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後漢という時代は、ひとの美質のなかで、「孝心(親孝行)」を至上とした。
能力よりも徳を重視し、頭脳よりも心を尊重する国家がつくられた。
184年に始まった「黄巾の乱」により、王朝の礎が揺らぐ中、
後漢の理想を体現する名臣たちが輩出する。
大将軍の何進、
劉備の師である盧植、
曹操を支えた荀彧など7人を描く、宮城谷昌光の「三国志」シリーズ。
解説・湯川豊
目次
何進(かしん)
朱儁(しゅしゅん)
王允(おういん)
慮植(ろしょく)
孔融(こうゆう)
皇甫嵩(こうほすう)
荀彧(じゅんいく)
※この電子書籍は2018年2月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
652円〜801円(税込)
宮城谷三国志、次の時代へ動き出す。老年の孫権はもはや英明な君主ではない。諫言を呈する臣下をみな誅殺し呉を弱めた。魏では曹爽一派を族滅し司馬氏が権力を握る。
正史に基いたかつてない三国志、ここに完結後漢、曹操の祖父の時代に原点を求めた新しい三国志はついに蜀の滅亡へ。迫る魏軍に劉禅は降伏を決意し、三国時代はこの日畢った――
「いつの世でも、人が生きてゆくということは、むずかしいものである」(序より)
正史にもとづいた大作『三国志』全12巻を書き上げた著者が、時代の潮流の外にいながらも忘れがたい12人の生涯をたどった。
『三国志』をあらわした陳寿(ちんじゅ)、輝ける倫理観と志望をもっていた太史慈(たいしじ)、魏の名臣・王粲(おうさん)・・・。
ある者は、権力者や政治の中心に近づきながら、遠ざかることを余儀なくされた。その苦難をどのようにしのいだのか。曹操、孫権、劉備、関羽といった英傑たちとはことなり、歴史の中で一瞬だけ輝いた人生。その輝きが愛惜の念とともに描かれる。
著者による後漢・三国年表つき。
歴史はふりかえってみるものではない。すすんでいって、みるものである。「特別随想 ふりかえること」より
『三国志』をはじめ長年、中国歴史小説を書き続ける著者が、みずからの歴史観、世界観、小説観をあますところなく開陳した。
自作解説や作家、経済人、学者など多彩なメンバーとの対談などを収録。
<目次>
【ロングインタビュー】私の「歴史小説」
【自作解説】三国志の世界
・『三国志』の沃野に挑む--大歴史絵巻の豊穣なる世界
・曹操と劉備、三国志の世界--正史からみえてくる英雄たちの素顔
・『三国志』の可能性--歴史は多面体だからこそおもしろい
・『三国志』歴史に何を学ぶのか--構想十年、執筆十二年の大長編を終えて
【対談】歴史小説を語る
・水上勉--歴史と小説が出会うところ
・井上ひさし--歴史小説の沃野 時代小説の滋味
・宮部みゆき--「言葉」の生まれる場所
・吉川晃司--我々が中国史に辿り着くまで
・江夏豊--司馬遼太郎真剣勝負
・五木寛之--乱世を生きるということ
【講義&対談】中国古代史の魅力
・中国古代史入門--どこから学べばいいのか
・白川静--日本人が忘れたもうひとつの教養
・平岩外四--逆風の中の指導者論
・藤原正彦--英語より『論語』を
・秋山駿--春秋時代から戦国時代へ
・マイケル・レドモンド--碁盤上に宇宙が見える
・項羽と劉邦、激動の時代--ふたりを動かした英雄たちと歴史的必然
・『三国志』をより深く楽しむための本
・宮城谷昌光 中国歴史作品の年代一覧
・特別随想 ふりかえること
・宮城谷昌光 出版年譜
後漢という時代は、ひとの美質のなかで、「孝心(親孝行)」を至上とした。
能力よりも徳を重視し、頭脳よりも心を尊重する国家がつくられた。
184年に始まった「黄巾の乱」により、王朝の礎が揺らぐ中、
後漢の理想を体現する名臣たちが輩出する。
大将軍の何進、
劉備の師である盧植、
曹操を支えた荀彧など7人を描く、宮城谷昌光の「三国志」シリーズ。
解説・湯川豊
目次
何進(かしん)
朱儁(しゅしゅん)
王允(おういん)
慮植(ろしょく)
孔融(こうゆう)
皇甫嵩(こうほすう)
荀彧(じゅんいく)
※この電子書籍は2018年2月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
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