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Michiのおすすめ
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Michiのおすすめ

ボワボワ頭の大学生が、語りまくって事件解決!

by Michi (BOOK☆WALKER スタッフ)
登録日:2018/03/13
平和に生きていた大学生・久能がどういうわけか、殺人の濡れ衣を着せられ、警察署で取調べを受けるところから始まる本作。
しかし、彼は只者ではなかった。類まれな会話力と、洞察力をもって堂々と刑事たちと対峙し、理論整然と自身の無実を主張する、と思ったら、刑事たちとの雑談にも応じて仲良くなってしまうような不思議な青年。
とにかく、ありとあらゆることを語る語る語る・・・・・
そして、よく聞いてみるとなんだか深い。徒党を組んで悪事をはたらくおじさんたちを阻止するにはどうするか、なぜ娘は自分の父親を嫌うのか、ゴミ出しは、どこからがゴミ出しか?
作中に登場する刑事たち同様、いつのまにか彼の話に聞き入ってしまう(?)自分に気づく。
舞台は、ほぼ警察署内の取調室なのに、まったくその狭さを感じない。会話だけでここまで話に幅をもたせ、一気に読ませるとはさすがの一言。会話劇としても抜群に面白い!
Episode2では、不運にもバスジャックに巻き込まれた久能クン。犯人に「なぜ人を殺してはいけないのか」と議論を吹っかけられ、逆にやり込める様子は必読。この彼の言葉は歴史的名回答だと思う。

転生前の戦いが、ここにはある!

by Michi (BOOK☆WALKER スタッフ)
登録日:2018/07/13
異世界に転生し、伝説の勇者となって大魔王を倒す、という運命にある主人公・勇弥。
彼の前に、勇者様を迎えに来たという異世界のお姫様が突然現れる。もちろん美少女。
自身の運命を聞かされた勇弥は最初はまともに取り合わないものの、このお姫様に猛烈に迫られることになる。お風呂から、ベッドの中にまで。
なかなかの執着心だけれど、可愛いから許す!

あ、でもやっぱりちょっと待って。転生するためには、死ななければならないというのがルール。
ということは、彼女の目的は???
物語は急転直下!お姫様、笑顔が怖いですって!!

そして、勇弥の異世界転生(=死)を阻止すべく、大魔王のお姫様(やはり美少女)まで現れたから大騒ぎ!
一途に勇弥を守るなんて、なんとも健気じゃないですか。
こうなると、誰が敵か味方かわからない。勇弥、一体どうするの??

異世界転生のためには死ななくてはならない、という不文律を逆手に取った設定がうまい。
さて、勇弥は伝説の勇者となってしまうのか?

警察官だって、人間だもの

by Michi (BOOK☆WALKER スタッフ)
登録日:2018/06/27
我々一般人にとって、警察官が一番大事にしていてほしいもの。それは、正義感ではないでしょうか?
しかし、必ずしもそうではないらしいです。

本作主人公の新米女性警察官・川合が出会ったのは、極めて人間くさい面々でした。
交通取締り中に違反者から「この税金ドロボウ!」と罵倒された後に、小声で相手を罵ってみたり、パトカーでどうしようもない小事故起こして副署長にガッツリ怒られたり。くだらないトラブルへの出動要請をお互いに押し付けあってみたり...。

最前線の現場にいる警察官を描いた内容がずいぶんリアルと思ったら、なんと作者自身が元警察官とか。
その労働環境のブラック具合(?)と特殊さが、人情味を添えつつコミカルかつシュールに描かれていて、思わずニヤリとしてしまいます。

そりゃ、警察官だって人間だよね、そういうこともありますよね。なんだろう、この不思議な親近感。
本作を読めば、交通違反で切符を切られても気持ちよく罰金を払えるようになります(多分)。

これから川合が巻き込まれるであろう(警察内の)珍事に期待!

サッカー経験は一切不要の一大エンタメ作品!

by Michi (BOOK☆WALKER スタッフ)
登録日:2018/06/12
スポーツマンガの中でも、サッカーはひとつのジャンルを確立している感があるけれど、本作はやや異色ではないだろうか。
語られるのは必ずしもサッカーそのものではなく、登場人物の心情を描いた群像劇の一面もあるからだ。

メイン主人公はJリーグの弱小チームであるETU(イースト・トーキョー・ユナイテッド)の新任監督、達海猛(たつみ・たけし)、35歳。
彼を中心に、選手やその家族、チームのサポーターに至るまで様々な人にスポットが当てられる。

例えば、経営が苦しいチームを後ろで必死に支える経営陣や、ETUが戦績を落とすとともに心が離れてしまった古参サポーターと、狂信的に応援する新参サポーターの反目。
才能を花開かせる若手選手の成長劇があるかと思えば、最盛期を過ぎたベテラン選手の苦悩と覚悟が語られる。
多くの登場人物の心情を丁寧に描くストーリー展開は秀逸!

スポーツマンガとしてのエンタメ性を、もちろん併せ持つのも魅力のひとつ。
タイトルの『GIANT KILLING』は大番狂わせの意だが、その通り、成績が低迷していたチームは達海の指揮のもとで、快進撃を始める。

選手たちを奮い立たせる達海の言葉が刺さる。かつて選手として大きな挫折を味わった彼の言葉は私たち読者にも大きな勇気をくれる。

涙も歓喜も思い切り詰め込まれたサッカーマンガの傑作である本作を読むのに、サッカー経験は一切不要。
本レビューを書いている時点で50巻近く続く長編作品だが、全く人気が衰えないのも納得の傑作!

「絵を描きたい!」本気で夢を目指す高校二年生の不安と高揚を描く

by Michi (BOOK☆WALKER スタッフ)
登録日:2018/04/03
高校二年生という、そろそろ人生の方向性を決めなければいけない重要な時期に美術に心奪われた少年・八虎が主人公。
突然目の前に広がった知らない世界に心躍らせながらも、将来はそれで良いのかという迷いも同時にあり、簡単には一歩が踏み出せない。そんな思春期特有の不安と高揚が入り混じった心情が描かれている。

そして、決断をした彼の揺ぎ無い努力とエネルギーが凄まじい。これで、夢が叶わなかったら嘘だと言いたいところだが、目指すのは日本一受験倍率が高いという最難関・藝大!棘の道なのは間違いなく、これを彼がどう乗り越えるのか気になる。

また、作中の多くの作品が実際の美大生によるもの、というのも面白いところ。理論や技術の点からの解説もあり、絵とはそうやって鑑賞するのか、と目から鱗。美術と自分は無関係と思っている人にこそ読んでほしい。

その男は受験の神か、拝金主義者か?中学受験を徹底的なリアルで描く衝撃作!

by Michi (BOOK☆WALKER スタッフ)
登録日:2018/03/27
受験をテーマにしたマンガは他にもあるが、その多くは熱血モノであり、自身の夢に向かって努力する登場人物の姿に感動すらするような作品だった。
しかし、本作は全く違う。その特徴は塾の側から見た物語、ということだ。
年々拡大し、熾烈になる中学受験だが、塾業界にとっては夢や涙を語る前に、これは「ビジネス」なのだという現実を突きつける本作に、背中がゾクっとさせられる。
ここに心や人情は不要といわんばかりの黒木の言動には違和感を覚えつつも、否定する言葉が見つからない。
かつて中学受験を経験した人・してない人、これから挑もうとする子供たちとその親。
立場によって本作の受け止め方は色々と思う。
ここで描かれる現実と、この試練を乗り越えた、あるいは乗り越えられなかった子供たちの未来に思いを巡らさずにはいられない。

知られざる絶品グルメから、セグウェイ体験まで。 知られざる空港の世界!

by Michi (BOOK☆WALKER スタッフ)
登録日:2018/03/20
こだわりマンガは数あれど、空港に徹底的にこだわったマンガはこれが初ではないだろうか??
空港内レストランの限定メニューを食べるためだけに山口に飛んだり、「同じ便に乗る他の乗客は同志」という名言(?)など、他人にとっては何とも不思議な言動を連発する空港オタクの竹内課長。
彼にかかれば、どんな地方空港もワクワクの一大アトラクションへと変貌を遂げ、「空港にはこんな魅力があったのか!」と、新鮮な驚きに胸が躍ってしまう。
中部国際空港の展望デッキには絶対に行ってみたい。そして、願わくは関西国際空港内のレストランで「ファーストクラスの機内食」を堪能したい(一万円!!)。
魅惑の空港の世界へようこそ。

これが“知ったかぶる”ということさ!

by Michi (BOOK☆WALKER スタッフ)
登録日:2018/03/06
友人たちからの人望が厚く、何でも知っていて、なんでも出来ると思われている大学2年の白浪理助。じつは、そのほとんどは“知ったかぶり”だった!?
鼻につくキザ男の話なのかと思いきや、その知ったかぶりや嘘を現実にすべく、水面下での猛勉強や猛練習も厭わない、努力の人の話だった。
それに加えて、嘘を突き通す度胸。そして、知らないことが話題に上がれば、その局面を乗り切るために、頭脳戦さながらの機転を利かせながらの知識戦!
理助、やっぱりすごい男じゃない。いつの間にか応援したくなっているからすごい。
そんな彼が一目惚れした新入生・濱崎を振り向かせるために、今日も全力で知ったかぶる!!そして彼の過去や本当の姿を知っている元カノの登場で大ピンチ?
さて、この戦い(?)を制するのは誰だ!

「モテたい!」全力でカッコつけ、そして絶妙にすれ違う!保安官・エヴァンスの生き様を見よ。

by Michi (BOOK☆WALKER スタッフ)
登録日:2018/02/27
モテたい!その一心で保安官になり、モテる要素は十分。
更には父直伝のモテの極意を実践するも、ことごとくすれ違いと勘違いで女性との交際につながらない哀しき保安官・エヴァンス。
一体何が悪いんだ!こんなに頑張っているのに!!

(モテるため)クールに振舞いすぎて、何かがズレてる主人公のエヴァンスや、そんな彼のことが好きなのに、プライドが邪魔して想いを伝えられない女賞金稼ぎのオークレイなど、登場人物が皆どこか不器用で愛らしいのも本作のミソ。

全力でカッコつけているからこそ、スベってしまった時の落差がジワジワ可笑しい。
頑張れエヴァンス。面白いから、モテるのはもう少し先にしてほしい。

倫理は本当に「学ばなくても 困ることは ほぼ無い」学問か?

by Michi (BOOK☆WALKER スタッフ)
登録日:2018/02/20
本作は倫理の教師が高校生に語りかける、という内容で進んでいくが、大人にこそ勧めたい。
大人にもなれば、多かれ少なかれ、誰もが人間関係や自分の生きる意味を考えたり悩んだりしたことがあると思う。
10代の時には理解が難しかったことも、ある程度人生経験を積んだ今同じことを聞けば、腹の落ち具合がかなり違うはずだ。

主人公・高柳は、高名な哲学者たちの言葉を交えながら、生徒が抱える不安がどこから来るのか、そしてそれにどう向き合うべきなのか、誠実さをもって一人一人に寄り添い言葉を交わしていく。
ただ「大丈夫」と言うだけではなく、真剣かつ論理的な言葉は、圧倒的納得感!

これが新時代の教師の物語なのかもしれない。高柳は熱血漢ではないし、元ヤンでもない。
教師として持つ武器は“対話力”。さらに、生徒に教えるのは正解ではなくて、道の歩き方である。道を選んで進むのは生徒本人だ。
だからこそ、読み手も生徒の立場を自分に置き換えて共感しながら読むことができる。

本作はアニメ化もされたラグビー漫画『ALL OUT!!』と同著者の雨瀬シオリ先生の作品である。
なぜ今回は倫理をテーマに?と思うが、巻末のあとがきに本作にかける思いと、高柳の言葉の存在感がどこから来るのかも書かれており、全て合点がいく。
本編だけではなく、このあとがきも絶対に読んでほしい。

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