徳川四天王の一人に数えられる榊原康政の生涯を描く長編歴史小説。永禄3年(1560)、岡崎の大樹寺で文武の修行に励んでいた若き康政に転機が訪れる。桶狭間で今川義元が横死、今川家の一部将として出陣していた岡崎城の若殿・家康が、大樹寺に逃げ戻ってきた。無念のあまり自害しようとする家康、それを止めに入った康政、二人はこの時、大樹寺の登誉上人から「厭離穢土 欣求浄土」の教えを説かれ、その教えのもとに主従の固い契りを結ぶのである。以後、康政は乱世終息に殉じることを信条とし、時に憤り、時に惑いながらも、家康の天下人への道を支えていく。一方、同じく若き日、家康の配下にあった本多弥八郎(正信)は、一時、一向宗勢力に走り、後年再び家康に仕える。本編では、同じ仏の教えにならいながら、弥八郎の機を見て敏なる生き方を対照的にとらえ、康政の爽やかな信念を貫く生き方を浮き彫りにしていく。乱世の人間模様を活写した力作。
(c)菊池道人/PHP研究所
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