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『二見書房、勘十郎まかり通る(二見時代小説文庫)(文芸・小説)』の電子書籍一覧

1 ~3件目/全3件

  • 独眼竜正宗が没した日、文弱と蔑まれる大名は、驚愕の野望を抱いて…。

    戦国の残り香が漂う江戸。
    鑓と茶筅髷の向坂勘十郎は、肥前大沼家の江戸家老から世にも奇妙な相談を受けた。
    海賊船を退治してほしい!

    三代将軍家光の御世。大目付の父に勘当され萬相談所で糧を得る向坂勘十郎は、肥前五万五千石の大沼家江戸家老から、奇妙な相談を受けた。文弱と噂される藩主政元の漢籍を積んだ藩船を海賊から守ってほしいというのだ。が、調べるにつれ、文弱とは幕府への隠れ蓑で、政元の胸には独眼竜正宗が成し得なかった大いなる野望が渦巻いているのがわかって勘十郎は……。
  • 風魔の残党が江戸へ…。
    忍びの藤次が策謀する小田原の仇を江戸で!

    手下を全滅された盗人の頭、逆恨みで大店に火付の脅迫、
    大目付の父から勘当され、萬相談所で糧を得る勘十郎。
    伝来の十文字鑓で悪党退治。

    大目付の父から勘当され日本橋の米屋に居候しつつ始めた向坂勘十郎の萬揉め事相談に異様な形の男が現われた。黒い覆面を被る中年の男は油問屋豊年屋の惣五郎。小田原の店が「風魔」の残党・忍びの藤次に襲われ全焼、そのときの火傷を隠すための覆面という。五年経って、江戸の豊年屋に藤次から脅迫状が届いたので護ってほしいという。家康公下賜の十文字鑓で勘十郎が迎え討つ。

    居眠り同心<全30巻>の早見俊、新シリーズ第2弾!
  • できたての、お江戸で、どえらい漢が大活躍!

    十文字鑓は家康公下賜。
    大目付の父から勘当され、日本橋の米屋に居候しつつ萬揉め事相談で糧を得る!
    豊臣秀頼の遺児が頭目の野盗を報ずる読売を手に……。

    「居眠り同心 影御用」の早見俊、新シリーズ第1弾!

    向坂勘十郎は群がる男たちを睨んだ。空色の小袖、草色の野袴、右手には十文字鑓を肩に担いでいる。六尺近い長身、豊かな髪を茶筅に結い、浅黒く日焼けしているが、鼻筋が通った男前だ。肩で風を切り、威風堂々、大股で歩く様は戦国の世の武芸者のようでもあった。寛永十二年、大坂落城から二十年、江戸の町には未だ戦国の気風が漂い、町のあちこちで争い事が絶えない。

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