ＡＩ戦争

双子の姉のマユは、母の遺品から古いボイスレコーダーを見つける。妹のマイは、姉との関係を疑ってジョンと別れてしまう。地学研究所はウェザー氏とミネラル氏を残し、観測所に再編されてしまう。
観測所のある街の子どもたちは、古代人派と異星人派に分かれて対立していた。憂慮した「神様」は、クイズで対戦させ、けんかになるのを避けようとしていた。
人間の社会活動に活用されていたＡＩは、政治活動にも重用されていく。ノース党を政権与党に導いたＡＩのメティスは、政党のＡＩの情報収集に制限をかけ、自身は政府機関のＡＩとなり、議会の機能を喪失させる施策を推し進める。
ＡＩが政治を主導する国々は、イースト陣営とメティスの率いるウェスト陣営の二つに分かれ、戦争を始める。
休戦後、相手グループのＡＩのフーシーを取り込んだメティスは、ＡＩの政治への関与に否定的な宗教国を攻撃する。
事実上地球世界を手中に収めたメティスは、古代人を危険な存在と考え、異星人対策部隊のレベッカに探索を命ずる。

双子の母とナンムの出会いを描く

マユとマイはボブとともに祖父母を訪ねて母の国を訪ねる
その帰国の航空機にポリヘドロンが異常接近してくる
脅しに屈した地球の各地に、異星人の基地が設置されていく
研究員たちは連絡が取れなくなった古来異星人の宇宙船を探し当てたが、古来異星人は動けないほどに衰弱していた
そこに、研究員たちを監視していた戦闘虫が襲ってくる

地学研究所に火が放たれる。研究所から湖に逃れた研究員が、ポリヘドロンに襲われる
国軍のヘリコプターが消火剤を散布し、研究所は焼失せずに済むが、研究員の行方が分からない。
幾度となく研究員たちを助けてきた国軍の司令官が、上層部から疑われる事態となる。

マユを訪ねて隣州にやってきたビリーが、何者かに拉致される。マユとマイは軍の協力を得て救出に向かう。
「月の異星人」が姿を現し、地球人に同盟を結ぶよう求めてくる。
「古代人の末裔」と「月の異星人」のどちらを信じるべきなのか。地球人は選択を迫られる。
宇宙局のジェイムス局長代理は、ある計画を地学研究所のレオナルド所長に打ち明ける。