東京で実佑紀(みゆき)と同棲をはじめた一保(かずほ)。養女となり松嶋(まつしま)の家を継ごうとする奈保子(なほこ)。相談もせず話を進める姉に不満を抱く理保子(りほこ)。ケンカもできない距離ゆえに増す三姉弟間の不協和音。ゆく川の流れの中で移ろいゆく物語、堂々完結。
各759円 (税込)
都の恋路、上ル下ル。仕事の路地(ろおじ)、いったりきたり。――堂本一保(どうもと・かずほ)・社会人3年目、25歳。きれいな(だけどこき使う)姉2人、かわいい(けど貪欲な)年下彼女に囲まれて、むっちゃええ日々、過ごしてます。京(みやこ)の恋はちょっと濃いめ。鴨川沿いでケンカして……川端通で出会って……木屋町で飲んだくれ……市役所付近で心惹かれ……読むと京都に行きたくなる!
堂本家長女・堂本奈保子(どうもと・なほこ)、31歳。ホンマもんばかり取り扱った(高級)アクセサリーショップ経営中。ゆるふわカールをなびかせて恋より団子な生活、送ってます。――うまくいかない一保(かずほ)の恋。その傍らでひそやかに続く、奈保子と理保子(りほこ)の恋は、なにやらややこしい様子で……。
堂本家次女・堂本理保子(どうもと・りほこ)、28歳。東京(よそ)からも声をかけられるぼちぼち評判のアクセサリーデザイナー。言葉はキッパリしているけれど難儀な恋にはまってます。――京都人が一番好きなんは色恋の「ややこし話」。それを人に伝えるときの枕詞は「誰にも言うたらあかんえ」。『おはようおかえり』には、「誰にも言うたらあかん、ややこし話」が詰まっています。“よー知らんけど(笑)”
離婚の原因となった、松嶋(まつしま)の義母と再び相まみえることになった奈保子(なほこ)。一方、一保(かずほ)も実佑紀(みゆき)の転勤をきっかけに、大きな一歩を踏み出すことを決意する……。
東京で実佑紀(みゆき)と同棲をはじめた一保(かずほ)。養女となり松嶋(まつしま)の家を継ごうとする奈保子(なほこ)。相談もせず話を進める姉に不満を抱く理保子(りほこ)。ケンカもできない距離ゆえに増す三姉弟間の不協和音。ゆく川の流れの中で移ろいゆく物語、堂々完結。
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