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『ラルーナ、雛宮さゆら』の電子書籍一覧

1 ~8件目/全8件

  • 幼い頃より頭痛持ちの文章博士、最上夜藤春には、物の怪が見えてしまうという厄介な力が…。

    幼い頃より頭痛持ちの文章博士、最上夜藤春には、物の怪が見えてしまうという厄介な力が…。そんな藤春の秘密に気づき、なぜかやたらと懐いてくるのはかつての教え子で今をときめく鍼師、佐須貴之だ。藤春は貴之に乞われ、五条橋に現れるという女の霊の謎を追うことになるのだが…なんとそこには帝の妃の死が絡んでおり、しかも貴之の正体は皇子!? 真実を探るべく、藤春は嫌々ながらも女装して後宮に潜入するはめに…。
  • 式神である犬の茜丸とともに陰陽寮に勤める恵良孝保。ある晩、凄まじい雷が孝保の邸の桜の大樹を引き裂いた。

    式神である犬の茜丸とともに陰陽寮に勤める恵良孝保。ある晩、凄まじい雷が孝保の邸の桜の大樹を引き裂いた。なにか厭な予感がする――ほどなくして孝保は一人の民間陰陽師と対決することに…。孝保の技により一旦は消えた謎の陰陽師、朱?だが…その正体はなんと雷神だった。「おまえに呪をかけた」――夢の中に現れては孝保を翻弄する朱?。ついには新入り陰陽師として陰陽寮に入り込み、孝保の下につくことになって…。
  • 恐ろしい女神が産んだという国――壽国。国を治める若き女帝玲蘭には殺された双子の姉の魂が取り憑いており…。

    恐ろしい女神が産んだという国――壽国。国を治める若き女帝玲蘭には殺された双子の姉、ゲイ(羽の下に廾)桾(クン)の魂が取り憑いており、弟王子の雪凛と李燕は、その残忍なゲイ(羽の下に廾)桾(クン)の魂をなんとか滅しようと苦慮していた。そんな王子たち…お姫様気質の兄・雪凛には、絶対服従を誓う奴隷の歐芳が、そして十八になったばかりの気弱な弟・李燕には、隣国から流れついた術士で、身も心も李燕を支配している慧敏が、それぞれ下僕として仕えていたが…。
  • 薬師屋を営みながら星見の技を磨いている悠しゅん(「しゅん」の漢字は王偏に「旬」)。星見としては未熟だが、二郎真君という神に溺愛されていた……

    薬師屋を営みながら星見の技を磨いている悠しゅん(「しゅん」の漢字は王偏に「旬」)。星見としては未熟だが、二郎真君という神に溺愛されていた。そんな悠しゅんは、発情期になると男たちを惹き寄せ愉悦を貪らずにはいられない癸種。そしてそれは甲種のつがいが現れるまで続くという。ある年、新皇帝が即位した。金狼族の皇帝・よう月(「よう」の漢字は火偏に「華」)は挨拶に訪れた悠しゅんを目にするなり運命の相手と見抜き、王宮に攫っていってしまう。だが、子を孕める真のつがいとなるためにはある儀式が必要で……。
  • 登山中に足を滑らせてしまった保育士の蓮。ところが、ぽすん、と落ちた先は――銀色の被毛をもつ大きな豹のような生きものの膝の上!

    登山中に足を滑らせてしまった保育士の蓮。ところが、ぽすん、と落ちた先は――銀色の被毛をもつ大きな豹のような生きものの膝の上! そこは獣頭と人頭の人々が暮らす雪豹国。蓮はなんと王、黒緋の上に落ちてしまったのだ。「黒の月、緋の日に現れた異雲人が王の花嫁となる」というわけのわからない予言に困惑しつつも蓮は、黒緋が育てているやんちゃでちょっぴり生意気な四人の子供たちの乳母になることに…!?
  • お人好しな大学生の啓介はある日、路上で金色の目をした黒い毛玉のような生き物を拾ってしまう。もしかして希少種のハムスター?

    お人好しな大学生の啓介はある日、路上で金色の目をした黒い毛玉のような生き物を拾ってしまう。もしかして希少種のハムスター?…ところが啓介がミルクを与えると、毛玉は突然中世の騎士のような格好をした美丈夫に変身。ルシファーの配下の魔王グエンダルであると名乗った。敵対する魔王仲間のギュスターヴに術をかけられ飛ばされてしまったというグエンダルは、啓介を餌と定め帰る目処がつくまでここを棲家にすると宣って…。
  • 少々寂れた神社、飛泉稲荷。次男坊の伊織は見習い神主だ。ある朝、あやまって境内の池に落ちてしまい…目覚めると、そこは神様の国の飛泉稲荷だった…。

    少々寂れた神社、飛泉稲荷。次男坊の伊織は見習い神主だ。ある朝、あやまって境内の池に落ちてしまい…目覚めると、そこは神様の国の飛泉稲荷だった。こうして神様の眷属である豪放磊落な狐の紅蓮、そして狛狐のふたりの子供たちとともに神主兼食事係として暮らすことになった伊織。ほどなくして、飛泉稲荷が困窮しているわけは、大切なご神体である太刀をライバル神社の眷属・狼の雷切に奪われたことにあったと知り…。
  • 若き司祭ラーシュの運命は、ひとりの少年を救ったことにより動き出した――ラーシュには、この世界のものではない不思議な言葉を唱えて様々な悪霊を祓うことができる特殊な力があった。

    若き司祭ラーシュの運命は、ひとりの少年を救ったことにより動き出した――ラーシュには、この世界のものではない不思議な言葉を唱えて様々な悪霊を祓うことができる特殊な力があった。幼い頃に森の中で拾われたラーシュになにゆえそのような能力があるのか、誰にもわからない。そんなラーシュは、救った少年を前になぜか強い庇護欲に駆られ、所属するロイニー聖堂に連れ帰って養い子にする。ラーシュがリキャルドと名づけたその少年は、生活面では無能なラーシュの世話係をしながら逞しく成長していき、ついには聖堂騎士として叙勲されることになった。だが、彼の赴任先が犯罪者の巣窟である教区であると知ったラーシュは受勲式の当日、魔物騒ぎに乗じてリキャルドとともに住み慣れた聖堂から逃げ出した。そうしてふたりは、森で出会った謎の司祭に導かれるまま静かな村へとたどり着く。そこは緑豊かなまるで楽園のような村だったが……。

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