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『特選小説(文芸・小説、実用)』の電子書籍一覧

1 ~60件目/全301件

  • シリーズ3冊
    110(税込)
    著:
    藍川京
    レーベル: 特選小説
    出版社: 辰巳出版

    奥山は10年ぶりに穂乃香と再会した。スマホに気を取られていた彼女と偶然ぶつかったのだ。かつて奥山は妻子がいることを隠さずに彼女と甘美な関係を築いていた。しかし、突然、「結婚します」と別れを告げられたのだ。穂乃香も今は30代後半。さらに色っぽくなっていた。食事の約束を交わすと、彼女は人妻らしくモスグリーンのワンピース姿で現れた。料亭で会食し、薄い紅を塗った穂乃香の唇が動くのを眺めながら、かつて肉茎を頬張らせたことを思い出す。卑猥な姿やあえぎ声、会館に溺れる表情まで蘇ってきて、興奮を覚えた。彼女も気持ちは同じだったようで、遅れてホテルの一室にやってきた。奥山はドアを閉めた瞬間、唇を重ねる。3人まで泊まれる広いトリプルルームであの頃のように激しく求め合う。彼女が急に別れを告げた理由を知った奥山は……。
  • 110(税込)
    著:
    雨宮慶
    イラスト:
    星恵美子
    レーベル: 特選小説
    出版社: 辰巳出版

    綾野雅人は大学3年生の童貞。松尾家の小学5年生になる息子の家庭教師として、週3回通っていた。一家は3人家族で、妻の暎子は36歳。かるくウエーブがかかったセミロングのヘアスタイルがよく似合う。そこはかとない色気のある容貌をしていて、プロポーションもいい。最近は流行りのミニスカートをはくようになり、綺麗な足が目について、雅人は興奮を抑えられずにいた。ある日、暎子が「綾野くんのお部屋にいってもいいかしら」と言ってきた。本当に訪ねてきた彼女は初体験の相手に立候補してきた。服を脱ぎ捨てた暎子はピンクの下着姿。しかもガーターベルトをつけていた。それだけで股間が苦しくなった雅人は初めてのキス、初めてのクンニ、初めてのフェラチオ、そして初体験を果たす。その後、雅人のアパートだけでなく、松尾家でも情事を重ね、彼女は淫乱の顔を見せ始めると……。
  • 110(税込)
    著:
    桜井真琴
    イラスト:
    中村成二
    レーベル: 特選小説
    出版社: 辰巳出版

    高坂瞬は大学卒業直後となる23歳の時に結婚。同級生の茜とのいわゆるデキ婚だった。おばあちゃんになった義母の雪絵はまだ42歳。切れ長の涼しげな目に、すっと通った鼻筋と上品な薄い唇。その名のとおり、雪のような白い肌にふんわりとウェーブしたミドルレングスの黒髪。落ち着いた大人の女性らしい所作は上品で、しっとりとした佇まいの和風美人だった。茜が子育てに追われている分、瞬は欲求不満を抱えていて、熟れた雪絵の体に目を奪われていた。ある日、妻の実家を訪れた際、小さい娘が服を引っ張ったせいで、雪絵のブラジャーと胸の谷間が覗けてしまう。娘がカットソー越しに義母の乳房に吸いつくのを見て、瞬は思わず勃起してしまった。その後、浴室で義母の下着を見つけた瞬。パンティに愛液のシミを発見し思わずオナニーに興じるが、そこに雪絵が現れて……。
  • 朋代と健太は、健太の父である敬文と3人暮らしだった。敬文は、朋代と健太のセックスを盗み見ては、健太のふがいなさを感じていた。大晦日の夜、健太は仕事で帰ってこられず、朋代とふたりの年越しとなり、炬燵に入ってテレビを見ていた。そのとき、朋代の指が敬文の股間に撫で回してくる……「お義父さま、今夜は健太の代わりをしてくれませんか?」年が明けて、夫婦に子どもができないのは健太に種がないからだと知った敬文は、驚きの決意をする!!
  • 110(税込)
    著:
    柏木春人
    レーベル: 特選小説
    出版社: 辰巳出版

    人妻・尚美33歳は、もう半年近く夫婦の営みがなかった。夫である和宏は浮気をしているのではないかと疑惑を抱きつつも、熟した体は火照ってしまい、疼きを自ら慰めるしかなかった。深夜、向かいマンションのベランダで煙草を吸っている大学生の伸一にわざと見せつけるように、カーテンを開けた窓に向かってオナニーを始める尚美。淫らな姿を見られていると思うと、恥ずかしながらも快感に全身が痺れてきて……。向かいのマンションの住人との触れ合うことのない秘密の情事が、エロティックに展開される新感覚官能ノベル! その後に若さあふれる伸一がとった驚きの行動とは!?
  • 110(税込)
    著:
    雨宮慶
    レーベル: 特選小説
    出版社: 辰巳出版

    「わたしの部屋でもう少し飲んでいかない?」。32歳の由香里は、職場の部下である深井を自分の部屋へと誘った。素直で仕事熱心、しかも童貞だという彼に、昔の恋人の面影をだぶらせていた。深井はおずおずと由香里の乳房を揉みはじめる。欲求不満の熟れた身体はすぐさま火がつき、下半身がうずきだす。この日のために用意したTバックは早くも汁を含みヌレヌレに。すぐさま侵入してきた若い男根に、童貞とは思えぬ力強さを感じ、由香里は絶頂を味わってしまう…。
  • “女性作家が描く女性向けのラブストーリー”を10話収録!
    業界No.1誌『特選小説』がおくる、不貞行為を描いた官能小説集に、あなたもきっと虜になること間違いなし!!

    ※収録作品
    『雪の跡』花房観音
    『京都巡り合い』藍川京
    『甘く蕩けるイチゴ味』渡辺やよい
    『私、夫以外の男に抱かれます』深志美由紀
    『ぴらぴらのワンピース』南綾子
    『素顔はマスクの奥に』蛭田亜紗子
    『行きずりの旅人~銀山温泉の愉悦~』蒼井凜花
    『不倫中毒』大泉りか
    『妻のつとめ』小玉二三
    『わたしのはじめて』三津留ゆう
  • 大橋静香は26歳。短大の保育科卒で料理好き、大人しい性格で地味だけれど、清純で家庭的な人間だろうと会社内で思われていた。自分の理想像を勝手に押しつけて、しつこく付きまとってくる寺沢には辟易していた。静香が気になるのは同期の江上京介。いつも目で追っているが、まともに口を利いたことは3回しかない。彼は女をとっかえひっかえして遊んでいるという噂があるが、自分は処女でつまらない女だと勘違いされていて、1回切りの相手にすらしてもらえないと諦めていた。しかし、静香の心の内は周りの想像とまったく違う。とんでもなくエロい女だったのだ。どんな時でもいやらしい妄想ばかりしていて、さっき京介を目で追っている時はレイプされる想像をしていた。オナニーもよくするし、これまで壊してきた玩具の数は20はくだらない。押さえてきた気持ちが爆発し、京介を一方的に……。
  • 110(税込)
    著:
    早瀬真人
    イラスト:
    佐藤ヒロシ
    レーベル: 特選小説
    出版社: 辰巳出版

    星崎竜太は大学4年生。卒業後は上京することが決まっている。アパートの隣部屋には、30代の夫婦が住んでいて、夫の津崎修也は建築会社の現場作業員、妻の今日子はスーパーで働いていた。夜の営みが激しすぎて、声が漏れ聞こえてくるのが夫婦の欠点だが、2人は竜太を弟のようにかわいがってくれた。今日子は癖のないセミロングの黒髪、涼しげな目元、小さな鼻にふっくらした唇が魅力的で、品のある容貌と肉感的な身体つき……特にその美しいお尻に童貞の竜太は魅了されていた。別れが近づいたある日、部屋に呼ばれて2人と酒を飲むことに。途中で修也は酔って寝てしまう。この日もあの尻にどうしても目がいってしまう竜太。酔った勢いで童貞だと告白すると、「就職祝い、まだしてなかったわね」と今日子がいきなり唇を重ねてきた。お尻を見ているのに気づいていたというこの人妻は……。
  • 110(税込)
    著:
    八神淳一
    イラスト:
    小玉英章
    レーベル: 特選小説
    出版社: 辰巳出版

    吉岡行雄は50歳の独身。出世を諦めた万年係長だ。ママ目当てで通い始めた馴染みのスナックで、30歳のOL・花村知花と知り合った。3ヵ月前に婚約したと話してはしゃいでいたが、最近は表情が冴えない。「私、いったことがないんです」と悩みを告白してきた。婚約者相手でもいけず、一生いけないまま人生が終わるんじゃないかと思い悩んでいるらしい。自分は服を脱がず、エッチなしで「いかせてあげるよ」と約束した行雄。この何気ない言葉が2人を年の差婚へと導いていく。冗談のつもりだったが、実際に2人でホテルへ行くことに。知花は紺のジャケットに紺のスカート姿。ふくらはぎは、ストッキングに包まれている。胸はお椀型の巨乳だ。熱心に愛撫されたことがないんじゃないかと考えた行雄は、しつこくクンニすればいかせられると思っていた。しかし、実際に舐めてみると……。
  • 藤堂淳は25歳。仲が悪い5歳年上の兄・武雄が実家に連れて来た彼女を見て驚いた。高校時代の同級生・須賀ゆきだったのだ。当時、淳は優等生で可憐だった彼女に告白するもフラれてしまった。その直後に引っ越してしまい、音信不通だった。まさかの再会に落ち込んだ淳だったが、ある日、ゆきが突然、自宅のマンションを訪ねてきた。兄が女性と電話していたのを聞いてしまい、浮気を疑って相談に来たという。最近はセックスもご無沙汰らしい。2人は真偽を確かめるべく、一緒に武雄を尾行し、チェーン店のレストラン、そして水族館へ。尾行なんて無ければデートのような時間だったが、武雄の浮気は決定的だった。淳の部屋にやってくると、いきなりゆきが抱きついてきた。激しいディープキスに興奮しながらも戸惑う淳。すると、ゆきが武雄と付き合うようになった理由を明かしてきて……。
  • 110(税込)
    著:
    葉月奏太
    イラスト:
    柳橋マンドレ
    レーベル: 特選小説
    出版社: 辰巳出版

    兵藤竜助は40歳。児童養護施設育ちで天涯孤独の身だったが、暴力団丸川会の若頭・戸崎寛人に拾われる。その後、舎弟として、殺しを担当していた。しかし、1年前、跡目争いに巻きこまれてしまう。寛人の妻・美咲と竜介は死んだことにされて、逃亡生活に突入。その最中、寛人は凶弾の餌食になり、命を落としてしまった。未亡人となった美咲は37歳。彫刻のように整った顔立ちで、アーモンド形の目は湖のように澄んでいる。抜群のプロポーションを誇り、男を惹きつける強烈なオーラを全身から放っている。2人は東北に逃れて潜伏してきたが、仇討ちを決意して東京に舞い戻ってきた。この1年間、喪に服してきた彼女はいつも黒いワンピース姿。自分が仇を取ると言い張る美咲を必死に説得する。子供のように泣きじゃくる彼女を抱きしめると、2人は互いを求め合って……。
  • 110(税込)
    著:
    乃坂希
    イラスト:
    中村成二
    レーベル: 特選小説
    出版社: 辰巳出版

    沼袋育三郎は元AV男優であり、元ハメ撮りAV監督の47歳。女性を感じさせることに夢中になりすぎてしまい、世代交代などもあって失業。今は昔馴染みの占い師・上川名ナオミに頼んで、個人向けの占いに付随する恋愛や性の悩みに関するメールサービスや出張セックス部門に参加している。相手は人妻やキャリアウーマンだ。今回のお相手は32歳の女医・吉野美智子。メールのやりとりをする限り、被虐願望のあるようだ。外見はつんと澄ました知的美人。身長168センチで、ショートカットの黒髪をしている。黒のニットセーター越しでもわかる華奢な背中と腰のくびれが色っぽい。下のジーンズに包まれた桃尻は、上半身とは不似合いなほど発達している。シティホテルで対面。彼女の欲望を解放されるべく、黒いシルクのスカーフで目隠しすると、手首と足首を革の拘束具で繋いで、M字開脚させ……。
  • 110(税込)
    著:
    青橋由高
    イラスト:
    東克美
    レーベル: 特選小説
    出版社: 辰巳出版

    岩本勲は41歳の新婚。27歳の若手社員・青葉から猛アタックを受けて、先々月に結婚したばかりだ。彼女は清楚な雰囲気と柔和な性格で社内外にファンの多く、笑顔がトレードマーク。長く艶やかな黒髪がよく似合う。「弱みを握って結婚したのでは?」という疑惑の声が上がったが、ちゃんとした理由がある。青葉は枯れ専……いわゆる枯れた異性を好む嗜好の持ち主だったのだ。おじさんのシワや白髪、加齢臭まで好きなほど。理想は還暦になった勲だという。会社でわざと残業を押しつけられた勲が自宅に帰ると、迎えてくれた青葉は疲れた顔を見られて嬉しそう。「新婚ならば、ご飯よりお風呂より、妻が先では?」と迫ってきた。勲はなんとかシャワーを浴びることだけを了承してもらうが、出ると青葉は裸エプロンで待ち構えていた。勲が仰向けで寝かされると、彼女が上になって……。
  • 110(税込)
    著:
    小玉二三
    イラスト:
    小嶋保
    レーベル: 特選小説
    出版社: 辰巳出版

    榎木直太は37歳。過去に何人かの女性と付き合ってきたが、必ず何回か肉体関係を持つと、決まって直太のもとを去ってしまう。ずっと不思議に思ってきた。ある日、75歳の父親が骨折したと聞き、実家を訪れる。2年前に母が亡くなり、今は独り身のはずが、見知らぬ女性が出迎えてくれた。彼女は元介護師の綿貫優美。母親も世話になっていたという。40歳は過ぎていて、子供もいるようだが、ニコニコしていて、感じがいい。クリッと丸い目が可愛く、低めの鼻は愛嬌がある。白髪隠しのためか、髪は明るく染めているが、口調も物腰もキビキビとキレがあるので、とても若々しい。翌日、風呂場で父が優美を愛撫する姿を目撃してしまった直太。人妻の熟れた体を想像して、たまらずオナニーにふける。そこに突然優美がやってきた。「ねぇ、私にもやらせてくれる?」。彼女は直太のペニスに執着してきて……。
  • 澄子は36歳の元SM嬢。思春期から興味を持った。性質的にはM女だが、成り行きで女王様となり、人気を博したが、Mとして身を任せたいご主人様とは出会えず。一回り以上年上の勝正との交際が始まると足を洗い、8年前に結婚。SMの仕事をしていたのは夫に秘密にしていた。ある日、勝正が手首を拘束したいと言い始める。あまりにぎこちない手際をじれったく思う澄子。それでもS男としての可能性を感じ一計を案じる。SMクラブ時代の友達に力を借り、ウェブデザイナーとしての経験を活かして、突貫工事ながら見事な初心者向けSM講座のHPを作った。インターネットに詳しくない夫のスマホに、捨てアカウントから誘導メールを送ると、勝正は興味を示してきた。それどころか、直接返信メールで質問を送ってくる。澄子は正体を隠し、メールで夫を自分好みに調教していくが……。
  • 坂下宗也は35歳。4つ年下の妻・沙里とは結婚して3年目になる。栗色のセミロングの髪をゆるく内向きにカールさせた癒し系の雰囲気で、歳相応にむっちりと熟れた肉感溢れる肢体が魅力的な女だ。しかし、幾度も体を重ねるうちに刺激が薄れて、マンネリ気味になっていた。そんな時、隣室に住む41歳の鮫崎からスワッピングを提案される。夫婦交換に最初は難色を示した宗也。しかし、鮫崎の妻・真菜香が19歳の女子大生と知って俄然やる気になった。彼女は流れるような黒髪を片側に大きく垂らしていて、色気と溌剌した若さの同居した妖しい魅力を持っていた。鮫島の部屋で食事を取り、いよいよスワッピングへ。無我夢中で若い体を堪能し、ゴム無しの挿入で快感に溺れる。果てた後、若々しく屈強な鮫島と沙里の激しい情交を見て嫉妬してしまう宗也。それから沙里の態度がよそよそしくなり……。
  • 110(税込)
    著:
    真島雄二
    イラスト:
    Hatzy
    レーベル: 特選小説
    出版社: 辰巳出版

    山村恭介は26歳。書店でバイトをしている。以前から年上に惹かれる傾向にあり、人妻だと知りながら、32歳の書店社員・川上綾乃に魅了されていた。クール系の美人で、制服のタイトなスカートに覆われた丸尻が魅力的だった。もう1人、恭介が気になっているのは常連客の谷岡雪恵。30歳の専業主婦で、綾乃と違い、可愛い顔立ちの温和な性格。丸みを帯びた体つきで顔に似合わず巨乳だった。ある日、雪恵がたくさんの本を購入したため、自宅のマンションまで運ぶことに。夫が不在ということで、部屋に上がらせてもらう。ねぎらいの言葉をかけてくれた彼女はアイスコーヒーを出してくれたが、手を滑らせ、恭介のズボンにかかってしまった。「ズボンが濡れちゃったね。脱いだほうがいいかも」。あれよあれよという間に、彼女にズボンを脱がされると、トランクスもズレてしまい……。
  • 110(税込)
    著:
    霧原一輝
    イラスト:
    小嶋保
    レーベル: 特選小説
    出版社: 辰巳出版

    逸見雄一は45歳。建築資材会社で営業部の課長をしている。7つ年下の妻・倫子とは職場で知り合い、10年前に結婚。今は小学3年生の娘もいる。夫婦関係は良好で2週間に一度のセックスは欠かさなかったが、新型コロナのせいで全てが変わってしまった。倫子の潔癖症が顕著になり、ベッドは別々になって、夜の営みも拒否された。最初は我慢できたが、コロナ禍は収束せず1年が過ぎた。オナニーでは収まらないし、風俗は怖すぎる。性欲の強い雄一は限界を迎える。お気に入りの女子社員をことあるごとに食事へ誘うと、空振りが続いたが、ある日、26歳の若手社員・木本彩奈が乗ってきた。『総務の花』と呼ばれている、明るく溌剌とした子で、雄一も一度でいいからデートしたいと思っていた。食事の後、すんなりホテルへ。1年ぶりのセックスを前に、彼女の裸を見ただけで勃起した雄一は……。
  • 110(税込)
    著:
    渡辺やよい
    イラスト:
    佐藤ミホシ
    レーベル: 特選小説
    出版社: 辰巳出版

    永本大輝は40代の会社員。ドイツ出向から半年ぶりに帰国して愕然とした。3ヵ月前に大学時代のラグビー仲間・田代光司が亡くなった便りが届いていたのだ。送り主は妻の田代美優。大輝にとっては高校時代の彼女、そして上手くいかなかった初体験の相手だ。受験を前に関係は自然消滅し、大学で再会した時には光司と付き合っていた。有名な社会人ラグビー部にスカウトされて前途洋々の光司と就職活動に奔走していた大輝は雲泥の差で、美優への思いを引きずっていただけに打ちひしがれた。その後、風の噂で2人が結婚したことは耳にしていた。淡い記憶を思い出した大輝は、美憂のもとを訪ねる。ラガーマンとして活躍していたと思っていたが、光司は途中で挫折。その後は荒んだ生活をしていたという。死の真相を聞いた大輝は、美優と初体験の時の失敗談で盛り上がり……。
  • 小橋初美は28歳。中堅美容機器メーカーで働いていて、広報課のチームリーダーに抜擢された。ロングヘアにスリムな肢体、涼し気な瞳が印象的なクール美人だと周囲からたびたび褒められる。取引先の男性から口説かれることもあるが、失礼のないようにかわし、仕事に没頭する毎日だ。1年前に彼氏と別れて以来、すっかり恋に臆病になった。23歳の妹が結婚すると聞き、実家にいるのが居心地悪くなり、現実逃避のために温泉へとやってきている。そんな旅先で、30歳前後と思われる幸人に声をかけられた。写真のモデルになったのをキッカケに意気投合。2人で足湯に入る。偶然にも同じ宿に泊まっていることが発覚し、食事も一緒に取り、心地良く酔った。幸人が冗談っぽく貸し切り風呂に誘ってくる。「ご一緒します……一夜限りの恋人っていうのも、素敵じゃないかしら」。大胆になった初美は……。
  • 110(税込)
    著:
    美野晶
    イラスト:
    東克美
    レーベル: 特選小説
    出版社: 辰巳出版

    中川尚太は26歳の営業社員。マイペースに仕事をしていて、営業成績はちょうど真ん中ぐらい。28歳の女主任・雪野理子が上司になってから、説教ばかりされていた。独身の理子は鼻が高くて瞳が大きく、整った顔立ちをした美人だ。全体的に細めなのに、出るところは出ているという素晴らしいスタイルの持ち主。ただ、仕事でやり手なだけでなく、気も強い。2人は大学時代、同じ写真サークルの先輩後輩だった。尚太は今でも当時モデルを務めていた理子が自分だけを呼び出して撮影させてくれたのか不思議に思っている。今やプライベートの会話も少なくなっていた。そんなある日、会社側の不備のため、出張先でツインルームに泊まることになった2人。風呂上がりに化粧をせず、浴衣姿になった理子を見て、気持ちを抑えられなくなった尚太は、突然キスをすると……。
  • 110(税込)
    著:
    香坂燈也
    イラスト:
    石川吾郎
    レーベル: 特選小説
    出版社: 辰巳出版

    弘樹は40代の独身中年。家飲みのバリエーションを増やそうと仕事帰りに料理教室に通い始め、50代後半の人妻講師・千津に心惹かれた。彼女は細面の和顔美人。唇だけはぽってりと厚い。そのアンバランスさが、落ち着いた雰囲気の人妻に、危うい色気を足していた。彼女に魅了されたのは周りの男性生徒も同様で、千津を誘っていたが、全てあしらわれていた。しかし、講習の最終日、弘樹は千津のほうから食事の誘いを受ける。背伸びして選んだイタリアンのレストランに現れた彼女は、普段の和装ではなく、落ち着いたブルーのワンピースで、髪をおろした初めて目にする洋装。エレガントな姿に弘樹は童貞のようにドキドキした。ほろ酔い加減で「冒険したい」と口にする千津。「先生……もっと、冒険をしてみませんか」と弘樹はラブホテルに誘う。閉経して夫とセックスレスだという彼女を……。
  • 110(税込)
    著:
    高杉圭
    イラスト:
    東克美
    レーベル: 特選小説
    出版社: 辰巳出版

    近藤透華は24歳。目は二重で、鼻筋も通っているが、もっさりとした黒のストレートヘアーに大きい黒縁メガネをしているからか、周りからは地味だと言われている。その評価とは裏腹に、体は肉感的で、スイカのような巨乳のせいで自分では足元が見えないほど。秘部の茂みは手入れしておらず、伸ばしっぱなしにしていた。男性と縁がない彼女の密かな楽しみは、オナニーをスマホで自画撮りすることだった。シャッター音がなるたびに声が漏れ、その写真を妹の夫である三原康司のLINEを送る妄想をすると、さらなる快感を覚える。禁忌的な興奮に身もだえしてきたが、ある日、絶頂に達した瞬間、手違いで本当に送信してしまった。すぐに削除しようとしたものの、既読がついてしまう。透華は直接会い、裸で自撮りをするのが趣味と弁明。だが、彼も巨根で妻とセックスができないという悩みを抱えていて……。
  • シリーズ6冊
    110(税込)
    著:
    睦月影郎
    イラスト:
    とやまみーや
    レーベル: 特選小説
    出版社: 辰巳出版

    20歳の時に交通事故を起こして10年間昏睡していた平山弘志。目覚めた後も仕事は上手くいかず、女性にはもてず、50歳にして平社員の童貞だった。しかしある日、交通事故を起こした際に、エイリアンから改造手術を受けて、地球上に子孫を残す役目を持った“マレビト”になっていたことを知る。会社でバイトしていた短大生・青井美穂の母親である39歳の美熟女・寿美枝から説明を受けたのだ。青井家では20年に一度客が来て、この家の女性と交わる風習があり、美穂を妊娠させてほしいと懇願された。本来の力を取り戻しつつある弘志は、初体験の相手を寿美枝に務めてもらうことに。着物を脱ぎ去り、一糸まとわぬ姿になった寿美枝は、透けるほどに色白なうえに見事な巨乳だった。髪をアップにして、微かな笑みを含んだまま、ゆったりと彼により添っている。熟れて豊満な裸体を見た弘志は……。
  • 湯島剣は54歳の探偵。子供の頃から松田優作のドラマ『探偵物語』に憧れて、40代で探偵業を始めた。スーツにソフト帽、サスペンダー姿で、乗るのは白いベスパ。『探偵物語』をそのまま真似て、美人探偵・栗原ひとみを相棒に、仕事に勤しんでいる。今回の依頼人は28歳の人妻・篠田涼子。髪型はボブヘア。奥二重の清楚な顔立ちで、白い貝殻のイヤリングを着けている。いつもタイトな服を着ていて、艶やかな体のラインが浮き出ていた。内容は夫の浮気調査。脇の甘い夫が若い女とラブホテルに入る姿をあっさりと写真で撮影し、証拠を得た。その写真を涼子に手渡すと、涙を流して嗚咽する。そして、「私を抱いて。メチャクチャにして。夫への仕返しよ」と迫ってきた。いきなりフェラチオされ、騎乗位に持ち込まれると剣は抵抗できない。ずっと気になっているひとみの顔を思い浮かべながら……。
  • シリーズ11冊
    110550(税込)
    著:
    安田理央
    レーベル: 特選小説
    出版社: 辰巳出版

    香奈は24歳。170センチの長身に加えてバストもヒップもボリュームあるゴージャスボディの持ち主だ。AVモデルの仕事と平行してSMクラブでも働いている。今日は週刊誌の袋とじ企画でラブホテルにいる。30分もあれば終わる簡単な撮影だ。「あたし、言葉責めに弱いんだ」そうつぶやく彼女に、カメラマンのポルカは、唇をそっと寄せた。「キス、大好きなの」彼女は唾液でびしょびしょになった唇をポルカに押し付けながら、さらに舌を絡めてくる……。アダルト業界で働く女たちのナマの声をもとにしたショートストーリー他5編を収録。
  • 平凡な人妻の亜紀子は、義父の他界により、夫の慎司の育った世田谷の実家に自宅を建てることになった。新居にお茶だしにいくうちに、17歳年下の若くて野性的な大工の小野に興味をもってしまう。というのも、小野の背中に彫りものを垣間見てしまったからだ。ある時、勇気をだして小野に彫りものが見たいというと、小野は自分のアパートでなら見せてくれるという。何かを期待しながら小野のアパートに向かう亜紀子に待ち受ける出来事とは…!
  • 34歳独身の里沙は、美人ではないが男好きのするタイプで、実際モテる。友人の容子も、結婚しておらず、妻子ある52歳の男と不倫中だ。容子には隠しているが、実は里沙も不倫中で、相手は坂本という41歳の男だった。「これは不倫なんかじゃなく単純なボーイ・ミーツ・ガール」と自分に言い聞かせる里沙。そんな彼女だったが、28歳の会社の部下浅海のことも気になっていた。打ち合わせで呑んだ帰り、浅海とホテルで関係を持ってしまう里沙。坂本と浅海、対照的な二人の男を手にしたオンナが下す決断とは?
  • 110(税込)
    著:
    室伏彩生
    レーベル: 特選小説
    出版社: 辰巳出版

    風俗好きの雅弘は、21歳の明菜と結婚した。明菜から風俗通いをやめるよう迫られた雅弘は、やめる条件として「君が風俗ワザを覚えて」と、うぶな明菜にパイズリなどを教え込む。さらに「パイズリ三千円…」など値段を決めて、やってもらった性戯ごとに妻に現金を渡し、それをマンション購入の頭金に貯めるようになる。明菜は素股、全身ナメなども覚え、性的にも開花していく。ある時など、教えていないアナルナメまで繰り出してきた。彼女はどこでこんなワザを覚えたのか? 夫の知らない幼妻の正体とは?
  • シリーズ3冊
    110(税込)
    著:
    大泉りか
    レーベル: 特選小説
    出版社: 辰巳出版

    32歳のまゆみが大吾にはじめて会ったのは、コンビニエンスストアのレジ待ちだった。弁当とおにぎり、さらにカップラーメンを持った姿に「男」を感じ、会ったその日に寝てしまう。恋人の智之とセックスレスで悩んでいたまゆみは、その後も大吾との関係を続けてしまい……。智之を大事に思う気持ちに偽りはないが、大吾とのセックスもやめられないまゆみ。ある日、ラブホテルでいつものように互いの体を貪っていると、大吾から真剣につきあってくれと言われて……。
  • 55(税込)
    著:
    松崎詩織
    レーベル: 特選小説
    出版社: 辰巳出版

    最愛の人である大崎の死後、会社を辞め、自殺未遂を犯した美恵子。美恵子が退院した日、宅配で小包が届く。大崎が生前に、初めてキスを交わした記念日にと贈ったピアスとニードルだった。「大崎さん、死んでも私のこと、苛めるんだね」大崎がかつて教え込んだように手錠をはめ、美恵子は耳朶に穴を開ける。激痛と拘束感が美恵子の身体に火をつける!! 美恵子と大崎、二人の恋の行き着いた先は……? 松崎詩織が描く衝撃の最終章!!
  • シリーズ3冊
    55(税込)
    著:
    草凪優
    レーベル: 特選小説
    出版社: 辰巳出版

    上田俊哉は、高校を中退し美容専門学校に通いはじめたばかり。そんなとき、近所に住んでいる幼なじみで、ふたつ年上の大学生・弘子が、彼氏にふられたから髪を切ってくれとやってくる。女の髪とうなじをこよなく愛する俊哉は、恍惚となって弘子の髪を切っていく。ところが、俊哉が最高にカッコいいと思ったショートカットを、弘子は、こんな頭では学校に行けないと言って泣き出してしまう。弘子をなだめるうちに、童貞の俊哉は、こみ上げてくる欲情をこらえることができなくなってしまい……! 気鋭の作家が描く、胸が切なくなる性春ラブストーリー!
  • シリーズ3冊
    55(税込)
    著:
    越後屋
    レーベル: 特選小説
    出版社: 辰巳出版

    31歳の主婦・椎名冴子は、近所の主婦仲間たちと温泉旅行に来ていた。彼女たちが旅館でマッサージを頼むというので、冴子も頼むことにした。やって来たマッサージ師は、田舎の純朴な男の子という感じの青年だった。うつぶせの状態でマッサージを受ける冴子。やがて男の手は性感帯である背中に。性感のツボを押された冴子は、体が火照り、淫らな吐息を洩らしそうになる。さらに指は腰まで下がり、その刺激は直接子宮にまで響いてきた。もはやマッサージ師の目は、狩人の目となっていた…。
  • 110(税込)
    著:
    雨宮慶
    レーベル: 特選小説
    出版社: 辰巳出版

    52歳の亀井は、デパートの生活用品売り場の担当課長。妻子のある身でありながら、部下で売り場主任の美和子と不倫関係にあった。高校生のひとり娘を女手ひとつで育てている美和子は、女としてまさに円熟の年の42歳。どんどん性欲が落ちている亀井とは反対に、自らセックスをしたい『しごろ』の時期をむかえていた。美和子の体を開発すべく、アナルに指をつっこんでみた。狂ったようによがる彼女の痴態を見て、亀井は3Pをしてみようと思いつく。仲間に加えようと考えたのは、美和子もよく知っている意外な人物だった!!
  • 時は江戸後期、朱房の十手を差して江戸の町を犯罪から守ってきた同心、山岡鉄蔵は、鰻屋の〈笹野屋〉をひいきにしていた。というのも、そこで働くお絹という未亡人に惚れていたからだ。だが、一見仲良く会話をしている二人の間には目に見えないわだかまりがあった。その理由は、彼女の亡くなった夫というのは罪人で、獄中で病死してしまったのだが、彼を掴まえたのが鉄蔵なのである。ある日、大坂からやってきたという行商人の優男、春弥になびくお絹を見て、妬く鉄蔵だったが、やがて今江戸で話題になっている人さらいの犯人として春弥を怪しむようになり……。果たして鉄蔵とお絹は互い抱く心の溝を乗り越えて結ばれることができるのか!?
  • 経営する旅行会社の業績悪化に、自殺を考えるほど追いつめられていた緒方浩一。途方もなく街を歩いていたある日、緒方は忘れもしないかつての恋人・奈央と再会する。大学時代、学生劇団の演出をしていた緒方と、主役として舞台に華を飾った奈央。人目もはばからず恋に落ちていった2人は、30年ぶりの再会で再び体を重ねていくのだが……。緒方は、奈央との思い出が蘇るほどに、忘れられないもう1人の女が頭をもたげていくのを感じていた。(後篇に続く)
  • シリーズ2冊
    55(税込)
    著:
    松崎詩織
    レーベル: 特選小説
    出版社: 辰巳出版

    美恵子は妻のいる上司・大崎と二人きりで会うようになって三度目の夜。銀座から美恵子のマンションがある小平までのタクシーの中、大崎に激しいキスを繰り返されながら、与えられる快楽に声を押し殺して震えていた。マンションに到着後、美恵子は大崎に今まで体験したことのない辱めを受けることに。後ろ手に身体を拘束され、快楽に堕ちていく美恵子。二人の行く末は幸福か、それとも……。
  • シリーズ3冊
    55(税込)
    著:
    橘真児
    レーベル: 特選小説
    出版社: 辰巳出版

    24歳の由梨絵は、OLを辞めて寿退社したばかり。しかし、幸せの絶頂にいるはすが、マリッジブルー状態だった。3ヵ月後の挙式を前に、婚約者の俊春が、仕事が忙しいという理由で式の準備をまったく手伝ってくれないのだ。由梨絵の我慢は限界にきて、ついに結婚を破棄すると俊春に告げてしまう。勢いでそう言ってしまったものの、どうしてよいかわからず、自宅マンションで泣き続けていたところ、突然、差出人不明の宅配便が届けられる。荷物の中身は……なんと野菜だった! いったい、誰が、なんの目的で!? 再びドアチャイムが鳴り、そこに現れたのは……!! ――連作短編全3部作。すべての作品を読むと、秘められた謎が解き明かされる!
  • シリーズ3冊
    110(税込)
    著:
    館淳一
    レーベル: 特選小説
    出版社: 辰巳出版

    初美は、ブルゴン商事で働いている24歳のOL。ある夜、彼女の住むワンルームマンションに、同期の瑛子が酔っ払ってあがりこんでくる。足元もおぼつかない彼女をベッドに寝かせ服を脱がせると、なんとスカートの下はガーターストッキングしかつけていなかった! しかも、お尻には無数の痣が――。いったいこれは? 翌朝瑛子にその理由を訊ねると、彼女はあっけらかんと、付き合っている男とスパンキングを楽しんでいるのだ、と答える。最初は戸惑う初美だったが、自らがガーターベルトをつけることを想像すると、子宮が疼いてしまい……。
  • 自転車屋で働く憲一は、自転車にのった女性のヒップを眺めるのが大好き。毎日通るOL、久子にはひときわ目を奪われ、日々その豊満なヒップを見つめていた。閉店間際のある夜、憧れの彼女がブレーキの修理のために店にやってきたのをきっかけに、憲一の平凡な生活は変貌を遂げる。彼女への近づきたさから、自転車を預かって修理し、翌日彼女の家まで届けに行くことを提案した憲一。そのお返しには、夢のような“お礼”が待っていた……!
  • 他人として愛し合う方が燃えるのは、なぜなのだろう――。痴話喧嘩の末、夫が家を出て行ってから半年。ある時、妻の麻由子のもとに、離婚届が郵送で届けられた。「会わないで済ませようなんてずるい」と反発する麻由子に、夫は渋々ひとつの提案を持ちかける。それは「結婚前に行った温泉旅館で離婚の調印式をしよう」というものだった! 昔の記憶を辿るように温泉に向かった二人。終わりを迎える夫婦だからこそ、達する究極の快楽がそこにあった!!
  • 長年勤めた会社をリストラになったタクシー運転手の車に、29歳の売れっ子女優の小坂雅美とマネージャーらしき女性が乗ってきた。聞き耳を立てていると、雅美が事務所から独立したいという話で揉めている。不機嫌になった雅美は、マネージャーをおろすと、運転手に一緒に野球を見に行こうと言い出した。運転手は、困惑しながらも東京ドームで試合を観戦することに。その後、欲求不満の雅美にホテルに誘われ関係をもつことに。さらには、女性マネージャーが現れ、女優のスキャンダル口止め料として言い出したことは……!
  • 24歳の姉の好美が、同じ会社に勤める同僚と結婚すると聞き、弟の優は途惑っていた。美人ではあるものの、姉には色気や、家庭的なところがまったく無いからだ。結納からすこし経ったある日のこと、好美から酔っ払って帰れなくなったので迎えにきてほしいと連絡がある。優が車で駆けつけると、そこには好美といっしょに友人の百合香がいた。酩酊した姉を先に自宅に送り、百合香の住むマンションへと向かうと、そこで百合香から、優に対する好美の本当の気持ちを告げられる。さらに、女の体を教えてあげると言われ……。
  • 33歳の主婦・有希子は、夫の体を気づかい野菜の煮物を作るが、彼はそんなもの食べられるかと机をひっくりかえし、ひとりで風呂に入ってしまう。そのとき突然、彼の携帯電話が鳴りはじめる。有希子が取ると、受話器の向こうから、夫と肉体関係があることを匂わす口ぶりの若い女の声が聞こえてきた。有希子は、たまらず家を飛び出す。行くあてもなく公園のベンチに座っていると、40代の見知らぬスーツ姿の男が声をかけてくる。セックスレスで熟れた身体をもてあましていた有希子は、彼の家だという段ボールハウスについて行き、そこで……。
  • SM女王として男を従える人妻・朱音。恥辱を与える快楽に溺れていた朱音だったが、ある日、その浮気現場を義理の息子に見られてしまう。義母の裏切りと不貞に逆上した息子は、朱音がいつも男に使っている縄で体を縛りはじめる。必死に抵抗し、許しを乞う朱音だったが、息子の荒々しくも執拗な攻めに、次第に痺れるほどの快感が体を伝っていくのを感じてしまう。母と息子――、屈折した愛情が禁断を犯すとき、二人は堪えがたい絶頂を迎えるのだった……。
  • 水産高校に通う正洋は、ある日、父親から祖父・洋三のもとへ封筒を届けるように言われる。洋三の家のチャイムを鳴らすが応答がない。家の中に入ろうとすると、シャワーの音と一緒に話し声が聞こえてきた。「さあ、吸ってもいいですよ」。その声は、祖父と再婚した45歳の花恵のものだった。後ろめたさを感じつつも風呂場を覗くと、老人の体の上に熟女の白くふくよかな肉体が覆いかぶさっているのが見える。なんと、祖父は花恵の乳首に吸い付いているではないか! 正洋は、なおもいけないものを見てしまい……。
  • 童貞の隆志は、人気メイド真琴の愛くるしい顔を見るために、メイド喫茶『グロリアーナ』へ足しげく通っていた。ある日、不審な男が店の前でナイフを振りかざし、真琴に襲いかかろうとしているのを目撃する。真琴を助けようと男に突進したところ、ナイフは隆志の左手を切り裂き、鮮血に驚いた男は逃げ出してしまう。助けてくれたお礼にと、真琴に連れられて向かった先は、彼女が着替えに利用している祐子という眼鏡美女が住むマンションだった。ふたりから手当をうけて気分がよくなったところに、祐子から真琴のとんでもない秘密を聞かされ……。
  • 大学1年生の康平は、アパート近くの小料理屋『瑠璃子』の暖簾をくぐりたいのだが、チェーン店の居酒屋にしか行ったことがなく、どこか気が引けて、ひとり飲みをする勇気がなかった。ある日、店先で女将である瑠璃子に声をかけられたことをきっかけに念願の店内へと入ることができた康平は、常連たちの話を聞いているうち、彼女が未亡人であるということを知る。ある日、瑠璃子の見せたわけありの涙に、慰めの言葉を探す康平だったが、人生経験の浅い彼には難しかった。その日、いつのまにか酔いつぶれていた康平は、店の奥の部屋に寝かされていて、気がつくと顔を火照らせた未亡人女将、瑠璃子がそばにやってきて……。
  • 27歳のOL・杉山華子は、三十路を目前にして結婚相手を見つけようと焦っていた。目下のところ狙っているのは、合コンで知り合った2歳年下の桧辰也。彼との大事なデートを控えたある日、華子は花粉症で鼻水が止まらなくなってしまう。病院で処方された薬を飲んだところ、症状はおさまったものの、下半身がムズムズし出して、デートどころではなくなる始末。なんでアソコが濡れているの!? 実は、薬には不思議な副作用があり……。
  • 37歳の宮森徹には、テレビの人気ニュースキャスターをしている2歳年下の美しい妻・祥子がいた。徹は刺激的なセックスを楽しみたいが、清楚な彼女にきらわれるのが嫌でそこまで踏み切ることができなかった。ある日、徹が居酒屋で呑んでいると、祥子の話題で盛り上がる学生達の声が聞こえてくる。「テレビに出ているように、メガネをかけたまま、夫のモノをしゃぶっちゃうとかさ」妻が、いやらしい目で見られていることに憤りつつも昂奮する徹。さっそく、番組収録から帰宅した彼女を、メガネをかけたさせたまま荒々しく剥き、欲望のままに抱くのだが……。
  • 結婚まで意識した元カレ、孝司に浮気をされ、不信感から別れを決意した菜摘。ストーカーじみた行動に出る孝司に不安を募らせながらも、新しい恋に心浮き立たせる日々を送っていた。合コンで出会った真哉はその1人。想いを募らせ、大胆にも、3つ年下の彼を家に誘う菜摘なのだが……。彼女に忍び寄る本当のストーカーがいることも知らず、真哉の愛撫に恍惚となっていく菜摘。そこには更なる快楽が待っていた――。
  • 21歳の篤志の勤めていた食品会社が倒産し、親戚がやっている植木屋を手伝うことになった。一生懸命働いていることが認められ、お得意先の四十路の熟女奈穂子にも気に入られることに……。庭木の手入れとは関係ない雑用なども任されるようになり、親密な関係になっていったある夏の日、ゆるい衿ぐりのTシャツの胸元を開き、甘酸っぱい体臭を漂わせ、白い乳肉を覗かせている奈穂子に、篤志は勃起してしまう。「わたしのせいで、こうなったの?」熟女の囁きに、篤志は先走り汁をこぼしてしまい……。
  • 20年ぶりに再会した高校時代の恋人・美月。転校によって別れたあとも、清楚な美貌を忘れられずにいた矢野にとって、美月との再会は心躍る出来事であった。6年前に夫を亡くした美月は、矢野に徐々に心を許し、いつしか2人は逢瀬を重ねる関係になっていく……。しかし、官能的な美月との交わりは、矢野にとって序章でしかなかった。美月の自宅で出会った娘・琴乃に、20年前の美月を重ねた彼は、やがて琴乃との禁断の妄想に囚われていく。そしてついに、矢野は大胆な行動に出るのだった……!
  • 美咲は、結婚生活10年目に入り、夫・邦久と小学3年生になる息子と3人でそれなりに幸せに暮らしていた。だが、ある日の朝、夫が携帯電話を忘れていることに気がつき、会社に電話してみると、なんと邦久は3ヵ月も前に退職しているという衝撃の事実を知る! 自分の父の親友である秀一郎が会長を務める大手自動車会社にコネで入社した夫だったが、美咲は子供の将来のため、再び秀一郎に夫の世話を頼み込む……。だが、秀一郎は夫の再就職を斡旋する代わりに、美咲に性奴隷としての『犬』になることを命じる。羞恥と屈辱に葛藤する美咲だったが、やがて被虐の快楽に目覚めてしまい……!!
  • やり手の敏腕弁護士として働く32歳の美由樹は、複雑な思いをいだいていた。今は亡き夫の書斎の引き出しから、彼がニューハーフと全裸でからみあう写真を見つけたのだ。しかし、1年前に交通事故で他界した夫に対して、怒りよりも、異様とも思えるその写真に妖しい昂奮を憶えてしまう自分がいた。ひとり身になって1年、セックスから遠ざかっていた彼女は、満たされない性欲で膨れ上がっていた。そこで、同じ事務所に勤める後輩の栗津を飲みに誘い、誘惑する。あの世にいる夫に見せつけるかのように若い男のペニスにむしゃぶりつく彼女だったが……。
  • 38歳で内科医の典世のところに、兄から突然の電話がかかってきた。「結城先生がクレブス(肺がん)になった……」結城は10年以上前に典世と付き合っていた男で、兄と同期の医学生だった。典世はやがて結婚するものと信じていたが、結城は都内の病院経営者の娘と二股をかけていて裏切ったのだ。あっさりと典世を振った昔の男に、今さら何ができるというの……。そう毒づきながらも、初恋の相手を見舞うため特急電車に乗り、かけつけた典世。しかし、病院で待っていたのは!?
  • 若さと美容の秘訣は濃厚なセックス――。8歳年下の男と不倫を楽しむエステティックサロンのオーナー、志麻子。快楽に溺れる彼女のもとに、ある日、顧客からのクレーム、訴訟をにおわす文書が届けられる。不審に思いながら過ごす中、預かり物を届けにきたホテルマンの名前が、かつて被害を与えてしまった顧客名と同じだったことに気づく! 被害者の兄を名乗る男に口止め料として弄ばれる志麻子。見ず知らずの男に体を預け、羞恥に悶えながらも、やがて志麻子は、その快楽の虜になっていくのだった……。
  • 110(税込)
    著:
    雨宮慶
    レーベル: 特選小説
    出版社: 辰巳出版

    32歳の人妻美佐は苦悩の面持ちでホテルに向かっていた。暗鬱とした気持ちの原因は、数日前に夫から告げられたひと言だった。「支店長と寝てくれないか」銀行マンの夫は先物取り引きで借金を作ってしまい、そのことを自分の上司に相談したところ、便宜を計るかわりに美佐の体を要求したきたというのだ。……ホテルに着くと、恰幅のよい脂ぎった顔立ちをした支店長の成瀬が白いバスローブ姿で現れた。おぞましい姿におののく美佐だったが、抱き寄せられ、クリトリスを撫でられると、熟れた三十路の体は、心とは裏腹に熱い汁をこぼしてしまい……。
  • 110(税込)
    著:
    雨宮慶
    レーベル: 特選小説
    出版社: 辰巳出版

    広告代理店で制作の仕事をしている沢崎は、12年ぶりに出席した大学時代のテニス・サークルの同窓会で、水原幸音と再会した。昔と変わらぬ美しいプロポーション、潤みを湛えた眼、そして、性器を思わせる厚めの唇――四十路をむかえた彼女は、女としてまさに熟れ時をむかえていた。後日、2人っきりになるために彼女を呼び出した沢崎は、口説いてベッドインに成功するが、彼女から驚くべき秘密を告げられて……。

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