あらすじ・内容
(C) Sola Takaha / Office Nigun Niiba 2016
作品情報
- 著者
- レーベル
- 有限会社オフィスニグンニイバ
- 出版社
- 有限会社オフィスニグンニイバ
- カテゴリ
- 文芸・小説
- 配信開始日
- 2016/5/13
- ページ概数
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- ・キャンペーンの内容や期間は予告なく変更する場合があります。
- ・サイトに記載の日時は日本標準時(Japan Standard Time)です。
- 対応端末
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- PCブラウザビューア
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Android
(スマホ/タブレット) - iPhone/iPad
- 推奨環境
おすすめコメント
じゃんけん (BOOK☆WALKER スタッフ)
勾玉を巡る鬼VS人の熾烈な闘い!
西暦2222年と西暦1377年。 過去と未来、時代が錯綜しながら進んでいきます。 あれこれは…どっちだっけ? と迷子になることが数回ありましたが、この迷わされてる感も醍醐味のひとつですね。 しかしなんというか、南北朝時代ってこう見るとそんなに昔じゃないんですね。 千年経ってないの!?と個人的に驚いたのですが… アグリみたいな鬼が本当はどこかに普通に生活していて 私達の知らないところで私達のために戦っているのかと思うと胸熱ですね!
お花某 (BOOK☆WALKER スタッフ)
足利(氏)好きですか?
twitter的140文字にて解説をすると、「14世紀と23世紀を行ったり来たり行ったり来たりして、鬼と人間の謎をといたり、戦ったり、友情が芽生えたりのSF大河時代小説」です。だいぶ雑な説明ですが。 14世紀は「南北朝・室町時代」あたりですが、あまり語られてない日本史に『 禁闕の変 』というクーデターがあります。これは 日本神話において天孫降臨のときに 瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)が 天照大神から授かり、 日本の歴代天皇が継承してきた「鏡・匂玉、宝剣」の三種の神器のうち、「勾玉、宝剣」を奪い取ったという事件でもあります。(御所にも火が放たれて大勢が死んだりした) 本作はこの 『 禁闕の変 』の件がモチーフになっており、史実に基づいた話が散りばめられています。 この「勾玉」が実は皇居に現物があるらしく、本物は実は皇居にしかないとか伊勢神宮に運ばれたとか、諸説色々ありまして、物語の冒頭でこれを盗み出そうという不心得な話から始まり、勾玉はリアルにいまだに色んな謎があるんですが、この作品その謎の部分にも焦点をあてていまして…。 そして「鬼」良くも悪くも「鬼」はんぱなく強いっす。頑張れ人間! ってこの話少しでも色々書くと謎解きの部分が微妙にわかってしまうので(この本文中でもよく読むとわかるかも)ここぐらいまでで…。 著者も聖地巡礼ということで、facebookにモデルとなった場所を取り上げていますが、これをみながら本を読むと情景が思い描かれて更に物語に没頭できます。