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大わらんじの男(一) 八代将軍徳川吉宗 あらすじ・内容
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紀州藩主徳川光貞の四男・新之助は、天与の武勇と慈愛に満ちた言動で、幼少期より家臣の信頼を得ていた。だが、所詮は他藩の婿養子になれるかどうかの庶子。藩主の座など望むべくもなく、自らを律して生きようとするが、綱紀粛正と財政改革を望む臣下の密謀により、人生最大の転機を迎える。八代将軍吉宗の波乱に満ちた全生涯、瞠目の第一部。
「大わらんじの男」作品一覧
(5冊)596円〜717円(税込)
法令整備、新田開発、貨幣統一など多岐にわたる吉宗の改革は、幕政を飛躍的に改善したが、一方で既得権を奪われた者たちの怨みを買った。その機に乗じて尾張藩主・宗春は将軍職継嗣争い以来、対立を続けてきた吉宗を追い落とすため、最後の賭けに出る……。世に名高い天一坊事件のほか、八代将軍波乱の晩年を鮮烈に描く最終巻。感動の大団円。
八代将軍・吉宗にとって、幕府財政の立て直しは急務であった。無能な老中が勘定方の言い分を鵜呑みにして政事をしてきた結果、財政は破綻の兆しを見せている。幕府勘定所の機構改革、年貢収納を担当する地方役人の監督強化を断行せねばならない。だが折も折、大樹の座を奪われ、私怨を抱く尾張家が思わぬ事件を引き起こす……。白熱の第四巻。