芥屋ゴルフ倶楽部で行われるKBSオーガスタでは、主人公・鳴海一丸のキャディを母親・鳴海玲が務めることに。一時はギクシャクしたふたりだったが、いまひとつプレーに精彩を欠いていた一丸を、玲の策略で修正する。
気づけば一丸を気にかける少年・本阿弥尊が初日５アンダー２位タイ。天才テニスプレーヤーの過去を持つ彼がなぜゴルフに！？無名のスーパージュニアプロに周囲は騒然！
一方、出遅れた一丸にとって、攻めるしかない２日目が強風の中スタートした。

KBSオーガスタ２日目、辛うじて予選通過ラインをクリアした主人公・鳴海一丸。ラウンド後の練習では、15歳の天才ジュニアゴルファー本阿弥尊が接近し、後ろの打席へ強引に割り込み”同時打ち”を敢行する。それは、4打差で上位をキープする尊にとって、一丸と同組でプレーできないもどかしさを解消するためのものだった。３日目、尊がアマチュア最年少での優勝を宣言したことから、一丸の闘争心に火が付く。尊に追いつこうと、攻めのゴルフを展開する一丸にチャンスは訪れるのか！？

ＫＢＳオーガスタ３日目、辛うじて予選通過した一丸は、アマ最年少での優勝宣言をした本阿弥尊に闘争心をかき立てられ、４打差を縮めるべくスタートから攻めのゴルフを展開。パットは不調ながら、手作りＳＷのショットの感触は上々で、ＩＮスタートの１７番でバーディー奪取。順調にスコアを伸ばし迎えた最終ホール、同組の飛ばし屋のスイングを見盗って渾身のビッグドライブ。順位を８位に上げ、最終日は尊と同組になった。しかし、思わぬ人物が現れたことで一丸のショットに変化が―。

ＫＢＳオーガスタ最終日。本阿弥尊と同組で７アンダー８位からのスタートとなった一丸。１番ホールにあの御園が突然現れ動揺したが、なんとかパーで切り抜け、迎えた２番、同組の時末の「ライジングパッド」に興味を抱いたことから、それを見盗りボギーが先行。
波に乗れないプレーが続く中、迎えた５番、尊のビッグドライブに影響されたか、第１打を右の林へ打ち込む。ところが第２打をカップに放り込み、連日のイーグル奪取！！負けじと尊もイーグルで食らいつきマッチプレー状態に。６番、トラブルショットをいきなり初めて握るグリップで打った一丸は……。

KBSオーガスタ最終日、本阿弥尊と同組７アンダー、８位からのスタートとなった主人公一丸。５番ホールでは第２打を直接カップに放り込みイーグル奪取。さらに尊もイーグルで追従し、試合はマッチプレー状態に突入する。そんな中、一丸は同組の時末のスイングを知らずのうちに己の中に取り込み、武道家としての自分本来のスイングを作りかけていた。１５番を終え、尊とは３打差２ダウン。最終ホールに向かう中、調子が上向く一丸に勝機はあるのか！？
下町から世界へ！炎のゴルフ達人伝説がついに完結！