史の入学式も無事に終わり新しい生活が始まるが、一息吐く間もなく授業の準備や保護者会と慌ただしくなる。だが間の悪いことに賢吾は仕事に忙殺され、家に帰ることもままならない。触れ合いが減り、心も身体も賢吾が不足する。抱きしめられれば満たされる一方で、賢吾が傍にいないと寂しさが募り、どうしても気持ちが弱くなってしまう佐知。そんな時、賢吾が伊勢崎に弱音を吐いているのを偶然、聞いてしまい、つい伊勢崎に嫉妬してしまう。そんな自分の気持ちに戸惑う佐知だが…?
【電子特別版】佐倉温先生の書き下ろしショートストーリーを電子版だけに特別収録!
660円〜792円(税込)
京香がぎっくり腰で入院することになり、東雲組に激震が走る。賢吾をはじめとする組員に双子の面倒が見られるわけもなく、佐知が引き受けることに。だが想像以上に大変な育児に、佐知はすっかりかかりっきりになり、ついに爆発してしまう。一人で抱え込みやすい佐知に「もっと俺を頼れ」と賢吾は佐知を抱きしめ、想いを受けとめる。賢吾も育児に参戦しうまくいき始めるが、今度は佐知を双子にとられてしまったと思った史が、思いもよらない行動に出て…? 史視点の掌編も収録!
【電子特別版】佐倉 温先生書き下ろしの後日談ショートストーリーを電子版だけに特別収録!
いつものように帰宅すると、赤ん坊を抱えた美人が東雲組に賢吾を訪れてきた。何やら訳ありな様子に佐知は賢吾の隠し子ではないかと疑うが、その正体は京都の極道・佐野原椿で、れっきとした男性だった。さらに椿に執着する犬飼まで東雲組に押しかけ、赤ん坊を巡る騒動に巻き込まれてしまう。一方、離れていた時期の賢吾の話を椿から聞き、荒んだ賢吾の無茶苦茶な行動に驚きを隠せない佐知。賢吾を""冷たい""と評する椿に、佐知は誤解されやすいだけだと否定するが…?
【電子特別版】佐倉温先生書き下ろしショートストーリーは、賢吾視点で描かれる本編後日談「極道さんは面倒臭いパパで愛妻家」を電子版だけに特別収録!
海外にいた佐知の父親・安知が、再婚相手とその子どもと一緒に帰国した。安知が母・佐和だけを愛し続けていると思っていた佐知は、思わず取り乱すが、賢吾は安知の真意を理解しているようで、「親父さんを、許してやってくれ」と諭す。そんな賢吾に佐知はつい八つ当たりをしてしまうが、賢吾は自己嫌悪に陥る佐知を優しく受け止める。賢吾によって語られる母の姿、史の親になったからこそわかる両親の想いに、佐知は賢吾との未来を重ね合わせ…? 賢吾視点の掌編も収録!
【電子特別版】佐倉温先生書き下ろしショートストーリーを電子版だけに特別収録! 本編終了後に賢吾と佐知の間でひっそりと語られる秘密の会話とは…?
佐知を庇って怪我をした賢吾は一命をとりとめるが、目覚めた賢吾は佐知に対して、「てめえ、誰だ」と警戒の眼差しを向け…!? 賢吾は佐知の記憶だけを失っていた。見たことのない極道らしい冷酷な態度を見せる賢吾に困惑しつつも、生半可な覚悟で共にいる誓いはしていないと気丈に振る舞う佐知。「パパの頭の中には佐知の思い出が詰まっているから“いまはからっぽなんだね”」という史の言葉に、改めて自身の気持ちに気付く。一方、賢吾も無意識に佐知に近づく男に嫉妬して…?
【電子特別版】佐倉温先生書き下ろしショートストーリーを電子版だけに特別収録! 記憶のなかったころの自分に嫉妬がおさえられない賢吾と佐知の後日談です!
正月に開かれる組の会合で佐知と史のお披露目が行われることになる。だが関西の極道である椿の父・佐野原は堅気の佐知では賢吾を支えられないと反対する。佐知に極道としての自分を見せることを恐れ、お披露目にも乗り気でなかった賢吾は怒りを露にするが、佐知は一緒に生きていくためには必要なことだと諭す。「家族の試練だ」と笑い飛ばす佐知は、賢吾の愛によって強く成長していた。佐知の“凄さ”が伝わらないことを歯がゆく思う賢吾だが、佐野原にも理由があるようで…?
【電子特別版】佐倉温先生書き下ろしショートストーリーを電子版だけに特別収録! 本編では語られなかった賢吾視点での物語!
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