毎月の天文現象を最新データで紹介
【特集】
〇観測好期を迎えた木星・土星の表面変化を観測しよう/堀川邦昭
太陽系の2大惑星・木星と土星が8月に相次いで衝をむかえました。
太平洋高気圧におおわれる夏はシーイングが抜群で、惑星観測には最適なシーズン。
秋も安定した気流の夜も比較的多くあります。
特集では2021年の木星と土星の表面変化で特徴的なトピックを紹介、今シーズンの見どころを解説しました。
ぜひ夜半前の夜空に輝く2大惑星に望遠鏡を向けてみてください。
〇ペルセウス座流星群2021/長田和弘
月齢の条件もよく、好条件で観測できることが期待された2021年のペルセウス座流星運。
あいにく極大前後は全国的な悪天候に見舞われてしまいました。
しかし、極大後に新たなピークが観測されるなど興味深いニュースもありました。
貴重な晴れ間でとらえた流星群の画像とともに、今年の出現状況を速報でお知らせします。
〇Insta 360で星空VRに挑戦/須永 閑
星空VR映像の撮影に挑戦する不定期連載の第2回目。
いよいよ撮影の具体的な方法を紹介していきます。
今回は手軽に撮影ができる全天球カメラ「Insta 360 ONE R」による撮影方法を解説します。
〇西村栄男さん新彗星を発見!
7月22日に静岡県掛川市の西村栄男さんが新彗星C/2021 01(Nishimura)を発見しました。
1994年に発見した1個目の彗星以来、27年ぶりの快挙です。
10月号では発見時の経緯を速報で紹介。
次号11月号では西村さんの捜索方法の詳細を紹介予定です。
〇ニコン フルサイスミラーレス3機種の実写テスト/西條善弘
6月号~9月号で紹介したニッコールZレンズに続いて、ニコンのフルサイズミラーレス3機種を西條善弘氏がテスト。
Z7II、Z6II、Z5を実写した画像とともに紹介。
3機種の機能の違い、感度別画質、HII領域の写りなど、詳しくレポートします。
【TOPICS】
星空YouTuber成澤広幸の星空撮影QUICKガイド/成澤広幸
小惑星ファエトンの恒星食 観測者募集/吉田二美
月のある絶景/榎本 司
集中連載「月・惑星」高画質画像撮影法/山崎明宏
【THE SKY】
10月の星空と天体観測/藤井 旭
【NEWS&EVENT】
ASTRO NEWS/石崎昌春,塚田 健,内藤誠一郎
TG情報局(新製品情報ほか)
ASTRO SPOTS+全国天文イベント情報
【天体写真】
読者の天体写真 観測ガイド
入選者の声(最優秀賞受賞者手記)
【連載】
星雲・星団案内/津村光則
天文学コンサイス/半田利弘
星雲・星団撮影入門/中西アキオ
T.G.Factory/西條善弘
読者Space!
マサが行く!
リーマンサットa go-go! /鬼頭佐保子
柳家小ゑんのエントロピーガイア! /柳家小ゑん
今日からロケッティア! /足立昌孝
宇宙天気/篠原 学
星のある場所/森 雅之
【観測ガイド】
天文データ/相馬 充
流星ガイド/長田和弘
星食ガイド/広瀬敏夫
変光星ガイド/大島誠人
変光星の近況/広沢憲治
太陽黒点近況/時政典孝
小惑星ガイド/渡辺和郎
人工天体ガイド/橋本就安
惑星の近況/堀川邦昭、安達 誠
(C)誠文堂新光社
■【特集:ファーストライトから1年 ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡が見た宇宙】
塚田 健、沼澤茂美
2021年10月25日に打ち上げられたジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(JWST)。打上げのおよそ1ヵ月後に太陽-地球系のラグランジュ点L2を周回するハロー軌道に到達、JWSTは2022年7月11日から13日にかけて最初の観測画像・データが公開されました。1年が経ち、JWSTは数々の科学的成果を挙げ、また、美しい宇宙の姿を私たちに届けてくれました。ファーストライトから1周年を機に、JWSTが“見た”宇宙をビジュアルに紹介します。
■【C/2023 P1西村彗星発見!】
井川俊彦
8月13日3時43分、静岡県掛川市のアマチュア天文家・西村栄男さん(74)が新彗星C/2023 P1を発見しました。東北東の低空(ふたご座領域内)に光度10.3等での発見でした。西村さんは前回2021年7月にC/2021 O1彗星を発見しており、わずか2年での新たな発見という快挙でした。発見の経緯とともに、8月下旬~9月上旬に予報光度4~5等級で見ごろとなる彗星の詳しい情報も紹介します。
■【日本で見られるのは18年ぶり 9月21日のアンタレス食】
早水 勉
9月21日の日没ごろ、さそり座の1等星アンタレス(1.1等)が月に隠されるアンタレス食が全国で見られます。日本で見られる好条件の1等星食としては5年ぶり、アンタレス食は18年ぶりとなる。アンタレス食の予報とメカニズム、観察の方法を紹介します。
■【「Pro」の名を冠したアストログラフ Askar FMA180pro、FRA300Pro】
中西アキオ
高品質の屈折望遠鏡のラインナップを展開している中国Askarブランド。特に「Pro」の名を冠し、天体写真撮影を意識して造られたモデルは、大きく注目されています。「Pro」モデルのうちFMA180 pro、FRA300Proの2種のアストログラフをオーストラリアに持ち出し、試写を行いました。注目のモデルを作例とともに紹介します。
815円〜1,100円(税込)
■【特集:ファーストライトから1年 ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡が見た宇宙】
塚田 健、沼澤茂美
2021年10月25日に打ち上げられたジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(JWST)。打上げのおよそ1ヵ月後に太陽-地球系のラグランジュ点L2を周回するハロー軌道に到達、JWSTは2022年7月11日から13日にかけて最初の観測画像・データが公開されました。1年が経ち、JWSTは数々の科学的成果を挙げ、また、美しい宇宙の姿を私たちに届けてくれました。ファーストライトから1周年を機に、JWSTが“見た”宇宙をビジュアルに紹介します。
■【C/2023 P1西村彗星発見!】
井川俊彦
8月13日3時43分、静岡県掛川市のアマチュア天文家・西村栄男さん(74)が新彗星C/2023 P1を発見しました。東北東の低空(ふたご座領域内)に光度10.3等での発見でした。西村さんは前回2021年7月にC/2021 O1彗星を発見しており、わずか2年での新たな発見という快挙でした。発見の経緯とともに、8月下旬~9月上旬に予報光度4~5等級で見ごろとなる彗星の詳しい情報も紹介します。
■【日本で見られるのは18年ぶり 9月21日のアンタレス食】
早水 勉
9月21日の日没ごろ、さそり座の1等星アンタレス(1.1等)が月に隠されるアンタレス食が全国で見られます。日本で見られる好条件の1等星食としては5年ぶり、アンタレス食は18年ぶりとなる。アンタレス食の予報とメカニズム、観察の方法を紹介します。
■【「Pro」の名を冠したアストログラフ Askar FMA180pro、FRA300Pro】
中西アキオ
高品質の屈折望遠鏡のラインナップを展開している中国Askarブランド。特に「Pro」の名を冠し、天体写真撮影を意識して造られたモデルは、大きく注目されています。「Pro」モデルのうちFMA180 pro、FRA300Proの2種のアストログラフをオーストラリアに持ち出し、試写を行いました。注目のモデルを作例とともに紹介します。
■【特集:ペルセウス座流星群-観察する&撮る】
ペルセウス座流星群の特徴と観察、撮影、動画撮影/及川聖彦
2023年ペルセウス座流星群の観察チャンスはいつ?/長田和弘
2023年のペルセウス座流星群は月明かりの影響もなく、数年ぶりの好条件です。
今回の流星群をより興味深く楽しむために、ペルセウス座流星群の活動の特徴、観察ガイド、
流星の静止画撮影の基本的な方法と動画撮影のメリットについて紹介します。
■【最近の機材による流星のビデオ観測[後編]】
藤井大地
機材の進歩により、流星の撮影もより手軽にできるようになりました。
最近の機材を活用した流星のビデオ観測について紹介した8月号の前編に続き、
後編では「ATOMCam」による流星のビデオ観測、およびビデオ観測で得られた観測例を紹介します。
■【ダスト・トレイルモデルによる流星群予報とは?】
佐藤幹哉
かつては「流星群の予報は水物」、突発出現する流星群を予報することは不可能ともいわれましたが、
近年は精度良く予報できる流星群も増えてきました。
これにはダスト・トレイルモデルによる研究が大きく貢献しています。
2022年5月にヘルクレス座τ流星群の突発出現の可能性を指摘し、予報通りの出現を観測した佐藤幹哉氏に、
ダスト・トレイルモデルによる流星群予報について解説してもらいました。
■【SDシリーズ鏡筒の改良モデル ビクセンSD103SII&SD115SII鏡筒】
中西アキオ
ビクセンの屈折望遠鏡SDシリーズは、色収差の補正に有利なSDガラスを採用した、
基本的には眼視用の高性能な屈折望遠鏡です。
シリーズの大口径モデルであるSD103SとSD115Sが2023年のCP+でリニューアルして登場。
どのような改良がなされたのか、フィールドで試写した作例とともに紹介します。
■【特別付録ポスター 2023~2035皆既日食&金環日食カレンダー】
2035年までに起こる皆既日食と金環日食、および金環皆既日食の概要をまとめました。各現象の日食帯と概要、観測地として想定される任意の地点の日食の進行を記載。観測計画にお役立てください。
■【特集:流星と流星群-しくみを知る・観る】
流星と流星群のメカニズム/阿部新助
流星の眼視観測/長田和弘
流星のビデオ観測/藤井大地
“ゆっくり流星” に注目!?/土屋智惠、井川俊彦
2023年は8月のペルセウス座流星群、12月のふたご座流星群ともに月明かりのない好条件で「流星群のあたり年」とも言われます。今年の流星群をより興味深く見るために、流星現象のメカニズムや観測方法について知ってみては? 本稿では流星と流星群のメカニズム、流星の観測(眼視観測/ビデオ観測)について紹介しました。
■【シグマ14mm F1.4 DG DN | Art】
沼澤茂美
6月にYouTubeでの製品発表会で登場したシグマの新レンズ。“星空風景撮影のために開発された”とも言われるそのレンズのスペックは14mm F1.4。大きな注目を集めるこのレンズをさっそくフィールドで試写。撮影結果とインプレッションを紹介します。
■【板垣公一さんがM101に超新星を発見 SN 2023ixf】
塚田 健
5月20日(日本時)、日本の観測者・板垣公一さんがM101銀河に超新星(SN 2023ixf)を発見しました。地球からの距離が近く、光度も明るく見かけのサイズも大きいため、多くの天文ファンにその姿がとらえられました。発見後も光度を保ち、発見から1ヵ月の後も観測が続いています。読者がとらえた写真を紹介するとともに、SN 2023ixfについて詳しく紹介します。
■【4月20日 金環皆既日食レポート】
津村光則、土生裕介、沼澤茂美、塩田和生
4月20日、金環日食から始まり、皆既日食を経て、ふたたび金環日食に戻る、金環皆既日食が起こりました。
日本からおもに豪州に遠征した観測者がとらえた皆既日食画像をギャラリーページで紹介します。
また、2019年のチリ日食以来、4年ぶりとなった皆既日食を新たな方法でとらえた皆既日食撮影について紹介します。
さらに、現地からSTARLINK衛星を使ったLIVE配信の試みも紹介します。
■【2023年は金星イヤー・これから注目のイベント】
早水 勉
2023年は金星の観察条件が絶好の「金星イヤー」。
この夏、東方最大離角から最大光度となり、観察好期を迎えます。
2023年の金星は赤緯が高く、地平線に沈む時刻も遅いため観察には好条件。
8月に内合を経て「明けの明星」となってからも観察しやすく、
ふたたび9月19日には最大光度となります。
6月13~14日には金星はプレセペ星団に入り、7月11日には金星・火星・レグルスが集合するなど、見応えのある「金星イベント」も起こります。
この夏、見ごろとなる金星の観察ガイドを紹介します。
■【日本から南半球の星空を撮る「チリ・リモート」プロジェクト】
丹羽雅彦、須永 閑
チリの天体観測所に自身の機材を設置し、日本からリモートで南天を撮影する「チリ・リモート」プロジェクト。
いま日本の天文ファンが南半球の星空をリモートで撮影し、楽しんでいます。
チリの天文家と協力して立ち上げた運営者の丹羽雅彦氏にプロジェクトの全容を紹介してもらいます。
また、「チリ・リモート」を利用中の天体写真家・須永 閑氏に、
どのようにリモート撮影を行っているのかを紹介してもらいました。
■【HAKUTO-Rミッション1 月面に衝突】
荒舩良孝
日本の宇宙開発ベンチャー「ispace」が、
民間企業で世界初となる、月面着陸に挑んだHAKUTO-Rミッション1。
4月26日に着陸態勢に入ったものの、着陸予定時刻を過ぎても
ランダーからの信号を受信することはできませんでした。
ランダーは月面に衝突し、破壊されたものとみられています。
しかし、民間企業が月着陸船の開発・運用に初めて挑み、
月まで無事に到着したことは偉業といえます。ミッションの概要と経過を紹介します。
■【星空を求めて遠征する-星空風景撮影スタイル】
渡辺和郎、小林幹也
これから訪れる夏に向けて、「今年は星空を撮りに出かけよう」と考えている人も多いのではないでしょうか?
今回の特集は「星空風景」の撮影にフォーカスし、
北海道の星空風景を精力的に撮影する渡辺和郎さん、関東近郊を中心に遠征撮影をしている小林幹也さんに、
それぞれの「星空風景」の撮影スタイルを紹介してもらいました。
■【3月24日 金星食ギャラリー/天文ガイド協賛 金星食ツアー】
中西アキオ
3月24日に九州の一部と南西諸島で起こった金星食。
暗い夜空で観測できる金星食としては約11年ぶりの現象です。
食になる地域以外でも月と金星が接近する様子がとらえられるということもあり、注目されました。
しかし、当日は全国的な悪天候となり、食の観測は困難でした。
編集部に届いた金星食の観測にチャレンジした画像をギャラリーページで紹介します。
また、天文ガイドでは沖縄・宮古島での金星食観測ツアーを実施しました。
ツア-の様子も紹介します。
■【Unistellar社eVscope開発者インタビュー】
沼澤茂美
スマホやタブレットで操作し、簡単に天体をとらえられるデジタル望遠鏡、Unistellar社の「eVcope」。
ニコンと共同開発した接眼部に変わったeVscope2は本誌2022年6月号でも紹介しました。
その開発者であるUnistellar社のCEO(最高経営責任者)とCTO(最高技術責任者)が来日、eVscopeの開発経緯、独自の技術「エンハンスド・ビジョン」による観測画像、同社の今後の展開などを聞きました。
■【ノチウ-アイヌの星座をたずねて- 第2回】
成瀬裕子
在野の天文家・末岡外美夫さんが遺したアイヌ民族の星座の採集・研究資料をもとに、
アイヌに伝わるノチウ=星の伝承を紹介する新連載の第2回目。
アイヌの人々に語り継がれてきた星座や星の眺め方、独自の宇宙観などを
じっくりと紹介していきます。
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