ごくごく普通の高校生・トールに訪れた突然の「死」…から、幸か不幸かまさかの異世界転生！　男心を刺激する剣と魔法の世界で手にしたスキルは…初級魔法しか覚えられない不遇のレアジョブ『吟遊詩人』!?　もう二度と死にたくない…その強い思いを胸に、ハズレスキルで未来を切り開け！
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街を覆う魔除けの結界を維持する魔法陣の機構に生じた異常。セル(聖騎士)とシルク(聖女)に魔法陣の修復作業を手伝って欲しいと依頼されたトールは、魅力的な報酬金額につられ依頼を受ける事に。トールに課せられた任務は、結界魔法の展開に必要な詠唱を吟遊詩人のスキル「調律」で補助する事だが…刻一刻と街に迫る魔物を回避する為、重大な役割を担うトールの前に予想だにしない難敵が!?

トールはセルとの実戦形式による魔法練習と新たに手に入れた『残響』スキルによって飛躍的な成長を遂げた。そんなトールの前に現れたセルの友人でAランク冒険者のバル(武闘家)。筋肉隆々で威圧感のあるバルに萎縮するトールだが、バルが自分が参加する初心者演習の引率と知り、さらなる不安が…そして迎えた初心者演習当日。期待、不安、緊張…その全てを塗り潰す程の恐怖がトールを襲う――!!?

トールはバルの引率にて行われた初心者演習に参加。そこに突如現れたAランクの魔物・ブラッドヒュドラとの死闘に見事勝利したトールは、バルの推薦もあって異例の速さでランクアップ試験への受験資格が与えられた。突然の話に若干戸惑うトールは、気分転換も兼ねてシルクにお願いされたフリーマーケット出店のお手伝いに参加する。そこで出会った一人の少女。「死相が…見えたから」少女から告げられた衝撃的な言葉をきっかけにトールの運命が大きくうねりだす!!

ティナとの熱戦を経て、Dランクへの昇進試験に見事合格したトールはセルの詠唱練習のため、セル、ティナと共に練習場所の湖へ向かう。トールはセルの練習をサポートしつつ、自身が持つ能力の特性をより詳細に把握するための検証を行う。それにより判明した新たな可能性とは!?さらに、突然の古竜来襲が穏やかな時間を一瞬にして絶望へと変える!!