文部省の特殊文化財課、通称ヤミブン。安徳帝がらみの事件の後も、誠志郎はヤミブンでバイトを続けていた。克也にいじめられつつ、奈良の古墳まで来たのには訳がある。古事記にまで遡る、不老不死の実<ときじくのかくのこのみ>が盗まれたらしいのだ。垂仁天皇陵に隠されていた実は、本来、常世の国のもの。誰かが天皇陵に侵入、死者の国の扉を開けたのは間違いない。耕作と昔同期だった、<風使い>の広海がいる神社に寄った誠志郎たちは、事件と関連ありそうな創建神話を聞くが…。※この電子書籍は集英社スーパーファンタジー文庫版を底本としております。
各528円 (税込)
大学の友人・和宏に誘われて行った彼の叔父の家で、誠志郎は異形の仮面が枕元に浮かぶのを見る。それは、叔父一家を悩ませている怪奇現象だった。その上、和宏は誠志郎を「霊感少年」だと紹介していた。誠志郎は騙されたと感じ憤慨するが、結局は原因を探ることを承知する。だが、彼にはなにひとつ手がかりがなかった。そこで不本意ながらも、前日見かけたヤミブンの有田克之の行方を追うが!?
蝶の化身・瑠璃羽を倒した直後、誠志郎は猫のような瞳をもつ異形の少年・麻央に襲われ肩に重傷を負った。そのため入院を余儀なくされた彼は、入院費をヤミブンに返すことを理由にアルバイトとして働くことを決める。そうして治療に専念するはずだった誠志郎を深夜、激しい痛みが襲う。まるで傷口から毒が入りこんだかのような痛みに朦朧とする意識のなか、誠志郎は突然手を掴まれて…!?
克也とともに滝岡城址の調査に訪れた誠志郎は、出土品のなかにあった櫛に悪寒を感じ、白装束をまとう首のない女の霊をみた。その後、彼らは落城の日に血で真っ赤に染まったという滝へとむかう。そこは十分に供養が成されているらしく、白木蓮の美しい清浄な場所だった。だが、誠志郎が供養のための石碑を誤って倒してしまうと、辺りの気配は一変し、どこからか落ち武者の怨霊が現れて……!?
厳重に施された結界を抜け、ヤミブンの本拠地に次々と現れる黒蛇。それは誠志郎に恨みを持つ苑が、拝み屋である石塚と共謀し放った呪術だった。誠志郎はどうにか危機を乗り切るが、術によって意識を失った耕作が目覚めない。そこで彼は、唯一の力といえる能力で耕作と意識を同調(シンクロ)させ、夢の淵にいた彼を呼び戻した。だが、誠志郎の知らないところで苑の悪意は親友・和宏にも向かっていて!?
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