電子書籍 オレがマリオ(文春文庫) 文芸・小説

著: 俵万智 

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オレがマリオ あらすじ・内容

新しい光に満ちた第五歌集。

「電信柱抜けそうなほど揺れていた」震度7とはそういうことか
空腹を訴える子と手をつなぐ百円あれどおにぎりあらず
子を連れて西へ西へと逃げてゆく愚かな母と言うならば言え

東日本大震災発生当時、東京にいた著者が仙台の家に帰れたのは、4日後だった。余震と原発事故が落ち着くまでと思い、翌朝息子の手をひいて、西へ向かう。
醤油さし買おうと思うこの部屋にもう少し長く住む予感して
第三者的には「軟禁」とも言える車を持たぬ離島の暮らし
「オレが今マリオなんだよ」島に来て子はゲーム機に触れなくなりぬ

紆余曲折ののち、沖縄の石垣島に住むことになった親子。豊かな自然、地域の人々との密な触れ合いは、様々な変化をもたらした。

愛、発見、出会い――。かけがえのない石垣島の日々から生まれた第五歌集。

解説・松村由利子(歌人)

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「オレがマリオ(文春文庫)」最新刊

新しい光に満ちた第五歌集。

「電信柱抜けそうなほど揺れていた」震度7とはそういうことか
空腹を訴える子と手をつなぐ百円あれどおにぎりあらず
子を連れて西へ西へと逃げてゆく愚かな母と言うならば言え

東日本大震災発生当時、東京にいた著者が仙台の家に帰れたのは、4日後だった。余震と原発事故が落ち着くまでと思い、翌朝息子の手をひいて、西へ向かう。
醤油さし買おうと思うこの部屋にもう少し長く住む予感して
第三者的には「軟禁」とも言える車を持たぬ離島の暮らし
「オレが今マリオなんだよ」島に来て子はゲーム機に触れなくなりぬ

紆余曲折ののち、沖縄の石垣島に住むことになった親子。豊かな自然、地域の人々との密な触れ合いは、様々な変化をもたらした。

愛、発見、出会い――。かけがえのない石垣島の日々から生まれた第五歌集。

解説・松村由利子(歌人)

「オレがマリオ(文春文庫)」の作品情報

レーベル
文春文庫
出版社
文藝春秋
ジャンル
文芸・小説 俳句・短歌
ページ数
108ページ (オレがマリオ)
配信開始日
2017年8月4日 (オレがマリオ)
対応端末
  • PCブラウザ
    ビューア
  • Android
    (スマホ/タブレット)
  • iPhone / iPad

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