星空や宇宙、天体写真、望遠鏡に興味のある人のための月刊情報誌
3月に急増光し、大彗星になるのではと期待されていたアトラス彗星ですが、4月に入ると陰りが見え始め、ついには彗星核が分裂してしまいました。分裂はなぜ起こったのか? そして本当に大彗星の可能性はなくなったのか? 迷走を重ねた彗星の動向を解説します。
天文学の観測プロジェクトと聞くと大規模な装置を使うイメージがありますが、アマチュアでも揃えられる機材で、大口径望遠鏡に匹敵する成果を出した研究者がいます。太陽系外縁部にあるキロメートルサイズの小さな天体検出に成功したアイデアとは。
スコープテックから新発売となった片持ちフォーク式経緯台「ZERO」。口径8~10cmクラスの鏡筒を搭載し、高倍率の惑星観測でも実用になる架台を安価で実現しました。スルリと動いてピタリと止まる、剛性に優れたシステム経緯台のレポートです。
ステラショットで「都会の星雲・星団撮影」にチャレンジ。遠征するのはハードルが高いけれど、お家で撮れるなら気軽に始められます。空の明るい東京で、オリオン大星雲の撮影に挑戦しましょう。
6月10日は「時の記念日」。その誕生は、1920年に開催され、大成功を収めた「時」がテーマの展覧会までさかのぼります。今から100年前、東京が「響きの都」となったできごとを振り返りました。
ニュースやトピックでは以下の話題を取り上げています。
・「みおを、みおくろう!」水星探査機ベピコロンボ、地球スイングバイ
・「宇宙で働く」第3回 天文学者になろう
・日食カウントダウン 6月21日金環日食まであと1か月
・天文台マダムがVERAプロジェクトの危機を解説!
(C)AstroArts 2020
月刊「星ナビ」2022年6月号は「星座制定100周年」と「電視で観望会」。現在の星座が制定されてから1世紀となることを記念して、星座の成り立ちから制定の舞台裏まで解説します。「楽しい電視観望」シリーズ、今回は科学館での新しい観望会スタイルにフォーカスしました。明け方の惑星や月との接近も楽しみです。
オリオン座やさそり座、おとめ座などのおなじみの星座たち。今から100年前、国際天文学連合によって星座の国際的な基準が制定されました。古代の文化と近代天文学が手を取り合った世紀の天球イノベーションに迫ります。
新しい観望スタイルとして天文ファンの間で話題の「電視観望」。その魅力や始め方を案内するシリーズ、今回は観望会での利用について、科学館のスタッフに語っていただきました。
「市街地で星雲撮影」の第7回のテーマは「ダーク補正でノイズ低減」。「ステライメージ9」を用いて画像のザラつきを取り除くテクニックの紹介です。
この春は明け方の南東の空に惑星たちが集って話題となりました。6月末には、新月前の細い月が金星とすばるに近づくようすが見られます。
小説家・穂高 明さんは星空案内人でもある天文ファン。前号に続くインタビュー後編では、小説家になるまでのお話やプライベートでの天文ライフ、作品に登場する星空の秘蔵エピソードが登場します。
ニュースやトピックでは以下の話題を取り上げています。
・天文ファンの市長にマダムが突撃
・「その廃棄待った!」タカハシFCT-200の再生
・横浜みなとみらいの新名所 国内2館めのLEDドーム
・熊野古道で星空を見るツアーを体験
・マユコのラボ訪問 宇宙の3Dマップを作る天文学者
835円〜1,300円(税込)
天体写真のジャンルのひとつに「星座写真」があります。しかし、単に星空を写しただけでは星座がよくわかりません。そこで、星を滲ませて輝星を目立たせたり、星座線や星座絵を写真に重ねたりして星座を表現する方法を紹介します。
「星座写真 定番構図集 秋・冬編」は、「星ナビ」2018年4月号の「春・夏編」の続編です。星座を単独で写したり、星座神話に関連のある星座たちを写す時の構図決定の参考になります。
大接近を終えた火星は観測シーズンの後半に入りましたが、8月末から9月にかけて周期彗星のジャコビニ・チンナー彗星が夜明け前に昇ってくる冬の星座たちの中を通りすぎていきます。ぎょしゃ座の1等星カペラやふたご座の散開星団M35のすぐ近くを通るので、望遠鏡で観測したり写真に撮って楽しむことができます。
「CMOSカメラで惑星を撮る」は今回が最終回。動画から静止画を生成し大量に重ね合わせる「スタッキング処理」と、惑星模様をシャープに見せるための「ウェーブレット処理」の方法を解説します。大接近中の火星をCMOSカメラで動画撮影して画像処理することで、表面模様をハッキリと写しだすことができます。
「エーゲ海の風」では、知恵と戦術・工芸の処女神アテナを紹介します。アテナは星にまつわる星座神話ではあまり活躍しませんが、古代ギリシアの神々の中でも最も敬愛されている一人です。
ニュースやトピックでは以下のテーマを取り上げています。
・「はやぶさ2」が到着した小惑星リュウグウはガレキの集合体
・黒田有彩さんが「Mitaka」のPVに出演
・隕石が隕石を呼ぶ 2個目の長良隕石発見
・日食カウントダウン チリ・アルゼンチン皆既日食まであと1年
7月31日はいよいよ火星大接近です。天体望遠鏡で見た火星が、ますます大きく見えるようになってきました。夜半の南の空には、都会でも一目でそれとわかるオレンジ色の輝きが目につきます。
特集は、見る撮る楽しむ「火星大接近」。大接近と火星観測の基本や火星接近騒動、火星を見るために初めて買う望遠鏡の紹介、スマホやコンデジ・ミラーレスで火星を撮る方法の3部作。「火星大接近まんが解説」では、おなじみの、やみくも天文同好会のメンバーたちが火星大接近をやさしく解説するなど、全ページ火星一色の8月号です。
7月28日の明け方には、西に沈みかけた満月が欠ける「皆既月食」が起こります。大接近を3日後に控えた火星も月の左下に見えていて、月食と同時に楽しむことができます。
エキスパートの方には「CMOSカメラで惑星を撮る」の3回目で、動画撮影ソフト「FireCapture」を使った撮影方法を解説します。
連載の「エーゲ海の風」も火星関連。「火星を司る残念なイケメン 軍神アレスの系譜」として、火星と同一視されていた、戦いの神=アレスの出自から、アレスにまつわる神話までを掘り下げます。
ニュースやトピックでは以下のテーマを取り上げています。
・計画通り!「はやぶさ2」リュウグウ到着ショット
・目指せ世界記録!? 1万人参加のギネス級火星観望会
・ほんナビ/「赤い惑星の今と未来がわかる本」特集
・火星観測イベントと夏の「星まつり」
※綴込み付録「火星模様早見工作セット」は電子版には付属しておりません
今年7月31日の大接近を前に、天体望遠鏡で見た火星が、だんだん大きく明るく見えるようになってきました。その火星へはこれまでに20機以上の探査機が送り込まれ、周回軌道上から表面を詳しく観測したり、火星面に着陸して土壌や大気の成分を調べています。さらに、探査車(ローバー)が火星面を走り回って、かつて火星に水が存在した証拠や地形の成因などを調べています。
この春、NASAがさらに1台の火星探査機を打ち上げ、ヨーロッパ・ロシアが主導する探査ミッションも大詰めを迎えています。今や火星はもっとも調査の進んだ惑星で、有人探査が実現される日も近づいています。
特集記事「火星への旅」では、火星の「地形」「大気」「衛星」「水の存在」などにスポットを当て、探査機が明らかにした赤い惑星の素顔に迫ります。
付録の「火星観測ハンドブック」は、7月末の火星大接近を挟んで6月から9月末までの4か月間の火星の動きや、望遠鏡で見える表面模様をまとめました。
火星大接近に備えて最新の撮影方法を3回シリーズで解説する「CMOSカメラで惑星を撮る」の2回目は、大気の揺らぎや鏡筒の温度順応、望遠鏡の光軸の調整など、惑星像のシャープさに大きく影響する項目とその対処法を取り上げます。
連載「エーゲ海の風」の3回目は「姿を変えた星座たち」の後編です。メソポタミアからギリシアに伝えられた後に、姿・形が変わったり、関連する神様や神話が変わっていった星座たちを紹介します。
ニュースやトピックでは以下のテーマを取り上げています。
・奈良の住宅街で超新星を見つけた田中勇司さんの捜索方法
・声優の緒方恵美さんがアルマ望遠鏡のPVのナレーションを担当
・観望会で大人気、月面アルファベット「X」「V」に続いて「L」が発見される
5月の夜半過ぎになると、さそり座~いて座を中心にした夏の天の川が昇ってきますが、そのさそり座には、大きく輪を広げた土星が輝いています。また、西側のてんびん座には明るく目立つ木星が、天の川を挟んで反対にある東側のやぎ座にはオレンジ色の火星が輝いています。火星は、今年7月31日の地球大接近をひかえ、5月から6月にかけて、だんだん大きく、明るく見えるようになってきます。
特集の「真夜中の3惑星」では、この3惑星の動きを望遠鏡や双眼鏡で観察したり、写真に撮って楽しむ方法を紹介します。
「CMOSカメラで惑星を撮る」では、惑星を動画で撮影して画像処理で仕上げる最新撮影方法を3回シリーズで解説します。初回は惑星撮影に最適な望遠鏡やカメラの選び方、用意すべきアクセサリーなどを紹介します。
マニアックな天体写真撮影法を紹介するコーナー「Deepな天体写真」。「分子雲を撮る」の最終回は分子雲の画像処理についてのノウハウを解説します。
連載の「エーゲ海の風」の2回目は、メソポタミアからギリシャに伝えられ、姿・形が変わっていった星座たちを取り上げます。
ニュースやトピックでは以下のテーマを取り上げています。
・クラウドファンディングで火星に臨む 平塚市博物館で新しい望遠鏡導入へ
・メガスターNeo×ステラドームプロで、金沢市「銀河の里」キゴ山がリニューアル
・日本で初開催のCAP2018福岡 世界とつながる天文コミュニケーション
4月から5月は季節の上では春ですが、夜半過ぎになると東の空から「夏の天の川」が昇ってきます。南東方向から昇ってくるさそり座~いて座から、東方向に横たわるわし座~はくちょう座あたりまでの天の川が斜めに立ち上がってくるようすは、天文ファンが初夏を感じる風物詩となっています。
超広角レンズや対角魚眼レンズで「天の川」を地上景色とともに広く配置する方法や、準広角レンズや標準レンスでさそり座や南斗六星などの特徴的な星の並びを切り取る方法まで、さまざまな捉え方があります。記事では具体的な構図のバリエーションを示しながら、天の川を写真に撮るノウハウを解説します。
マニアックな天体写真撮影法を紹介する「Deepな天体写真」コーナー、「分子雲」の3回目は多数枚コンポジットの効果と、フラット補正の重要さを作例を示しながら解説します。十分な量のコンポジットと、実際の撮影空域を使って得た「スカイフラット」を適用すればごく淡い分子雲を描出するのは難しくありません。
新連載の「エーゲ海の風-星座神話の向こうに広がる古代ギリシアの天文学-」は、星座にまつわるギリシア神話を通して、古代ギリシアとその周辺の文化史や天文学の発展を解き起こすものです。単なる星の神話ではなく、神話や伝承に散りばめられた古代の歴史や生活様式を紐解きます。
ニュースやトピックでは以下のテーマを取り上げています。
・追悼ホーキング博士 物理学界に残された偉大な「特異点」の足跡を振り返る
・大学生がサポート 障がい児と乳幼児のプラネタリウム
・CP+で発表された新製品/カメラメーカー各社のブースが星景写真に注目
・TAO望遠鏡の鏡を蒸着する
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