こんにちは。深上鴻一です。
私が2024年に詠んだ短歌330首を、電子書籍としてまとめました。
主に歌会で出された題を詠んだもので、そのためバラエティに富んだ歌集になっていると思います。
たった三十一文字の拙い羅列ですが、あなたの心にずっと残る言葉となりますように。
【恋】
「今日も本借りに行くけど名前さえ尋ねられない図書室の姫」
初恋から付き合い始め、そして失恋までを詠んだ歌を収録しました。短歌の定番ではあるのですが得意ではありません。それでも恋のきらめく瞬間を詠めたらいいな、と挑戦しています。
【友】
「居酒屋で懐かしい友コップ持つ油で黒い手が道語る」
友人たちを詠んだ歌を収録しました。たくさんの良い友のおかげで今の私があります。彼らへの感謝だけではなく、小さな嫉妬心まで詠んでみました。
【妻】
「「もしも」とか「ああしていれば」嘆く夜も君の寝顔で乗り越えられる」
妻を詠んだ歌を収録しました。いつも私を支えてくれて本当に感謝しています。恥ずかしくて直接伝えられない思いも詠んでみました。
【犬】
「さつまいもわんこが横でしっぽ振り人より先に秋を味わう」
飼っている犬を詠んだ歌を収録しました。彼らがどれだけ私を癒やしてくれたことか、詠んでも詠み尽くせません。
【父】
「父親の墓の蝋燭風に消えまた点すほど話すことなし」
亡くなった父を歌ったものです。あまり良い関係性ではなかったので、暗くて重いものが多く収録されています。
【故郷】
「弘前のねぷた祭りの大太鼓故郷捨てても未だに聴こえ」
私の故郷である弘前を詠んだ歌を収録しました。懐かしく思う時はあるのですが、憎しみが表れている歌がほとんどとなっています。
【病】
「眠剤をあるだけ飲んでコード巻き脚立ないからまた明日にする」
心の闇を詠んだ歌を収録しました。詠むことによって私の中で消化されていく気がしています。悩みと苦しみを共感してもらえたら嬉しいです。
他にもたくさんの歌を収録しております!
ぜひお買い求めください。