※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。僕の親父はファンタジー作家。新作に取り掛かったが、しょっぱなから行き詰って、ぷいと外に出かけてしまった。主人公も登場させないうちにスランプとは・・・。だが、寝ていた僕の頭の中に、その主人公が突然、現れた。「君、力を貸してくれ。」こうして僕は親父の物語の世界に入りこむ。すてきなお姫さまのいる、伝説と歌にみちた島国レープスが舞台で、世継の君フェナフ・レッドというのが、僕のなりかわった主人公。彼は失われたレープスの神宝＜ひびき石＞を取り戻すと予言された「新しき王」らしいのだが・・・。王の妾妃やその叔父が、世継を排除しようとはかりごとをめぐらしている。折から、南方の大国ハイオルンとの不和、隣国コルピバの内乱など、平和だったレープスにも影がさして・・・。伝説の英雄は、予言の歌は、そして僕＝フェナフ・レッドの運命はいかに？心おどる壮大なファンタジーの世界！

※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。主人公の身代わりとして、いろんなできごとに巻きこまれたあげく、やっと現実世界に戻ってきた僕。だが、僕と入れ違いに物語の世界に帰ったフェナフ・レッドのことが気にかかる。彼の家族は、彼自身の暗殺をも企んだ野心家クライヴァシアンによって殺された。おまけに、弟のリファインが命と引きかえに手に入れ、彼に託した＜海鳴りの石＞には、どうやら呪いがかかっているらしい・・・。頼るべき味方もなく、呪われた石を持ったまま、＜暗き森＞から聖峰フェルファイン、そして＜廃市＞へと、謎に満ちた旅が続く。我らが予言の英雄フェナフ・レッドはどこへ行くのか？ニディナ城にひとり残された王女！僕の愛するサティ・ウインとの再会は？親父の書き進める原稿を読み続ける「僕」とともに、現実と物語世界を行き来しながら楽しむファンタジーの世界。

※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。愛する王女と別れ、城を脱出した僕ことフェナフ・レッドは、世継の身分を捨て、ただのレッドとして生きる決意をする。が、カイン・ニディナ、ニハル島、そしてミルザム島と、僕の行く先々で不穏な空気が流れ、動乱が起こる。夏至の魔法でまたフェナフ・レッドと入れ替わった僕は、洞窟に迷いこんだらしいエミーらを助けようとするが、そこには思いがけない人物が。しかも海竜が襲ってくる・・・!?一方、民衆の結社の協力者として再登場したサチム伯は、フェナフ・レッドに、「世継の名乗りをあげろ」とすすめる。ミルザムでは、大公となったエオルンが、ニディナの権力者クライヴァシアン伯に対抗すべく、策をめぐらせている・・・。刺客のヴァスカに捕えられ、船上で＜竜の嵐＞に翻弄されて、危うし、フェナフ・レッド。いよいよクライマックスへ！

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刺客のヴァスカの船は沈没。海へ投げ出されたフェナフ・レッドと入れかわりに、僕は三たび物語の世界へ。けれど、漂着したのは無人の浜辺、いったいここはどこだろう？
季節は移り、ミルザムノ大公エオルンはクライヴァシアン伯を倒すべく、ついにアルネブヘ兵を進める。フェナフ・レッドが各地で出会った仲間たちも、カイン・ニディナ奪回の戦いを始めて・・・。
その間にも、現実世界へ侵入した狂気の海竜は、洞窟に閉じこめられたカリュウスたちに、じりじりとせまる。
ニディナの権力争い、ハイオルン外征軍の侵攻、エオルンの野望など、レープスを揺るがす動乱の冬、最後に僕は、やはりニディナの城へと向かう。
石の呪いを解き、レープスを救う＜新しき王＞の予言は成就されるのか？
ラストまで一気に、ファンタジー・フライト！