2017年のBOOK☆WALKER大賞および各賞が決定しました。
今年は6作品+同人誌・個人出版1作品が受賞に!
皆様からの支持を最も集めた大賞作品は果たして?
幼女戦記
著者:カルロ・ゼン イラスト:篠月しのぶ
KADOKAWA / エンターブレイン
授賞理由
“幼女”というタイトルの持つ柔らかな響きからは想像もできない、ハードな内容の本格戦記小説として幅広い読者層を魅了してきた本作が大賞に輝きました。
昨年初旬に放映されたTVアニメは大ヒットし、さらには劇場アニメ化も決定!
多数のメディアにて支持を拡大し続ける様は、まさしく「“幼女”の皮をかぶった化物」です。
この度はBOOK☆WALKER大賞との事で、大変光栄な思いです。
『幼女戦記』は自分の楽しいと思うのを好き勝手に書いていました。さながら、頑固なラーメン屋のおやじとして「これを喰え! 喰ってくれ!」という感じに。率直に言って大勢の方に手に取り読んでもらえるだけで望外の喜びでした。そこに加えて人生初の大賞、感慨深い限りです。
幼女戦記を世に出すに際し、お力添えを頂いたすべての皆様、そして何よりも読者の皆様に心よりお礼申し上げます! ありがとうございました! 今後とも、どうぞ、宜しくお願い致します!
・こんな上司の元で働きたいと思える素晴らしい作品!
・大判のノベルには手を出すまいと思っていた己の掟を破らせた一冊。
・読んで後悔なし!
転生したらスライムだった件
著者:伏瀬 イラスト:みっつばー
マイクロマガジン社
授賞理由
異世界への“転生”を題材とした作品の中で、モンスターに“転生”した作品の先駆けといえば本作。
最弱キャラの印象の強いスライムに転生してしまった主人公が、特殊な能力を駆使して成り上がっていくサクセスストーリーは非常に痛快です!
3月のライオン
著者:羽海野チカ
白泉社
授賞理由
笑えて泣ける深いストーリーが多くの読者を惹き付け、BOOK☆WALKERマンガ賞を受賞。実写映画の公開、TVアニメ第2シリーズの放映と、まさに『3月のライオン』イヤーだった2017年。実際の将棋界でも中学生棋士が活躍したことで話題となった「将棋」をテーマとしたマンガである本作品の、今後の展開に期待大です。
ヲタクに恋は難しい
著者:ふじた
一迅社
授賞理由
隠れ腐女子と重度のゲームオタクの男性という、オタク同士の不器用な恋愛模様を描く『ヲタクに恋は難しい』は、イラスト投稿サイトで発表されるやまたたくまに話題を呼び、「次にくるマンガ大賞」や「このマンガがすごい!」といった数々のマンガ賞を受賞、2018年春からアニメ化も予定されている超人気作品です。
BOOK☆WALKERでも、本来女性支持の高い作品でありながら、男性ユーザーが7割近く占め、男女ともに幅広く受け入れられるマンガであることが証明されました。
気になりながらまだ読んでないという方、これを機会にぜひご覧になってください。
いまさら翼といわれても(古典部シリーズ)
著者:米澤穂信
KADOKAWA / 角川書店
授賞理由
BOOK☆WALKERで根強い人気を誇る「古典部」シリーズ待望の最新刊。
シリーズ1作目の『氷菓』も実写映画が公開され、本作のさらなるファンも急増しました。
相変わらず“省エネ”の奉太郎と“知りたがり”の千反田えるから今後も目が離せません。
竜の飼い方教えます
著者:砂虫 隼
まるかふぇ電書
授賞理由
著者の砂虫氏はコミティアなど同人誌即売会の常連サークルです。
今回受賞された作品は、1997年から現在まで20年以上描かれている作品で現在24巻まで即売会で販売しており、2017年春からBOOK☆WALKERでも電子配信が始まりました。
可愛らしい絵柄、伏線のあるストーリー、買い求めやすい価格などもあり、読者投票で人気になったかと思います。
今後も続くシリーズにご期待ください。