思い、したため、つむぎ出す……それは、もっとも豊かなひととき――。最近、手紙を受け取ったのは、いつでしょう? どなたから、どういう内容の手紙でしたか? なにかとスピードや効率が優先される今の時代において、「手書きの手紙」は、手間を楽しむおとなのコミュニケーションツールといえます。手書きは、そうでないものに比べ格段に印象に残ります。温かい感情がわき上がってくる、すごい力をもっています。「文章が苦手だから」「文字が下手だから」と書くことをためらわないで、もっと自由に手紙を楽しんでみませんか。本書では、「手紙講師」として活躍する著者が、紙と筆記具の選び方から、文字と文章のつづり方、切手の遊び方や文房具の使い方まで、写真満載で紹介します。手紙の書き方について指導し、さらに1年に千通ほどの手紙を書き、たくさんの手紙を受け取っている著者だからこその、工夫や心配りがいっぱい。「手書きの手紙」の楽しさをぞんぶんに感じられる一冊です。 *目次より PART1 手紙が書きたくなる「紙」の選び方/PART2 個性がきわだつ「筆記具」の選び方/PART3 心が伝わる「文章」の書き方/PART4 読みやすい手紙の「文字」のコツ/PART5 第一印象を決める「切手」の選び方/PART6 「文房具」でもっと手紙を楽しむ