おすすめダークヒーロー漫画、アニメ化作品など人気作4選
アニメ、漫画の世界で圧倒的な人気を誇るダークヒーロー。果たして主人公は正義の味方か、悪に堕ちたモンスターか。
ここでは定番とされる作品やアニメと合わせて楽しみたい、おすすめの人気作をご紹介します。ダークヒーローをテーマにした物語の多様さ、面白さに触れてみてください。
チェンソーマン
チェンソーの悪魔・ポチタと契約し、人間のまま悪魔となった貧しいデビルハンターの少年・デンジ。デンジはときに悪魔とも取引し、味方の犠牲もかえりみない「公安」で世界を席巻する悪魔との戦いに巻き込まれていく――。
顔からチェンソーをむき出しにして闘うデンジはまさに異形のダークヒーロー。守るべき世界もどこか地獄を思わせる造形で、あと一歩でホラーといってよさそうな不穏な空気が立ち込めています。
相棒のポチタはどうなってしまったのか。デンジはどこへ向かうのか。
悲壮感が漂う戦いのなか、デンジや魔人たちの生身の人間ではあり得ない強さに救われるシーンも多く、激しさが増していくダークヒーローたちのバトルに引き込まれます。
東京喰種
ヒトに化けて潜む食人種「喰種(グール)」。人間を捕食するとされる喰種は捜査官から身を隠して生きていた。とある事件で半喰種になった金木研は、喰種と人のはざまの存在として生きていくことに。出会った人との関わりのなか、守るためにはじめた闘いに目的を見出していく。
ホラー作品らしい残酷描写や、狩る側、狩られる側が入れ替わる壮絶なバトルが印象的ですが、もともと感受性が強い文学青年・カネキが、自分の禍々しさと向き合いながら何を幸せとするか答えを見つける物語でもあります。
自分が変わっても見守ってくれる友人の温かみや孤独を癒せる場所のありがたさなどリアリティあるエピソードも多く、石田スイ独特のアートワークは連載が終わってもファンを生み出しているおすすめのダークヒーロー漫画です。
売国機関
舞台は西にクライス連邦、東にガルダリケ王国という列強に挟まれた「共和国」。戦いの末手に入れた平和「戦後」のゆくえは“愛国者たち”に握られていた。主人公のヨランダ・ロフスキ少佐は、仮初めの平和を守るべく国際法上許されない行為にさえ手を染めようとする。
人々から「売国機関」とさげすまれる「オペラ座」を指揮しながら、裏でも手引きをするヨランダ。口汚く相手をののしり、冷酷にふるまう彼女は狂気を感じさせますが、読者は彼女の破天荒なキャラを楽しみつつ、側近のモニカ少尉目線で冷静に観察することもできます。
政治家、軍人、諜報員、活動家など、たくらみを抱えた人々の群像劇も見どころ。英雄の見てはいけない二面性にゾクッとさせられます。
どろろ
四十八ぴきの魔神に生けにえとしてささげられ、身体に四十八の足りない部分を抱えて生まれた少年・百鬼丸。拾ってくれた医師に与えられた身体とふしぎな力で生きのび、成長した百鬼丸は、奪われた身体を取り戻す旅に出る。
木と焼き物とでできた身体は元通りになるのか。妖怪との戦いの日々に終わりは来るのか。生い立ちから呪われた主人公の闘いをエンタテイメントとして描き、アニメ化やリメイクもされたダークファンタジーの傑作です。
原作であるこの作品では、作中のキャラクターに妖怪漫画の巨匠・水木しげるの名をかたらせたり、遊び心もたっぷり。
ダークヒーロー的人間像にかけて抜群の描写力を誇る巨匠・手塚治虫の本領発揮を感じられるおすすめのダークヒーロー、漫画作品です。
【厳選】カルト的人気を誇るダークヒロイン漫画
異色のダークヒロインが話題を呼び、カルト的な人気となったおすすめ漫画作品がこちらです。主人公の内面にスポットが当たっていて、恋愛をめぐる葛藤も魅力になっています。敵味方問わず女性が数多く登場するのも特徴のダークヒーローマンガです。
空の境界
交通事故で昏睡になって以降、過去の自分との断絶を感じていた両儀式。黒桐幹也はそんな彼女を気にかけ世話を焼いていた。断絶を乗り越えようとする式は、不可解な現象や事件を調べるなかで、自分の殺人衝動に向き合うことになっていく。
人間の暗い側面が投影された事件、闇に目覚めた人の心理や、家系にまつわる謎やトラウマ、バトル、オカルト要素など、ヒットメイカー奈須きのこの世界観が惜しみなく注がれた伝奇作品。
女性人格「式」、男性人格「織」の二つの人格、「直死の魔眼」を持った両儀式と殺人者との対決、恋愛が重要な要素になります。
のちに「鬼滅の刃」も手がけたアニメ制作会社ufotableによる劇場版を見ればカルト的な人気もうなずけます。
正義の味方?アンチヒーローおすすめ漫画4選
正義の味方でいてくれるダークヒーローも多いなか「闇落ち」の不安を抱かせたり、未知の展開で読者を阿鼻叫喚させる主人公もいます。人類を窮地に陥れる力を手に入れ敵となる主人公や、独自のカリスマに目覚める主人公を描いたおすすめダークヒーロー漫画作品を集めました。
DEATH NOTE
名前を記載することで、その人間を殺すことができる死神のノートを手に入れた少年・夜神月(やがみらいと)。わずか17歳、全国トップの優等生である月はその力に苦悩する様子もなく、前向きに運命を受け入れます。
かくして裁きの執行者となった月は、警察の捜査が身辺に及ぶなか、目の前に現れた同世代のライバル・Lとの闘いに執念を燃やすように。運命は少しずつ皮肉な方向へ転がっていきます。
殺人者「キラ」と二つの顔を使って捜査を攪乱しようとする月と、捜査班の期待を一身に担うL、二人のゆきづまる頭脳戦、また、ノートの元持ち主、死神のリュークとの緊張感ある関係も見どころ。
月は言葉どおり、新世界の神となるのか――。アニメ化や映画化にもなった小畑健が抜群の描写力で描いたヒーロー・月の変貌は、読了後も忘れられないはず。
進撃の巨人
巨人の侵攻を防ぐ高い壁に囲まれた街で暮らすエレンは、超大型巨人の出現とウォールマリア崩壊による巨人襲来の惨劇で母を亡くし、父親も行方不明に。数年後エレンは、壁の外を知りたい、巨人を駆逐したいという願いを胸に、幼なじみのミカサ、アルミンと「調査兵団」に入隊する。
立体機動のバトルが目を引く物語前半。ミカサやアルミンが兵士として才能に目覚めるなか、兵器そのものだったエレンですが、過去の記憶や歴史、現実と向き合い、自ら考え行動するようになっていきます。一緒に戦った仲間たちがそれぞれの運命に引き裂かれるなか、エレンはエレンのままでいられるのか。巨人の力は人類の希望なのか。
少年漫画の主人公らしかったエレンが孤独なヒーローに成長していく姿に目を見張ってしまうおすすめ漫画作品です。
ルパン三世
ヒーローらしい理想、道徳観を持たない大泥棒はまさに正義の味方じゃないヒーロー、アンチヒーローの典型。フランスの作家モーリス・ルブランが生み出した怪盗「アルセーヌ・ルパン」には孫がいて…という設定で、広く知られるキャラクターが「ルパン三世」です。
原作は1960年代にモンキー・パンチが「漫画アクション」に発表したもので、初期のアニメ版と共通するダークでアンダーグラウンドな雰囲気が魅力。大人向け娯楽マンガだけにセックスや暴力の要素もあっさり描かれています。
峰不二子、次元大介、石川五ェ衛門といった主要キャラも、より悪者らしく描かれていて、アニメとは関係性も違います。何人ものクリエイターが挑戦したヒーローの他にない魅力をたっぷり味わえるおすすめのダークヒーロー漫画作品です。
コードギアス 反逆のルルーシュ
物語の舞台は、神聖ブリタニア帝国に支配された日本(エリアイレヴン)。実質的な支配者ブリタニア人とイレヴンは同じ臣民として暮らし、若者は学校生活も共にしていた。そんな学院の一生徒として過ごすルルーシュはブリタニア帝国皇位継承者でありながら、陰謀で母を亡くし、妹に危害を加えられ、祖国に復讐を誓う身。王の力により結んだ契約で「ギアス」に目覚めた彼は、その力で「ブリタニアを壊すこと」を決意する。
「ギアス」を行使することで人を支配し、絶対的なパワーとカリスマで孤独になっていくルルーシュ。
対照的な考えを持つ友人・スザク、ルルーシュに力を授けた少女C.C.(シーツ―)との対話の末選んだ、王のなすべきこととは?
【おすすめ】ダークヒーローのバトル漫画
強大な力と闘うために、悪の力さえ借りて闘うヒーロー達。その力のディテイルと面白さに思わず唸ってしまう、おすすめのダークヒーローバトル漫画をピックアップしました。
魔女と野獣
棺桶を背負った男・アシャフ、口の悪い女・ギド。二人は、魔術の厄介事なら何でもござれの「魔響教団」の一員として、各地で起こる魔女や魔獣がらみの事件を片付けるのが仕事。魔女の天敵でありながら呪いをかけられてしまったギドは、仕事を請け負いながら“自分に呪いをかけた魔女”を探していた。
正義というより自分たちの目的のために闘う二人ですが、結果として多くの人を助けているダークヒーローといえる存在です。
幻想的な魔術描写と重厚感あるバトル。繊細なタッチで圧倒的スケールのバトルが描かれる第一巻は、ゴシックホラーテイストな表紙を見て思わず買ってしまった人にとっても想像以上のはずです。
巻を追うごとに妖しさが増す世界観、クールなアシャフと凶暴なギドのやりとりも楽しませてくれます。
【厳選】人外、妖怪、悪魔…境界を生きるダークヒーロー漫画
民話や説話、怪奇小説、これらと共通する世界観は漫画にも受け継がれています。日常と幽界を行き来する彼らの目的は一体何なのか。超越的な力と魅力をあわせ持ったおすすめのダークヒーロー漫画作品です
瀧夜叉姫 陰陽師絵草子
千年以上前に活躍し、人間と狐の間に生まれたと噂された陰陽師・安倍晴明もダークヒーローと言える存在。
怪異、妖し、呪術にリアリティがあった平安時代。都にはびこる奇妙な事件や怨霊騒ぎは一大事。主人公・安倍晴明は、旧知の名門貴族・源博雅と二人、事件の謎解きに挑んでいきます。
夢枕獏の原作小説は何度かコミカライズされていますが、伊藤勢が描く本作は壮麗でダイナミック。パワフルに暴れ回る人外や陰陽道のディテイル、平安時代の貴族社会を背景とした空気の妖しさなどハマれる要素がいっぱい。
新たに描かれる日本の伝説的ダークヒーロー、安倍晴明の冒険を堪能してください。
闇医者、スパイ…ダークサイドのヒーローを描いた漫画おすすめ2選
ふだん関わることのない裏稼業に携わる人びと。アウトローに生きざるを得ない彼らも、ダークヒーロー漫画の題材です。職業は、闇医者、詐欺師、スパイなどさまざま。裏側から社会を見つめる彼らを描いたおすすめ漫画作品群です。
ジョーカー・ゲーム THE ANIMATION
第二次世界大戦前夜の日本、結城中佐が極秘に設立したスパイ養成学校“D機関”で8人の学生が選ばれる。彼らは互いの名前も知らないまま各地に散らばり、情報を集めては本国に送る任務にあたる。
自分の素性はもちろん、痕跡さえ残すことが許されない彼らと、それをまとめる結城中佐との物語が、英国、上海、ドイツなど潜入した各国を舞台に描かれます。
長年の任務で自分は誰なのかさえわからなくなるスパイ特有の心理。それを支えるのは「自負心」だそうです。目立つ活躍あってのヒーローと違う理屈で生きる彼らの世界も、ダークヒーローが活躍する領域と言えるかもしれません。
危険と隣り合わせの任務で追っ手の目を見事に眩ませたり、ミステリアスで痛快な事件の数々に引き込まれるおすすめ漫画です。
バカレイドッグス
「金さえ払えば強盗も人殺しも患者として扱う」と語るモグリ医者。無免許の天才外科医・犬童辰次と、弟で保険屋の亥三は、裏路地(バカレイ)に医院を構え、闇の仕事を請け負っていた。
犬童医院を訪ねてくる患者は、ヤクザがらみの事件で傷を負った男や、命を狙われている妊婦など訳ありばかり。兄弟が“闇医者”を続ける理由や過去の因縁がストーリーの鍵になっていきます。
裏社会とわたり合う二人もカタギと言えない身の上で、まっとうな病院で手当てを受けられない人々とのエピソードがハードボイルドに描かれます。
本作の連載終了後には続編「バカレイドッグス Loser」がスタート。主要キャラクターはそのままに、新たなファンを獲得しています。
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