体操のお兄さんが教えてくれる社会のウラガワ
その人のとる行動や態度が爽やかであればあるほど、優しそうであればあるほど、何か裏があるんじゃないか、本音を隠してるんじゃないか、と疑ってしまうのが人の性(サガ)です。
そんな爽やかで優しそうなイメージを煮詰めて固めたような職業が、教育番組に出てくる体操のお兄さんや、歌のお姉さんではないでしょうか?
ですが、今作の主人公である“うらみちお兄さん”は、裏の顔や本音がだだもれの人なんです。爽やかで、優しそうなイメージなのに、裏も本音も隠さないんです。
「大人になったら自分で泣きやまないと、誰もいないいないバァなんてしてくれないんだよ」
「ノリ気じゃないことにも全力で取り組むその姿勢、就職活動の時とか絶対に役立つから」
「いいこともないからせめてニコニコくらいはしてるんだ」
幼い子どもたちに、容赦なく社会の真実やリアルを叩き込んでくるスタイル。うらみちお兄さんはとっても教育的です。