追放領主の孤島開拓記〜秘密のギフト【クラフトスキル】で世界一幸せな領地を目指します！〜（サーガフォレスト）

継母レリーザの策略によって辞令書が改ざんされ、遥か昔にエンハンスド王国から領有を放棄されたエルドバ島に赴任させられていたことが発覚したレスト。予期せず国外追放されていた事実にショックを受けるレストだったが、キエダやギルガス、エストリアたちの後押しにより『カイエル公国』の領地として改めて島の開拓を進める決意を固める。水路建設をはじめ、レストのクラフトスキルとドワーフであるギルガスとその弟子たちによる共同作業を中心に開拓の拠点となる領都の開発が順調に進行していく一方で、忙しない周囲に対してピリピリしていたコーカ鳥たちのストレス発散のため、レースを開催することになり――。

不治の病のせいでウデラウ村を追放されたレッサーエルフのコトリコ。レスト達は特効薬を作ってその病を治し、途中で知り合った聖獣のユリコーンとともにコトリコをウデラウ村に送り届ける。病気の心配がなくなったコトリコは無事父親と再会、村人もレストの領民となり村の新たな開拓がはじまった。そんなある日、村で行倒れた猫型の獣人を発見する。その獣人はただ空腹で倒れていただけだったが、彼はなんとガウラウ帝国の皇太子で、皇女の姉とともにこの島に逃げてきたのだった！　S級ギフト【クラフトスキル】で全てを解決していく心優しき最強領主の開拓物語、第二弾登場！！

伯爵家の長男として生まれたレスト。将来の後継ぎとなるべく貴族として必要な様々なことを無理やり勉強させられていたが、そんな勉強や貴族社会に辟易していて、なんとかこの立場から逃れたいと考えていた。
そんなある日、レストは腹違いの弟を跡継ぎにしようと暗躍し始めた継母を利用して、狙い通り伯爵家から追放されることに成功する。追放された先は最果ての島だったが、心許せる臣下達と共にのんびり暮らすため、領地開発を始めるのだった……。