「第７回アルファポリスファンタジー小説大賞」特別賞受賞作！　ネットで超話題の運命制御系ファンタジー、待望の書籍化！　ある日、没落貴族の四男エヴァン・ダグラスはふと思い出した。前世の自分は、地球で制御工学を学ぶ大学生だったことを――日本人的な外見のせいで家族から疎まれていたエヴァンは、これを機に一念発起。制御工学の知識を生かして特訓を重ね、魔力ベクトルを操る超絶技巧「制御魔法」を修得する。やがて獣人メイドのセラフィナとともに出奔した彼は、雪山を大鬼オーガが徘徊し、洞窟に魔獣コボルトが潜む危険な剣と魔法の世界で、冒険者として身を立てていく。

ネットで超話題の運命制御系ファンタジー第二弾！　冒険者としての過酷な生活をスタートさせた没落貴族の四男エヴァン・ダグラス。彼は制御魔法の技術に磨きをかける一方、危険な依頼を幾つもこなし、獣人の美少女セラフィナと共に一歩一歩成長を重ねていく。ある日、魔物との戦いで負った傷を癒すために隣国を訪れた二人は、ふとした縁で助けた水の精から、不可思議な予言を与えられる。彼らはそれに導かれるように、神秘の水脈を統べる“盟主”水龍の身に起きた異変と立ち向かうことになるのだった――

ネットで超話題の運命制御系ファンタジー第三弾！　冒険者として旅を続ける没落貴族の四男エヴァン・ダグラスと狐耳少女のセラフィナ。盟主・水龍に与えられた予言の謎を解くためにエルフとドワーフが共存する国へとやってきた二人は、突如発生した謀反に巻き込まれ、鉱山の奥深くに囚われてしまう。そんな絶体絶命のピンチにも、エヴァンは破格の制御魔法を駆使し、果敢に脱出作戦を練り上げていく。だがそれは、かつて存在した偉大なる魔術師の計画に端を発する、大いなる試練の始まりに過ぎなかった――

ネットで超話題の運命制御系ファンタジー第四弾！　冒険者生活に区切りを付け、生まれ故郷に戻ってきたエヴァンとセラフィナ。しかし平穏な日々もつかの間、突如発生した盟主の襲来によって、予言の示す運命からは逃れられぬことを知り、再び旅に出ることを決意するのだった。ハンフリー王国の王都、マティアス公国の魔術師学校、メランデル王国の旧大聖堂、そして異界魔神教の聖地――行く先々で強大な力を持つ盟主たちとの死闘を乗り越え、やがて二人は全ての真実を知る神代の魔像の元へとたどり着く。

多くの冒険と戦いを経て竜の鱗、大精霊の目、そして悪魔の腕を手に入れた、制御魔法使いエヴァン・ダグラス。彼は盟主リンドブルムの言を受けてパートナーのセラフィナと共に西の大陸へと渡る。人々を悩ます数々の盟主を退けながら旅を続け、やがて二人が辿り着いたのはセラフィナたち亜人の聖域だった。そこで待っていた、亜人に神と崇められる存在との出会い、そして戦い。それを乗り越えたとき、彼らはこの世界の魔法に秘められた恐るべき秘密を知ることとなる――ついに動き始めた世界滅亡の運命をエヴァンとセラフィナの想いが切り開く！