コマでさくっとチェック!スタッフおすすめの『今読んでほしい新作マンガ』

2018年4月10日更新 担当:コミタンM

キャッチャー・イン・ザ・ライム

ほとばしる青春をラップにノセて歌いあげろ!

ラップといえばリア充。ラップといえばオラオラ系。言葉の定義はともかく、ラップとか根暗でコミュ障で社会不適合な人たちとは、もっとも遠い言葉だと思っていました。

ところが今作の主人公である高辻皐月は、メガネ、黒髪ロングで、引っ込み思案の根暗女子高生。

さらに彼女をラップバトル部に誘った同級生、レンも表面的には明るくやってますが、家庭環境など裏ではいろいろとありそうです。

でもそのレンが言います。

「“何かになりたい”ためのHIPHOPじゃねえ!!隠してる自分の“何か”を晒せっ!!」

本当はラップは、コミュケーションがうまくできない人にこそ、大きな武器となるものだったのです。

韻を踏むというルールの中で紡ぎ出す言葉が、音楽に乗ることで自分の隠れた思いをさらけ出していきます。

この作品で彼女たちが作る部活が、ただのラップではなく“ラップバトル部”なことも、大事な要素です。バトルだからこそ、彼女たちはより強制的に、無理やりひねり出してでも、言葉を吐き出さないといけないからです。

青春の光と闇に彩られた、魂の開放。リリックなテーマをラップにノセて、どえらい物語が送りつけられてきました。

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