【最終巻】【電子単行本】リコール～復讐代行サービス～ 10巻

七色タクシーの追手から逃げながら母親の死の真相を求め続ける桂木(かつらぎ)は、幼馴染から聞いた“母にまつわる事件”をヒントに、ある場所へと向かう。
一方、新庄(しんじょう)が残した情報をもとに、春日(かすが)と滝本(たきもと)が入手したのは、七色タクシーに関する重大な秘密だった…。
長年巧妙に隠されていた真実を知った桂木が、最後に戦う相手とは――！
桂木の復讐、ついに決着。すべてが明らかになる最終巻！

桂木(かつらぎ)が入手した電話番号によって、新庄(しんじょう)の居場所を特定した椿(つばき)。
桂木が再び傷つくことを恐れ情報を伝えられずにいた椿は、七色タクシー理事・春日(かすが)から、自分の妹を殺した男が予定より早く釈放されると聞き、新庄の居場所と引き換えに桂木にある交渉を持ちかける。
交渉に応じた桂木は、ついに新庄と再会！　死闘を繰り広げる中、憤る桂木に新庄が告げた“母親を殺した理由”とは…!?
そして戦いの後、桂木はひとり孤独な道を選択する――！

新庄(しんじょう)捜しが難航する中、桂木(かつらぎ)は疎遠になっていたおじの頼みで、彼の部下・磯崎(いそざき)のアパートを訪れ、そこで監禁されている女性を発見する。
子供達を支援する裏で、人身売買などの悪事を働いていたことが発覚した磯崎は、七色タクシーによる復讐代行に苦しむ日々をおくるが、ある日突然新庄によって連れ去られてしまう。
実は、新庄と共に行動する子供・PBと磯崎の間には深い繋がりが…!?

宗里(むねさと)捜索中に訪れたカフェで、女性店員の梓(あずさ)から助けを求められた桂木(かつらぎ)。
梓とその家族は、突然現れた夫の双子の弟・侑二(ゆうじ)に支配され、激しい暴力や性的暴行に苦しめられていた。
その常軌を逸した行動の根本には、彼女の夫の過去も関係しており…。
依頼を請け復讐代行に向かう桂木。しかし他人に支配されることを嫌がる侑二がとった行動は…！
そして、とうとう桂木の前に宗里が――!?

昏睡状態から覚醒し新庄(しんじょう)に復讐することを決意した桂木(かつらぎ)は、その足掛かりとして、当時戦いの現場にいた復讐依頼人・宗里(むねさと)の居場所を捜し始める。
並行して復讐代行を再開する桂木に舞い込んだのは、人気俳優・九条(くじょう)からの依頼。
彼は五年前に親友を殺されており、犯人である夕実(ゆみ)への復讐を望んでいた。しかし夕実は、殺人事件前から”九条”の大ファンで…!?
桂木の捜査中に彼女の部屋で見つかった日記帳には依頼内容をひっくり返す事実が記されていた！