「実力不足の白魔導師は要らない」　白魔導師であるロイドはある日、勇者パーティーを追放されてしまう。職を失ってしまったロイドだったが、たまたまSランクパーティーのクエストに同行することになる。この時はまだ、勇者パーティーが崩壊し、ロイドが名声を得ていくことを知る者はいなかった――。これは、自分を普通だと思い込んでいる、規格外の支援魔法の使い手が冒険者になり、無自覚に無双する物語。「小説家になろう」で大人気の追放ファンタジー、開幕！

勇者パーティーから追放され、ユイたちＳランク冒険者のパーティーに拾われた白魔導師のロイドは、「フォレス帝国の第二皇女・クレアを王都まで護衛する」という依頼を受けることに。Ｓランクパーティーとはいえ、クレアを狙う魔族からの護衛は困難を極める。果たしてロイドたちは、無事に依頼を達成することはできるのか!?

王都シルフェスに着いたロイドたちは、王国の依頼でダンジョンの探索に出ることに。そこには聖剣クラスのアイテムが眠っているらしい。冒険をともにするのは破壊の勇者・テスタ、そして謎の黒魔道師・シノなど、クセの強い冒険者ばかり。ロイドたちを待ち受けるのは、魔窟の罠か、それとも同行者たちとの駆け引きか……。

ダンジョン攻略にも成功し、名実ともに「Ｓランク」の称号を得たロイド。しかし相変わらず自分の力は過小評価していて…そんなロイドたちのパーティに、新たな依頼が舞い込んだ。都から十数日離れた辺境に位置するキクノ村でのモンスター退治…しかし、その亀に似た「ガディロン」というモンスターには誰も聞き覚えがなかった。何とか村に到着し、ガディロン退治に向かうロイドたちだが、そこにはやはり魔族の陰謀が…!?　白魔導師ノベルの最高峰、堂々の第4巻！

やっと冒険者パーティーらしい活動に戻れたロイド達。だがそれも束の間、ロイドが誘拐されてしまった!?　ロイドをさらったのは、何と師匠のマーリン。なぜかロイドはマーリンのもとで再び修行することになるのだが、そんなことはつゆ知らず、ユイ達は、王都の魔導師らの協力を得てロイド探索の旅に出ることに。波乱の予感をはらみつつ、物語は新たな局面を迎える！