力、軍事活動、関連の城など、様々な角度から解説します。
  • 現実とフィクションは違う。でも、現実のルールを知らなければ、面白いフィクションはつくれない。エロマンガ界のレジェンドが語る、いまこの社会でエロを表現し、人に見せるということ。◆エロをエンタメにする楽しさとルールを考える エロマンガの巨匠×蛙亭・イワクラ対談「エロいは面白い」収録。 【目次】はじめに――エロいことと、隠すこと/第一章 エロの原点/第二章 エロをつくる/第三章 エロは子どもに有害なのか/第四章 隠すことにもルールがある?/第五章 現実とフィクション/対談 イワクラ(蛙亭)×山本直樹 エロいは面白い
  • コメが買えない、高い、この異常事態をどう乗り切るのか?
    この国の食糧問題の「暗部」と闘い続ける東大教授の告発と提言!

    アメリカの陰謀「胃袋からの属国化」――地域産業、地域農業を潰し、日米のお友達企業の利益ばかりを追求する「悪魔の農政改革」の深層!

    「『日本人がコメが食えない時代が訪れる』と悲観ばかりしていられない。自分が今いる場所で、できることをすぐに始める。そこから『食』の未来への希望がきっと見出せるはずだ」
    (本文より)

    農業こそは国防。「食料は国防だ」と言うと、「戦争に備えてロジスティックス(兵站)を確保しなければならない」という勇ましい議論だと勘違いされがちだが、そうではない。世界各国が食料危機に陥れば、日本人が食べる食べ物が足りなくなったときに融通してもらえなくなる。そうなれば、四囲を海に包囲された島国・日本はおしまいとなる。
    国難を乗り切るためにもっとも大切なのが「食料安全保障」なのだ!

    (目次)
    はじめに 日本を襲った四つの衝撃
    序 章  「令和のコメ騒動」序曲
    第一章  減反政策という桎梏
    第二章  ミニマム・アクセス米とトランプ大統領
    第三章  政治家が示すべき稲作ビジョン
    第四章  農業は国防
    第五章  日本農業 希望の灯
    おわりに
  • 私たちが知っている「関ヶ原の戦い」とは、江戸時代に各地で編纂されたさまざまな史料を、明治になってから帝国陸軍参謀本部が集約し、再構築したものである。
    そして、これをもとに「国民的作家」司馬遼太郎が創作した長編歴史小説『関ヶ原』によって、日本人の「関ヶ原像」が決定づけられ、いまもなお、多くの人々を魅了しつづけている。

    しかし近年、インターネットやSNSの普及にともない、大学などに属さない在野の歴史研究家によって新たな一次史料が次々に発掘され、それらについての情報交換が盛んになったことで、従来の「歴史」が次々に書き換えられるようになってきた。なかでも関ヶ原の戦いは、ほぼすべての「通説」が否定されるという「異常」ともいえる状況を呈している。もはやこの戦いにおいては、教科書に書かれていることさえ幻想にすぎないのだ。

    本書は、現在の関ヶ原合戦研究におけるトップランナーである著者が、1600(慶長5)年9月15日に美濃の関ヶ原で起こった戦闘の経緯について、当時、徳川家康をはじめとする諸将の間でかわされた170通余りの書状を読み解くことで、新説を提起するものである。この新説は、従来の通説のようにドラマティックな展開をともなうものではない。「司馬関ヶ原」が脳裏深くに焼きついている人は、少なからず抵抗をおぼえるかもしれない。

    しかし、だからといって私たちは、この新しい「関ヶ原」を拒むことはできない。日本の中世の終焉も、江戸幕府の成立と近世の幕開けも、この「関ヶ原」を受け入れずに考えることは、もうできないのだ。

    【本書が提唱する、おもな新説】
    関ヶ原の戦いは「天下分け目の決戦」ではなかった!
    徳川家康はすでに天下人だった!
    石田三成は西軍の首謀者ではなかった!
    小早川秀秋は合戦中に裏切っていない!
    東西両軍は開戦前に和睦していた!
    両軍の合計は3万ほどだった!

    【これらもすべてフィクションだった!】
    秀吉死後の豊臣政権を運営したのは「五大老五奉行」 
    石田三成と直江兼続による徳川家康挟撃の謀議
    福島正則が徳川家康に忠義を誓った「小山評定」
    もともと低かった毛利輝元の戦闘意欲
    関ヶ原に結集したのは両軍合計15万
    家康が小早川秀秋の離反を催促した「問い鉄砲」
    秀秋の裏切りによって壊滅した大谷吉継勢・・・・・・…

    「新しい関ヶ原」が、この一冊から始まる!
  • ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    2025年度版の「光文社新書 目録&解説」が出来上がりました。紙版で刊行中の作品を紹介している最新版となります。目録末に「書名索引」、「人名索引」、「ジャンル別一覧」を記しています。ぜひ一度、ご覧ください!
  • 1,078(税込)
    著:
    佐藤優
    レーベル: ポプラ新書
    出版社: ポプラ社

    "世界的な右傾化、排外主義のなかで、私たちは「愛国心」どう向き合えばいいのか。本書では、古典的な書籍をもとに「国家」や「国民」の概念を整理しつつ、ウクライナ戦争やトランプ大統領、日本の参議院選挙など、具体的な諸問題を取り上げる。21世紀の新しい「愛国心」論をテーマにした、佐藤優の7時間にわたる講義録。
    【目次】
    ガイダンス なぜ「愛国心」なのか

    1時間目 国家とは何か
    国家の定義/社会・民族の定義/唯物史観とは何か/トランプ大統領のジェンダー観/なぜ産業社会に国家があるのか/国家と社会が一体化する時代/資本主義に終着点はあるのか

    2時間目 国民とは何か
    臣民から国民(ネーション)へ/なぜ日本人という国民が生まれたのか/道具主義と原初主義/スターリンは民族をどう変えたのか/言語と国家/出版資本主義が国民を作る

    3時間目 民族とナショナリズム
    アーネストゲルナーの「否定神学」/民族に対する4つの「否定」/階級と民族/スミスの民族理論/エントロピーとは何か/なぜ人間は差別をしてしまうのか…など

    4時間目 レーニンの『帝国主義』でウクライナ戦争読み解く
    第一次世界大戦を別の視点で捉えていたレーニン/レーニンの『帝国主義』/価値観戦争に見せかけた帝国主義戦争/ロシアは国境を面で捉える/帝国主義戦争の舞台となっているウクライナ

    5時間目 トランプによって世界はどう変わるか ―エマニュエル・トッド『西洋の敗北』を読み解く―
    トランプ大統領とは「動物との付き合い方」をする/愛国主義はコスパがいい/トランプ大統領の根底にある理論/「宗教ゼロ」状態の21世紀/進行する「政治不信」の正体/人間はみな同じか?

    6時間目 日本人にとって愛国心とは何か
    外交を分析するための「3つの体系」/「価値の体系」から見る日本の対応/ウクライナ戦争に戦略的に深入りしなかった/歴史的にも日本は「面従腹背」外交をしてきた国/帝国の「亜周辺」/日本人の変容という仮説

    7時間目 間違えるナショナリズムとどう向き合うか
    右傾化する世界/支持を集めた参政党/反ワクチンと排外主義は結びつきやすい/『健康帝国ナチス』/自然派だったナチス帝国/愛国心はどうあるべきか/分断を避けるために必要なこと/憲法愛国主義という提案"
  • アメリカにおける福音派の巨大な存在感は、近年よく言及される。しかし、彼らはどのように影響力を拡大し、トランプ大統領の誕生や再選、あるいは政治的・文化的闘争に関係していったのか。本書は、第二次世界大戦後のアメリカの軌跡を、福音派とその背景にある終末論に着目して描き出す。そこからは大統領の政治姿勢はもとより、中絶や同性婚、人種差別、イスラエルとの関わりなど多くの論点が見えてくる。


    まえがき

    序 章 起源としての原理主義

    第1章 「福音派の年」という転換点――一九五〇年代から七〇年代
    1 原理主義者と福音派のはざまで
    2「福音派の年」とカーター大統領
    3 終末に生きる選ばれし者たち

    第2章 目覚めた人々とレーガンの保守革命――一九八〇年代
    1 政治的な目覚め
    2 モラル・マジョリティの誕生
    3 レーガン政権と福音派のせめぎ合い――保守革命の裏で

    第3章 キリスト教連合と郊外への影響――一九九〇年代
    1 パット・ロバートソンの政治戦略
    2 フォーカス・オン・ザ・ファミリーと伝統的家族観
    3 クリントンの信仰と六〇年代の精神
    4 ウォルマートとメガチャーチの止まらぬ拡大

    第4章 福音派の指導者としてのブッシュ――二〇〇〇年代
    1 ボーン・アゲイン大統領とネオコンの思惑
    2 九・一一と小説のなかの終末論
    3 信仰の公共性
    4 スキャンダラスな福音派と右派の失速

    第5章 オバマ・ケアvs.ティーパーティー――二〇一〇年代前半
    1 初の黒人大統領と福音派左派
    2 オバマ・ケアと中絶問題
    3 ティーパーティー運動
    4 アメリカ建国偽史
    5 高まる人種間の緊張

    第6章 トランプとキリスト教ナショナリズム――二〇一〇年代後半~
    1 白人とイスラエルの味方として
    2 保守化する司法と中絶・同性婚問題
    3 キリスト教国家と非宗教者

    終 章 アメリカ社会と福音派のゆくえ

    あとがき
    主要参考文献
    略年表
    主要人名索引
  • ――発売1か月で7万部突破!!――
    大反響の話題作……

    知の巨人が、たどり着いた人生の最終結論
    佐藤優が「定年後に特化した知の技法」をはじめて完全伝授。
    「定年後が人生で一番楽しい」が手に入る!

    定年後に「遅すぎる」は一切ない!
    人生は晩年こそが華である!

    「還暦を迎えた人たちがどんな心構えを持ち現実的にどう対応すべきなのか?
    人生の最終コーナーを回って自分のゴールを達成するためには、何が必要なのか?
    嫌いな人たちにまで交友範囲を広げて、それを維持する必要はない。
    残された人生の時間を、ストレスなく生きることに集中すべきなのだ。
    本書は、私のこれまでの人生の集大成だと考えている――佐藤優」

    【目次】
    まえがき 「自分が本当に幸せだ」と感じる条件が揃う日本
    第一章 定年後のマインド「リセット」
    第二章 定年後のおカネ
    第三章 定年後の勉強
    第四章 定年後の仕事
    第五章 定年後の交友関係
    第六章 定年後の隠れ家
    第七章 定年後の家族関係
    第八章 定年後の恋愛・趣味・健康
    あとがき 他人と比較してものを考えるのは致命的な習慣
  • 人生の変わる場所──。
    カウンセリングが、いま社会へとひらかれる。臨床心理学の歴史に打ち立てられた、新たな金字塔。 

    ■精神分析、ユング心理学、認知行動療法、家族療法、人間性心理学── 
    バラバラに乱立する心理学を俯瞰し、メタな原論が示される。 
    ■身体を動かす、世界を動かす、からだを動かす、視点を動かす、心を揺らす──
    カウンセリングは聞くだけじゃない。アクティブに5つの介入がなされる。 
    ■いかに生き延びるか、いかに生きるか──
    カウンセリングには二つのゴールがある。生活を守ることと、人生をちゃんと生きること。

    「カウンセリングとは、近代の根源的なさみしさのなかで、人が可能な限り、正直に、率直に、ほんとうの話をすることを試み続ける場所である。」──「5章 カウンセリングとは何だったのか──終わりながら考える」より

    【目次】
    まえがき ふしぎの国のカウンセリング
    第1章  カウンセリングとは何か──心に突き当たる
    第2章  謎解きとしてのカウンセリング──不幸を解析する
    第3章  作戦会議としてのカウンセリング──現実を動かす
    第4章  冒険としてのカウンセリング──心を揺らす
    第5章  カウンセリングとは何だったのか──終わりながら考える
    あとがき 運命と勇気、そして聞いてもらうこと
  • 1,000(税込)
    著:
    大木 毅
    レーベル: PHP新書
    出版社: PHP研究所

    真珠湾攻撃、ミッドウェイ海戦、レイテ沖海戦、天一号作戦…『独ソ戦』の著者が、太平洋戦争を「戦略・作戦・戦術」の視点から再検証。

    真珠湾攻撃、ミッドウェイ海戦、レイテ沖海戦、天一号作戦……太平洋戦争を「戦略・作戦・戦術」の視点から再検証。「太平洋戦争の諸戦役を、主として戦略・作戦次元に注目しつつ検討してきた。そこでの彼我の成功と失敗、明断と誤断をみれば、ありふれてはいるが、今日なお深刻な問題である結論がみちびかれるように思う」(本書「結びにかえて」より) 成功と失敗を分けたものとは? 日本陸海軍の明断と誤断とは? ベストセラー『独ソ戦』の著者による決定版! 【目次】●第一章 海原と密林の戦場へ――陸海軍の攻勢戦略 ・昭和陸軍の栄光と悲劇――南方攻略の絶頂からインパールの奈落へ ・連合艦隊司令長官山本五十六――その戦略 ・「戦略戦闘機」――零戦の真価はどこにあったか ●第二章 南溟に疾風走る――南方攻略の戦略と作戦 ・「戦略」の要求に応えるために――シンガポールへの突進 ・点で面を制す――三次元からの蘭印攻略 ・歯車に入り込んだ砂――フィリピン作戦の「重点」誤認 ●第三章 過信と暗転の太平洋――勝機を逸した攻勢 ・ポート・モレスビー遥かなり――なぜニューギニア戦線は地獄と化したか ・昭和海軍の宿痾――二兎を追ったミッドウェイ作戦 ・ソロモン海の転回点――ガダルカナルで露呈した昭和陸海軍の欠陥 ・敗勢に抗する――山本五十六最後の戦略 ●第四章 勝者と敗者を分かつもの――日米両軍の戦略と戦術 ・一九四三年の知られざる敗戦――戦略次元で王手をかけたアメリカ ・戦術的努力で戦略的劣勢を覆すことはできない――マリアナ沖海戦の致命的誤断 ・より錯誤の少ない側が勝つ――レイテ沖海戦の逆説 ・ターゲット東京――アメリカの日本本土空襲における戦略と戦術 ・「天一号作戦」――沖縄「決戦」の蹉跌を招いた政戦略の不一致
  • トランプ関税の本当の狙いを徹底解明

    世界を揺るがせた「トランプ・ショック」。
    この唐突な関税措置に対して、こう考えている人は少なくないだろう。

    <自由貿易というリベラルな国際経済秩序は、アメリカを含む世界各国に利益をもたらしており、堅持すべきだ>
    <トランプは「取引」によって、短期的な利益を上げることしか考えていない>
    <リベラルな国際経済秩序に反するトランプ政権の行動は、ドルの急落を招く。経済指標が悪化すれば、アメリカは翻意するかもしれない>

    本書で示されているのは、これらとはまったく違う認識である。
    まず言えるのは、既存の国際経済システムには致命的な欠陥があるということだ――

    「通貨」という視点から、世界経済の歴史的な構造変化を徹底分析。
    本書を読むことで、世界経済についての解像度が上がる!
  • 1,265(税込)
    著者:
    豊下楢彦
    レーベル: 集英社新書
    出版社: 集英社

    2025年は広島・長崎が核攻撃を受けて80年となる。この人類的な悲劇を背景に「核のタブー」が生み出されてきた。しかし、ロシアのウクライナ侵略、イスラエルによるガザのホロコースト、「台湾有事」の切迫、北朝鮮の核開発とイランの核問題、印パ紛争、そして「核のボタン」を弄ぶトランプの再登場など、核使用の危険性がますます高まっている。そもそも、核保有を正当化してきた核抑止論は“脅しの信憑性”を核心に据えてきたが、その根底には「狂気」が孕まれている。その本質を歴史的、論理的に解き明かし、核廃絶に向かう道筋と日本の採るべき選択肢を提起する。
  • 経済学者が日々考えているのは「世の中をよくするための仕組み」です。伝統的経済学、行動経済学の考え方の本質と、学問全体の見取り図がわかる「経済学」入門! 第一人者が案内します。
  • 1,045(税込)
    著:
    伊藤将人
    レーベル: 講談社現代新書
    出版社: 講談社

    この世界には「移動できる人」と「移動できない人」がいる。

    日本人は移動しなくなったのか?
    人生は移動距離で決まるのか?
    なぜ「移動格差」が生まれているのか?

    通勤・通学、買い物、旅行、引っ越し、観光、移民・難民、気候危機……
    日常生活から地球規模の大問題まで、移動から見えてくる〈分断・格差・不平等〉
    独自調査データと豊富な研究蓄積から「移動階級社会」の実態に迫る!

    【本書のおもな内容】
    ●「移動は成功をもたらす」は本当なのか?
    ●半数弱は「自由に移動できない人間」だと思っている
    ●5人に1人は移動の自由さに満足していない
    ●3人に1人が他人の移動を「羨ましい」と思っている
    ●移動は「無駄な時間」なのか?
    ●移動は誰のものか?――ジェンダー不平等という問題
    ●格差解消に向けた「5つの方策」とは?……ほか

    【目次】
    第1章 移動とは何か?
    第2章 知られざる「移動格差」の実態
    第3章 移動をめぐる「7つの論点」
    第4章 格差解消に向けた「5つの観点と方策」
    「移動」をもっと考えるためのブックリスト
  • 523(税込) 2025/12/1(月)23:59まで
    著者:
    金水敏
    レーベル: SB新書

    私たちはなぜ大阪弁・関西弁的な表現をつい使ってしまうのだろうか?
    その問いの先に、私たちのコミュニケーションを背後で支えている感覚が見えてくる。

    日本語学の泰斗にして役割語研究の第一人者が、文楽、落語、小説、漫才、インタビュー、マンガ、アニメ、ドラマ等の幅広い資料を参照しながら、ことばと文化をめぐる謎に正面から挑む。

    一度キチンと知っておきたかった
    「大阪ことば」のあれやこれや。
    目からウロコとはこのこと!
    ほんまにほんまに。
    ――万城目学(小説家、大阪府出身)

    ※カバー画像が異なる場合があります。
  • ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    2003年4月に創刊された新潮新書。創刊ラインナップの一冊として刊行された『バカの壁』が400万部を超えるベストセラーとなり、2005年11月に刊行された『国家の品格』も200万部を突破、2017年には『言ってはいけない』が新書大賞を受賞しました。話題作・名作・問題作ぞろいの1000点をご紹介します。※当コンテンツにはまだ電子化されていない作品の情報も含まれています。ご了承ください。 ※このコンテンツは固定レイアウトで作成されており、タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
  • 義に厚い一方で、贋金づくりや殺人などの犯罪行為を繰り返す任侠。前漢時代の大任侠・郭解の生涯を辿りながら、彼らの実態に迫る。
  • 2023年7月の刑法改正により、不同意性交等・わいせつ罪が新たに規定され、従来の男女関係を根底から覆しかねない状況となっている。芸能人やスポーツ選手を始め、不同意性交による事件や騒動が次々と起き、日々新しいニュースが報じられているのはご存知の通りだろう。
    恋愛からナンパ、マッチングアプリでの出会い、パパ活、ギャラ飲み、キャバクラや風俗、そして夫婦間でさえもこの新法の影響を受けているなか、何をすれば逮捕されるのか、どこまでがセーフなのか、その線引きはほとんど知られていない。現状で女性側が「同意していなかった」と警察に駆け込めば、女性の証言のみで警察は被害届を受理する傾向にあるため、世の男性側は戦々恐々としているのだ。
    芸能界やスポーツ界においても、不同意性交事案が多発しており、男女関係における法的な扱いについての解説はトレンドとなっているが、「性交渉」という、成人男女なら必ず行う行為だからこそ、今回の法改正はすべての人々に影響を与えているのだ。
    本書ではあらゆる恋愛や交際、性交渉に影響を及ぼす改正法のポイントを徹底解説。女性側へのケア、逮捕されないためにすべきこと、有罪・無罪の線引きなど有名弁護士がレクチャー。想定シーンQ&Aも掲載する

    第1章 不同意性交の定義
    第2章 夜の街にはびこる性犯罪トラブル
    第3章 親しき仲にも適用される不同意性交
    第4章 性犯罪の嫌疑をかけられないために
    第5章 濡れ衣を着せられないための法律武装
    第6章 性交渉以外に潜む性犯罪リスク
    第7章 不同意性交Q&A
  • 1966(昭和41)年、日本の出生数が統計史上最低を記録した。原因となったのは迷信。60年に1度めぐってくる干支、丙午(ひのえうま)にまつわる俗言のためだった。高度経済成長の只中、たった1年、なぜ迷信がそこまでの出生減をもたらしたのか? 昭和のひのえうま生まれの計量社会学者が、迷信の成立した江戸期にまでさかのぼり、拡散・浸透のタイムラインをつぶさに追いながら、日本でだけ生じた特異な「社会現象」を読み解く。
  • 523(税込) 2025/12/1(月)23:59まで
    著者:
    久坂部羊
    レーベル: SB新書

    私もかつては死が恐ろしくて仕方なかった

    小説家であり、また医師でもある著者は、これまでにも『日本人の死に時』『人間の死に方』『人はどう死ぬのか』など、死をテーマに著述を発表してきた。
    医師として、ひとりの人間として、数々の死を看取ってきた著者の集大成として、本書はある。
    死が怖い人へ、かつて死が怖かった人へ、身近な人の最期に悲しむ人へ、迫る自分の死を考える人へ。
    すべての人に贈る、死生観の教科書。

    読めば死が怖くなくなる。
    死とは何か、その恐怖とは何かを考え、その克服法を考える。

    ※カバー画像が異なる場合があります。
  • ユダヤ教を信仰する民族・ユダヤ人。
    学問・芸術に長けた知力、富のネットワーク、ホロコーストに至る迫害、アラブ人への弾圧――。
    五大陸を流浪した集団は、なぜ世界に影響を与え続けているのか。
    古代王国建設から民族離散、ペルシア・ローマ・スペイン・オスマン帝国下の繁栄、東欧での迫害、ナチによる絶滅計画、ソ連・アメリカへの適応、イスラエル建国、中東戦争まで。
    三〇〇〇年のユダヤ史を雄大なスケールで描く。



    ■目次
    序 章 組み合わせから見る歴史

    第1章 古代 王国とディアスポラ
    1 ユダヤ教以前のユダヤ人?――メソポタミアとエジプトのあいだで
    2 ユダヤ教の成立――バビロニアとペルシア帝国
    3 ギリシアとローマ――キリスト教の成立まで

    第2章 古代末期・中世――異教国家のなかの「法治民族」
     
    1 ラビ・ユダヤ教の成立――西ローマとペルシア
    2 イスラーム世界での繁栄 西アジアとイベリア半島
    3 キリスト教世界での興亡――ドイツとスペイン

    第3章 近世――スファラディームとアシュケナジーム
    1 オランダとオスマン帝国――スファラディームの成立
    2 ポーランド王国との邂逅――アシュケナジームの黄金時代
    3 偽メシア騒動からの敬虔主義誕生――ユダヤ教の神秘主義

    第4章 近代――改革・革命・暴力
    1 ドイツとユダヤ啓蒙主義――同化主義なのか
    2 ロシア帝国とユダヤ政治――自由主義・社会主義・ナショナリズム
    3 ポグロムとホロコースト――東欧というもう一つのファクター

    第5章 現代――新たな組み合わせを求めて
    1 ソ連のなかの/ソ連を超えるユダヤ人――社会主義的近代化
    2 パレスチナとイスラエル――「ネーション」への同化
    3 アメリカと文化多元主義――エスニシティとは何か

    むすび
    あとがき
    参考文献
    ユダヤ人の歴史 関連年表
  • 日本復活のヒントがここに!

    あのジョージ・ソロスを大儲けさせた“伝説のコンサル”初の著書
    ヘッジファンドが見すえる中国の衰退、そして日本復活

    資産運用業界の“黒子”に徹してきた私が、なぜ初めて本を書くことにしたのか。
    それは、日本の方々に伝えたいメッセージがあるからです。
    ひとことで言えば、日本は今、数十年に一度のチャンスを迎えているということです。

    東西冷戦後の世界秩序を支えてきた「新自由主義」が崩壊し、勝者と敗者がひっくり返る“ゲームチェンジ”が起きているのだ――。マネーの奔流を30年近く見てきたコンサルタントによる初の著書。
  • 論理的思考法は世界共通ではない.思考する目的をまず明確にしてその目的に合った思考法を選ぶ技術が要る.論理学・レトリック・科学・哲学の推論の型とその目的を押さえ,価値に紐付けられた四つの思考法(経済・政治・法技術・社会)を使い分ける,多元的思考を説く.不確実なこの世界で主体的に考えるための一冊.
  • 空前のホラーブーム、その源流がここにある。
    ネット怪談はどのように発生し、伝播するのか。きさらぎ駅、くねくね、リミナルスペース……ネット民たちを震え上がらせた怪異の数々を「共同構築」「異界」「オステンション(やってみた)」など民俗学の概念から精緻に分析、「恐怖」の最新形を明らかにする
  • 他人の言葉,うわさ,専門家の発言,マスメディアの報じるニュース,ネット発のニュース,あるいは陰謀論……,私たちは瞬時に莫大な情報を手にする一方,時に何を信じたらいいのか,わからなくなってしまう.本書では,「知る」ことを哲学的に考察し,「真理を多く,誤りを少なく」知るための方法,そしてその意味を問う.
  • ナポレオンも、最強ドイツ機甲師団も、旧日本軍もこれで敗れた!
    兵站とは何か? なぜ重要なのか? 作戦上どう扱われるのか? なぜ主たる敗因になりがちなのか? なぜそれが繰り返されるのか? 
    兵站を担当したことのある元陸将が過去の戦役を例にわかりやすく説く! 
    分析した戦役……北アフリカ戦線、バルバロッサ作戦、インパール作戦、朝鮮戦争、ベトナム戦争等
    兵站を絶たれたラバウル島で、兵員を餓死させることなく帰還させた今村均大将のエピソードを新規加筆した新書版!

    新書版のためのまえがき
    まえがき
    序 章 旧約聖書『出エジプト記』にみる兵站
    第一章 兵站を読み解くカギ
    第二章 大東亜戦争にみる兵站―海洋国家同士の戦い
    第三章 海洋国家とユーラシア大陸国家との戦いにみる兵站
    あとがきに代えて―新型コロナウイルスとの戦いは有志連合で
  • 増加の一途をたどる心を病む人びと、メンタルの不調から復職しても約半数が再休職する現実、5分診療・薬を出すだけ診療はなぜ起こるのか?……精神科医・心療内科医の数は増え、メンタルクリニックも増えているのに、メンタルを病む人がちっとも良くならないのはなぜなのか? 気鋭の精神科医がその深層に切り込んだ一冊。メンタルの不調を感じたときによりよい医療を受けるためのヒントも紹介。
  • 495(税込) 2025/12/1(月)23:59まで
    著者:
    柏井壽
    レーベル: SB新書

    京都がもっと好きになる

    知られざる京都の謎・不思議を、京都のカリスマ案内人の柏井壽が紹介!

    ※カバー画像が異なる場合があります。
  • 社会のルールはどのように決めるべきか?

    すべての人が納得できる正義はあるのか?

    現代政治哲学の起点となった主著『正義論』を平易に読み解き、ロールズ思想の核心をつかむ!



    【本書のおもな内容】

    ●「多様性を認めながら対立をなくす」ことのジレンマ

    ●ロールズが語った正義の構想は綺麗事なのか

    ●「力こそは正義」は根本的な誤解である

    ●画期的な思考実験「無知のヴェール」

    ●「誰もが納得する格差」はあり得るのか?

    ●自尊心がなければ自由になれない

    ●「正義は人それぞれ」と言っていられない理由

    ●現代的にアップデートされた社会契約論

    ●ロールズがたどり着いた「公正としての正義」



    多様性の尊重と対立の回避のどちらかを諦めるのではなく、両方を取るためには、社会の構造(仕組みやルール)についての、何かしらの工夫が必要です。そして、そのような工夫を見つけ出すことこそが、ロールズの課題でした。『正義論』においてロールズが取り組んだのは、まさにこの問題、すなわち、人々が多様なアイデンティティをもっており、正義についても異なる意見を持っている、ということを前提にした上で、それでも正義が成立するとすればどのようなものとなるのか、という問題です。

    はたして私たちは、社会の中の答えのない対立を、乗り越えることができるのか。その問題を解く手掛かりが、ロールズの『正義論』の中にあります。これから全四章に分けて、そのことをみなさんと一緒に見ていきたいと思います。――「はじめに」より



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    100ページで教養をイッキ読み!
    現代新書の新シリーズ「現代新書100(ハンドレッド)」刊行開始!!

    1:それは、どんな思想なのか(概論)
    2:なぜ、その思想が生まれたのか(時代背景)
    3:なぜ、その思想が今こそ読まれるべきなのか(現在への応用)

    テーマを上記の3点に絞り、本文100ページ+αでコンパクトにまとめた、
    「一気に読める教養新書」です!
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  • 「将来の夢」や「本当にやりたいこと」を聞かれたとき、それっぽい答えを言ってやり過ごしたことはないですか? 自分を忘れるほど夢中になれる「なにか」を探すためにスマホを置いて一歩を踏み出そう。 【目次】序章 なぜ衝動は幽霊に似ているのか/第一章 衝動は何ではないか/第二章 衝動とは結局何ものなのか/第三章 どうすれば衝動が見つかるのか/第四章 どのようにして衝動を生活に実装するのか/第五章 衝動にとって計画性とは何か/第六章 どうすれば衝動が自己に取り憑くのか/終章 衝動のプラグマティズム、あるいは実験の楽しみ/あとがき
  • 世界で唯一の貴族院が存続する国、イギリス。隣国から流れる革命の風、戦争による後継者不足、法外な相続税による財産減少――幾度もの危機に瀕しながらなお、大英帝国を支え続ける貴族たちのたくましさはどこから生まれたのか。「持てる者」の知られざる困難と苦悩を辿りながら、千年を超えて受け継がれるノブレス・オブリージュの本質に迫る。イギリス研究の第一人者が明かす、驚くべき生存戦略。
  • コロナ前は200万人超の日本人が訪れ、観光地として人気が高い台湾。「台湾有事」という言葉が紙面を賑わすこともあり、日本の関心は高くなっている。しかし、私たちは台湾をどれほど知っているだろうか。中国と台湾の関係は? 首都はどこにある? 国連に非加盟なのはなぜ? 隣の島でありながら、私たちはその歴史や社会のことをあまり知らない。本書では、6つの問いからそんな台湾という“国”の姿を詳らかにしていく。
  • 子どもへの性加害は、心身に深い傷を残す卑劣な行為だ。なかでも問題なのが、顔見知りやSNS上にいる〝普通の大人″が子どもと信頼関係を築き、支配的な立場を利用して性的な接触をする性的グルーミング(性的懐柔)である。「かわいいね」「君は特別だ」などと言葉巧みに近づく性的グルーミングでは、子ども本人が性暴力だと思わず、周囲も気づきにくいため、被害はより深刻になる。加害者は何を考え、どんな手口で迫るのか。子どもの異変やSOSをいかに察知するか。性犯罪者治療の専門家が、子どもを守るために大人や社会がなすべきことを提言する。
  • 1,012(税込)
    著:
    橘玲
    レーベル: ポプラ新書
    出版社: ポプラ社

    「強く願うだけでは夢は叶わない。なにひとつ攻略法を知らなければ、いつまでもレベル1のままだ」お金、時間、人間関係など限られた資源をどう効率よく使い、最大限に生かすことができるのか。成功のためにどこまでのリスクを許容することができるのか。ベストセラー『言ってはいけない』シリーズの著者が提言する、新時代の人生戦略、そして新たな世界を先んじる価値観。
  • 495(税込) 2025/11/30(日)23:59まで
    著:
    本郷和人
    レーベル: 宝島社新書
    出版社: 宝島社

    「夜這い」「盆踊りでの乱交」など戦前まで行われていた民俗文化の由来とは? しばしば言われる「性のタブーのない日本」ですが、本当に日本は性に大らかな国と言えるのか。2024年の大河ドラマ『光る君へ』の主役・紫式部と『源氏物語』にも言及しつつ、性愛、恋愛、男女の歴史をひもといていきます。
  • 「公害」から「エンタメ」へ 7兆5000億円の巨大市場へいたる興隆史

    世界に類をみない独自のギャンブル産業はいかに生まれ、存続してきたのか。戦後、復興と地方財政の健全化を目的に公営競技は誕生した。高度経済成長期やバブル期には爆発的に売上が増大するも、さまざまな社会問題を引き起こし、幾度も危機を迎えた。さらに低迷期を経たが、7兆5000億円市場に再生した。各競技の前史からV字回復の要因、今後の課題までを、地域経済の関わりから研究してきた第一人者が分析する。
    【目次】
    序章 活況に沸く公営競技界
    第一章 夜明け前――競馬、自転車、オートバイの誕生 一八六二~一九四五年
    第二章 公営競技の誕生――戦後の混沌で 一九四五~五五年
    第三章 「戦後」からの脱却――騒擾事件と存廃問題 一九五五~六二年
    第四章 高度成長期の膨張と桎梏――「ギャンブル公害」の時代 一九六二~七四年
    第五章 低成長からバブルへ――「公害」からの脱却 一九七四~九一年
    第六章 バブル崩壊後の縮小と拡張――売上減から過去最大の活況へ 一九九一年~
    終章 公営競技の明日
    あとがき
    参考・引用文献一覧
  • 悪口はどうして悪いのか。友だち同士の軽口とはなにが違うのか。悪口を言うことはなぜ面白いのか。負の側面から人間の本質に迫る。

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