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『ノンフィクション、角川文庫(実用、文芸・小説)』の電子書籍一覧

1 ~60件目/全73件

  • 「望郷の歌」が誕生して80年――ペギー葉山が目撃した歴史的瞬間とは。

    2017年4月に急逝した戦後日本を代表する歌手・ペギー葉山。
    愛した人々に見守られ、彼女は代表曲『南国土佐を後にして』の「譜面」を胸に抱いて天へ召された。
    彼女の人生を大きく左右することになった同曲のルーツは、戦争中に中国戦線の兵隊たちによってつくられた
    『南国節』にさかのぼる。
    元兵士が述懐する極限の戦場、生と死の狭間にいた若者たちが異国の地で故郷を忍び、
    家族に思いを馳せながら歌い継いだ「望郷の歌」は、同時に仲間への「鎮魂歌」でもあった。

    ペギーが、激戦に次ぐ激戦のさなかに生まれたこの歌に出会ったのは、偶然だったのか、それとも必然だったのか。
    「死」の4か月前、ペギーが筆者に対して語った数々の述懐は、その謎を解き明かし、はからずも彼女の「遺言」となった。
    自身もまた戦争に翻弄された少女時代を送ったペギーによって新たな「命」を吹き込まれた
    『南国土佐を後にして』が国民的なヒットとなったことで、新しい曲が発見された。
    そしてその曲が、東日本大震災の被災者たちを勇気づけ、大きな影響を与えていく。

    戦地の若者が口ずさんだ歌の誕生から実に80年近くを経ても、多くの名もなき人々が共鳴し合う奇跡の物語は脈々と続いていた。
    丹念な取材と構成で明かされる、忘れ去られていた日本人の優しき心とは――。
  • 1,210(税込)
    著者:
    下山 進
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    文庫版書き下ろし新章「レカネマブ開発秘話」400字×80枚を加筆!

    アデュカヌマブの崩壊から、レカネマブ執念の承認まで。両者の死命を分けたのは2012年から始まったフェーズ2の設計にあった──。当事者たちの証言によって壮大な物語が完結。
    物語は青森のりんご農家から始まる。陽子が、りんごの実ではなく、葉をもいで帰ってきたとき、一族のものたちはささやきあった。
    「まきがきた」
    遺伝性アルツハイマー病の突然変異解明からわかっていく病気のメカニズム。
    遺伝子の特定からトランスジェニック・マウスの開発。ワクチン療法から抗体薬へ――。
    患者、医者、研究者、幾多のドラマで綴る、治療法解明までの人類の長い道。
    解説・青木薫



    <文庫書き下ろし新章 目次>

    新章その1  オーロラの街で
    青森の一族同様、その北極圏の街で、代々アルツハイマー病に苦しむ一族がいた。その地を訪ねたスウェーデンの遺伝学者が全ての始まりとなる。

    新章その2 アデュカヌマブ崩れ
    アデュカヌマブはFDAで「迅速承認」というトラックをつかって承認される。が、承認直後から批判が噴出、議会調査も始まり、壮大な崩壊劇が始まる。

    新章その3 運命のフェーズ2
    2012年から始まったアデュカヌマブとレカネマブのフェーズ2の治験には実は大きな違いがあった。その年、エーザイにインド出身の統計学者が入社をしていた。

    新章その4  ショーダウン
    ついに「アルツハイマー病研究運命の日」が来る。「レカネマブ」フェーズ3治験結果。内藤晴夫はその日、携帯電話を枕元に置き眠りについた。米国からの報せはいかに? 

    新章その5 みたび青森で 
    連綿と続く遺伝性アルツハイマー病の苦しみ。レカネマブは希望の光となるか?

    他 プロローグ「まきがくる」からエピローグ「今は希望がある」まで
  • その島は、歴史の狭間に漂っていた。近現代史の縮図を征く珠玉の紀行ルポ!

    各紙誌で絶賛された新たな「宮沢賢治論」
    (『産経新聞』評者・江上剛氏、『河北新報』評者・土方正志氏、『毎日新聞』評者・池澤夏樹氏)ほか
    「『廃線紀行』に代表される鉄道紀行と『狂うひと』に代表される作家研究が融合しあい、比類のない作品が生まれたことを心から喜びたい」原武史氏(『カドブン』)

    かつて、この国には“国境線観光”があった。樺太/サハリン、旧名サガレン。何度も国境線が引き直された境界の島だ。
    大日本帝国時代には、陸の“国境線“を観に、北原白秋や林芙美子らも訪れた。また、宮沢賢治は妹トシが死んだ翌年、その魂を求めてサガレンを訪れ、名詩を残す。
    他にチェーホフや斎藤茂吉など、この地を旅した者は多い。何が彼らを惹きつけたのか?
    多くの日本人に忘れられた島。その記憶は、鉄路が刻んでいた。賢治の行程を辿りつつ、近現代史の縮図をゆく。
    文学、歴史、鉄道、そして作家の業。全てを盛り込んだ新たな紀行作品!

    【目次】
    第一部 寝台急行、北へ
    一 歴史の地層の上を走る
    二 林芙美子の樺太
    三 ツンドラ饅頭とロシアパン
    四 国境を越えた恋人たち
    五 北緯50度線のむこう
    六 廃線探索と鉱山王
    七 ニブフの口琴に揺られて

    第二部 「賢治の樺太」をゆく
    一 「ヒロヒト岬」から廃工場へ
    二 賢治が乗った泊栄線
    三 「青森挽歌」の謎
    四 移動する文学
    五 大日本帝国、最果ての駅へ
    六 オホーツクの浜辺で
    七 チェーホフのサハリン、賢治の樺太
    八 白鳥湖の謎
    九 光の中を走る汽車
    十 すきとおったサガレンの夏

    おわりに
    文庫版のための長めのあとがき
    主要参考文献一覧
    解説 池澤夏樹

    ※本書は小社より2020年4月に刊行した作品を文庫化したものです。
  • 在留邦人の命は、日本とトルコの絆に託された。

    1985年3月、イラク軍はテヘラン空爆を開始。在留邦人を救い出したのは、日本ではなくトルコの救援機だった。国家が真に守るべきものとは何か。日本の「自衛」問題の本質に迫る緊迫のノンフィクション。
  • こうして今日も、 世界で肉は作られる。見てきました、「動物が肉になるまで」。アメリカ、インド、エジプト、チェコ、モンゴル、バリ、韓国、東京、沖縄。世界の屠畜現場を徹底取材!! いつも「肉」を食べているのに、なぜか考えない「肉になるまで」の営み。そこはとても面白い世界だった。傑作イラストルポ、待望の文庫化!

    こうして今日も、世界で肉は作られる。
    「見てきました、“動物が肉になるまで”」
    世にも稀なイラストルポルタージュ!!

    「食べるために動物を殺すことを可哀相と思ったり、屠畜に従事する人を残酷と感じるのは、日本だけなの? 他の国は違うなら、彼らと私たちでは何がどう違うの?」
    アメリカ、インド、エジプト、チェコ、モンゴル、バリ、韓国、東京、沖縄。
    世界の屠畜現場を徹底取材!! いつも「肉」を食べているのに、なぜか考えない「肉になるまで」の営み。そこはとても面白い世界だった。
    「間違いなくオンリーワンの本」佐野眞一氏(解説より)

    【目次】
    まえがき
    第一章 韓国    
    第二章 バリ島    
    第三章 エジプト       
    第四章 イスラム世界    
    第五章 チェコ    
    第六章 モンゴル    
    第七章 韓国の犬肉    
    第八章 豚の屠畜 東京・芝浦屠場    
    第九章 沖縄    
    第十章 豚の内臓・頭 東京・芝浦屠場    
    第一一章 革鞣し 東京・墨田    
    第一二章 動物の立場から    
    第一三章 牛の屠畜 東京・芝浦屠場    
    第一四章 牛の内臓・頭 東京・芝浦屠場    
    第一五章 インド    
    第一六章 アメリカ   
    終章 屠畜紀行その後
    あとがき
    文庫版あとがき
    主要参考文献一覧
    解説 佐野眞一
  • 自分で豚を飼って、つぶして、食べてみたい――。前人未踏の体験ルポ

    「記憶していた以上に凄い本だった。これは奇書中の奇書と言っていい」
    解説の高野秀行氏も驚嘆! 
    前人未踏の養豚体験ルポルタージュ。

    ロングセラーの名著『世界屠畜紀行』の著者による、もう一つの屠畜ルポの傑作。
    生きものが肉になるまで、その全過程!

    世界各地の屠畜現場を取材していく中で抱いた、どうしても「肉になる前」が知りたいという欲望。
    養豚が盛んな千葉県旭市にひとりで家を借り、豚小屋を作り、品種の違う三匹の子豚を貰い名付け、約半年かけて育て上げ、屠畜し、食べる。
    「畜産の基本は、動物をかわいがって育て、殺して食べる。これに尽きる」。
    三匹との愛と葛藤と労働の日々に加え、現代の大規模畜産での豚の受精、出産から食卓にあがるまでの流れも併せて踏み込み、描いた前代未聞の養豚体験ルポルタージュ! 

    ※本書は2012年に岩波書店から出た単行本を加筆修正し、文庫化したものです。


    【目次】
    はじめに なぜ私は自ら豚を飼い、屠畜し、食べるに至ったか

    見切り発車
    三種の豚
    システム化された交配・人工授精
    分娩の現場で
    いざ廃墟の住人に
    豚舎建設
    お迎え前夜
    そして豚がやって来た
    日々是養豚
    脱 走
    餌の話
    豚の呪い
    豚と疾病
    増量と逡巡と
    やっぱり、おまえを、喰べよう。
    屠畜場へ
    何もかもがバラバラに
    畜産は儲かるのか
    三頭の味
    震災が

    あとがき
    文庫版あとがき
    解説 高野秀行
  • 924(税込)
    著者:
    森達也
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    自粛と萎縮に抗い続ける!時代の表現者たちと日本を斬るルポ&インタビュー

    平成も終わり、安倍政権も終わった。しかし、忖度社会は続く。
    ドキュメンタリーとは、抗いである。
    タブーに抗い続ける監督のルポ&インタビュー!

    平成という時代が終わり、安倍長期政権も終わった。
    しかし、報道をはじめ、表現の自粛と萎縮は終わることなく続いている。この三十年で、その波は高く、強くなったのか、それとも……。
    天皇、放送禁止歌、オウム、オカルト、小人プロレスetc。
    撮影したいテーマはことごとくタブー視され、発表媒体が限られていく中でも、作品の力で“空気”を吹きはらってきたドキュメンタリー監督が、自粛と萎縮の正体を探る!
    森監督作品のテーマを軸に、時代の表現者たちと「日本」を斬る!!

    『放送禁止歌』×ピーター・バラカン(ラジオDJ、ブロードキャスター)
    『ミゼットプロレス伝説』×日比野和雅(『バリバラ』初代プロデューサー)
    『幻の「天皇ドキュメンタリー」』×松元ヒロ(お笑い芸人)
    『A』『A2』×有田芳生(ジャーナリスト、参議院議員)
    『未完の「北朝鮮ドキュメンタリー」』×若林盛亮(「よど号ハイジャック事件」実行犯)
    『FAKE』×長野智子(ニュースキャスター)
    ※本書は2017年に小社より刊行した『FAKEな平成史』を改題の上、加筆修正したものです。

    【目次】
     文庫版まえがき
     まえがき
    第一幕 疑似的民主主義国家ニッポン――『放送禁止歌』
    第二幕 差別するぼくらニッポン人――ミゼットプロレス伝説
    第三幕 自粛と萎縮に抗って――幻の『天皇ドキュメンタリー』
    第四幕 組織は圧倒的に間違える――『A』『A2』
    第五幕 平壌、かつての東京との交信――未完の『北朝鮮ドキュメンタリー』
    第六幕 正しさこそが危機を生む――『FAKE』
     あとがき
     文庫版あとがき
     解説
  • 814(税込)
    著者:
    一橋文哉
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    フィクサー、反社、暗黒人脈 戦後日本は彼らに 食い物にされた!

    日本の戦後政治、それはフィクサーや大物右翼、総会屋など黒い人脈とのつながりの歴史でもある。ある者は戦中の混迷期に暗躍して政財界に君臨し、ある者はアメリカや北朝鮮との橋渡しをして利権をむさぼり巨額の富を得た。つかず離れず彼らと関係をなし、ときに政治生命を断たれるにも関わらず続いてきた「裏社会との黒い蜜月」とはいかなるものだったのか? 「桜を見る会」にも表れたそのズブズブの構造を明らかにする。

    <本書の目次>

    序章 安倍首相が隠したかった黒い紳士

    第1章 政界ヤクザの系譜

    宿敵・西武鉄道株を買い占めた横井
    小佐野も児玉も……皆、死んだ

    第2章 バブルを泳いだ総会屋の生態

    小川薫周辺のソーカイヤたち
    オールスターで大荒れの日本通運総会
    野村證券事件の主役
    打ち出の小槌の銀行
    ノーパンしゃぶしゃぶに集う名士

    第3章 原点は満州・上海人脈にあり

    満州・南京傀儡政権が生み出す“宝”
    阿片と偽札のマネーテロ
    日銀金庫から消えた大量のダイヤ
    謀略に使われた国民の接収資産
    現代に残る「キャノン機関」の黒い人脈

    第4章 海外から襲来した仁義なき戦い

    米国で火を噴いた大疑獄事件
    謎の死を遂げたキーマンたち
    闇社会結集を求めた自民党
    ロッキードを食った「刎頸の友」
    次世代の政治家が潰れたリクルート事件

    第5章 政界のドンが転落

    公取委を脅してゼネコン汚職
    金丸最後の砦となった北の利権
    泉井マネーなど疑惑塗れのYKK包囲網
    横井英樹とはいったい、何者か
    「あの時撃ち殺しておけば」と言われ

    第6章 最後のフィクサーと新しいネット右翼

    六本木・TSKビル争奪をめぐる激闘
    朝鮮総連本部ビルを売却する
    ネット右翼を喜ぶ自民党政権
    政治家とヤクザは表裏一体
  • ミズノスポーツライター賞優秀賞受賞作!(2016年度)スポーツ界のレジェンドの真実。

    ミズノスポーツライター賞優秀賞受賞作!(2016年度)
    大宅賞受賞作家の上原善広が18年間をかけて聞き取りを続けた、まさにライフワークと言える作品。
    18年以上の関係から紡がれる、ノンフィクションとしては異例の一人称文体。

    「全身やり投げ男」。
    1989年、当時の世界記録からたった6センチ足らずの87メートル60を投げ、その後はWGP(世界グランプリ)シリーズを日本人で初めて転戦し、総合2位となった不世出のアスリート・溝口和洋。

    ■中学時代は将棋部。
    ■高校のインターハイではアフロパーマで出場。
    ■いつもタバコをふかし、酒も毎晩ボトル一本は軽い。
    ■朝方まで女を抱いた後、日本選手権に出て優勝。
    ■幻の世界新を投げたことがある。
    ■陸上投擲界で初めて、全国テレビCMに出演。
    ■根っからのマスコミ嫌いで、気に入らない新聞記者をグラウンドで見つけると追いまわして袋叩きにしたことがある。

    無頼な伝説にも事欠かず、まさに陸上界のスターであった。
    しかし、人気も体力も絶頂期にあり、来季のさらなる活躍を期待されていたにもかかわらず、90年からはパタッと国内外の試合に出なくなり、伝説だけが残った……。
    その男の真実が、25年以上の歳月を経て、明らかとなる。

    プロとは? アスリートとは? 天才と秀才の差とは? 日本人選手が海外選手に勝つための方法とは?
    陸上界を貫き、競技を変えた漢を18年以上の歳月をかけて追った執念の取材!!
    泥臭い一人の漢の生き様から、スポーツ界が、社会が、昭和と平成の歴史が彩られていく。

    【目次】

    プロローグ

    第一章 発端
    第二章 確立
    第三章 挫折
    第四章 復活
    第五章 参戦
    第六章 引退

    エピローグ
    著者あとがき
    文庫版著者あとがき
    解説
  • 日本と台湾の絆を表わす英雄が歩んだ苦難と感動の物語。

    台湾で、その命日が「正義と勇気の日」に制定された日本人がいた——。日本と台湾の絆を表す「英雄」が歩んだ苦難と感動の物語。史上初の「日台」同時発売ノンフィクション!

    1895年、ひとりの若者が台湾を目指して故郷・熊本をあとにした。台湾の治安維持と発展に尽くすためである。やがて台湾女性と家庭を築いた彼は、のちに「英雄」と呼ばれる男の子をもうけた。しかし、戦後の台湾の悲劇は、一家を動乱に巻き込んでいく。日本と台湾の“絆”を表わす「5代120年」にわたる壮大な一族の物語——。

    「私には大和魂の血が流れている」「台湾人、万歳!」。台湾最大の悲劇となった1947年の「二二八事件」で、そう叫んで、永遠の眠りについた英雄がいた。坂井徳章弁護士(台湾名・湯徳章)である。父親は日本人、母親は台湾人で、生まれながらにして日本と台湾の“絆”を表わす人物である。父を早くに亡くした徳章は、貧困の中、辛酸を舐めながら勉学に励み、ついに当時の最難関国家試験である高等文官司法科と行政科の試験に両方合格する。

    帝都・東京から故郷・台南へ帰り、台湾人の人権確立のために活動する中、徳章は国民党政府の「二二八事件」弾圧から台南市民を救うために奔走する。自らの身を犠牲にしながら、多くの市民を助けた徳章は、50年後に忽然と“復活”する。苦難の道を歩んだ台湾と、なぜ今も台湾人が日本と日本人をこれほど愛してくれているのか、その根源を解き明かした感動の歴史ノンフィクション——。
  • 「企業再生こそ日本の再生だ」会社を生き返らせる男が修羅場で見た物とは!

    「企業再生こそ日本の再生だ」
    鞄には、再建途上で亡くなった社長の遺書と、病で亡くした娘の作文。
    “命の鞄”を支えに、誰もが見放した会社を100以上復活させ、人生を、命を救い続ける男。
    彼が修羅場で見たものとは?

    30年以上にわたり、“絶望の中の希望”を伝え続けてきた弁護士の物語。
    会社と家族を生き返らせる男、村松謙一。
    倒産の危機に見舞われた会社を、法律を駆使した経営改革を行い、蘇らせる企業再建弁護士だ。
    30年以上の活動のなかで、ゼネコンや宅配会社、個人商店まで100以上の会社を蘇えらせてきた。
    その圧倒的多数が、助かる見込みはどこにもないとすべての人に見放され、息も絶え絶えに飛び込んできたケースである。
    ダメな会社はどんどん潰した方がいい、という見方は未だに根強く存在する。
    だが、「それは100%間違いだ。企業再生は日本の再生だ」と村松は言う。
    依頼者に生きる勇気を与え、会社の復興と共に多くの人々が幸せになる道筋をつくり続けた男が、修羅場で見たすべてをまとめた。

    ※本書は2012年3月に弊社より刊行された単行本『いのちの再建弁護士』を文庫化したものです。
  • 国民国家の「エラー」にされた人々。彼らから見た、移民大国・日本と世界!

    国民国家の「エラー」にされた人々。
    彼らから見た、移民大国・日本と世界の姿。
    日本、中国、新疆ウイグル自治区、台湾をめぐった傑作ルポ!!
    いま、世界のルールは動揺している。「境界に置かれていた人々が、ルールの書き換えを強く要求する時代になったのだ。
    我々は、彼らを知らなくてはならない――。

    日本で生まれ育ったにもかかわらず無国籍者となった女子大生。
    中国の軍閥高官の孫だったにもかかわらず夜都の住人を選んだ男。
    移民、難民、無国籍者に、暮らしていた国が滅びた遺民、そして国家から切り捨てられた棄民など。
    国民国家の「エラー」にされた人々の実態とは? 彼らの眼に移民大国・日本はどのように映っているのか? 
    日本、中国、新疆ウイグル自治区、台湾をめぐり、国と国の境界線に立つ人々、「境界の民」に迫った傑作ルポ!!

    <本書に登場する境界の民>
    ・日本で生まれ育った「無国籍者」。難民二世のベトナム人
    ・日本人も信用できない四面楚歌。懊悩するウイグル人
    ・夜都・上海に生きる軍閥の末裔。『文藝春秋』を愛読する中国人
    ・日系企業・メディアを見限った漢奸の日本人と中国人
    ・日本にも中国にも媚びない“ナショナル”を再構築する台湾人

    ※本書は2015年2月に小社より刊行された単行本を加筆修正の上、文庫化したものです。
  • 「2960」。恐怖と絶望の中、死の直前に絞り出したメッセージ――

    2007年8月24日、深夜。名古屋の高級住宅街の一角に、一台の車が停まった。車内にいた3人の男は、帰宅中の磯谷利恵に道を聞く素振りで近づき、拉致、監禁、そして殺害。非道を働いた男たちは三日前、携帯電話の闇サイト「闇の職業安定所」を介して顔を合わせたばかりだった。車内で脅され、体を震わせながらも悪に対して毅然とした態度を示した利恵。彼女は命を賭して何を守ろうとし、何を遺したのか。「2960」の意味とは。利恵の生涯に寄り添いながら事件に迫る、慟哭のノンフィクション。
  • 748(税込)
    著者:
    嬉野雅道
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    うれしーの初エッセイ『ひらあやまり』が待望の文庫化!

    「水曜どうでしょう」のカメラ担当ディレクター・嬉野雅道氏が「しあわせ」とは何かを綴った、哲学的極上エッセイ。
    文庫化に際し、大幅改稿&再編集!
    解説は、「水曜どうでしょう」を愛するシャープの中の人、“シャープさん”が特別寄稿!
  • 聖路加国際病院 小児病棟での感動の記録!

    今は増えつつある「病院のアニマルセラピー」を、日本で初めて小児病棟で実現させた聖路加国際病院。入院中であっても子ども達が豊かな時間を過ごし、病魔との戦いを続けられるように医師、看護師、保育士、心理士、牧師など数多くのスタッフたちで積み重ねられた努力と取り組みを、4人の子ども達の生死を通して描いた感動の記録。
  • シリーズ2冊
    1,012(税込)
    著者:
    下山 進
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    それは資本主義を変える、革命的な闘いだった!

    若田部昌澄が日銀副総裁就任直前に再評価、日本の新聞・出版が崩壊の危機に瀕する今、再び注目される技術革新によるメディアと人間の変貌の物語。

    「日本人にかくも壮大かつ重厚なノンフィクションが書けるのかと驚嘆した。(中略)。市場経済の変化がメディアとジャーナリズムを否応なく変えていく半世紀余りをトップ経営者から現場記者まで、国際的、複眼的、重層的に描き出す」
    (若田部昌澄 早稲田大学政治経済学部教授・当時 週刊ダイヤモンド 2017年9月30日号)

    プロローグ
    第1章  潰れかかった通信社
    第2章  取引所とコンピュータ
    第3章  黄金郷へ
    第4章  国士
    第5章  筆剣一如
    第6章  同盟解体
    第7章  強者連合
    第8章  独裁と密告
    第9章  退場する将軍
    第10章  漂う通貨
    第11章  ロイター・モニター
    第12章  裏切られた革命

    ※本書の続編『勝負の分かれ目(下)』には、電子書籍版特典として著者がこれからのメディアの在り方について記した「そして『2050年のメディア』へ」を収録しています。
  • それは資本主義を変える、革命的な闘いだった!

    日本の新聞の部数はこの10年で1000万部減った。ついに日本のメディアにもやってきた変化の波。技術革新によるメディアの変貌をグローバル資本主義の成立とともに書いた本書は、2019年の今日になって再評価が始まっている。若田部昌澄は日銀の副総裁に就任する直前に同書をこう評した。

    「日本人にかくも壮大かつ重厚なノンフィクションが書けるのかと驚嘆した。(中略)。市場経済の変化がメディアとジャーナリズムを否応なく変えていく半世紀余りをトップ経営者から現場記者まで、国際的、複眼的、重層的に描き出す」
    (若田部昌澄 早稲田大学政治経済学部教授・当時 週刊ダイヤモンド 2017年9月30日号)

    インターネット以降のこの20年の日本の世界のメディアの変化について記した特別篇「そして『2050年のメディアへ』」を収録した電子版、発売!  

    プロローグ
    第1章  潰れかかった通信社
    第2章  取引所とコンピュータ
    第3章  黄金郷へ
    第4章  国士
    第5章  筆剣一如
    第6章  同盟解体
    第7章  強者連合
    第8章  独裁と密告
    第9章  退場する将軍
    第10章  漂う通貨
    第11章  ロイター・モニター
    第12章  裏切られた革命
    第13章  カジノか、ジャーナリズムか
    第14章  進出
    第15章  黄金の八〇年代
    第16章  森田失脚
    第17章  バブル崩壊
    第18章  金融からジャーナリズムへ
    第19章  兜倶楽部開放
    第20章  試練
    ほか
    解説 外岡秀俊

    ※合本版にも、『勝負の分かれ目(下)』に電子書籍版特典として収録した「そして『2050年のメディア』へ」を収録しています。
    ※本電子書籍は「勝負の分かれ目(上)」「勝負の分かれ目(下)」の2冊を合わせた合本版です。
  • あの時、何が起き、何を思い、どう闘ったのか。原発事故の真相が明らかに!

    2011年3月、日本は「死の淵」に立った。福島県浜通りを襲った大津波は、福島第一原発の原子炉を暴走させた。日本が「三分割」されるという中で、使命感と郷土愛に貫かれて壮絶な闘いを展開した男たちがいた。
  • 「この子たちをアメリカに連れていく!」夢を叶えた女性教師の5年間の闘い

    福井商業高等学校「JETS」。
    チアダンスど素人にもかかわらず、たった3年間で全米制覇を成し遂げた彼女たちだが、その道のりは決して順風満帆ではなかった。
    チームを率いたのは女性教師・五十嵐。目標達成のためにプロの指導者、ライバル校の助力を臆せずに乞い、先人の知恵を貪欲に取り込み、ときに反発する生徒たちを導いた。
    強い信念と旺盛なバイタリティで夢を掴んだ鬼教師と生徒たちの奮闘と成長を描く感動のノンフィクション!
  • 著者のライフワーク、ついに文庫化!

    2000年12月31日、世田谷区上祖師谷の四人一家が無残な状態で発見された。現場に多数の痕跡を残しながら捕まらなかった犯人。その犯人を追って著者が向かった先とは?
    真犯人に迫るノンフィクション、ついに文庫化!

    <目次>
    序章 刺客
    実行犯は死んでいた! ?/韓国から来た「殺し屋」
    第1章 凶行
    一か所だけ凶器が違う?/少女は命乞いさせられた?/ハムやメロンを丸ごと齧る/犯人の探し物は何だったのか?
    第2章 誤算
    犯行を自供した男/宮澤家周辺で頻発したネコ虐待/3D画像が映し出した狂気
    第3章 迷走
    有力証拠は韓国限定の靴/ヒップバッグは微物の宝庫/外国人犯行説に傾斜する警察/密かに韓国に捜査員を派遣/母方は南欧人の落とし穴
    第4章 兵士
    キムタクのドラマにそっくり/21世紀が来る前に殺ってしまおうか/ジャンパーに韓国の土砂/軍隊用品が遺留されていた/紙コップ作戦の失敗/指紋がついに一致した! /台北を経てロサンゼルスへ
    第5章 接点
    アニメ制作に夢中だった夫/泰子さんに掛かった脅迫電話/宮澤家の転居先は未定だった/ついに姿を見せた主犯/逃走先にあったものは
    第6章 真実
    米国で作られた殺人兵士/金田は宗教団体の幹部だった/長男のことで相談を受けていた/事件前に深夜帰宅が続いた理由/カネ目当ての犯行だった! ?
    第7章 復讐
    福岡に現れたクレージーなヤツ/コリアンタウンで迎えた男は/「黒幕」が登場! /モノレール内の激突
    最終章 亡霊
    浮上した元大物組長/李はカンボジアから来た
  • 968(税込)
    著者:
    門田隆将
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    アンパンマンとは、いったい「誰」なのですか――?

    2013年10月、2人の老人が死んだ。

    1人は大正8年生まれの94歳、もう1人はふたつ下の92歳だった。2人は互いに会ったこともなければ、お互いを意識したこともない。まったく別々の人生を歩み、まったく知らないままに同じ時期に亡くなった。

    太平洋戦争(大東亜戦争)時、“輸送船の墓場”と称され、10万を超える日本兵が犠牲になったとされる「バシー海峡」。2人に共通するのは、この台湾とフィリピンの間にあるバシー海峡に「強い思いを持っていたこと」だけである。1人は、バシー海峡で弟を喪ったアンパンマンの作者・やなせたかし。もう1人は、炎熱のバシー海峡を12日間も漂流して、奇跡の生還を遂げた中嶋秀次である。

    やなせは心の奥底に哀しみと寂しさを抱えながら、晩年に「アンパンマン」という、子供たちに勇気と希望を与え続けるヒーローを生み出した。一方、中嶋は死んだ戦友の鎮魂のために戦後の人生を捧げ、長い歳月の末に、バシー海峡が見渡せる丘に「潮音寺」という寺院を建立する。

    膨大な数の若者が戦争の最前線に立ち、そして死んでいった。2人が生きた若き日々は、「生きること」自体を拒まれ、多くの同世代の人間が無念の思いを呑み込んで死んでいった時代だった。

    異国の土となり、蒼い海原の底に沈んでいった大正生まれの男たちは、実に200万人にものぼる。隣り合わせの「生」と「死」の狭間で揺れ、最後まで自己犠牲を貫いた若者たち。「アンパンマン」に込められた想いと、彼らが「生きた時代」とはどのようなものだったのか。

    “世紀のヒーロー”アンパンマンとは、いったい「誰」なのですか――? 今、明かされる、「慟哭の海峡」をめぐる真実の物語。
  • 生命が40億年の歳月をかけてつくりあげた壮大な仕組みを巡る旅へ――

    人はどのような細胞の働きによって生かされ、そして、なぜ老い、死ぬのか。本書は私たちが個として生まれ、成長し、死ぬ仕組みを読み解こうという壮大な「旅」である。大反響を呼んだ番組を文庫化。

    【目次】
    はじめに
    第1章 「私たちが生きている」ということ
    第2章 成長とは何か ~誕生から思春期まで~
    第3章 あなたを変身させる“魔法の薬”
    第4章 老いと死 宿命との戦い
    終章  もうひとつのエピジェネティクス
    あとがき
  • 「震災を、福島を報じなくては――」

    2011年3月11日、一人の新聞記者が死んだ。福島民友新聞記者、熊田由貴生、享年24。福島県南相馬市で津波の最前線で取材をしていた熊田記者は、自分の命と引きかえに地元の人間の命を救った。その死は、仲間に衝撃を与えた。それは、ほかの記者たちも同じように津波を撮るべく海に向かい、そして、生命の危機に陥っていたからである。なかには目の前で津波に呑まれる人を救うことができなかった記者もいた。熊田記者の「死」は、生き残った記者たちに哀しみと傷痕を残した。取材の最前線でなぜ記者は、死んだのか。そして、その死は、なぜ仲間たちに負い目とトラウマを残したのか。非常用発電機のトラブルで新聞が発行できない崖っ淵に立たされ、さらには放射能汚染で支局も販売店も避難を余儀なくされた福島民友新聞を舞台に繰り広げられた新聞人たちの壮絶な闘い。「命」とは何か、「新聞」とは何か、を問う魂が震えるノンフィクション――。
  • 792(税込)
    著者:
    一橋文哉
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    政界との癒着、復興利権、ITバブル・・・これが闇社会経済だ!

    日本の経済はこうして動かされてきた。政界や一般企業に食い込み、地下経済を自在に操ってきた者たちの姿とは? ハッカー集団「アノニマス」直撃取材など最新事情にも斬りこむ「闇社会経済図鑑」!

    序章 闇の地殻変動 
    第1章 経済ヤクザの興亡
    第2章 表に躍り出た闇社会
    第3章 復興を粉砕した銃弾 
    第4章 ITバブルを喰うハイエナ 
    第5章 目に見えないマネーの恐怖

    ※本書は、小社刊の新書『国家の闇 日本人と犯罪〈蠢動する巨悪〉』『人間の闇 日本人と犯罪〈猟奇殺人事件〉』『マネーの闇 巨悪が操る利権とアングラマネーの行方』からそれぞれ抜粋し、大幅に加筆修正した文庫が底本です。
  • あの未解決事件の真相が明らかに!

    2013年12月19日早朝、王将フードサービスの社長・大東隆行氏が本社前で何者かに射殺された。1年経っても捕まらない真犯人とその黒幕を、関係者への極秘取材から明らかに! 文庫化にあたり最終章を追加!
  • 『FAKE』『A』のドキュメンタリー監督が超常現象に挑んだ類書なきルポ

    それは科学か?インチキか?本当のオカルト(隠されたもの)か?なぜ人はほとんどが嘘だと思いながら、この世界から目をそらさずに来たのか。否定しつつも惹かれてしまう「オカルト」。その境界をたどる。
  • 水村美苗『本格小説』のモデルになった、無一文でアメリカへ渡り巨万の富を築いた日本人が明かす「成功の秘密」。

    長野県の工場で汗まみれになって働いた中卒入社の組立工が、アメリカに渡り、誰もが羨む資産家に成り上がる。噂では、資産総額は100億円に上るという。そんな「夢物語」が本当にありうるのだろうか。ありうるとするなら、一体どうすれば実現できるのか。これから始まるのは、実在する日本人の波瀾に満ちた人生のドラマだ。その生き様は、「成功をつかむための法則」であり、「誰でも億万長者になれる究極の教え」に他ならない。猛烈な努力で米国駐在員に抜擢され、営業マンとして大成功。その後、十社以上の会社を起業、億万長者となる実在の男の人生を描く、嘘のような真実の物語。
  • 10年以上をかけて色街の盛衰を取材した、類書なき歴史ドキュメント!!

    沖縄、フィリピン、タイ。米軍基地の町でネオンに当たり続ける女。黄金町の盛衰を見た外国人娼婦。国策に翻弄されたからゆきさんとじゃぱゆきさん。世界最古の職業・娼婦たちは裏日本史の体現者である!
  • テーマパークを再建せよ! ハリー・ポッターの城が建つまでの奇跡の物語

    お金がないならアイデアを振り絞れ! 後ろ向きコースター、ゾンビの大量放出、絶対生還できないアトラクション・・・斬新な戦略でV字回復したUSJの軌跡をキーマンが綴る。
  • 2ちゃんねらー、風俗嬢、やくざ。中国で喰い、中国を喰らう人を追ったルポ

    「日本人であること」を過剰に意識してしまう場、“中国”。そこで暮らすことを選んだ日本人=和僑。嫌われている国をわざわざ選んだ者達の目に映る、日本と中国とは──。異色の人物たちを追った出色ルポ!
  • 挫折から這い上がる人間の壮絶なドラマ

    瀬古利彦、サッカー日本代表、遠藤純男、ファイティング原田、新日鉄釜石、明徳義塾……。さまざまな競技から歴史に残る名勝負を選りすぐり、勝敗を分けた「あの一瞬」に至るまでの心の奇跡を描きだす。

    ※本書は二〇一〇年七月に新潮社より刊行された単行本『あの一瞬 アスリートはなぜ「奇跡」を起こすのか』を一部改題し、加筆・修正したものが底本です。
  • ピュリッツアー賞ジャーナリストが描く衝撃のクライム・ノンフィクション

    ボストンを拠点にしていた実在のギャング、ホワイティー・バルジャーと、彼の幼馴染みでFBIボストン支局の実力者、ジョン・コナリーの間で結ばれた禁断の密約は、FBI史上最大のスキャンダルだった。

    ※本書は二〇〇一年六月に小社より刊行された『密告者のゲーム FBIとマフィア、禁断の密約』を改題し、加筆・修正して文庫化したものが底本です。
  • 名門企業、失墜の真相! 無責任国家・企業に驚愕したすべての人に捧げる。

    安全神話を守るため安全を度外視する逆説。管理・監視の自己目的化。そして分割・民営化の先駆へ。「東京電力」その排除の本質を社会的・歴史的に抉り出す“現代の古典”。名門企業は、自壊した!!
  • 374(税込) 2024/4/18(木)23:59まで
    著者:
    豊田正義
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    夫婦一緒に体当たりした特攻兵がいた。これは、史実である。衝撃の歴史ドキュメント!!

    「女が乗っているぞ!」その声が上空を旋回する11機の特攻機まで届くことはなかった。白いワンピース姿の女性を乗せた機体を操縦していたのは谷藤徹夫少尉(当時22歳)、女性は妻の朝子(当時24歳)だった。1945年8月19日、満州。20代の青年将校たちは、ある者は許嫁の自決を見届け、ある者は恋人を連れ、そして谷藤徹夫は妻を乗せ、空に消えていった。「妻と飛んだ特攻兵」、その衝撃の事実を追った歴史ドキュメント!!!
  • 真実の愛に涙が止まらない。犬と人の心のつながりを描いたリアルストーリー

    「大泣きしました」「心を揺さぶられました」など感動の声、続々。ドッグライフカウンセラーとして22年のキャリアを持つ著者が出会った、犬と人の心温まる物語。読み終えた後、愛犬を抱きしめたくなります。
  • ホームレス問題から現代の闇と矛盾をえぐり出す出色のノンフィクション。

    元ビジネスマン、出稼ぎ日系人、哲学者、アル中……ホームレス達のサバイバルと、それを取り囲む役所、争議団、宗教団体、手配師達の実態。
  • 世界的名著『道は開ける』が新訳で現代に蘇る

    「人はどうやって不安を克服してきたか」 永遠とも言えるテーマに、多くの人の悩みと向き合ってきたカーネギーが綴る、現代にも通ずる「不安、心配、悩み」の克服法。名著『道は開ける』の新訳文庫版。
  • 407(税込)
    著者:
    畠山憲司
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    ノーベル物理学賞受賞決定! 「怒り」を原動力にして、「青色LED」開発を成功に導いた中村修二の真実の姿!

    「青色LED」の開発において、赤崎勇・天野浩の両名と共に、2014年のノーベル物理学賞の受賞が決まった中村修二。日本中が喜びに沸く中で、中村は受賞決定後の記者会見の場で、研究を続ける原動力は「アンガ-(怒り)」と言った。中村が言う「怒り」とはいったい何なのか? 中村修二の原点を追ったノンフィクションが、ノーベル賞受賞直後の中村本人へのインタビューも加え、文庫版として復活。 ※「赤崎」氏の「崎」は山偏に竒「たつさき」の表記です。

    ◆中村修二(なかむら・しゅうじ)
    1954年愛媛県生まれ。
    徳島大学工学部電子工学科卒業後、同大学院で修士号を取得。
    79年徳島県阿南市の蛍光体メーカー・日亜化学工業株式会社に入社。開発課に配属され、半導体の研究に携わる。
    93年11月、20世紀中には不可能と言われていた「高光度青色発光ダイオード(青色LED)」の実用製品化を世界で初めて実現。
    94年徳島大学大学院博士号取得。
    99年同社を退社し、2000年2月よりカリフォルニア大学サンタバーバラ校・材料物性工学部教授に就任。同年12月、日亜化学工業から青色LED特許に関する企業秘密漏洩の疑いで、ノースカロライナ州東部連邦地方裁判所に訴えられる。これに対して、01年8月、東京地裁に特許権の帰属などを求めて同社を提訴。05年和解。
    2014年ノーベル物理学賞受賞。

    ◆畠山憲司(はたけやま・けんじ)
    1954年岡山県生まれ。
    中央大学法学部卒業後、通信社、出版社を経て、90年畠山けんじ事務所を設立。著書に『ポケモン・ストーリー上・下』(角川文庫)、『踊るコンテンツ・ビジネスの未来』(小学館)、『クワタとユーミン』(サンマーク出版)、『鹿鳴館を創った男』(河出書房新社)など。
  • 家族とモナコをこよなく愛した、公国の切り札、グレース公妃の「真実」。

    グレース公妃とレーニエ大公、3人の子供たち。彼らと深い交流を続けたジャーナリストだから知る、家族を愛しモナコの発展に尽力したグレースの実像。多くの人々の証言を交えて綴る華麗なノンフィクション。
  • 長嶋・王の巨人と江夏・田淵の阪神が最後まで優勝を争った伝説の1973年を描く遺作

    1973年のプロ野球セ・リーグ。長嶋、王がまだ現役で巨人のV9達成がかかった年だった。巨人のライバルである阪神は、エース江夏、主砲に田淵を擁し、V9を阻もうと燃えていた。巨人と阪神の優勝争いは、直接対決の最終戦までもつれこんだ。このプロ野球史上まれにみる一年の、選手そして監督、コーチなどそれぞれの動きにスポットを当て、激闘の裏にある男たちのドラマを描き出す。山際淳司の遺作となった最後のスポーツ・ノンフィクション。
  • 638(税込)
    著者:
    大崎善生
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    将棋という非情な勝負の世界に青春の全てをかける少年達。彼らの挫折と栄光を温かな目線で描く感動のノンフィクション。

    日本将棋連盟のプロ棋士養成機関、奨励会。全国の天才少年たちがプロ棋士を目指して入会し、ある者は夢を掴み、あるものは夢破れ去っていく。わずか一手の差で勝負が決まる非情な世界に青春のすべてをかけた少年達の挫折と栄光を、温かい目線で描く感動のノンフィクション。第23回講談社ノンフィクション賞受賞。
  • 1945年、敗戦。少年はたった独り、死と隣り合わせの満州の荒野に踏み出す

    「俺が人生で輝いていたのは10歳だった」。41連戦すべて一本勝ち! サンボの生ける伝説・ビクトル古賀はいう。個人史と昭和史、そしてコサックの時代史が重なる最後の男が命がけで運んだ、満州の失われた物語。
  • 297(税込) 2024/4/18(木)23:59まで
    著者:
    山本茂実
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    日本の近代化を底辺で支えた少女たちの物語。ノンフィクション文学の金字塔!

    過酷な労働に耐え、明治の富国強兵政策を底辺で支えた無数の少女達。その女工哀史の真実とは。四〇〇名に及ぶ元工女を訪ね、歴史の闇に沈んでいた近代日本の民衆史を照らし出す、ノンフィクションの金字塔。
  • 660(税込)
    著者:
    馳星周
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    人と犬を繋ぐ深く強い絆―― 涙を誘う、愛と感動のノンフィクション

    11年間を共に過ごしてきた愛犬マージの胸にしこりが見つかった。悪性組織球症。一部の大型犬に高発する癌だ。治療法はなく、余命は3ヶ月。マージにとって最後の夏を、馳星周は軽井沢で過ごすことに決めた。
  • スポーツにまつわるさまざまなシーンを通して、その魅力の本質に迫る傑作ノンフィクション

    何年ぶりかに耳にした一曲のバラードが遠い記憶を鮮かに蘇らせることがある。同じように躍動するスポーツの一瞬のシーンに、人はさまざまな思いを重ね合せ、心の奥にしまい込むのかもしれない――。それは時として意外な繋がりを持って意識の表面に浮かび上っては人をさらなる思いに誘う。ベースボール、サッカー、ボクシングなど著者が長年親しんできたスポーツにまつわるさまざまなシーンを通して、その魅力の本質に迫る傑作ノンフィクション。
  • 華やかなプロ野球を陰で支える男たち。裏の「主役」とも言える彼らのひたむきで力強い姿を追うノンフィクション

    勝った方が優勝という大一番で、ベテラン審判が犯した大誤審の真実。ヤンキースに移籍した伊良部秀輝とともに海を渡った専属トレーナーの挫折。甲子園グランドキーパーの雨との闘い。一人の捕手が、投手の盛り上げ役に徹するブルペンコーチになるまでの軌跡。グラブ職人の挑戦と、その苦い結末。若きスコアラーの情熱と敗北。伝説のスカウトが初めて体験した、誰も獲らない一年。プロ野球の裏の主役とも言える男たちの、ひたむきで力強い物語。
  • 監察医経験三十年、検死した変死体が二万という著者の貴重な記録

    ゲーテの臨終の言葉を法医学的に検証し、死因追求のためとはいえ葬式を途中で止め、乾いた田んぼでの溺死事件に頭を悩ませ、バラバラ殺人やめった刺し殺人の加害者心理に迫る……。監察医経験三十年、検死した変死体が二万という著者が、声なき死者の声を聞き取り、その人の人権を護り続けた貴重な記録。
  • 418(税込)
    著者:
    芹沢光治良
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    海外での孤独な闘病と文学への傾斜

    作者自身である「私」が、異郷パリで胸の病を得てスイスに療養生活したときの闘病の体験記。異国人の間で、ことごとに日本人であることを意識させられる孤独と、妻との愛情のもつれの寂寥の中で重病と闘いつつ深い生命感を体得してゆく過程が、誠実鮮明な筆致で綴られている。1946年刊。
  • 484(税込)
    著者:
    森達也
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    魚は切り身で泳いじゃいない。じゃあ、牛や豚のお肉はどこからどうくるの?

    お肉が僕らのご飯になるまでを詳細レポート。おいしいものを食べられるのは、数え切れない「誰か」がいるから。だから僕らの生活は続いている。“知って自ら考える”ことの大切さを伝えるノンフィクション。
  • 特捜検察神話、崩れる!!

    ずさんな捜査、マスコミを利用した世論の形成、シナリオに沿った調書。「特捜検察」の驚くべき実態を、現職検事や検察内部への丹念な取材と、公判記録・当事者の日記等を駆使してえぐりだした問題作!
  • 人は誰だって変われる! サッカー日本代表の守護神が綴る成長の哲学

    「今日がいいか、悪いかだけじゃなくて、5年後、10年後の自分を常にイメージする。僕はそれを繰り返してきた」。決してエリートではなかった日本の守護神が、これまで実践してきた10のステップを公開!
  • あのNHKスペシャルが遂に文庫化! 第10回パピルス賞受賞作!

    私達は身体ではなく「心」を進化させてきたのだ――。人類の起源を追い求め、約20万年のホモ・サピエンスの歴史を遡る。構想12年を経て映像化された壮大なドキュメンタリー番組が、待望の文庫化!!
  • 325(税込) 2024/4/18(木)23:59まで
    著者:
    佐高信
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    福沢諭吉とその後継者たちの足跡を辿り、現代日本社会を導く指針を探る。

    近代日本の幕開けに献身した福沢諭吉。その真の姿とは。東洋のルソー・中江兆民、電力の鬼・松永安左衛門ほか、福沢の薫陶を受けた実業界、思想・学術界の傑物の足跡を辿り、混迷の現代を照らす指針を探る。
  • 484(税込)
    著者:
    柴田哲孝
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    多くの釣り師たちの憧れる伝説の魚との出会い!!

    幻の魚・アカメとの苦闘を描く「四万十川の伝説」、幕府が追い求めた巨鯉についての昔話をめぐる「継嗣の鐘」――。多くの釣り人が夢見る伝説の魚への憧憬と、自然への芯の通った視線に溢れる珠玉の一二編。
    ※本作品は紙版の書籍から口絵または挿絵の一部と解説が未収録となっています。あらかじめご了承ください。
  • 差別と病魔、強烈な個性と自我──。深い感動を呼ぶノンフィクション!

    ハンセン病の北条民雄は文学を目ざし、川端康成に見出される。やがて『いのちの初夜』が文学界賞を受賞、ベストセラーとなるがペンネーム以外は秘された。差別と病魔と闘い生涯を終えた民雄の生の輝きを克明に綴る!
  • これを読まずして警察小説は語れない!

    警視庁の花形、捜査一課に「刑事の中の刑事」と呼ばれるデカ達がいる。殺人犯捜査係だ。数々の事件を克明に再現。殺しのデカ達が犯人を割り、捕らえ、落とす、捜査の実態と、組織、素顔を明らかにする!
  • 警視庁の"秘密部隊"を初めて描いた話題作!

    誘拐やハイジャックなど極めて卑劣な犯罪に対峙する特殊班は、姿を表に出すことが許されない警視庁の秘密部隊だ。彼らが解決した事件をリアルに再現。捜査テクニック、歴史等、その全貌に迫ったノンフィクション!
  • 583(税込)
    著者:
    石井花子
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    ゾルゲの愛と素顔を知り、激動の時代を生き抜いた女性の貴重な回想録

    20世紀最大のスパイ事件といわれる「ゾルゲ事件」。その主犯であるゾルゲの素顔を知る人物がいた。出会い、愛の日々、そして事件後に著者の身に降り懸った数々の偏見。激動の時代を生き抜いた女性の貴重な回想録。
    ※本作品は紙版の書籍から解説が未収録となっています。あらかじめご了承ください。
  • 死にゆく人は、ほんとうに大切なものを教えてくれる。

    生涯を「死と死に逝くこと」の研究に捧げたエリザベス・キューブラー・ロス。ロスが残した「蝶」の謎を追う作家に訪れた、父親のがん発覚という現実。生と死、看取りに向きあう、衝撃のノンフィクション。
    ※本作品は紙版の書籍から口絵または挿絵の一部が未収録となっています。あらかじめご了承ください。
  • 98年を駆け抜けたGLAYの全国ツアー、その一部始終を追ったツアー・ドキュメント・ストーリー

    98年4~7月に行われた「“pure soul”TOUR’98」、そして8~9月に行われた「pure soul in STADIUM“SUMMER of ’98”」。「現象を伝説に変えたい」――。その言葉どおり’98年、GLAYは“伝説”を作り上げた。このロング・ツアーを追ったドキュメント・ストーリー「夢の地平」が復活。ツアーの中で彼らがどんな“夢”を目指していたのか……。その“夢の地平”の先に見ていたものとは……。21世紀、新たなる地平を目指して動き始めた彼らの原点がここにある。

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