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ラノベ

君が僕を2 私のどこが好き?

中里十
イラスト
山田あこ
4.7

あらすじ・内容

“商店街の神様”と私は…つきあってるの?

ショッピングセンターの神様[恵まれさん]は同じクラスの女の子。ある日を境に、女同士なのにつきあってるっぽい彼女と私。この先どうしたら…? そしてそこへ、空気を読まないとんでもない女が割り込んできた!

※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。

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作品情報

シリーズ
君が僕を(ガガガ文庫)
著者
レーベル
ガガガ文庫
出版社
小学館
カテゴリ
ライトノベル
ページ概数
200
配信開始日
2016/10/21
対応端末
  • PCブラウザ
    ビューア
  • Android
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シリーズ最新刊

ラノベ 君が僕を4 将来なにになりたい?

著: 中里十

真名がいた間、弱いのはいつでも私だった。

真名は姿を現すと、野良猫にでも近づくようにゆっくりと近づき、右手の人差し指を持ち上げ、まるで指紋を見せるかのように私の目の前に差し出した。私は左手の人差し指を、真名の指に重ねた。真名は野生動物のように微笑んだ――。

真名は街のショッピングセンターの商売繁盛の神様“恵まれさん”をしている。私は“恵まれさん”の“執事”。私は真名を愛することに日々を費やしている。一学期が始まって、父が沖縄から家に帰ってきた。そして真名と鉢あわせをした。父に真名との関係をすべて打ち明けると、父は真名にこう尋ねた。

「将来なにになりたい?」

変化の兆しが表れたのは六月末。真名がなんと、“恵まれさん”を引退すると言いだした。それは、真名が、この街を去ってしまう日が近づいているということでもあった。“恵まれさん”を引退した彼女は、とうとうお金に触れるようになってしまう。とたんに、彼女の外見と行動にも変化がみえ始め、私は動揺する。
そんな私と真名の目の前に現れたひとりの少女――それは私よりも昔、真名の“執事”を務めていた縁だった――。

耽美、哲学的百合小説。堂々の完結。
「君が僕を」のメッセージがいま、解かれる。

※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。

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627(税込)

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「君が僕を(ガガガ文庫)」シリーズ作品一覧(全4冊)

627(税込)

  • ラノベ 君が僕を どうして空は青いの?

    商店街の神様“恵まれさん”は中学三年生。

    私の街のショッピングセンターに新しくやってきた商売繁盛の神様“恵まれさん”は、中学三年生の女の子。しかも私のクラスに転入してきた。気になる…気になる…好きになる? 春を待つ街に咲く百合物語をあなたに。

    ※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。

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  • ラノベ 君が僕を2 私のどこが好き?

    “商店街の神様”と私は…つきあってるの?

    ショッピングセンターの神様[恵まれさん]は同じクラスの女の子。ある日を境に、女同士なのにつきあってるっぽい彼女と私。この先どうしたら…? そしてそこへ、空気を読まないとんでもない女が割り込んできた!

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  • ラノベ 君が僕を3 こんなもの誰が買うの?

    よりによって私が百合展開?でも止まらない。

    遺産を食いつぶして生きている自称芸術家の父はとんでもない変わり者で、ある日私の家に押しかけてきた女子大生(巨乳で、AV女優みたいな分厚いメイク!)の溝口れのあと突然結婚してしまった。さらに、私とその“継母”れのあ二人を家に置き去りにして、なぜか沖縄へ移住! れのあはれのあで金目当ての結婚だったから、特に文句も言わない。二人とも、何考えてるの、まったく。
    そんな中、れのあが私に軽く提案することには「春休みに沖縄まで会いに行っちゃおう!」 一応賛成だけど、真名をどうしよう。真名は私のクラスメイトで、街のショッピングセンターの商売繁盛の神様“恵まれさん”をやっている。そして私は真名の“執事”をやっているので、いつも傍にいて、いろいろと世話を焼かなければならない。……そうだ、いっそのこと、真名も連れて行ってしまおう。私と真名は父には内緒でつきあっているのだ。いつもは真名の部屋でこっそり逢っている。父の目を盗み、れのあには口止めして、南の島のホテルの部屋で二人きりで昼も夜も過ごすのだ――少女と少女の愛が次第にエスカレートする、最先端詩的百合小説!!

    ※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。

    価格

    627(税込)

    570円 (+消費税57円)

  • ラノベ 君が僕を4 将来なにになりたい?

    真名がいた間、弱いのはいつでも私だった。

    真名は姿を現すと、野良猫にでも近づくようにゆっくりと近づき、右手の人差し指を持ち上げ、まるで指紋を見せるかのように私の目の前に差し出した。私は左手の人差し指を、真名の指に重ねた。真名は野生動物のように微笑んだ――。

    真名は街のショッピングセンターの商売繁盛の神様“恵まれさん”をしている。私は“恵まれさん”の“執事”。私は真名を愛することに日々を費やしている。一学期が始まって、父が沖縄から家に帰ってきた。そして真名と鉢あわせをした。父に真名との関係をすべて打ち明けると、父は真名にこう尋ねた。

    「将来なにになりたい?」

    変化の兆しが表れたのは六月末。真名がなんと、“恵まれさん”を引退すると言いだした。それは、真名が、この街を去ってしまう日が近づいているということでもあった。“恵まれさん”を引退した彼女は、とうとうお金に触れるようになってしまう。とたんに、彼女の外見と行動にも変化がみえ始め、私は動揺する。
    そんな私と真名の目の前に現れたひとりの少女――それは私よりも昔、真名の“執事”を務めていた縁だった――。

    耽美、哲学的百合小説。堂々の完結。
    「君が僕を」のメッセージがいま、解かれる。

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