ときめきのジン4

相性占いの結果が芳しくなく、聖子はしばらくジンと会うのはやめると宣言した。それを知った三条は、2人が別れたと学校中に噂をばらまき、聖子に近付くチャンスを伺い続けた。二人の前にさまざまな障害が立ちはだかる中、一体この先どうなってしまうのか――?!

高校3年生になったジンと聖子は、それぞれ別の進路に向けて歩みだす。クラスも違えば気持ちも離れていき、互いが寂しさを別の相手で埋め始めた。惚れっぽい性格のジンは、聖子と島田みゆきのどちらが好きか悩むだけ。一方の聖子は、ジンとの別れを決意し、泣きながら芹沢の胸に飛び込んで…。

家族に行き先も告げず、京都行きの新幹線に飛び乗ったジンと聖子。2人で巡った京の街並みや寺社仏閣は、親、学校、将来のことなど煩わしいことを忘れさせてくれる。そして子どもが生まれた同い年の朝美と再会し、母親の責務を全うするその姿を見て、聖子は尊敬の念を抱きつつ、自分たちの幼さを痛感するのであった…。

朝、目が覚めるとジンはまさかのフランスに?! 夢だとわかっていてもブロンドヘアーの女の子と×××してみたい! だけどフランス人のあまりの積極さに怖気づき、結局落ち着くのは聖子にそっくりで内気な女の子・フランソワで…。パリの街を満喫する2人は、いつものジンと聖子の仲睦まじい姿と重なって見えて――。

親戚から1週間だけマンションの留守番を任されたジン。一人で自由な暮らしができると思っていたが、料理はできないわ、朝寝坊をするわ、しょっぱなから散々な目に。だけど聖子が自由に遊びに来れるのは楽しみで仕方がない! ようやく誰にも邪魔されずに2人だけの時間に浸れるかと思っていたら、いい雰囲気にも関わらず聖子の口からは「帰る………」の言葉が?!