HARTA COMIXレーベル誕生記念 ハルタで学ぶ漫画のすごさ

『乙嫁語り』『ダンジョン飯』『ヒナまつり』など、漫画読みをガツンとうならせる「おもしろい漫画」を生み出し続ける魅惑のコミック・ブック「ハルタ」。
漫画表現を追求し続ける「ハルタ」の作品を通して、あらためて「漫画のすごさ」を学びます。
さらにレーベル誕生記念として、30~60%OFFの特別価格も実施中。これを見逃す手はありません!

すごい漫画紹介!

乙嫁語り
著者:森薫

乙嫁語り

乙嫁語り

1巻30%OFF

ここに凄さを感じた!

無言でたたずむ背中が語るカルルクへの想い

12歳の少年・カルルクの元に嫁いだ遊牧民の娘・アミル。風邪を引いて寝込んだカルルクを心配して、そばでずっと看病を続けたアミルは、彼の苦しそうな寝顔を見ながら、不安のあまり思わず涙ぐんでしまいます。アミルは何かを叫んだり、激しく心情を吐露したりはしません。しかし無言で枕元にたたずむ彼女の背中は、どんなセリフより雄弁にカルルクへの想いを語っています。静的な表現の中で、漫画はここまで心の内を描き出せるのです。

狼の口ヴォルフスムント
著者:久慈光久

狼の口ヴォルフスムント

狼の口ヴォルフスムント

1巻60%OFF
2~4巻30%OFF

ここに凄さを感じた!

諦観した悲しみの顔に伝わる運命の残酷さ

14世紀初頭、アルプス地方の関所「狼の口」を守る非情な番人と、そこを突破しようとする民衆との抗争を描いた本作。処刑された反乱軍の首謀者の娘である姫と、彼女を守る騎士。関所を抜けるため馬糞を顔にこすりつけ、大切な髪を切り男を演じる姫は、覚悟を決めた顔で、従者の騎士に未来の話をします。しかしその言葉を受けた男の、何とも言えない表情。笑うでも怒るでもなく、何か諦観した悲しみだけが伝わってくるこの表情が、「狼の口」の恐ろしさ、そして彼らを待っている運命の残酷さまで伝わってきます。

星屑ニーナ
著者:福島聡

星屑ニーナ

星屑ニーナ

1巻60%OFF
2巻30%OFF

ここに凄さを感じた!

ロボットが人間に。表情の違いに愛を感じる

『星屑ニーナ』は、女子高生のニーナと、彼女を慕うロボットの星屑クンによる愛の物語です。ピノキオの物語と同じく、星屑クンはニーナを愛するという夢のために人間になります。そして人間になった右のコマでは、ロボットだった時の彼の異質さや、心の読めなさがすべて消えています。でも間違いなく彼が同一人物だというのはわかります。絵で、ここまで描き分けが成されることに、人が作り上げた表現技術への強い畏怖すら覚えます。

世界八番目の不思議
著者:宇島葉

世界八番目の不思議

世界八番目の不思議

1巻60%OFF

ここに凄さを感じた!

漫画には偶然は無く、すべて作者による必然である

毎回ちょっと変な話をオムニバス形式で描いていく『世界八番目の不思議』。この回は、大きいお友達と呼ばれる、大人の女児向けアニメファンのしょうもなさと葛藤を描いた素晴らしい回ですが、最後、作中の女児向けアニメファンに対して熱く説教するのが、同じファンの“女児”というのがたまらないです。想像上のパンツの尊さを語る女児自身のパンツは、たとえこのアングルでもけっして見せないという徹底ぶり。漫画には偶然は無く、すべて作者の強い意思による必然であるということをあらためて理解します。

ジゼル・アラン
著者:笠井スイ

ジゼル・アラン

ジゼル・アラン

1・2巻30%OFF

ここに凄さを感じた!

「うれしい…」表情の裏にある大人の女性の複雑さ

頭が良くて度胸もあり大人顔負けの活躍をする“何でも屋”のジゼルですが、ストリップ小屋の花形コレットのショーを見て、きれいだと目を輝かせます。しかし、ストリップがただきれいで美しいだけのものではなく、まず男達の欲望の受け皿であることを、大人たちは知っています。「うれしい」と答えながら、コレットの胸の内にどんな気持ちがうずまいていたのか。ストリップの本当の目的も知らず、素直な賞賛を浴びせるジゼルを覗き込むコレットの表情は、「羨望」なのか「嫉妬」なのか。言葉では説明できない何かを、漫画は雄弁に語ります。

ハルタで学ぶ漫画のすごさとは?

KADOKAWAからあらたに「HARTA COMIX」というレーベルが誕生します。「ハルタ」の言葉の意味と命名の思いを編集部はこう語っています。

ハルタはインドネシア語が語源です。
財産、プロパティー、宝物という意味です。
新しい漫画、
新しい刺激、
新しい読書体験を読者たちに届けたい!
そういう思いでつけた名前です。
 
インドネシアは、我々からすると馴染みの浅い地域ですが、しかし僕らの孫、ひ孫の世代には島国どうし友好を築き理解の進む地域であるでしょう。
その、日本←アジア時代を先駆けて、漫画誌のタイトルに、よく知った言葉があれば、未来の日本人は一歩だけ友好を歩み出しやすいですよね!

漫画はコマと呼ばれる絵に、吹き出しと呼ばれるセリフを付けることで物語を描くものですが、ときに絵はセリフ以上に雄弁にいろんなものを語ります。

ハルタの漫画は、特にその絵による情報量が濃厚です。ただの人の顔の絵でも、そこから喜怒哀楽で分類しきれないあらゆる情報があふれ出してきます。

ハルタの漫画なら、たとえ日本語を知らないインドネシアの人たちにだって、伝わるかもしれない。そう思います。

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注意事項

  • 本キャンペーンの期間は日本標準時(Japan Standrd Time)の時間です。

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