救世主は数学ガール！　――「数学の地位向上のために国民全員を人質とする」学校教育から数学が消えた日本。ドクター・ピタゴラス率いるテロ組織「黒い三角定規」が、数学の復権を要求し日本政府に宣戦布告した。数学オンチの警察の面々は右往左往するばかり。そこに救世主として現れたのは、数学に関しては天才のひとりの女子中学生だった！　人気ミステリー、待望のコミカライズ！

数学の復権を求めて日本全国でテロ活動を繰り広げる「黒い三角定規」。対する警視庁の切り札は、なんと中学二年生の数学ガール・浜村渚（はまむら・なぎさ）。その彼女に最大のピンチが訪れる……!!　相模湾沿岸での大量失踪事件の捜査に同行した彼女は、武藤（むとう）刑事と共に黒い三角定規のキャプテン・ルドルフ率いる海賊団に捕らわれてしまう！　そこで彼女がとった起死回生の行動とは!?

奈良理科大の世界的数学者である四日市（よっかいち）教授が、優秀な同志を求める「黒い三角定規」に狙われているという情報をキャッチし、「黒い三角定規・特別対策本部」の武藤（むとう）と大山（おおやま）は渚を伴って奈良に向かった。しかし、現地に到着早々、四日市教授の護衛に当たっていた大山と奈良県警の西村（にしむら）が麻酔薬を打たれ、教授が拉致されてしまう。古都・奈良の大学を舞台に渚と犯人の知恵比べが始まる！

数学の復権を要求して日本政府に宣戦布告した「黒い三角定規」の次なる挑戦は、教育委員会を狙った新型爆弾による爆破テロ。特別対策本部の捜査線上に浮かび上がったのは、世界的大企業グループの若きトップ・楡小路（にれのこうじ）ルイ。浜村渚（はまむら・なぎさ）と語らう無邪気な顔と冷徹な企業家の顔を持つ彼女が仕掛けた「指数」の罠とは……!?　中学2年生の数学ガールが警視庁の救世主として活躍する大人気ミステリーシリーズ最新刊!!

中学2年生の数学ガールが警視庁の救世主として活躍する、大人気ミステリーシリーズ!!　シリーズ初の法廷モノである「割りきれなかった男」解決編では、なんと渚（なぎさ）が証人として法廷で捜査の盲点を指摘する興奮の展開に！　そして、「黒い三角定規」の幹部キューティー・オイラーと対決する「不思議の国のなぎさ」を収録。渚の超可愛いアリスファッションは必見！