名門・ヴェローネル学院にありながら問題児と呼ばれる少女アニーは、学院の備品を壊したことで、ともにいた幼馴染とともに、《雪月花》という名前の正体不明の物を取ってくる、という『課題』をこなすことになる。
一筋縄ではいかない課題を達成するために彼らが頼ったのは、街の片隅で便利屋を営む青年だった。

それぞれに、悩みや痛みを抱えた少年少女と青年一人の、始まりの物語。

『ぼくらの冒険譚』シリーズ第一巻
収録「はじまりの冒険譚」序章～終章＋書き下ろしあとがき・おまけイラスト

フェルツ遺跡の冒険から約一か月後。アニーとフェイは、知人に会いに行くというロトにくっついて隣町へ出かけることに。新たな友達もできて、お出かけの滑り出しは上々。しかし、途中で「馬車が同じところをぐるぐる回る」怪現象に巻き込まれてしまう。
新たな戦いの始まりを描く、『ぼくらの冒険譚』シリーズ第二巻！

＜収録＞
・「闇の五芒星」全編
・書き下ろし番外編
・おまけイラスト

夏の短期休暇を控えたあるとき、アニーとフェイはひょんなことから学院に編入してきたエルフリーデと再会する。二人に会えて安心した様子のエルフリーデだが、避けては通れぬ問題を抱えていた。
一方、魔術師嫌いの先輩の子分としてもやもやした日々を送るクレマンは、先輩の命令に従って、エルフリーデを「いじめる」ため、彼女に接触するのだが……。
試練（!?）の夏がやってくる、『ぼくらの冒険譚』シリーズ第三巻。
＜収録＞
「われら少年探検隊」全文
書き下ろし番外編
おまけイラスト