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文芸

寒橋(さむさばし) 山本周五郎名品館III

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あらすじ・内容

没後50年、いまもなお読み継がれる巨匠の傑作短篇から、沢木耕太郎が選び抜いた名品。
山本周五郎の世界へ誘う格好の入門書であり、その作家的本質と高みを知ることができる傑作短篇集の第3弾!

生涯、膨大な数の短篇を遺した山本周五郎。
その大半がいまだに読み継がれ、多くの読者に愛され、また後進の作家たちに多大な影響を与え続けている。

山本周五郎作品に深く傾倒する沢木耕太郎氏が独自の視点と切り口で4巻36篇を選び、各巻の末尾に斬新かつ詳細な解説エッセイを執筆。
第3巻は「寒橋のまぼろし」。沢木氏の父の出生地であり、「寒橋」の舞台・旧小田原町(築地)に思いを馳せ、「さまざまな情が乱反射する、『情』の万華鏡とも言うべき」収録作の魅力を解き明かす。

本書の収録作は以下の9篇。

「落ち梅記」(武士の、同輩への友情と、許婚への断ち切れない愛情との葛藤)
「寒橋」(女房から亭主への、また父の娘に対する「情」が交錯し意外な結末を迎える)
「なんの花か薫る」(若侍をかくまった岡場所の女。シンデレラストーリーの結末は?)
「人情裏長屋」(不意に託された赤ん坊に対する浪人の人情が愛情に変わっていき……)
「かあちゃん」(裏長屋住まいの聖一家の究極の人情物語)
「あすなろう」(女衒のような女たらしと目明しに追われる凶状持ちの会話の行方は?)
「落葉の隣り」(親友の職人としての腕に惚れ込み、好きな女まで譲ったが……)
「茶摘は八十八夜から始まる」(改易で岡崎藩にお預けとなった殿様の、相伴役を買って出た男)
「釣忍」(恋女房と平穏に暮らすぼて振り定次郎が、じつは大店の勘当された息子だった)

作品情報

シリーズ
山本周五郎名品館(文春文庫)
著者
レーベル
文春文庫
出版社
文藝春秋
カテゴリ
文芸・小説
ページ概数
433
配信開始日
2018/6/8
底本発行日
2018/6/10
対応端末
  • PCブラウザ
    ビューア
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ページ概数

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シリーズ最新刊

文芸 将監(しょうげん)さまの細みち 山本周五郎名品館IV

著: 山本周五郎

没後50年、いまもなお読み継がれる巨匠の傑作短篇から、沢木耕太郎が選び抜いた名品。
山本周五郎の世界へ誘う格好の入門書であり、その作家的本質と高みを知ることができる傑作短篇集の第4弾!
生涯、膨大な数の短篇を遺した山本周五郎。
その大半がいまだに読み継がれ、多くの読者に愛され、また後進の作家たちに多大な影響を与え続けている。
山本周五郎作品に深く傾倒する沢木耕太郎氏が独自の視点と切り口で4巻36篇を選び、各巻の末尾に斬新かつ詳細な解説エッセイを執筆。
第4巻(最終巻)は「悲と哀のあいだ」。山本周五郎と深い交流があった同時代の作家・山手樹一郎の「作家としての悲哀」を紹介し、同じように「かなしみ」を表すが微妙に意味合いの異なる「悲」と「哀」が、周五郎作品でいかに描かれたかを分析する。

本書の収録作は以下の9篇。
「野分」(江戸っ子の老人の意地が生み出してしまう孫娘のかなしみ。)
「並木河岸」(子供を持てない夫婦の行き場のないかなしみ。)
「墨丸」(養家で育った娘とその家の息子との何十年にも渡る交情。)
「夕靄の中」(かなしみが新しい人間の関係を生み出す不思議。)
「将監さまの細みち」(岡場所の女の消えそうで消えないかなしみ。)
「深川安楽亭」(はぐれ者たちが集う居酒屋での群集劇。)
「ひとごろし」(臆病者の武士が藩内一の武芸者を上意討ちできるのか?)
「つゆのひぬま」(かなしみを抱いた男と女の最後の救い。)
「桑の木物語」(主君と固い絆で結ばれた元ご学友が、後年遠ざけられたのはなぜか?)

価格

897(税込)

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「山本周五郎名品館(文春文庫)」シリーズ作品一覧(全4冊)

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  • 文芸 おたふく 山本周五郎名品館I

    没後50年、いまもなお読み継がれる巨匠の傑作短篇から、沢木耕太郎が選び抜いた名品。
    山本周五郎の世界へ誘う格好の入門書であり、その作家的本質と高みを知ることができる傑作短篇集の決定版!

    生涯、膨大な数の短篇を遺した山本周五郎。
    その大半がいまだに読み継がれ、多くの読者に愛され、また後進の作家たちに多大な影響を与え続けている。
    市井に生きる庶民の哀歓、弱き者の意地、男と女の不思議など、特に時代小説に傑作が多く、その数も膨大なものがある。

    山本周五郎作品に深く傾倒する沢木耕太郎氏が独自の視点と切り口で4巻36篇を選び、各巻の末尾に斬新かつ詳細な解説エッセイを執筆。
    第1巻は「一丁目一番地のひと」と題して、周五郎作品に登場する女性像を分析する。

    本書の収録作は以下の9篇。

    「あだこ」(絶望した武士を立ち直らせるけなげな娘)
    「晩秋」(仇である老臣の立派さ)
    「おたふく」(かわいい女)
    「菊千代抄」(男として育てられた君主の哀しみ)
    「その木戸を通って」(ふっと来て、ふっと消えた女)
    「ちゃん」(酔っ払いだが腕のいい職人の父親)
    「松の花」(妻に死なれて初めて知る妻の偉さ)
    「おさん」(自分の性に翻弄される女を追って)
    「雨あがる」(おおらかな浪人とその妻)

    価格

    897(税込)

    815円 (+消費税82円)

  • 文芸 裏の木戸はあいている 山本周五郎名品館II

    没後50年、いまもなお読み継がれる巨匠の傑作短篇から、沢木耕太郎が選び抜いた名品。
    山本周五郎の世界へ誘う格好の入門書であり、その作家的本質と高みを知ることができる傑作短篇集の第2弾!

    生涯、膨大な数の短篇を遺した山本周五郎。 その大半がいまだに読み継がれ、多くの読者に愛され、また後進の作家たちに多大な影響を与え続けている。
    市井に生きる庶民の哀歓、弱き者の意地、男と女の不思議など、特に時代小説に傑作が多く、その数も膨大なものがある。

    山本周五郎作品に深く傾倒する沢木耕太郎氏が独自の視点と切り口で4巻36篇を選び、各巻の末尾に斬新かつ詳細な解説エッセイを執筆。
    第2巻は「彼らを輝かせるもの」と題して、自らも尾崎四郎から「曲軒」とあだ名された周五郎の作品に登場する男女が貫く「意地」をキーワードに、その作品世界に迫る。

    本書の収録作は以下の9篇。

    「ちいさこべ」(大火の後、孤児を引き取り奮戦する大工とその娘)
    「法師川八景」(あえて未婚の母の道を選んだ女)
    「よじょう」(世間から宮本武蔵に敵討ちをすると誤解された男)
    「榎物語」(将来を誓った男をひたすら待ち続ける女)
    「裏の木戸はあいている」(貧民のための「救急箱」の存続が危うくなり……)
    「こんち午の日」(嫁に逃げられても年老いた義父母の面倒を見る男)
    「橋の下」(果し合いを前にした男に、ある「乞食」が語る話とは)
    「ひとでなし」(やさしい男とならずものの間で女は……)
    「若き日の摂津守」(生き残るために暗愚を装い続けた若殿)

    価格

    897(税込)

    815円 (+消費税82円)

  • 文芸 寒橋(さむさばし) 山本周五郎名品館III

    没後50年、いまもなお読み継がれる巨匠の傑作短篇から、沢木耕太郎が選び抜いた名品。
    山本周五郎の世界へ誘う格好の入門書であり、その作家的本質と高みを知ることができる傑作短篇集の第3弾!

    生涯、膨大な数の短篇を遺した山本周五郎。
    その大半がいまだに読み継がれ、多くの読者に愛され、また後進の作家たちに多大な影響を与え続けている。

    山本周五郎作品に深く傾倒する沢木耕太郎氏が独自の視点と切り口で4巻36篇を選び、各巻の末尾に斬新かつ詳細な解説エッセイを執筆。
    第3巻は「寒橋のまぼろし」。沢木氏の父の出生地であり、「寒橋」の舞台・旧小田原町(築地)に思いを馳せ、「さまざまな情が乱反射する、『情』の万華鏡とも言うべき」収録作の魅力を解き明かす。

    本書の収録作は以下の9篇。

    「落ち梅記」(武士の、同輩への友情と、許婚への断ち切れない愛情との葛藤)
    「寒橋」(女房から亭主への、また父の娘に対する「情」が交錯し意外な結末を迎える)
    「なんの花か薫る」(若侍をかくまった岡場所の女。シンデレラストーリーの結末は?)
    「人情裏長屋」(不意に託された赤ん坊に対する浪人の人情が愛情に変わっていき……)
    「かあちゃん」(裏長屋住まいの聖一家の究極の人情物語)
    「あすなろう」(女衒のような女たらしと目明しに追われる凶状持ちの会話の行方は?)
    「落葉の隣り」(親友の職人としての腕に惚れ込み、好きな女まで譲ったが……)
    「茶摘は八十八夜から始まる」(改易で岡崎藩にお預けとなった殿様の、相伴役を買って出た男)
    「釣忍」(恋女房と平穏に暮らすぼて振り定次郎が、じつは大店の勘当された息子だった)

    価格

    897(税込)

    815円 (+消費税82円)

  • 文芸 将監(しょうげん)さまの細みち 山本周五郎名品館IV

    没後50年、いまもなお読み継がれる巨匠の傑作短篇から、沢木耕太郎が選び抜いた名品。
    山本周五郎の世界へ誘う格好の入門書であり、その作家的本質と高みを知ることができる傑作短篇集の第4弾!
    生涯、膨大な数の短篇を遺した山本周五郎。
    その大半がいまだに読み継がれ、多くの読者に愛され、また後進の作家たちに多大な影響を与え続けている。
    山本周五郎作品に深く傾倒する沢木耕太郎氏が独自の視点と切り口で4巻36篇を選び、各巻の末尾に斬新かつ詳細な解説エッセイを執筆。
    第4巻(最終巻)は「悲と哀のあいだ」。山本周五郎と深い交流があった同時代の作家・山手樹一郎の「作家としての悲哀」を紹介し、同じように「かなしみ」を表すが微妙に意味合いの異なる「悲」と「哀」が、周五郎作品でいかに描かれたかを分析する。

    本書の収録作は以下の9篇。
    「野分」(江戸っ子の老人の意地が生み出してしまう孫娘のかなしみ。)
    「並木河岸」(子供を持てない夫婦の行き場のないかなしみ。)
    「墨丸」(養家で育った娘とその家の息子との何十年にも渡る交情。)
    「夕靄の中」(かなしみが新しい人間の関係を生み出す不思議。)
    「将監さまの細みち」(岡場所の女の消えそうで消えないかなしみ。)
    「深川安楽亭」(はぐれ者たちが集う居酒屋での群集劇。)
    「ひとごろし」(臆病者の武士が藩内一の武芸者を上意討ちできるのか?)
    「つゆのひぬま」(かなしみを抱いた男と女の最後の救い。)
    「桑の木物語」(主君と固い絆で結ばれた元ご学友が、後年遠ざけられたのはなぜか?)

    価格

    897(税込)

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